認知症の方の思い

高齢者の思い、認知症の方の思い・
高齢者の心境、心の内をお聞きください。

① 本人アピール

会報誌 平成18年12月号掲載
「認知症本人の声を聴いてみよう」      ~ どんな思いで暮らしているか ~ 
10月21日の「もりフォーラム」で認知症介護・研修東京センターの永田久美子さんは「青空教室」を担当、その中で、認知症の方同士が10月17日京都市内に集まり「本人アピール」を発表したことを話されました。(参加者は発病後6ヵ月から6年までの7人です。)以下はその内容 ...
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② 口述筆記

口述筆記  会報誌「サンドリーム」に掲載されました。 会報誌 平成20年4月号掲載 口述 O.Y   筆記 野村美代子 平成19年8月1日  私の不安 私は、96歳のお婆さんです。  夫や親もきょうだいたちも、もう誰も身内はいません。夫が死んでからは、ずっと独居暮らしでした。  私は、今、どこにいるかはよくわかりませんが、もっと早くここ(グループホームふれあい家族)に、来ればよかったと思います。楽 ...
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③ 詩 あなたへ

あなたへ おーい、誰かー。 暗い闇の中、 わたしはどこにいるのだろう? ここはどこ? いま何時なの? そこで怖い眼をして わたしを見ているのは誰なの? どうしてそんな大きな声で私をしかるの? そんなに強く手を引かないで、 わたしの行く道をふさがないで、 こんなところに閉じ込めないで・・・。 怖いよ、助けて。 どこへ行けばいいの? 何をすればいいの? わたしにはわからない。ここがどこで、あなたがだれ ...
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④ 目を開けて、もっと私を見て

この詩は、イギリス・ヨークシャーのアシュルディー病院の老人病棟で一人の老婦人が亡くなり、彼女の持ち物を調べていた看護師さんが見つけたものです。 彼女は重い認知症でした。 『目を開けて、もっと私を見て』 何が見えるの、看護婦さん。あなたには何が見えるの。 あなたが私を見る時、こう思っているのでしょう。 気難しいおばあさん、利口じゃないし、日常生活もおぼつかなく 目をうつろにさまよわせて、食べものをぽ ...
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