理事のつぶやき

代表の部屋(2015年)

投稿日:2015年10月24日 更新日:

 2015年       平成27年  代表の掲示板投稿の再掲です。
Re: 映画「妻の病」上映会終了にあたって 高田芳信2015/11/09(Mon) 19:58 No.3748
すばらしいドキュメンタリー映画でした。耳の聞こえがいのが残念でたまらず、もし、字幕があれば高齢者の方にもわかるのに・・・と勝手な思いを持ってしまいました。私は奥様の表情を「ずーと」見続けました。やはり、ご主人といる時の奥さんの表情は穏やかで、時には笑顔で声も立てられていました。
小児科の先生・ご主人はうつ病になられ、どんなに辛かったでしょう。それでも必死に奥さんへの愛情を注がれており、涙しました。認知症の症状にとらわれず、認知症の人という人間をどうみるかが介護する場合に問われることを知りました。
先生ご苦労さまでした。150人もの多くの方を集められ大成功でした。北九州では12月6日の日曜日に午後2時から西日本展示場で認知症草の根ネットワークと老いを支える北九州家族の会での共催で上映します。私たちも先生に負けずがんばります。ご協力をお願いいたします。
また、迫っている11月14日には商工貿易会館で『認知症と排泄』というテーマで講演会を開催します。今、一人でも多く参加者をと取り組んでいます。ぜひ、多くの方が参加されますようお願いいたします。
高田 芳信

認知症と排泄ケア 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/11/04(Wed) 20:47 No.3746
私たちの会ができて22年目になる。もっと社会に貢献した活動をめざしNPO法人にすることにした。法人の認証が来週には決まります。この設立を記念して講演会を開催することになりました。
テーマは『認知症と排泄ケア』です。あと10日後に迫っています。
講師はおしっこでは、斯界唯一の岩坪暎二先生、そして認知症高齢者のための排泄ケアは東京からお招きする船津良夫先生。
排泄ケアを在宅でされている家族介護者はもちろん。病院、施設などの介護、看護職員の方など専門職の方も参考になると信じています。ぜひご参加くださいませ。
◇日 時 11月14日(土) 14時~17時
◇会 場 北九州商工貿易会館 小倉北区古船場町1-35
(モノレール旦過駅そば徒歩2分)
◇参加費 500円(資料代含む)

■講演ー1 岩坪暎二氏 『おいて知るオシッコの悩み』
(特定医療法人 北九州病院 北九州古賀病院 排泄管理指導室 室長)
■講演ー2 船津良夫氏 『認知症高齢者のための排泄ケア』
(ユニチャーム排泄ケア研究所主席研究員)東京より
◎「排泄相談の窓口の紹介」 安田康子氏(福祉用具プラザ北九州排泄相談員)
司会・進行 舟谷文男氏(産業医科大学名誉教授)

問い合わせ:090-5382-6411 (事務局長 野村尚子)
主催:NPO法人 老いを支える北九州家族の会
共催;公益社団法人 認知症の人と家族の会福岡県支部
認知症草の根ネットワーク
協力:北九州市福祉事業団 福祉用具プラザ
どうぞ お待ちしております。


明日が街頭宣伝です 参加をお願い 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/09/23(Wed) 18:32 No.3739
ホームページのトップ欄で紹介していますように、明日が北九州市では認知症啓発記念月間の街頭宣伝日です。多くの団体の参加をお願いします。15時40分からです。場所はJR小倉駅ペデストリアンデッキ付近です。家族の会員の方は積極的にご参加願います。会は幟を立て、オレンジのジャンバーを着て参加します。目印になりますのでどうぞ。

福岡市からの行方不明者情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/09/21(Mon) 19:23 No.3738
福岡市からの行方不明者情報です。ご協力をお願いします。

【氏名】:鮫島範行(サメジマ ノリユキ) 【年齢】:77歳
【性別】:男性
【住所】:福岡市南区
【所在不明発覚時】:9月17日(木)15時頃
【身体的特徴】:細身、短髪、髭が伸びている
【不明前の様子】:福岡市南区塩原3丁目付近
【その他良く通っていた場所】:「熊本に帰る」という口癖
【発見時の連絡先】:福岡市南警察署生活安全課 092-542-0110 


第10回もりフォーラムの開催 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/09/10(Thu) 21:13 No.3737
第10回もりフオーラムの第1回実行委員会が今日の午後、黒埼の熊手通り商店街で行われた。もりからまちへ!昨年からもりフォーラムは商店街で行われるようになった。事務局はNPO法人里山を考える会(関 宣昭理事長)。私は創立以来実行委員長を仰せつかっている。2006年(平成18年)にこれまでの医療、福祉、保健の三者連携が当然視されていた中で、環境分野がはいり、小倉北区の
山田緑地で自然の恵み、緑に囲まれ、鳥のさえずりを聞き、野生の花を観賞し、認知症本人、家族は勿論、学生、福祉関係者、地域の方、環境関係者、などが交流し、認知症のサポーター講座、講演、相談、バザー、コーラスなど多彩な催しを繰り広げ、多い時は2000人をこした。雨のときもあり、巨大な丸太小屋で実施したこともある。全国にも珍しいイベントで東京で表彰されたこともある。そしていま、もりからまちへと進化しつつある。選ばれたのが
黒崎の熊手通り商店街だ。昨年は商店主の方や中小企業同友会の方が認知症サポーターの養成講座を受けた。イベントも多く、通常よりも多い2000人の人の流れがあった。慶成高校の学生さんが100人程ボランティアで参加。商店街がパット明るくなった感じだ。今日の実行委員会は活発だった。商店主の人が昨年は商店の人達も初めての経験だったが、今年は商店が主体的に取り組みたいとの発言もあった。小規模多機能やグループホーム関係者も、認知症の人が喜んでもらえる企画をと積極的な発言がされた。
今年は10月24日(土)午前10時から16時まで実施される。
場所:黒崎、熊手通り商店街および周辺
主催はもりフオーラム実行委員会。これからも情報をながしますので是非ご参加くださいますようお願いします。

認知症サポーター6万人を達成 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/09/09(Wed) 20:16 No.3736
今日の午後、九州電電同友会、北九州支部の主催、小倉北区のNTT北九州支店で認知症サポター養成講座を行った。50人程の参加者であった。丁度この日の講演で、北九州市のサポーターが6万人達成になると市社会福祉協議会の同行者よりお聴きし、参加者にお知らせした。私にとっても、大変光栄な瞬間であった。2006年
平成18年1月14日に行橋市でキャラバンメイト(認知症サポートの講師)の養成講座が開かれたのだ。会からは13人、その他、社会福祉協議会などで総勢30人程だった。私も勿論参加した。
全国的には2009年度までに100万人、2015年には認知症になっても安心のまちができることをめざすという。北九州市では1万人の目標だ。私はサポーター登録NO1をいただいた。市社会福祉協議会が事務局となり、奮闘が始まった。07年には北橋市長が穴生学舎で受講され、私から証のオレンジリングをお渡しした。
市議会の棟で、市会議員の方を対象にしてサポーター養成講座を開催、女性の方が多くとても積極的で質問も活発だったと覚えている。こうして2009年前に早く達成し、全国の範となった。
このサポーター養成講座を契機に、もりフオーラムが開催され、認知症草の根ネットワークが結成され、認知症北九州大会が開催されるなど、認知症新時代の流れをつくった。私が在宅で当時痴呆とよばれた時代、妻を介護して、社会の偏見が強く、私自身、その社会の偏見に抗することができず、恥ずかしい病気ととらえていた。1万人の目標はとても達成は難しいと思っていた。だが、時代は急速に進み、ついに6万人を達成した。ちょうど北九州市の認知症の人と軽度認知障害(MCI)=認知症予備軍を合わせた数だ。これからが本番だ。サポーターが増えることは、認知症になっても安心の
まちづくりの強固土台をつくることだ。6万人達成の力をこれから生かし、北九州市のオレンジプラン、市民の意見を反映した施策を認知症本人、家族の視点から一つ一つ確実に実行し、更にサポーターが増え、上からの地域包括ケアではなく、下からの地域包括ケアを構築できたらと思います。
個人的には誕生会と6万人達成で嬉しいことが続き喜んでいます。

Re: 髙田会長の誕生会 高田芳信 – 2015/09/08(Tue) 21:53 No.3735
私の誕生日をお祝いしていただき、心から感謝申し上げます。
あたたかいお祝いの言葉をかけていただき、綺麗なお花を送呈してもらい、心のこもった寄せ書きをいただき、私の生涯の中で最良の日、忘れる事の出来ない日となりました。年をとって、心身は弱りますが、こうした皆さまからの御計らいは大きな力をくださり、元気が出ました。今後ともよろしくご指導、ご教示くださいますようお願いいたします。

目を開けて、もっと私を見て 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/09/07(Mon) 20:47 No.3730
久保哲郎先生の掲載された「目を開けて、もっと私を見て」の詩は
イギリス・ヨークシャのアシュールディー病院の老人病棟で一人の老婦人が亡くなり、彼女の持ち物を調べていた看護婦さんがみつけたもの。以下紹介します。
『目を開けて 私を見て』何が見えるの、看護婦さん。あなたは何が見えるの。あなたが私を見る時、こう思っているのでしょう。気難しいおばあさん、利口じゃないし、日常生活もおぼつかなく、目をうつろにさまよわせて、食べ物をぽろぽろこぼし、返事もしない。あなたが大声で「お願だからやってみて」と言っても、あなたのしていることに気づかないようで、いつもいつも靴下や靴ヲ失くしてばかりいる。面白いのか、面白くないのか、あなたの言うなりになっている 長い一日を埋めるために お風呂を使ったり、食事をしたり、これが あなたが考えていること。あなたが見ていることではありませんか。でも目を開けてごらんなさい。看護婦さん。
あなたは私を見てないのですよ。私が誰なのか教えてあげましょう
ここにじっと座っているこの私が あなたの命ずるままに起き上がるこの私が誰なのか 私は10歳の子供でした。父がいて母がいて兄弟、姉妹がいて皆お互いに愛し合っていました。16歳の少女は足に羽をつけて、もうすぐ恋人に会えることを夢みていました。
20歳でもう花嫁。私の心は躍っていました。守ると約束した誓いを胸に刻んで。25歳で私は子どもを産みました。その子は私に安全で幸福な家庭を求めたもの。30歳。子どもはみるみる大きくなる。永遠に続くはずの絆で母子は互いに結ばれて。40歳。息子たちは成長して行ってしまった。50歳。もう一度赤ちゃんが膝の上で遊びました。私の愛する夫と私は再び子どもに会ったのです。
暗い日が訪れました。夫が死んだのです。先野ことを考え・・・・不安で震えました。息子たちは皆、自分の子供を育てている最中でしたから。それで私は過ごしてきた年月と愛野ことを考えました。
今私はおばあさんになりました。自然の女神は残酷です。老人をバカの用に見せるのは自然の女神の悪い冗談。体はボロボロ、優美さも気力も失せ、かって心があったところには、今は石コロがあるだけ。でも、この古ぼけた肉体の残骸にはまだ少女が住んでいて、何度も何度も私の使い古しの心をふくらます。私は喜びを思い出し、苦しみを思い出す。そして人生をもう一度愛して生きなおす。
年月はあまりに短か過ぎ、あまりに早く過ぎてしまったと私は思うの。そして何物も、永遠ではないとう厳しい現実を受け入れるのです。だから目を開けてよ。看護婦さん・・・目を開けてください
気難しいおばあさんではなく、「私」をもっとよくみて!
パット・ムーア著「変装・私は3年間老人だった」より転載


ぜひご意見を聞かしてください 高田芳信 – 2015/09/07(Mon) 20:54 No.3731
この詩は表面的な現象ではなく、人の心、そしてそれはその人の部分だけを見るのではなく、全体を見る、その人の人生を知ってみてほしいという叫びがほとばしっていると思います。
私たち介護家族は勿論、医療、介護の専門職の方のご意見を伺い、この掲示板で交流できれば大変ありがたいと思います・

Re: 私の妻の場合 高田芳信2015/09/05(Sat) 20:46 No.3729
久保先生の指摘の通りです。そのように思います。私の妻の例で恐縮ですが、認知症がすすみ、嚥下状態が悪くなり,胃ろう設定のため、入院しそのまま、寝たきり状態になりました。しかし、音楽が好きで、四季の歌など聞かせると微笑みを見せることがありました。しかし、終末には判らないようですから、幼い頃のわらべ歌を聞かせると、なぜか泣き、涙を流すことさえありました。いつまでも、感情面は残っているのだなと思いました。そして人間はすばらしいと感じました。

認知症高齢者見守り 防犯カメラで 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/08/23(Sun) 22:49 No.3727
今日の神戸新聞は見出しが「認知症高齢者見守り 防犯カメラで伊丹市 来年から」となっている。同市が認知症で徘徊する高齢者を早く見つけるために市内全域で1000台の防犯カメラを活用した見守りシステムをスタートさせるというビッグニュースだ。小型発信器を持った徘徊高齢者がカメラの近くを通ると、家族のスマートフオンのアプリに位置情報などを通知する。子どもや障害者の見守りにも利用できるという。来年3月から3小学校区で試験運用し、市内全域に同年中に広げる予定。これ以外に神戸新聞は利用料など詳細に報じているので読んでいただきたい。
行方不明者の見守りSOSネットワークの構築に向け、北九州市は取り組みが進んでいる。更にこうゆうITを活用した機器の活用も活用してほしい。

福岡市の行方不明情報です 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/08/08(Sat) 20:29 No.3725
福岡市の方です。どうか早期発見にご協力をお願いします。
【氏名】:山口まつ(ヤマグチ マツ) 【年齢】:80歳 【性別】:女性 【住所】:福岡市南区 【所在不明発覚時】:8月7日15時頃 【服装】:不明、茶色スニーカー 【身体的特徴】:身長、152センチメートル位、中肉中背、短めの白髪、【認知症の有無】:あり 【徘徊歴】:あり その他 福岡市南区和田付近で行方不明。【発見時の連絡先】:福岡市南区 南警察署生活安全課:092-542-0110 

Re: 福岡市の行方不明情報です 高田芳信 – 2015/08/10(Mon) 22:06 No.3726
上記の福岡市南区和田付近で行方不明になった方が無事発見されたとの情報がはいりました。ご協力誠にありがとうございます。

Re: 第5回北九州介護塾研修会に対する御礼 高田芳信 – 2015/07/23(Thu) 22:34 No.3717
介護塾長 久保哲郎先生 軽度認知障害と若年性認知症についての研修、ありがとうございます。家族の会を代表して心から感謝申し上げます。専門職の方が軽度認知障害や若年性についてグループワークをもって、熱心に討議いただき感銘しました。当事者である高橋様、支えられる奥様、お二人のいろいろな葛藤をのりこえられてディサービスを開かれ、前向きに人生を生き抜こうとしている姿には、ジーンときました。
また、田代久美枝さんがお二人との対談はMCI「軽度認知障害」について温かみのあるわかりやすい対談で理解を深めることがでました。久保先生の認知症の人、軽度認知障害者への思いがこの取り組み成功の力になったと思います。ありがとうございました。また、認知症の取り組みにはお力添えができればと思います。

 みんなで「軽度認知障害(MCI)や若年性認知症」について学びませんか!
上記に告知しています7月22日に行われる「第5回北九州在宅医療・介護塾研修会」の打ち合わせが先日行われました。出席者は、家族の会から高田代表をはじめ、講演される若年性認知症の方と奥様、歯科医師会の方々、認知症・草の根ネットワークの方々でした。研修会に一人でも多く参加していただくために、PRを含め、真剣に検討されました。夜7時からです。お待ちしています。写真は、打ち合わせで熱く語る高田代表です。
 

早川一光先生が認知症の人と家族の会へ 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/07/21(Tue) 19:52 No.3715
 認知症の人と家族の会の全国機関紙「ぽ~れポ~レ」7月号が届いた。それによると同会の総会は35周年総会でもあり、代議員174人にオブザーバー81人、職員など加え293人の過去最高の参加者でした。嬉しかったのは、総会の途中で病気療養中の早川一光顧問と奥様が登場。会場を回りながら元気な声で参加者に激励のことばをかけ、感動の場面でした。との記事でした。よかった!
いつまでも、いつまでも先生、奥様お元気でいてください。私たちの会の催しに〈八幡西区・コムシティ)にも来ていただき、講演していただきました。どんなに励まされたでしょうか。ありがとうございました。こちらの方に来れるようでしたら、ぜひお招きしたいと思います。安心しました。

若年性認知症をどう支えるか 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/07/16(Thu) 18:16 No.3714
 「認知症の人と家族の会」滋賀県支部代表 青木雅子さんが若年性認知症どう支えるかについて京都新聞6月6日号に登場し、発表している。青木さんは1940年生まれ。92年に夫の母が認知症になり、2002年亡くなるまで在宅で介護した。
初期段階の対応が必要 若年性認知症に限定した活動はしていないが、現在も10人前後の会員が若年性認知症の夫や妻を介護している。電話相談や家族交流会などで相談を受けることも増えている。
若年性の場合、夫が発症して仕事が続けられなくなるなどして経済的な問題が発生することが多く、家族の間がゴタゴタするなど深刻なケースもある。会で企業などへ啓発に出向く機会があるが、まだまだ若年性認知症について正確な知識が伝わっていないと感じる。40~50代の働き盛りの人に話しを聞いてもらう機会が少ない。就労支援の充実が必要だ。介護保険のデイサービスは中期ー重度の患者の利用が中心で、軽度の人や若年性の人はなかなか行きづらい。以前、介護者のつどいに参加した男性は、若年性を発症した妻がディサービスに行きたがらず、10年間在宅でみていたが、最終的に自分も体調を崩して途方に暮れて相談してきた。電話相談では、認知症の疑いのある状態や、認知症の診断を受けたけれど具体的にどうしたらいいかといった、サービスを利用する前の段階の内容が圧倒的に多い。そのために、例えば、デイサービスセンターでは、曜日によって利用者の層が違う事もあるので、あらかじめ、「比較的軽度の利用者が多い曜日はあるか」と尋ねてから見学に行くと良いのでは、などと具体的にアドバイスしている。より初期の患者や家族が気軽に集まれる場も求められている。会では昨年度から、守山市内で「認知症カフェ」を月2回開催しており、昨年度は延べ350人程の利用があった。患者や家族だけではなく、地域包括支援センターの職員らが訪れることもあり、今年4,5月だけでも3組がデイサービスの利用につながった。私自身が義母を介護した経験上、一番助けになったのは、色々な人に話しを聞いてもらえること。こうした場が広がることで、患者本人や家族にとって大きな支えになる。新オレンジプランでは、「本人や家族の視点の重視」が柱の一つに挙げられており、会としては歓迎すべき方向性だ。特に見た目ではわからない初期の認知症や若年性の患者にとっては、理解につながり、ありがたい。認知症は早期の診断と対応が必要とされるが、最初は症状がずっと続くわけではなく、家族には「まさか」という思いもあり、すぐ受診に至るケースばかりではない。家族は症状としっかり向き合うには時間がかかる。若年性はもちろん、年齢にかかわらず、認知症初期ほど支援が必要だ、とアピールしていきたい。
※若年性認知症の方、認知症の初期の方はまだまだ多くのできる力をお持ちです。その能力をぜひ生かし、ご本人が生きがいを持って生きていけるように支援をしていきたいです。

認知症カフェ 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/07/13(Mon) 21:07 No.3713
 6月8日付け「山陽新聞」の社説の見出しは「認知症カフェ岡山県内でも広がり期待」である。今、私たち家族の会や認知症草の根ネットワークも、市のオレンジプランの認知症本人、家族支援のための施策として取り組みを強めているところだ。新聞社の社説でとりあげているので紹介する。
認知症の人や家族、地域住民、専門家が集い、お茶を飲みながら交流する「認知症カフェ」という取り組みが広まっている。岡山県内では3月末時点で岡山、倉敷、新見市が介護保険の地域支援事業として行っているほか、笠岡、真庭市などでは住民が主体となって始めた。広島県内は福山、尾道、三原など11市町村で開かれ、香川県でも、坂出市に加え、4月から丸亀市などで始まった。
認知症の人は今後も増え、2012年の462万人から25年には700万人前後になり、高齢者の5人に1人を占めると見込まれている。認知症に対する理解を広げ、特に初期の患者、家族が円滑に医療や介護サービスなどを受ける助けになるようにカフェの広がりを期待したい。笠岡市の認知症カフェ「ようこそ」の場合、1月から月2回、認知症の人と家族の会笠岡地区と市介護者の会、市介護認知症介護ボランティア会の3団体が開いている。会場は市中心部の元飲食店で、高齢者を中心に毎回10人余りが訪れる。1人300円を払い、コーヒーや抹茶を味わいながら、おしゃべりを楽しむ。スタッフには家族を介護した人や、市地域包括支援センターの職員もボランティアとして加わっている。話しを聞いて必要なら医療機関の受診を勧めることもある。リラックスした雰囲気で気軽に相談でき、毎回参加する笠岡市の女性(90)は「認知症はやがて通る道だと思うが、ここで聞いた話はその手助けになるはず」と話す。認知症の妻(54)とともに訪れた倉敷市の男性(60)も自身の経験から「認知症が進むとどんな症状が出るのか、どう対応すればいいかを事前に聞いておけば、家族は戸惑わずに済む」と語る。カフェがここ2,3年で広まった背景には、こうした当事者や家族を支援する効果を国が認めて後押ししていることがある。厚生労働省は13年度からの認知症施策推進5カ年計画(オレンジプラン)で普及をうたい財政支援を始めた。今年1月、新たに策定した認知症対策の国家戦略(新オレンジプラン)では18年度から全ての市長村で実施するという目標を掲げた。とはいえカフェは歴史が浅く、運営の仕方はさまざまで、手探りの状態だ。岡山、新見市は社会福祉法人や介護施設2団体ずつに委託し、それぞれの施設などで開いている。倉敷市は介護の窓口になる高齢者支援センターが水島地区のショッピングセンターなど3カ所で運営している。一方民間団体で取り組む場合、アドバイスしてくれる人材や会場の確保などが課題になる。また、多くのカフェは開催が月1,2回とまだ少ない。だが、当事者や家族を孤立させず、地域で支えるという意義は大きい。カフェはがない地域も開設を検討すべき時期に来ているだろう。※初期の認知症の人を対象になるよう期待を述べているが、合わせて若年性認知症の人、も加えカフエに来てもらう事が大切だと思う。高田

現場で取材 記者が感じたこと 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/07/04(Sat) 10:01 No.3712
 3月30日朝日新聞の連載「報われぬ国」の最終版に現場で取材記者が感じたことが掲載。それに生田大介記者が書いている。紹介する。見出しは早期ケアや負担減免拡充を、だ。
認知症の人は、暴れたり徘徊したりといった症状が出ると、介護施設が受け入れてくれない場合がある。最後の受け皿は精神科病院だが、長期の入院で心身が弱るケースも少なくない。「もう少し在宅でがんばれたかも。そんな罪悪感でいっぱいだった」。取材した60代女性は、認知症の夫を精神科に入れた時のことを、悔やむようにいった。最期まで自宅で暮らすのが理想だろう。だが、介護保険は、家族が担っていた介護を、社会で担うしくみだ。在宅が限界になったときに、安心して預けられる居場所はやはり必要だ。財政の厳しさはわかるが、早めに質の高いケアをして重症化を遅らせれば、介護や医療の費用も減らせる。例えば認知症の人が少人数で共同生活を送る「グループホーム」に低所得者も入れるような負担の減免制度を拡充するなど、対策を進めるべきではないか。
生田大介(37)

 


私の拙い短歌(4) 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/07/01(Wed) 21:51 No.3710
デイケアにて 60人が タンバリン打つ 「さくらさくら」は 悲しみさそう
デイサービスを しめくくる歌は 「夕焼け小焼け」 老いし患者ら 輪になりて歌う
朝まだき 重きむつきを 捨てに出ず 吾を満月は 明るく照らす
うす寒き 大連駅に 分かれ告げ 少年兵となりし 15の晩秋
兵となりて はや少年の夢 崩る心冷えゆき 釣り床に泣けり
夏休み 宿題を放り 泳ぎしは 大連の海なり 透けし海なり
呆けし妻 行きつ戻りつ 家なかを 失せし思い出 求め歩むや
野辺の道 妻と手をとり 歩み行く 空はま青に 秋桜ゆれて
道渡る 子の群れ中に 吾にむかい 手を振る子あり 笑みて返せり
夜半に目覚め 妻の口元に 耳当てて 息を確かめ 吾はまどろむ

 


私の拙い短歌(3) 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/06/29(Mon) 19:36 No.3709
呆うけるとは一葉一葉の散るごとくもの忘れゆき死を迎うるとう
妻の脳植物状態と言われたがCTに撮らぬ心はあるのだ
今日は何か不安あるらし車椅子の妻われの手を握り離さず
妻の衣類不要なものは片づけんと幾たび思いてはまた仕舞いたり
吾もまた「夕暮れ症候群」となりたるや夕べさまよいて川辺に涙す
鬱の子は母の介護のためなるやヘルパーになると吾に告げくる
鬱の子は薬依存からついに抜けその喜びを母に告げおり
われを見ればヒロちゃんと呼ぶ媼ありわれはその都度ヒロちゃんとなる
(老健施設にて)
川べりの菜の花黄色に輝きて今年も春を迎えしと思う

私の拙い短歌(2) 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/06/28(Sun) 20:38 No.3708
前回に続けて掲載させていただきます。

わが妻の5カ月を経て帰り来ぬいつもの椅子に座れば笑まう
呆け妻の誕生日を吾は新しき装い着せやり独り祝いき
介護劇に勇気ふるいて出演す幕下りて高き拍手に我も昂ぶる
看とりして九年の疲れ積りしか帯状疱疹右下肢に吹く
右足に疼き走りて眠られず飲みなれぬ酒飲みてみたるも
神経の痛みやわらぐ宵にして預けし妻をしきりに思う
「四季の歌」流るる施設に呆けし妻昼餉仕舞いてまどろまんとす
昼餉どき妻におかゆ含ませど頬張りしまま噛むを忘れたり
レモン汁口に含めば目を閉じし妻に微かなほほえみ走る
会報のワープロ終えて真夜に入る浴槽に侘びしく指鉄砲を打つ


私の拙い短歌(1) 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/06/27(Sat) 17:03 No.3706
 妻が当時は初老期痴呆症と診断された。初期の頃は妻と向き合う狭い環境の中で孤独感の襲われ、落ち込んでいた。そんな時に妻と同じ病院に勤めていた前田義則さんと出会った。短歌を勧められた。
妻の病気をめぐってのおもいを歌にした。前田さんに見せて、添削していただいた。1992年から8年間程続いた。その前田さんが病気で倒れ、他界された。2000年から介護保険が実施され、家族の会の活動も多忙となり、妻の認知症も進行し、短歌はつくれなくなった。私たちの所属していた短歌グループ「波」が10周年を記念して2002年に合同歌集を刊行した。それに掲載された私の短歌を恥ずかしい思いであるが、披露させていただく。

一葉一葉の散るごとく
「呆うけし」と妻への診断くだりしは時雨に街のかすみし師走
病む妻は姉の付添い喜びて腕を大きく振りて歩めり
過ぎしことなべて忘れし媼なれどひねもす唄う「春の小川を」
病みし子がギター爪弾き機嫌よし音気になれど心にひびく
通院の車窓の景色春めきて目は遅速ある桜追いゆく
さ夜ふけてこころ病む妻さすらえり忘却の道抜け出さんとて
呆け妻はベッド横にて尿をとる吾の髪なず母のごとくに
尿意失せ管にて通す小用は音さびしくて真夜に響けり
家にありて「家に帰りたし」と妻のいう吾も帰りたやもとのくらしに
健やかな妻の夢みてほのぼのと朝のくりやに菜を刻みおり
弟の形見となりし朗読テープ聴き慣れし声の響くが切なし

(続く)


行方不明者の閲覧可能16人とは? 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/06/19(Fri) 21:35 No.3698
 6月15日の毎日新聞を開くと、閲覧可能全国で16人、身元不明者写真付き台帳、「個人情報保護」自治体が慎重の見出しが飛び込んできた! 行方不明者の閲覧可能が全国でたった16人?以下銭場さんの記事だ。

認知症などで氏名や住所が不明のまま、保護された人の身元特定に役立てるため、身元不明者の写真付き台帳を警察で閲覧できる制度が昨年始まったにもかかわらず、全国で閲覧可能な台帳は16人分にとどまることがわかった。保護された都道府県での閲覧に限られる23人分を含めても、39人分しかない。身元不明のまま保護されている人は全国で300人規模でいるといるとみられ、身内が行方不明になっている家族は「きちんと情報を出してほしい」と訴えている。身元不明のまま保護された人が、長年、家族の元にかえれなかったことが、昨年、相次いで発覚したことで、警察庁は昨年6月、自治体の要請に基づいて身元不明者の情報をまとめた台帳を警察本部か、警察署に配備するよう全国に通達した。行方不明者届けを提出した家族らに閲覧してもらい、身元判明につなげるのが狙いで、昨年11月には、全国の警察で台帳を閲覧できる体制が整った。但し、台帳を作るのも、閲覧の可否を決めるのも、本人を保護している市区町村の判断で、警察は写真や情報を持っていても、無断で閲覧扱いにはできない。
警察庁によると、今年4月23日時点で全国で閲覧できる台帳は16人分、保護した自治体がある都道府県内に閲覧が限られる台帳で23人分。ある県の担当者は「個人情報保護条例との兼ね合いから写真提供について慎重な姿勢を示す市町村は少なくない」という。全国に先駆けて昨年9月に台帳制度を始めた大阪府警も、府内で保護されている身元不明者40人中、閲覧可能な台帳は4人分だけ、このうち約30人を保護している大阪市は公開の適否について「個人情報の審議会に諮問する予定」と説明する。喪元不明者の情報提供の仕組みは、他に厚生労働省ホームページの特設サイトがあるが、こちらも情報提供に消極的な自治体が多く、性別や特定年齢など基礎情報の公開は,今年5月時点で68人分、このうち写真公開は25人分のみ。行方ふめいになった認知症の夫(75)の帰りを待ち続ける同県の女性(71)は、「家族は早くみつけたいと願っている。自治体はきちんと情報を出して欲しい」と話した。銭場裕司、山田泰蔵


NPO法人の設立総会を開催しました 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/06/12(Fri) 17:03 No.3695
 さる6月6日、私たち「老いを支える北九州家族の会」は、これまで21年間、任意団体として活動してきました。認知症の人をはじめ、介護者家族等の方を支援するためには、よりしっかりした組織が必要だとNPO法人にすることを決めました。(設立総会)
これまでの任意団体としての活動の成果を引き継ぎ、認知症ご本人など、当事者、介護者家族の支援のために、より一層奮闘する決意であります。関係官庁の認証を得るのは4カ月後になりますが、新しい陣容は理事長 高田 芳信 副理事長 五郎丸日出雄、野村尚子、専務理事 吉田俊憲、常任理事 今田浩司 理事 作本成彬、田中泰子、豊倉辰志、中崎新次郎、卜蔵百合子、脇坂淳一の各氏です。よろしくご支援、ご鞭撻をお願いいたします。

歯と口と全身との関係 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/06/03(Wed) 20:04 No.3651
歯医者さんが教えてくれる「歯・口」と「全身」との関係というホームページが紹介されました。作成したのは在宅医療・介護塾塾長の久保哲郎先生です。口腔機能。全身との関わり。高齢者自立支援、歯と口の健康だよりのサイトがあり、わかりやすく掲載されています。ぜひ、ごらんくださいませ。アドレスは下記の通りです。
http://www.kubo-sika.com/index.php

歯と口の衛生週間始まる 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/06/04(Thu) 21:14 No.3652
今日、6月4日から「6」と「4」、「ム」「シ」に語呂合わせして、これから1週間が歯や口腔の衛生を見直す「歯の衛生週間」が始まった。1958年、当時の厚生省、文部省、日本歯科医師会がよびかけたのが始まりだ。2013年からは日本学校歯科医会も加わった。本掲示版の「歯・口」と「全身」との関係のホームページをみてほしい。

歯と口と全身との関係 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/06/03(Wed) 20:04 No.3651
 歯医者さんが教えてくれる「歯・口」と「全身」との関係というホームページが紹介されました。作成したのは在宅医療・介護塾塾長の久保哲郎先生です。口腔機能。全身との関わり。高齢者自立支援、歯と口の健康だよりのサイトがあり、わかりやすく掲載されています。ぜひ、ごらんくださいませ。アドレスは下記の通りです。
http://www.kubo-sika.com/index.php

認知症患者を虐待 96人被害か 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/05/17(Sun) 20:12 No.3602
 東京都北区は2月に高齢者向けマンションに入居する認知症の人達、20人をベッドに拘束するなど虐待したとして、高齢者虐待防止法に基づき、介護サービス事業所を運営する医療法人社団「岩江クリニック」(岩江秀和理事長)に改善のため指導した。東京都も同事業所に対し、介護保険法に基づいて改善の勧告を行った。北区は3月18日に、虐待と認定された入居者は合計99人で、中には50歳代の障害者男女4人も含まれていた。
北区は東京都から「その高齢者マンション3棟は老人福祉法で届け出が義務付けられている有料老人ホームに該当すると認定したので立ち入り調査を実施した」としている。 

認知症国家戦略EU10カ国が策定 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/05/16(Sat) 20:15 No.3601
 欧州連合(EU)加盟の28か国のうち、10カ国が昨年末までに認知症国家戦略を策定したと発表した。発表したのは欧州アルツハイマー協会のジャン・ジョルジュ事務局長だ。
スペインなど5カ国は現在策定をすすめている。共通しているのは、認知症の人を孤立しないようにして、できるだけ長く自宅で生活できるように支援体制づくりをしているということだ。そのためには、認知症の人への偏見をなくし、共に暮らせる地域づくりが必要とジヨルジュ事務局長は語っている。偏見をなくすためには、日本で実施されている『認知症サポーター養成講座』が世界的に先進の役割を果たしているのではないか。もっともっと、情勢にみ合い、テンポを速めて多くの人が認知症を正しく理解する、事が必要だ。同時にサポーターがもっている力を活かし、認知症になっても安心のまちへ、進むように働きかけられるシステムが求められている。サポーターが何をしたいのか、協力できるのか、そして、ボランティア団体など、どうゆうことをしてほしいのか、マッチングして、力になってもらえれば大きな役割を果たせるのではないか。

宇美町からの行方不明者情報です 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/05/07(Thu) 19:04 No.3587
行方不明者の情報が宇美町からきています。ご協力をお願いします。

氏名:中村文雄(なかむらふみお)男性
年齢:79歳
住所:宇美町桜原
不明時の時間:5月6日午後0時頃
服装:若草色のポロシャツ ベージュのズボン 白っぽい帽子
身体的特徴:身長153cm 中肉中背 不精髭 白髪
認知症 あり 徘徊歴 あり

発見時の連絡先:092-932-0110 粕屋警察署へ


若年性認知症は認知症全体の課題を示す 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/05/06(Wed) 20:24 No.3585
 公益財団法人認知症予防財団がの発行する「新時代」91号、4月15日号には滋賀県の藤本クリニックの藤本直規さん、奥村典子さんの寄稿が掲載された。同クリニックが若年性認知症のケアモデル事業に取り組み、3年間の経緯と中身を明らかにしている。取り組んだ事業は①本人の「就労継続支援」 ②「本人・家族支援」 ③生活の場となる地域への広報として「実践報告事業)④就労の場となる企業、及び新たな居場所となる介護保険事業所等への「研修会事業」を推進 ⑤全体の仕組みを支える「ネットワーク会議事業である。この事業から3つの視点を確認した。
1.本人・家族を中心にして、関係者それぞれが支援の枠組みを超えて参加する場を!支えること、支えられることの垣根をなくす
2.企業とのつながりを強固なものに!職場での就労継続と退職後の就労支援を
3.認知症ケアのレベルアップ!横への広がりから上への積み上げを
この3については次のように書かれている。これまでは若年性認知症の人へのケアの難しさばかりが強調されて、ケアの受け皿が広がってこなかった。しかし、仕事の場で、若年者と高齢者が同じ場で活動をともにしている姿からは、高齢認知症ケアと若年認知症ケアは、対象者に違いこそあれ、本来的に異なるところはないことがわかる。だからこそ、若年認知症ケアだけでなく、高齢者のケアも含めた、認知症ケアそのものの底上げが急務だと考える。
具体的には、今ある各地の(認知症高齢者を対象とした)デイサービスを若年認知症の人が利用できるようになれば、その受け入れ先は飛躍的に増えるのである。若年認知症のひとへのケアを困難にしているのは発症年齢による違いが原因ではなく、認知症ケア全体の質の問題ともいえるのである。

何という鋭い指摘ではないか、この視点から北九州市の若年性認知症の問題を論議することで、方向性が一層明確になるのではないか広報紙「新時代」のお問い合わせは電話 03-3216-4409へ  


Re: わらじ医者 高田芳信 – 2015/04/27(Mon) 21:53 No.3584
早川先生が血液がんの多発性腫瘍と掲示板の投稿を見て驚きました。私たちの会では2度先生をお招きして、ユーモアたっぷりで庶民的なすばらしいお医者さんです。介護家族に温かいまなざしで、接せられました。現役の医師を退かれても、自宅で
家族の相談を電話で受けるとお話されました。
先生がどうか、快方に向かわれるよう心から願っています。
全国の介護者家族の願いです。いつまでもいつまでもお元気でいてください。

Re: 円滑な地域包括ケアを図るために 高田芳信 – 2015/04/26(Sun) 18:35 No.3581
久保先生、介護塾の開催がいつも現在何が必要か、と考えられテーマにして追求されている姿に感銘を受けています。そうですね。地域の住民の人の参加が求められます。また、私たち家族、当事者からも、もっと参加して大いに発言することが大事だと考えます。7月22日は、軽度認知障害の方が、発言されるので多くの方が参加して、若年性の問題を含め、当事者がどんなに精神的に葛藤しているかを知り、施策、対応を考えて欲しいと思います。先生ありがとうございます。

若年性認知症の人はほとんど職を失う 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/04/18(Sat) 21:10 No.3577
 今日の北海道新聞は、厚生労働省研究班が若年性認知症に対する生活実態調査で就労経験がある1400人中、約8割が自ら退職したり、解雇されたりしたとの回答があったと報道している。
私の妻が26年前に初老期痴呆症と診断された。その時は妻は職をやめなければならない社会環境であった。しかし、今もそのような状態が続くとは・・。これだけ認知症に対する理解が進み、国家戦略にまで取り上げられているが、若年性に対する取り組みが極めて遅れている。ぜひ就労の問題、持っている能力を活かすこと、地域の支援、などとりあげてほしい。企業が理解をしていただきたい。その人の状態に応じた配置転換、時間の短縮など無理のない働き方などぜひ考えてほしい。

認知症の早期発見のために 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/04/17(Fri) 20:30 No.3576
 オレンジプランでは早期発見を重視して、早いうちにケアにもつなぐことを施策化している。どうやって早く認知症の人を発見するか?。スマホでお手軽認知症チエックの見出しで朝日新聞2月24日付けで国分寺市の取り組みを紹介している。
認知症をスマホで手軽にチエック。国分寺市が全国の自治体に先駆けて昨年5月末に導入した「認知症簡易チエックサイト」の利用が進んでいる。チエックサイトは市ホームページから、パソコンやスマートフォン、携帯電話で接続できる。本人向け「わたしも認知症?」と、介護家族向け「これって認知症?」の2コースがある。質問に答えていくと点数が出て、認知症の可能性が判定される仕組みだ。本人向けコースでは、「知っている人の名前が思いだせない」「漢字を忘れる」など10項目の質問に、「ほとんどない(0点)」「時々ある(1点)」「頻繁にある(2点)」の三つから答えを選ぶ。合計が0~8点は「正常」、9~13点は「要注意」、14~20点は「要診断」と判断される。結果画面には「相談先」のボタンがあり、クリックすると、市の相談窓口の連絡先や病院の一覧が表示される。今年1月までの接続件数は計約6万7千件。人口約12万人の国分寺市民だけでなく誰でも利用できる。市民を対象とした窓口への新規相談件数は2013年度より2割増えた。また、65歳未満で発症する若年性認知症の相談も13年度4件だったが、今年度は既に8件寄せられた。市高齢者相談室は「効果は上がっている。市外の家族が市内に住む高齢の親の症状をチエックして、相談に来たこともある」と話す。

認知症簡易チエックサイトは、システム開発会社「エフ・ビー・アイ」(江東区)が開発・運営する。同社はメンタルヘルス(精神衛生)を調べる「こころの体温計」も運営する。国分寺市の導入費用が3万円。月当たりの経費は2500円。導入後、市には全国の自治体から問い合わせが相次ぐ。すでに神奈川県平塚市や京都府長岡京市などが導入した。今年4月以降、日野市や小金井市などが導入を計画しているという。国分寺市の認知症簡易簡易チエックサイトのURLは、http://fishbowlindex.net/kokubunji/。(鬼頭恒成)

2月24日付け朝日新聞 東京版から掲載しました。認知症チエッカーで「要診断」立った場合の画面が掲載できませんでした。


粕屋町から行方不明者情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/03/26(Thu) 22:14 No.3558
 粕屋町から行方不明者情報が発信されました。ご協力をお願いいたします。

氏名:藤 辰實(トウ タツミ)
年齢:79歳 男性、
住所:糟屋郡粕屋町
所在不明発覚時の時間:3月26日 2時~6時ごろ
服装:茶色のジャンバーもしくは青緑のベスト(左胸に農機具メーカー「クボタ」の文字) 紺のスニーカー
身体的特徴:中背、細身、白髪で短髪、眼鏡装着、 認知症あり、徘徊歴あり、

発見時の連絡先:糟屋警察署生活安全課:092-939-0110


家族の会 門司支部が誕生 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/03/25(Wed) 21:05 No.3556
 私たち老いを支える北九州家族の会 門司支部が今日、誕生しました。家族の会では、会員同士もっと絆を密にし、孤立することなくお互い励まし合い、また、地域を代表する支部として、医療や介護、福祉、行政とも連携を密にして、認知症の人、家族を支援していこうと、話し合いました。20周年を迎えて、これまでの活動の基礎の上に、より地域性を大事にしていく新しい方向の具体化でもあります。来賓には区役所、事業所等代表も見えました。
新しい役員には支部長に今田浩司、副支部長に藤原綾子、会計に田中泰子、事務局長に大路順子、会計監査に吉田俊憲、作本成彬の各氏を選出。
今年1年の事業としては
1.門司区内の市民センターで介護家族の相談会等を開く、予定は年3回ほど。
2.会員間の親睦をはかるリクレーション等を開く。
3.介護保険など介護家族に必要な勉強会を開く。講師には役所など専門の方に来てもらう。
4.介護家族がリフレッシュできるよう、音楽や癒し系の催しをする。将来にはオレンジカフェ(認知症カフェ)等を開く。

会員の作本成彬さんの講演「幸せに生きる」は全てに感謝をすること、不幸な中でも生かしていただいている自分をみつめ、+思考で生きることに鍵がある事を話され、好評でした。あと参加者での交流には、介護中でのさまざまな経験、思いが話され、共感され、心を触れ合い、支部としても今後一層このような集いが必要だと痛感しました。ここまで懸命に準備された準備委員の方、ご苦労さまでした。


  平成27年3月24日()の西日本新聞に掲載されました。
 

徘徊 釧路で見守り20年 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/03/23(Mon) 19:34 No.3553
 認知症など徘徊する高齢者を地域ぐるみで捜す「SOSネットワーク」が、全国に先駆け、釧路で設立されてから20年が過ぎた。この間、高齢化の進行で認知症患者を支える必要性が更に高まる中、道内各地で同じようなネットワークができ、全市町村をカバーするまでにひろがった。ただ、道内では、行方がわからなくなったまま発見されないお年寄りは依然多く、発祥地の釧路では、捜索が薄くなる未明屋明け方の協力体制を強めるため漁協にも支援を仰ぎ、ネットワークのさらなる充実を図っている。(釧路報道部 舘山彩佳)
「女性を見かけたら、交番か警察署へ連絡してください」。昨年11月上旬、地元の地域FMは行方不明になった釧路市の認知症の女性(68)の服装や体格などの情報を急きょ放送市、捜索への協力を呼びかけた。女性の夫は外出先から帰宅すると妻がいなかったため、午前11時半ごろ警察に通報。警察は即座に地域FMやハイヤー教会などに協力を依頼し、関連情報を伝えた。連絡を受けた釧路市役所も職員10人が車で捜索し、午後1時半ごろ、自宅から約2キロ離れたスーパーの近くで女性を無事保護した。通報からわずか2時間以内の素早い連携で大事に至らずにすんだ。

昨年約40人保護
こうした仕組みは1994年4月、認知症の高齢者を抱える家族の会でつくる「釧路地区障害老人を支える会」(たんぽぽの会・岩淵雅子会長)の呼び掛けで、釧路地域のSOSネットワークとして始まった。現在の協力機関はタクシー会社や釧路管内8市町村など約460に及ぶ。捜索依頼を受けた警察が協力機関に情報提供を募り、昨年は釧路管内で延べ約40人が保護された。認知症を患う釧路市の別の女性(78)は2012年9月に2度徘徊。2度目は自宅から6キロ離れた車道をさまよっているところを警察に保護された。夫(79)は「交通事故に遭っていてもおかしくないと思うと、ぞっとした。認知症患者を一人で見るのは難しく、SOSネットを頼りにする家族は大勢いるはず」と話す。

漁協が未明支援
道内では13年度、各地のSOSネットの協力等で延べ549人が保護されたが、24人は未発見。毎年数十人は遺体で見つかる。道によると、山奥や海岸など人目につかない場所をさまようケースがあるほか、深夜から明け方の徘徊は発見しにくいためだという。このため釧路地域では未明や明け方の捜索を強化しようと、釧路管内8漁協が昨年7月、SOSネットに加入。漁協の参加は全道初で、今後は釧路商店などにさらなる協力をよびかける考えだ。ネットワークが作られても機能していない地域があることも課題となっている。岩淵会長は「関係機関の担当者が数年で異動してしまうと活動は形骸化しがち。高齢者を社会全体で見守るため、ネットワークの必要性を訴え続けることが大切だ」と語っている。(1月12付け北海道新聞)

※ 岩淵会長の言葉は重い。北九州市は高齢者支援計画の中で捜索模擬訓練の普及を掲げている。ぜひ、多くの地域で模擬訓練を実施し、活動することで形骸化することはなく、実効性は高まり、課題が見え、克服する方向が明らかになる。


精神的負担4人に1人 長崎アンケート 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/03/19(Thu) 19:57 No.3547
 2月11日付けの長崎新聞は長崎県が介護者アンケートをまとめ発表した記事を掲載している。以下全文紹介する。
県が、介護者を対象に困っていることを尋ねたアンケートで「精神的な負担が大きい」と答えた人が最も多く、約4人に1人に上ることがわかった。59歳以下の人で同居しながら1人で介護している「シングル介護者」になるとさらに増え、約3人に1人。シングル介護は介護者の体調に影響がでるなどの問題が社会現象化しているが、先行きが見えない不安等を感じている人が少なくない実態が浮かび上がった。
調査は昨年1~7月、各市町村の協力を得て実施。介護者5572人から回答を得た。このうちシングル介護者は285人で、県がシングル介護者の実態を調査するのは初めてという。「精神的負担が大きい」と答えた人は介護者全体で23.2%。シングル介護者は31.6%に上った。県によると、先が見えない不安や束縛、社会との関わりが希薄になるーなどが精神的負担になっているとみられる。主に独身者が親を介護する場合が多いシングル介護では、配偶者や親族の支援がなかったり少なかったりして、親の介護、生活に関するさまざまな事柄を1人で背負うことになる。精神的負担を感じる人の割合が多いのはこのためとみられ、アンケートでは「心の悩みを相談できる人が欲しい」などの意見が寄せらたという。シングル介護者で次に多かったのは「経済的負担が大きい」の16.5%。「自分の時間が持てない」14.9%と続いた。県長寿社会課は「今後、シングル介護者は増える傾向にある。心の悩み相談する機会を増やしたり、ショートスティサービスの提供を促したりして負担軽減につなげたい」としている。

毎日がアルツハイマー2 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/03/11(Wed) 19:42 No.3543
北九州市社会福祉協議会で運営管理している「ウエル戸畑」では にぎわいの創出の一環として、また福祉文化の発信事業として、
「毎日ガアルツハイマ―2」を上映することになりました。
●と き 3月15日(日) 10時半~11時40分
15時 ~16時10分
●ところ 戸畑区汐井町1-6 ウエルとばた3階 戸畑市民会館
中ホール
上映のあと10分程 私高田がアフタートークをいたします。
どうぞご鑑賞くださいませ。

Re: 第3回 北九州塾研修会に参加して 高田芳信 – 2015/02/24(Tue) 12:35 No.3525
 北九州在宅医療・介護塾に参加し宇都仁恵先生のお話は、とても感動しました。私の妻が認知症で13年を経過した頃から当時の医師は胃ろうをすすめ、寝たきり状態になってしまいました。会話も全然できなくなりました。宇都先生のパワーポイントをみて、胃ろうをする前にもっといろいろな打つべき手がある事を知りました。多くの人が知ってもらいたい大事なことです。久保先生の介護塾が多職種連携で本人の力を引き出し、その人らしく生きることを強調されていること、そのためにすばらしい先生をお招きして学習できることに有難く思っています。今後ともますますの

若年性認知症当事者と意見交換会 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/02/22(Sun) 20:48 No.3523
 厚生労働省は2月20日に東京都千代田区内で若年性認知症当事者の意見交換会を開きました。この会では50代から  60代の若年性の当事者が6人とその家族、支援者が参加しました。
先月発表された「認知症国家戦略」では、若年性認知症対策の強化をはじめ、本人家族の視点の重視が明記されました。その具体的実施とみられます。NHK報道では兵庫県の55歳の女性は去年11月に診断を受けた際、医師が症状の変化や生活への影響について詳しく説明がなかったため、不安が募ったと訴え、専門医療機関に診断後の生活を支援するよう求めました。
また、56歳の妻の介護をする東京の男性は高齢者のディサービスを利用しているため、体を動かす機会が少ないなど、サービスが本人にあっていない症状を説明し、若年性認知症の人を受け入れるサービスを増やすよう要望しました。厚労省ではこの交換会で出た意見を今後の施策に生かすとしています。

Re: テレビに出演しました 高田芳信2015/02/21(Sat) 21:36 No.3522
瀬古一昭様

今日は小倉で介護塾が開かれ、大変参考になりました。帰りの車の中で瀬古さんがテレビに出演していたこと、ケアでがんばっていること、お母さん、お父さんのことなど同僚の人と話し合って帰ってきたところです。
若い瀬古さんが前向きにご両親の介護をされていることに明るい展望をみいだせます。苦労して介護している方に対する支援が、まだまだ十分でなく、安心して介護家族が介護できる体制づくりをご一緒につくっていきましょう。
瀬古さんどうか、お体を大事に。お母様によろしくお伝えくださいませ。


アルツハイマー病国際会議IN日本決まる 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/02/18(Wed) 20:27 No.3518
 認知症の人と家族の会は、国際アルツハイマー病協会(ADI)の国際会議を2017年に日本で開催することを決定したと発表した。現在考えている案は2017年3月から5月の間で、日程は3日間、場所は京都、テーマは”認知症 次の時代へ 世界でつながる日本でつながる~認知症の人も介護者も尊厳ある人生が送れるために~”である。2004年にも京都で開催し2日間で4000人の人が参加した。13年ぶり2度目の開催となる。この時には福岡市の越智俊二さん(当時57歳)が、認知症の人の思いを語り、外国人が涙を流し通訳したとのエピソードを生み、その後、認知症への取り組みが国内外に画期的なものとなった。2017年という年は国家戦略で新オレンジプラン実施の中で迎えることになる。
主催者となる認知症の人と家族の会は正式決定は2月下旬に開かれる国際アルツハイマー病協会理事会で行うとしている。

行方不明者情報です 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/02/07(Sat) 18:31 No.3512
福岡市不明者情報です。捜索にご協力をお願いいたします。
氏名:梅田ミチ子(ウメダミチコ) 年齢:89歳 女性
住所:福岡市早良区野芥6丁目付近 所在不明発覚時の時間:2月5日14時頃 服装:ステッチの入ったバーブル系のジャケット
グレーのハイネック、黒のチュニック、濃いグレーのズボン、前部分にクロスの模様の入った黒靴、黒いショルダーバッグを肩から斜めにかけている。身体的特徴:身長およそ145cm、小太り、白髪、眼鏡使用、眉間に大きなほくろ、認知症あり、徘徊歴なし。
発見時の連絡:福岡市早良警察署生活安全課 092-847-0110

Re: 行方不明者情報です 高田芳信2015/02/19(Thu) 18:20 No.3519
福岡市不明者情報で発見されたとの情報がはいりました。
ご協力ありがとうございます。

テレビに会員がでます!ご覧ください 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/29(Thu) 21:01 No.3505
 明日30日の朝7時10分頃からKBC 1チャンネルで福岡での男性料理教室が放映されます。
「認知症の人と家族の会県支部」、内田支部長や「老いを支える北九州家族の会」のYさんも映るそうです。ぜひごらんくださいませ。

行方不明者が出ました ご協力を 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/29(Thu) 13:29 No.3502
行方不明者が発生しました。ご協力をお願いします。

八幡東区中尾の馬場正喜(ババマサキ)さん。77歳。男性
今朝の午前3時頃の目撃を最期に自宅から行方不明になりました。
身長:162cm, 体重:58kg、服装:グレーのジャケット、黒ノジャージ素材のインナー
お心当たりの方 八幡東警察署 093-662-0110へ。


Re: 行方不明者が出ました ご協力を 高田芳信2015/01/29(Thu) 18:45 No.3504
馬場正喜(ババマサキ)さんは【遠賀町】付近で発見されました。ご協力ありがとうございます。

久留米しからの行方不明情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/26(Mon) 20:20 No.3496
 久留米市からの行方不明情報がはいりました。ご協力をお願いいたします。

氏名:内田幸弘(ウチダユキヒロ) 年齢:80歳
性別:男性 住所:三潴町福光
所在不明発覚時の時間:平成27年1月26日10時半頃
服装:身長160cm 体重:65kg 小太り、白髪交じりの短髪 認知症:あり 徘徊歴:なし
不明前の様子:1月26日午前10時半頃、妻に「外に出てくる」と言い、車(白のトラック 久留米41あ4030)で外出したまま、まだ帰宅していない。よく通っていた場所:毎日、自宅付近の田んぼを一人で30分~40分ドライブしていた。

発見時の連絡先:久留米警察署 0942-38-0110


Re: 久留米しからの行方不明情報 高田芳信 – 2015/01/27(Tue) 21:25 No.3498
 久留米市から行方不明者の内田幸弘(ウチダユキヒロ)さんが26日午後8時半頃、久留米市内で見つかったとの情報がはいりました。皆さまのご協力ありがとうございます。

NPOおかがき 三好冨美子さんから 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/26(Mon) 21:03 No.3497
NPOおかがきの三好冨美子さんからお手紙が届きました。一部を運用させていただきます。

現在、「ペコロス母に会いに行く」の上映実行委員会でがんばっています。認知症に関しては皆さんのおかげでだんだん理解されてきたようです。この映画を成功させて、岡垣の人々の認知症への理解が広がればと思っています。若年性認知症のご主人を介護されて有名な福岡市の越智須美子さん(故越智俊二さんの妻)も当日お見えになります。生前のご主人を介護している様子のDVDを映すことができたらと思っています。寒さの中ですがよろしくお願いいたします。

上映日:2月15日(日)午前の部 11時~
午後の部 14時~
ところ:サンリーアイハミングホール
前売り 1000円(当日1500円) 中高校生・当日のみ 800円 小学生 当日のみ 500円
問い合わせ NPOおかがきひなたぼっこ
電話 282-4270  


認知症世界からの提言 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/25(Sun) 19:58 No.3492
 昨年11月5,6日東京で開かれた認知症サミットの後継イベントでWHO精神保健部長のシェイカー・サクセナ氏は世界からの提言として語った。認知症の人は2010年で全世界で3560万人いる。毎年推計だが約770万人ずつ増え続けている。社会的コストは年間約6040億ドル(約70兆円)になり、世界的な課題になっている。国際社会が協力して取り組まなければならない。
高齢化が進んでいる日本の経験は各国の参考になる例えば一般市民に講習を受けてもらう「認知症サポーター」養成の取り組み。500万人以上が養成されており、認知症に対する偏見を減らすための模範となる。
日本に足りない点としては政策立案に認知症本人と家族があまり参画できていないことが挙げられた。政府はもっと当事者の声を尊重すべきだ。国家戦略の策定も市民の声を吸い上げ、各界の関係者を巻き込む良い機会ととらえるべきだ。日本の医療システムは高度に発達し専門分化されている。しかし、認知症への対応では、専門医だけではなく、一般の医師や看護師も関与させた方がいい。認知症の患者数は莫大なので専門医だけでは限界がある。WHOは今回の日本での国際会議などを受けて、世界各国の保健相会議を来年3月(2015年)に開く。<シェイカー・サクセナ>1956年インド生まれ。精神科医で98年からWHO勤務。2010年から現職。2014年11月13日 東奥新聞より一部割愛。

※政府はその後、当事者団体の声を聞き、政策に反映させ、今月中には認知症の国家戦略が発表される予定だ。高田 


Re: 行方不明者探しのお願 高田芳信 – 2015/01/17(Sat) 21:51 No.3490
昨日、発信した行方不明の女性は発見されました。ご協力ありがとうございました。

わたしの腕じまん 味じまん 料理サロンへ 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/16(Fri) 09:49 No.3488
みなさんへ 緊急のお知らせ

このたび、私たち老いを支える北九州家族の会がサロンを開設することになりました。毎月第3土曜日です。
その最初のオープンのお知らせです。誰でも参加できます。介護者家族、認知症の方は勿論、地域住民、専門職、医療関係者など大歓迎です。

日 時 : 1月17日(土)明日です!
日 程 : 10時~12時半 ゆっくりした時間 楽しい食事
12時半~14時 認知症サポーター養成講座
講 師 : 高田 芳信が務めます。よろしく
場 所 : ディサービス春の音 八幡西区三つ頭2丁目20-6 電話 601-0307
参加費:500円

連絡先:090-9607-7247 卜蔵(ぼくら)
現在25人程参加ですが、遠慮なくご参加ください。お待ちしております。


認知症の国家戦略について 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/15(Thu) 21:13 No.3487
 1月7日に厚労省が発表した認知症の人の推計、2025年には700万人前後、多い方では730万人という数字である。2012年現在では462万人、それに軽度認知障害400万人ということであった。これまでもそうであったが、推計を上回る新しい数字が提起される。つまり予想以上に認知症の方が増えていることだ。後10年しかない。政府はこの推計を踏まえて認知症対策について新しく「国家戦略案)をまとめた。これまでの計画では、医療・介護を中心にしてきたが、戦略では暮らし全般を支える総合的な施策ー厚労省は勿論、消費者庁、警察庁、など関係省庁が横断的に進める。1月中には正式決定して来年度から実施の見通しだ。
問題は在宅介護の体制が弱く、どうしても家族へ負担がかかることだ。全国で介護のために離職する人は10万人にも上る。認知症の人と障害者の親を抱え、がんばっている若者もいる。行方不明者の高齢者が年間1万件になる。判断力が乏しくなり、詐欺被害に会う人もいる。戦略は7つの柱を掲げているが、一番大切なのは「本人と家族の重視」だ。まだまだ、認知症への偏見がある。社会の中で孤立し、追い詰められる人もいる。私たち家族の会の役割が大事になっている。認知症サポーター養成講座をもっともっと広げ、講座を受けた方が地域の社会資源となり、認知症の人、家族にぜひ寄り添っていただきたい。若年性認知症への更に具体的な施策が必要だ。そして国家戦略というからには、財政面での裏付けをしっかりしたものにしてほしい。

行方不明者探しのお願 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/15(Thu) 20:03 No.3486
 小倉南区の守恒SOSネットワーク会議からの捜索情報がはいりました。ご協力をお願いいたします。
こうゆう方をご存じありませんか。
身長:150cm弱 やせ型。白髪まじりの70歳前後の女性の方。茶色の帽子と赤と黒の傘をもっています。

連絡先は小倉南区警察署 923-0110です。


ペコロス母に会いに行くの上映 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/02(Fri) 19:34 No.3475
好評の「ペコロス母に会いに行く」の上映のお知らせです。

主催はペコロス母に会いに行く上映実行委員会です。

と き:2月15日(日)午前の部 11時開演、
午後の部 14時開演
会 場:岡垣町 岡垣サンリーアイ ハミングホール
前売券   大人 1000円(当日 1500円)
当日券のみ 中高大学生 800円 上学生 500円

チケットの主な取扱先 電  話 093-282-4270
フアックス093-282-6725
事務局 NPOおかがき ひなたぼっこ
後 援 岡垣町教育委員会、同社会福祉協議会、岡垣町文化協会

だいじょうぶ。なにかと不安もおありでしょうが
笑いと愛をおとどけします!


老老医療について 投稿者:高田芳信 投稿日:2015/01/01(Thu) 22:08 No.3474
新年あけましておめでとうございます。今年もこの掲示板を使って

ご意見を出してください。老いを支える北九州家族の会の「新年のあいさつは」このホームページのトップに書かれているのでお読みください。
贈られてきた全国保険医新聞新聞の新年号を開くと「勤務医コラム」で「老老医療」との文字が目に飛び込んだ。老老介護は今、問題になり、どう対応するかが問われ、多くの自治体でも対策を練っている。山口県岩国市のある病院の勤務医の声だ。岩国市は、もうすでに地域医療は崩壊しているという。地域は老人ばかり、医療費は増すばかりなのに、これという産業もなく、若い人たちは都会に出て行く。第3次救急は1件、第2次救急は1件で老人の受診が多いために、常にベッドを塞ぎ、その後の引き受け先の慢性期病院、施設も待ちが続くのだ。病床数はあるが、勤務する医師、看護師は慢性的に不足し、基準看護のしばりで、ベッドが空いていても、稼働できないのだ。それと、地域で働く医師、看護師の高齢化がものすごい。夜間救急の出務するが、、70歳まで義務づけられている。コラムの作者は問いかける。「皆さん、夜間救急に受診して
70歳の医師に診ていただきたいですか?」このままだと老人医療保険同様、75歳、80歳と先送りされそうです。老老介護ならぬ老老医療になっていくのでしょうね。とある。北九州市内でも施設の入所者の高齢化、重度化が進んでいる。終末の問題も出てきている。介護職員も高齢化が進んでいるのではないか。こうしていくと、抜本的な医療、介護の在り方そのものを考えなくてはならない時期にきているようだ。


-理事のつぶやき

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