予防・福祉・介護

高齢期における低栄養予防の必要性および今後の対策

投稿日:

高齢期における低栄養予防の必要性および今後の対策:地域高齢者等の健康支援のための配食事業と共食の場の充実 女子栄養大学大学院栄養学研究科 研究科長 武見ゆかり、他(2017. 保健医療科学 Vol.66 No.6 p.603-611)
【概要】
 一人暮らし高齢者の食品摂取に関連する要因として、食料品店へのアクセス、手段的ソーシャルサポート、食事の準備などがある。したがって、高齢者の低栄養予防の戦略として、安心して適切な食事を確保できる食環境整備が重要である。具体的には、配食事業の充実と地域における共食の機会の増加である。前者については、平成29年3月に厚生労働省が「地域高齢者等の健康支援を推進する配食事業の栄養管理に関するガイドラインを策定した。後者については、子どもから高齢者まで異世代が集まって一緒に食事を準備し、一緒に食べる場を作ることは、食文化の継承の食育の場としても重要である。

Please wait while flipbook is loading. For more related info, FAQs and issues please refer to DearFlip WordPress Flipbook Plugin Help documentation.

-予防・福祉・介護

関連記事

高齢者本人による在宅福祉サービスの評価

高齢者本人による在宅福祉サービスの評価 文教学院大学専任講師 早坂聡久、他(2003.09 厚生の指標) 【概要】  本研究は、在宅福祉サービスを利用する要援護高齢者を対象に、高齢者本人が在宅福祉サー …

認知症高齢者の行動・心理症状(BPSD)に対する支援のあり方

認知症高齢者の行動・心理症状(BPSD)に対する支援のあり方 園田学園女子大学 人間健康学部 人間看護学科 林谷啓美、他(2014.01.園田学園女子大学論文集 第48号) 【概要】  認知症高齢者や …

地域包括ケア推進に向けて多職種連携の在り方の検討 ー多職種連携研修会を通してー 北九州在宅医療・介護塾 久保 哲郎(2018.12. 日本ホスピス・在宅ケア研究会)

【概要】  本稿では、研修会で本人と家族を交え在宅療養現場の多様な介護問題や課題について討議を行う、解決策を共有することは、本人と家族、専門職、そして地域との「顔と顔が見える関係づくり」が構築されるこ …

認知症高齢者を在宅で介護する家族の家族機能と主介護者の介護負担感に関する研究

知症高齢者を在宅で介護する家族の家族機能と主介護者の介護負担感に関する研究 日本赤十字九州国際看護大学 佐伯あゆみ、他(2008. 家族看護学研究 第13巻  第3号) 【概要】 本研究の目的は、認知 …

一人暮らし認知症高齢者の身体的、精神的症状の安定化を図る訪問看護師の働きかけ

一人暮らし認知症高齢者の身体的、精神的症状の安定化を図る訪問看護師の働きかけ 大阪府立大学地域保健学域看護学類 松下由美子(2016. 大阪府立大学看護学雑誌) 【概要】  本稿は、訪問看護師が行った …