理事のつぶやき

代表の部屋(2014年)

投稿日:2014年10月24日 更新日:

 2014年       平成26年  代表の掲示板投稿の再掲です。
銭場記者よりメッセージが届きました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/12/26(Fri) 23:32 No.3468
来年1月10日、講演の毎日新聞記者 銭場裕司氏から以下のようなメッセージが届きました。
皆さんと10日にお会いできることを楽しみにしております。

「認知症の行方不明問題は身近に起きています。この問題を掘り起こした一連の取材は、北九州市からスタートしました。地域で認知症の人と家族を支える大切さを北九州の皆さんとともに考えたいと思います。
ぜひ、ご来場いただければ嬉しいです。」
銭場
 裕司


毎日新聞記者 銭場裕司氏の講演 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/12/25(Thu) 20:00 No.3466
講演の日が迫りました。いいお話が聞けると確信します。

演 題   『SOSネットワークはなぜ必要か?』取材ノートから
講 師   毎日新聞東京本社 特別報道グループ 銭場裕司記者
と き    平成27年1月10日(土)13時半~15時半
ところ   八幡東区レインボープラザ71会議室    八幡東区中央2丁目1-1-1
参加費  300円
主 催   認知症草の根ネットワーク
申し込み 事務局 090-2968-9463(中村)へ電話または 093-963-3075 田代へフアックス
フアックスの場合は所属団体、氏名、などを記入ください。


痴呆から認知症へ 今日でまる10年 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/12/24(Wed) 20:25 No.3465
 今日はクリスマスイブ。もう一つは2004年の今日、痴呆症の名前を認知症に改めた画期的な日でもある。私は決して、この日を忘れることはできない。妻が初老期痴呆症と大学病院で診断されたのは1989年1月だ。明治時代に付けられた「痴呆症」という名前は名前の通り、何もできない、何もできなくなる、人に迷惑をかける、困った病気として、人との関係を断たれ、隔離されてきた。
1970年代まで、痴呆症へのケアは絶無といってよい。座敷牢もその頃まであった。1972年に有吉佐和子さんの小説「恍惚の人」により、実態が多くの人に知らされた。しかし、当時の厚生省は痴呆症がどうゆう病気なのか分からず、打つ手がなかったと、数年前に幹部は語っている。ケアの仕方も1980年代前半まで魔の3ロック(しばり、ことばのしばり、薬)などと呼ばれた。
2000年に介護保険ができたが、名称は変わらず、介護者はストレスをかかえてきた。それが、「認知症」と名前が変わった。家族は心から喜んだ。それに止まらず、翌年には長谷川和夫先生ら有識者100人が集まって、2009年度までに認知症サポーター100万人を養成し、認知症になっても安心のまちをめざそうと決めた。北九州市では1万人の目標だ。こんな時代がくるとは、想いもよらない。私もキャラバンメイト(講師)として活動始めた。事務局は市社会福祉協議会だ。心を合わせがんばり、北九州市は1年程前に目標を達成した。今年9月で5万人を突破した。全国では550万人だ。
先日、東京であった認知症の国際サミットでも、日本だけがサポータ養成講座を実施している。学ぶべきだと各国が注目した。その起点になった今日。10周年記念日だがマスコミはとりあげていない。やはり、家族にしか、この気持ちは分からないのかもしれない。クリスマスイブが来るたびに痴呆症→認知症と変わったことを覚えてほしい.。

発見のお礼 高田芳信2014/12/22(Mon) 20:20 No.3458
福岡市から行方不明者捜索協力のお礼がはいりました。
12月19日午前7時頃行方不明になられた林 俊雄(ハヤシトシオ)さんは無事発見されました。捜索のご協力ありがとうございました。よかったですね!

福岡市から行方不明情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/12/20(Sat) 23:18 No.3456
福岡市から行方不明情報がはいりました。ご協力をお願いいたします。
氏名:林俊雄(ハヤシトシオ) 年齢:81歳 性別:男性
住所:福岡市中央区 所在不明発覚時の時間:平成26年12月19日午前7時頃
その他:福岡市城南区田島5丁目で行方不明

発見時の連絡先:早良警察署生活安全課 電話:092-847-0110


詩集 流れゆく雲 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/12/17(Wed) 19:44 No.3454
 元東筑紫短期大学保育学科教授だった宮崎正人(みやざき まさと)さんが、詩集「流れゆく雲」を発刊した。

子どもの頃、田んぼに寝ころんで空に浮かぶ白い雲を追ったことがある。・・・雲の形は、どれ一つとして同じ形ではなかった。私にはその姿が、まるで人の一生と酷似しているように思われてならない。と序文に書いている。芭蕉は人生を「旅」にたとえたが、宮崎さんは「流れゆく雲」とみた。幼いころから68歳のいまに至る31編の詩が流れるように読むことができる。父との別れ、母への思い、自らが父親になった新鮮な体験など感性豊かな詩人の人生観が分かりやすく沁み込むように受け入れられる。
本の表紙は、秋の雲であろうか、印象に強く残る。

定価は(本体800円+税)、46判・上製・60ページです。

発行所は東京都新宿区新宿1-10-1文芸社
電話:03-5369-2299
FAX:03-5369-3066
北九州市内のクエストでも置かれており、買いもとめられます。


Re: 宗像市から行方不明の情報が発表 高田芳信2014/12/11(Thu) 19:21 No.3453
行方不明者の伊規須久美子(いぎすくみこ)さんは11日0時頃無事発見されました。ご協力ありがとうございましました。  

宗像市から行方不明の情報が発表 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/12/10(Wed) 21:16 No.3452
宗像市から行方不明の情報が発表されました。ご協力をお願いいたします。
氏名:伊規須久美子(イギスクミコ) 67歳、女性
住所:宗像市河東 所在不明時発覚時の時間:12月8日 昼頃
服装:不明 身体的特徴:153cm、中肉 認知症あり、徘徊歴あり、不明時の様子:仕事に行くと言って外出したまま
その他:よく通っていた場所など 宗像市マルキョウ
発見時の連絡先:0940-36-0110 宗像警察署

インフルエンザ流行シーズンへ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/12/06(Sat) 21:29 No.3448
厚労省発表は12月5日、2014年第48週(2014年11月24日~30日)のデータを発表した。それによると、定点当たり報告数は1.90(前週は0.94)で流行開始の目安である1.00を上回り、流行シーズンに入った。福祉、医療関係の皆さん。
介護者家族のみなさん。咳エチケットや手洗いなどのインフルエンザ予防対策に特別留意されますようお願いいたします。

Re: センター方式学習会お疲れ様でした 高田芳信 – 2014/11/26(Wed) 22:34 No.3433
認知症のケアマネジメント(センター方式)に、介護中の家族の方が読み合わせながら、自らの経験や疑問を出し、センター方式とは?の理解が深まってきたのを感じます。愛する人が少しでも、いいケアができ、介護も楽になれば、これほどいいことはありません。懸命な姿に打たれます。
今回はセンター方式に熱心に取り組んでいるケアマネさんが参加され、家族の方の意見を受け、ケアマネの立場からの発言もあり、視野が広がりました。「シートに書いてみようかな」との自然な発言に、あっそうだ。みんなでの論議がこの学習で大事なところだとよくわかりました。次回はいよいよシート書きです。多くの人の参加をお待ちしています。そして資料も「認知症の人の日常生活自立度」「障害老人自立度」「長谷川式とは」など用語についてわかりやすく説明したものを用意します。

3ちょうめだより NO153 送呈 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/11/23(Sun) 20:44 No.3411
ナーシングセンター八幡より広報紙「3ちょうめ便り」をいただきました。ありがとうございます。
Ⅰページはインフルエンザ対策です。かからないようにするために、広めないようにするために、手洗いのポイントの3項目でまとめています。
2,3ページは10月11,12日の金山川ふれあい祭りの様子が写真いっぱいで編集されています。「たこやき」「焼そば」の屋台でおいしそうに味わっている光景に微笑んでしまいます。4ページは新しい職員の方の紹介がされています。介護職のAさんは「専門的知識、技術だけでなく、相手の事を自分のことのように思いやる
心配りのできる福祉の心をはぐくむお手伝いがしたい」と述べています。

福岡市から行方不明情報がはいりました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/11/18(Tue) 20:18 No.3400
福岡市からの行方不明情報です。ご協力をお願いいたします。

氏名:別府俊輔(ベップシュンスケ) 年齢:72歳 男性
住所:福岡市中央区
所在不明時発覚時の時間:11月18日朝
服装:水色のスエット上下 身体的特徴:やせ型、坊主頭で眼鏡をかけている。
認知症 あり、徘徊歴 あり、その他:中央区谷1丁目付近で不明になりました。
発見時の連絡先:中央警察署生活安全課、092-734-0110へ電話を。


Re: 福岡市から行方不明情報がはいりました 高田芳信 – 2014/11/20(Thu) 22:18 No.3406
福岡市からの行方不明情報で発見されたとの情報がはいりました。ご協力ありがとうございました。

第2回北九州在宅医療・介護塾研修会 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/11/19(Wed) 19:42 No.3403
第2回北九州在宅医療・介護塾研修会が近づいてきました。ご案内いたします。

テーマは「看取り」について考える ~キリスト教の立場から
講 師:西南学院大学 神学部 教授 金丸英子先生
日 時:12月2日(火)19:00~20:30(受付18時半)
会 場:国立病院機構小倉医療センター地域医療研修センター鴎
ホール 小倉南区春ケ丘10ー1
駐車場:駐車可 駐車料 100円 ※駐車券は研修会受付まで持参してください。
当日会費:500円  参加申し込みはfaxで
参加者名、職種を記載の上 fax 093-473-9498へ

北九州在宅医療・介護塾事務局
塾長の久保先生は老いを支える北九州家族の会の団体会員です。
一人でも多く参加しましょう。


身元不明の顔写真 大阪、警察署で閲覧 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/11/17(Mon) 20:04 No.3396
9月18日から大阪府警では、身元不明で保護されている認知症やその疑いのある人の特徴を記した台帳を管内65署に置いて家族が閲覧できるようにしたとの情報がはいりました。保護された人の顔写真を家族らが見ることができることになりました。台帳には、保護された人の顔写真・年齢(推定)、服装、所持品などが記載されるそうです。全国では初めての試みです。これまで行方不明者を検索する仕組みはあったが、名前による検索で顔写真は登録できませんでした。
※私たちはいま、北九州市だけでなく、市外の福岡市や行橋市などの行方不明者の協力を発信しています。福岡県警でも、大阪の要に、保護された人の身元不明者の顔写真が閲覧できるようになればいいですね。

認知症の人が交通事故で死亡 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/11/15(Sat) 20:29 No.3395
11月12日のNHK報道です。12日朝早く、東京江東区で66歳の女性が道路の真ん中付近を歩いていてタクシーにはねられ死亡しました。女性は認知症で11日夜までは自宅にいたと言う事で、警視庁はその後、ひとりで自宅を出てしまい、事故に遭ったとみて調べています。12日、午前4時過ぎ、江東区東陽の通称「四ツ目通り」で近くに住む女性が後ろから走ってきたタクシーに跳ねられて全身を強く打ち、病院に運ばれていましたが、まもなく死亡しました。警視庁によりますと、現場は片側2車線の直線道路で女性は中央分離帯の車線の真ん中付近を歩いていたということです。
家族の話では女性は認知症で11日の夜までは自宅にいるのを家族が確認していましたが、12日朝になって、いないことに気づき通報したということです。警視庁は過失運転死の疑いで65歳の運転手から事情を聴いていますが、「直前まで女性があるいていたことに気づかなかった」と話しているということです。警視庁は女性が12日未明に独りで自宅を出てしまい、事故に遭ったとみて調べています。
※大変残念です。心よりお悔やみ申し上げます。私の家内もそうですが、青信号、赤信号も見なく、車が通ろうがお構いなしに歩きます。車道もなぜが真ん中を歩くのです。しっかり注意して見守りをしていきましょう。

行橋市からの行方不明者情報がはいりました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/11/14(Fri) 21:56 No.3386
行橋市から行方不明者の情報がはいりました。ご協力をお願いいたします。
氏名:山口十郎(ヤマグチジュウロウ) 年齢:80歳 男性
住所:行橋市道明寺 不明発覚時の時間:平成26年10月22日
14時頃 服装:グレーのジャンバー、ポロシャツ、縦じまのズボン、紺色の野球帽、茶色の革靴 身体的特徴:やせ型、短髪、左目の下に1センチのしみ。認知症 なし 徘徊歴 なし 不明時の様子:住所や名前は言えるが、軽いもの忘れがある。
その他よく通っていた場所:白の軽トラック(スズキ)北九州 41け938に乗って出掛けたまま戻らない。
発見時の連絡先 行橋警察署 0930-24-5110へ

認知症を国家戦略に 安部首相 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/11/11(Tue) 18:45 No.3383
さる5日、6日に東京都内でG7認知症に関するサミットが開かれた。安部晋三首相は6日に会議に出席した。「わが国の認知症施策を加速させるよう新たな戦略を策定する。厚生労働省だけでなく、政府一丸となって(認知症の人の)生活全体を支える」と発表した。私たちは認知症施策をイギリスのように国家戦略に位置付けるよう願っていたので、よりよい位置付けになった。厚生労働省は今、認知症施策推進計画を進行中であり、北九州市のオレンジプランも今、策定中で12月にはパブリックコメントを市民に求める予定だ。国はこの国家戦略を年末の政府予算案に反映させるとして、年内に策定し、来年度から実施の方向だ。問題は財源をどうするか、そして認知症本人の視点をどう貫くことができるか。
新しい位置付けらしくオレンジプランをわが北九州市では官民一体となってつくりあげよう。

福岡市からの行方不明者情報です  投稿者:高田芳信 投稿日:2014/11/04(Tue) 20:39 No.3364
福岡市から徘徊・行方不明者情報が発表されました。ご協力をお願いいたします。
氏名:上村賢介(ウエムラ ケンスケ) 年齢:80歳 男性
住所:福岡市城南区 所在不明発覚時の時間:11月3日17時頃
服装:グレー長袖ポロシャツ ベージュのズボン 鼻の部分が壊れている眼鏡着用 身長:146cm 認知症 あり。徘徊歴 あり
発見時の連絡:福岡市早良区 早良警察署生活安全課 092-847-0110

Re: 福岡市からの行方不明者情報です  高田芳信 – 2014/11/05(Wed) 20:37 No.3367
上村賢介さんは無事発見されたとの情報がはいりました。
ご協力に心から御礼申し上げます。

第30回認知症全国研究集会 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/11/03(Mon) 21:06 No.3359
朝日新聞サイトに第30回全国研究集会の模様が掲載されていました。
全文掲載
認知症の人と介護家族の支援の在り方を考える全国研究集会(認知症の人と家族の会主催)が、11月2日、青森市民ホールであった。大学教授や厚生労働省担当者、介護家族らが講演やシンポジウムを行い、約850人が聞き入った。
主なテーマは65歳未満で発症する若年性認知症の人の支援の現状について。弘前大学大学院研究科の東海林幹夫教授は、若年性の患者は全国に約3万8千人、県内に約630人いるとする調査結果を発表。ケアマネジャー団体は、若年性について「情報不足が深刻で場当たり的な対応になっている」と現状を報告し、厚労省の担当者は「若年性は対象者が少なく、認知症でも障害者でも制度的に隅に追いやられている」と指摘した。夫が7年前に若年性と診断された
前田美保子さんは「情報やサービス内容が私たちの手元に活用できる形で届く仕組みになっていない。若年性について社会全体でもっと勉強していく必要がある」と訴えた。
※私の妻は7年5カ月前に亡くなったが、発症したのは1988年である。55歳であった。それから24年が経過している。
若年性認知症の人は数が少なくても、人間としてもっている力が発揮されるよう、その他の困難な条件をぜひ改善してほしいと心から願う。

福岡市からの行方不明者情報がはいりました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/10/29(Wed) 22:07 No.3356
福岡市からの行方不明者情報です。ご協力をお願いします。
氏名:坂本 勝(サカモトマサル〉年齢:78歳 性別:男性
不明になった場所:福岡市早良区
所在不明発覚時の時間:平成26年10月24日、16時頃。
服装:グレーの長袖ポロシャツ、黒っぽいズボン、白いスニーカー
身体的特徴:白髪、めがね着用。
身長153CM、足首に個人名を記入した病院のタグをつけている。
認知症の有無、あり 徘徊の有無、なし。
発見時の連絡先 福岡市早良警察署生活安全課 092-847-0110

介護保険料 65歳以上の滞納が急増 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/10/28(Tue) 21:00 No.3353
 厚生労働省によると、2012年度に徴収できなかった額(未収額)は過去最高の272億円で、前年度と比べて約29%増。主に年金額が少ない低所得者が支払えないケースが広がっており、介護保険開始時より平均で7割増しとなった保険料負担が重くのしかかっているとみられる。
滞納が明らかになっているのは、年金天引きによらず、市町村からの通知により、個別に納める普通徴収分である。高齢者から徴収する保険料の1割強にあたる部分だ。今回の厚労省の介護保険事業状況報告によると、保険料を減額なしに通年で徴収するようになった2002年度は、普通徴収の見込み額1600億円に対して、未収額は129億円、収納率は92%だった。以降収納率は下がる一方、未収額は膨らむ一方で、12年度に収納率は87%、未収額は2倍あまりになった。高齢者増や保険料引き上げに伴う徴収見込み額の増額は3割にとどまっており、未収額の拡大が早い。介護保険料は2000年から2002年度に全国の加重平均の基準月額が2911円だったのに、2012年度から2014年度は4972円、未収額の推移をみると、保険料上昇の年に大きく増えていることがわかる。全国的には都市部が「高齢者、家族の収入減による滞納が増えていると、年金の給付減や景気変動の大きいことをうかがわせる。

もりフォーラムin黒崎熊手通り 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/10/24(Fri) 21:49 No.3348
10月18日、好天気に恵まれ、第9回もりフォーラムを開催した。私たち家族の会は赤いTシャツを着て参加した。紙芝居を受け持ったのは北九州け共生ケアを考える会の山下博さんたち。流暢な弁士の通る声。湯タンポを抱え、音を出し、弁ずるは昔懐かしの「金色夜叉」だ。大きな拍手が鳴る。やがてグループホーム協議会のGブロックの仲間たちが、利用者さんを連れて次々に到着だ。小規模多機能居宅介護の仲間たち、利用者が着く。黄色い法被を着ているのは住友生命のボランティアの方たち。小倉北区の慶成高校の生徒がボランティアで100人近くが参加。花が咲いたように雰囲気が明るくなった。家族の会の吉田俊憲世話人のリードで、ナツメロをみんなで歌った。故郷から始まり、最期は炭鉱節で終わった。
商店街は久しぶりの活況を呈した。事務局の発表では2000人を超える人通りになったという。車椅子の利用者の方が、仏壇屋の前で花を買われ、記念に高校生などボランティアの人と写真もとった。家族の会が予定した映写会の前では95歳のおばあさんが、気分は18歳といい、満州娘を歌い、踊り、感激の涙を流した。
元お花の先生、女性(93歳)は息子さんの押す車椅子に乗り、
久しぶりに町に出てきてよかったですねの言葉に、微笑んでうなづかれた。私たちの会の「認知症の人のつどい」には7人の方が参加した。多くの見学者で部屋は満杯。認知症草の根ネットワークの野村美代子副代表の進行で行われた。自己紹介があった。ギターの得意な方。志願兵で海軍にいた方、ゴルフの好きな方。それぞれが自分の思いを話した。一番楽しかったのは?辛かったことは?初恋は?と質問にこたえる。高校2年で彼女が1年で初恋。その後結婚したハッピーなお話。お互い良いところも、悪いところも全部知っているとハッキリ語られた。今後の夢については、楽しめる施設をつくり、同じ境遇の人を集めて全国ツアーをしたい、できたら利用者さんにも働いてもらいたいと述べ大きな拍手となった。
若い商店主の方は、商店街の活性化について新しい視野が広がりましたと語った。認知症になっても安心の商店への芽が出た。
北九州全体の商店へ広がり、認知症になっても安心のまちをぜひ実現したい。

もりフォーラムIN黒崎熊手通り商店街 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/10/10(Fri) 19:21 No.3332
北九州市認知症対策室より認知症サポーターへのメールがはいりました。以下全文です。

認知症サポーターメールの登録者の皆さま、こんにちは。北九州市からのお知らせです。
前回お知らせしていた通り10月18日(土)に「第9回モリフォーラムin黒崎熊手通り商店街」が開催されます。「もりフォーラム」とは、認知症であっても、誰もが安心して暮らせる街づくりを目指した市民協働のイベントです。当日は、介護相談コーナーや、映画上映、絵手紙体験などのワークショップも開催される予定です。ぜひ、ご家族やご友人をお誘いの上、参加されてみてはいかがでしょうか。

日時:10月18日(土)10時~16時
会場:八幡西区黒埼・熊手通り商店街
参加お申し込み、お問い合わせはもりフォーラム実行委員会事務局(北九州市環境ミュージアム内)
電話 093-663-6751
fax 093-663-6753まで

今後も皆さまのご理解とご協力を何とぞお願いたします。


市民後見人をめざす人の講演会 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/10/06(Mon) 21:20 No.3323
今日、北九州市社会福祉協議会、権利擁護・市民後見センターから
案内が届きました。内容は「市民が担う後見制度」の講演会です。

第7期市民後見人養成研修の受講生募集で、~市民後見人をめざす人の講演会~となっています。
[日時] 11月3日(月・祝)13時半~16時
[場所] ウエルとばた 多目的ホール 戸畑区汐井町1番6号(戸畑駅 隣)
[内容] ●講演会「地域で支える成年後見制度~市民後見人の必要性」
講師 大分大学 教育福祉科学部 衣笠 一茂教授
●支援員から後見活動事例発表
●第7期北九州市社会貢献型「市民後見人」養成事業募集説明

[申し込み] 官制はがきで住所、氏名、電話番号記入の上、下記あてに郵送してください。
1枚につき3名まで
[締め切り] 10月27日必着。定員は100名
申込多数の場合は、抽選。抽選にもれた方は個別に連絡します。
[お問い合わせ・申し込み先] 戸畑区汐井町1番6号 ウエルとばた 3階
北九州市社会福祉協議会 権利擁護・市民後見センタ―「ライト」
電話 093-882-4914FAX 093-882-2266 鳥居、杉本

※北九州市で地域に貢献したいと思っている方ぜひ参加し、市民後見人になってほしい!


認知症患者早期発見、坂出市チーム 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/10/04(Sat) 20:28 No.3320
10月3日の四国新聞は認知症の早期発見、早期治療の取り組みの様子を分かりやすく記事にしている。以下原文。
見出しは、認知症患者早期発見へ 坂出市がチーム設立
坂出市は2日、認知症の早期発見、早期治療に向けて、香川県内で初めて「認知症初期集中支援チーム」を立ち上げ、11月から運用を開始すると発表した。認知症が重くなる前に見つけて支援し、症状が進行しても住み慣れた地域で生活できるようにするのが狙い。かかりつけ医師や認知症疾患センターなどども連携し、認知症の初期段階から集中的にサポートする。厚生労働省が進めている認知症施策推進5カ年計画(オレンジプラン)に沿った施策。市によると、市内で認知症または認知症を疑われる人は4899人(3月時点)で65歳以上は屋久人に一人、85歳以上は約2人に1人が該当するという。市地域包括支援センタ―内に設ける新たな支援チームは、認知症サポート医一人と保健師2人で構成。家族や民生委員から寄せられた相談や情報を基にチーム員が自宅を訪れ、認知症または認知症を疑われる人の症状を把握する。その後は、チーム内の会議で患者や家族への支援を検討し、認知症のレベルに応じた支援プランを立案。患者一人に付き6ヶ月間集中敵にサポートし、最終的には、患者の主治医や介護支援専門員にひきつぐ。市介護課は「認知症が疑われる人は4病院での受診を嫌がるケースが多い。チーム員が家庭を訪問して早期に発見することで、さまざまな初期支援ができるとしている。

老老介護が半数を突破 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/10/04(Sat) 19:41 No.3319
 厚労省はこの程、平成25年国民基礎調査の結果を発表した。それによると、「老老介護」の割合が半数を超えたことがわかった。

要介護者の主な介護者は、家族など「同居」の者が61.6%、「事業者」が14.8%、「別居の家族など」が9.6%を占めた。「同居」の内訳は、配偶者が26.2%子は21.8%、子の配偶者は11.2%となっている。65歳以上の要介護者を65歳以上の同居者が介護している「老老介護」の割合は51.2%となり、前回[22年]より5.3ポイントも上昇している。75歳以上の要介護者を75歳以上の同居者が介護している割合は29.0%で前回よりも3.5ポイント上昇した。これから病院の在院日数が減され、病院から施設へ、施設から在宅へとシフトしていこうとしているが、高齢者が高齢者を介護する、認知症の人が認知症の人を介護する、障害者が認知症を介護する、逆に認知症の人が障害者を介護する厳しい現状だ。どう受け皿をつくっていくのか、みんなの知恵を絞り、また、国も福祉への予算を増やして、福祉・認知症の国家戦略を立てるべきだろう。


柳川市より行方不明情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/09/30(Tue) 21:57 No.3310
柳川市より徘徊・行方不明情報が発表されました。ご協力をお願いいたします。

氏名:川口信子(カワグチノブコ) 年齢(78歳)
性別:女性
住所:柳川市三橋町蒲船津
不明発覚時の時間:2014年9月29日19時頃
服装:上着不明、下衣 黒系長ズボン 履物:茶系ひも靴
身体的特徴:身長153cm,体重55kg,ぽっちゃり型、短髪は白髪まじり 認知症あり、徘徊歴なし

不明時の様子:元気 自宅近くの移動手段は徒歩、(少し遠くなると自転車で移動)
連絡先:柳川市警察署 0944-74-0110です。


自宅から行方不明です。ご協力を 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/09/28(Sun) 22:37 No.3304
9月28日朝、9時半頃自宅から行方不明になりました。ご協力をお願いいたします。氏名は福崎サイコさん(女性・88歳)です。
お住まいは八幡西区浅川学園台3丁目14-17。特徴:茶色のブラウスで花柄模様、白のスカート、もしくはベージュ、靴は茶色。
緑のバックと白のバッグ。お金は1500円所持しています。お墓が若松区のあまずみにあり、お墓参りに行きたいと言われていたそうです。以前住んでいた場所は水巻町の梅の木団地。現在、八幡西区の「捜索ネットワーク」が動いています。情報がございましたら
093-691-3002の福崎さんのご自宅へお電話ください。
ご協力を重ねてお願いします。

Re: 自宅から行方不明です。ご協力を 高田芳信 – 2014/09/29(Mon) 21:04 No.3307
昨日、行方不明になり、皆様にご協力をお願いした 福崎サイコさん(女性・88歳)が無事、発見されました。ご協力ありがとうございます。

「介護で虐待した」8人に1人 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/09/26(Fri) 21:40 No.3299
 介護が必要な高齢者の世話をする家族らのうち、およそ8人に1人が、放置や暴言などの虐待経験があるー。そんな調査結果を労働組合の連合が公表した。担当者は「深刻な結果。介護する家族の負担軽減や、相談体制をつくっていくことを国に求めたい」としている。
調査は2~4月。自宅で介護する人の意識を調べるため、5160人を対象に実施した。1441人から回答が寄せられ、そのうち40歳以上の1381人について分析した。介護を受ける人との関係では、「子どもまたは、その配偶者」が76.3%を占めた。虐待について「おむつや食事の世話をしなかったり、たたいたり、暴言を吐いたりしたことがあるか」とたずねたところ、12.3%が「ある」と回答した。介護ストレスは「非常に」「ある程度」を合わせると、80.0%が「感じている」と答えた。
ストレスを感じている人のうち、介護を受ける家族の側に、「日常生活に支障をきたす認知症の症状がある」割合は95.7%に達した。徘徊など認知症の周辺症状が重い場合に、家族の心理的な負担が増すことがうかがえる。

※ 認知症の人を介護している家族の4人に1人がうつ病などになっているとの統計もある。介護殺人などの例もある。介護者支援が求められている。


北九州のj認知症サポーターjのみなさんへ 投稿者:高田義信 投稿日:2014/09/26(Fri) 12:50 No.3297
昨日、北九州市保健福祉局認知症対策室から認知症サポーターのみなさんへメーでお知らせの連絡がありました。

1.北九州市では9月21日の「世界アルツハイマーデー」から10月20日までの1か月間を「認知症啓発月間」としています。24日にはJR小倉駅、黒崎駅にて街頭啓発活動を行いました。皆様もぜひ、この機会にオレンジリングを身に着けたり、認知症についての情報を周囲の方に伝えたり、啓発にご協力いただきますようお願いいたします。また、この期間内は、介護経験者による電話相談窓口である「認知症コールセンター」が、毎日相談を受け付けています。
電話相談受付:10月20日までは毎日(通常は火曜日から土曜日まで」
相談受付時間:10時から18時
電話番号は0120-142-786です。

2.10月18日(土)は「第9回もりフオーラム」が開催される予定です。「もりフオーラム」とは認知症について正しい理解と啓発促進などを目的として開催されるzぢゅうみん参加型イベントです。今回の開催場所は、八幡西区黒崎の熊手通り商店街です。皆様も、ぜひ参加くださいますようよろしくお願いいたします。詳細は追って連絡いたします。

※以上です。9月15日号の「市政だより」は認知症特集です。
ぜひご覧くださいませ。わたくしたち家族の会もこの月間のさまざまな行事に積極的に参加していきます。市のアピールが大変励ましになっています。ご一緒にがんばっていきましょう!


ディサービス 「おもてなし」の内覧会案内 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/09/23(Tue) 10:43 No.3273
ディサービス「おもてなし」の開所式と内覧会を行います。
● と き 9月26日 午前10時より 内覧会は夕方まで
● ところ 戸畑区浅生3ー2-20
● 電 話 093-883-8413

オープンは10月1日からです。
心をこめておもてなしをめざしています。

旧い民家で自分の家のように楽しみ、心を癒せます。


世界初、レビー小体型認知症治療剤 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/09/22(Mon) 21:02 No.3270
 エーザイ(株)は、9月19日、日本で新たにレビー小体型認知症治療剤、アリセプト(一般名:ドネペジル塩酸塩)について効能、効果の承認を取得したと発表しました。これによって、アリセプトはレビー小体型認知症の効能、効果を有する世界初めての薬剤となりました。

※レビー小体型認知症ご本人、家族にとって朗報です!


グループホームの空き室情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/09/21(Sun) 18:09 No.3267
①『さわやかグループホームなかばる』
所在地 戸畑区中原西3丁目8番12号
空き室 1床
担当  吉村さん
電話 093-873-7755 FAX 093-873-7766
携帯 090-9107-3784

②『グループホーム 星ヶ丘』
所在地 八幡西区星ケ丘3-5-21
空き室数 1床
担当 林田さん
電話 093-617-4808

※ 以上情報提供ですが、会がご推薦するというこではありません。ご家族、ご本人が見学され、納得されて入所されますようにお願いいたします。


厚労省 認知症行方不明者の調査結果発表 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/09/20(Sat) 13:08 No.3266
昨日の19日、厚労省は行方不明になった認知症の人などの調査結果を公表した。同省は今年6月、行方不明者二なった認知症の人について初めて全国調査を自治体に依頼し、その情報をとりまとめ公表した。また、各自治体の地域での認知症施策をより一層進めるため、同19日付けで「今後の認知症高齢者等の行方不明、身元不明に対する自治体の取り組みの在り方について」(通知)を発した。
まず、【調査結果のポイント】です。
1.身元不明者の状況  今年5月末現在、139市区町村で把握さ  れた身元不明者のうち、認知症の方は35人。
2.行方不明者の状況 平成25年度855市区町村で把握された認  知症行方不明者のうち、同年度中に発見された者の割合は約
97%
3.行方不明に関する施策 平成26年4月1日現在、徘徊、見守
りSOSネットワーク事業は616市区町村、GPS等徘徊シ
ステムに関する事業は345市区町村、その他の事業(見守り
体制の構築等)は385市区町村で実施、いずれかの事業を実
施している市区町村は約6割。
【通知のポイント】です
認知症の人を地域で支えるため
1.地域における見守り体制づくり
2.行方不明者の捜索活動に関する取り組みが重要であること、S  OSネットワーク内において共有している情報例、身元確認に  つながると考えられる情報例など、今回の調査から得られた具  体例等を示している。
①地域における見守り体制づくり 地域包括支援センター、認知症 地域支援推進員等を中心に、地域の多様な社会資源による体制づ くり、認知症サポーター養成など普及啓発の実施などが必要。
②行方不明者の捜索活動についての取り組み 徘徊、見守りSOS ネットワークの構築や警察の行方不明者発見活動と連携、その  他、地域の状況に応じた取り組みが必要。
③身元不明者の身元確認についての取り組み 身元確認を行うため の体制づくりや警察の迷い人の保護、照会活動との連携等を行う 事が必要
※私たちが認知症行方不明者についての取り組みを始め、3年4カ月が過ぎた。身近な男性Tさんは依然として発見されていない。私たちは1日も忘れていない。無事にいてほしいと心から願う。
行方不明者に対する活動はそこから始まった。家族の会、認知症草の根ネットワークの熱い論議が続き、よし、やろうと福祉の施設で模擬訓練が始まり、守恒では自治区会が取り上げ、模擬訓練、メール配信を実施、市と共催の認知症北九州大会は北九州の現場での取り組みを吸い上げ、方向性を明確に打ち出し、市民に広がった。市議会もとりあげた。このような文字通りの「草の根」の活動が、全国的な運動、メデアの報道などとあいまって、警察庁を動かし、厚生労働省を動かし、今回の発表となった。私たちは確信を持って、更に前に進もう!

厚労省 身元不明認知症の人のサイト設置 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/09/11(Thu) 20:06 No.3260
 8月5日に、厚生労働省は身元不明の認知症高齢者等の特設サイトの設置・運用について都道府県に対して事務連絡をした。それによると、特設サイトは厚労省トップ画面の右上に「行方の分からない認知症高齢者等をお探しの方へ」と表ししている。また、このサイトは、都道府県域を超えた創作活動に役立てようと、自治体ホームページ上で身元不明認知症者の情報公開を行っている場合にリンクの一覧を掲載している。厚労省としてはこのように都道府県単位だけでなく、市区町村単位でも、掲載する考えである。現在同省は、「徘徊など行方不明となった認知症の人等に関する実態調査(市区町村調査)の結果を踏まえて対応を示すとしている。

Re: 再び、家族の会について 高田芳信 – 2014/09/06(Sat) 23:28 No.3253
 そうですね。家族の会には、北九州ではこれまで3つの「家族の会」がありました。一つは施設や病院での家族の会」です。もう一つは行政が,正確には区が「家族の会」をつくっていました。今はありません。最後が私たち「家族の会」のような自主的自発的組織です。私たちの会は会費をお互い出し合って、運営をしておりますから、その点では、お互いが平等で自由に意見を出し合い、自らが運営をしていますので、最高の決定機関は総会です。総会で決まったことを目指し実行しています。それと、会報の発行です。その中でも「介護体験」が原点であり、いつ読んでも感動を与え、励ましを受けます。そして、お互いの絆を強めるのも、会報の果たす役割と思っていますし、だがらこそ、会員さんから「介護への力をもらいました」などのお便りをいただくことで力が湧き、毎月発行で21年つづけられました。それに、このホームページもでき、大きく市民に公開されることができるようになりました。でも、第一の家族の会も必要ですし、役所で開く家族の会も限度がありますが、必要ではないかと考えます。そうゆう意味では、それぞれの経験を出して、もらうことが大切だと思い、この掲示板でお話合えればありがたいと思います。

サン ドリームひろばへどうぞ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/09/01(Mon) 22:28 No.3235
 明後日の3日(水)は事務所を開放して、ご相談やだべって行く場、心を癒していただく時間としております。どうぞ、どなたでも、ご参加くださいませ。お待ちしております。
●時間は午前11時から午後3時まで
●場所は戸畑区中本町3-10 JR戸畑駅そば 中本町商店街
中本町ビル2階です。不明の時は882-5599へ電話ください。

O157 集団感染に注意ください 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/08/27(Wed) 08:15 No.3206
 北九州市は昨日、26日小倉北区の高齢者施設で83歳~95歳の女性入所者4人と女性職員(20)1人が15日~20日ごろから下痢や発熱などの症状があり、全員からO157の菌が検出されたと発表した。北九州市内では、今月、腸出血性大腸菌の感染症を発症した患者が23人となり、昨年(6人)の4倍近くになっている。
市保険医療課は「手洗いや肉類の加熱調理の徹底)を呼びかけています。

運動で認知機能向上 大府市 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/08/24(Sun) 18:56 No.3194
 国立長寿医療研究センター(愛知県大府市)の発表では、2010年度、大府市の65歳以上で軽度の認知障害のある50人を対象にして半年間、運動教室を実施したところ8割で認知機能が向上したという。
軽度認知症障害はもの忘れは激しいが、日常生活に支障のない人をいう。運動教室ではストレッチや筋力トレーニング、ウオーキングんどを週2回、1回90分実施した。この結果を受けて、同市では運動教室を開くようにした。市では、市民が生活習慣を改善し、地域全体で認知症を予防する町づくりめざしている。
軽度認知障害の人は、そのままだと4年~5年で半分の人が認知症へ移行するといわれている。軽度認知障害の人が早く発見され、予防のための運動等実施されるのはありがたい。

傾聴スキルアップ講座のご案内 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/08/23(Sat) 21:03 No.3182
交流分析の基礎理論と体験学習を通じて学びます。
4回すべて出席した方に交流分析の基礎を終了したことの終了証を発行するとのことです。
◆第1回 9月27日(土)10時~12時
●講師:交流分析士 深町徑子   ◇実費負担:1500円
◆第2回 9月27日(土)13時~15時
●講師:交流分析士 深町徑子   ◇実費負担:1500円
◆第3回 10月4日(土)13時~17時
●講師:名城大学教授 稲垣行一郎 ◇実費負担:3000円
◆第4回 10月5日(日)9時半~15時半
●講師:名城大学教授 稲垣行一郎 ◇実費負担:3000円

主催はNPO法人ヒューマン・コミュニケーション・サポート協会
お申し込みはフアックスかメールで1
FAX:093-631-0410(深町)
メール:egao18@netthome.ne.jp


行方不明者を探しています 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/08/18(Mon) 00:35 No.3159
行方不明者の氏名:佐藤彰一(サトウショウイチ)さん。年齢:83歳 性別:男性の発見にご協力ください。居住区:戸畑区
いなくなった場所:自宅から(戸畑区沢見) 特徴(着衣の状況等)
:身長 163cm 体重:51kg位 白×青のシャツ、黒色チエックズボン、サンダル、メガネ使用、白髪、やせ型 問い合わせ先連絡 093-861-0110 戸畑警察署生活安全課

Re: 行方不明者を探しています 高田芳信 – 2014/08/18(Mon) 21:03 No.3160
行方不明でご協力をお願いした佐藤彰一さんは発見されました。
ご協力ありがとうございます。

認知症の行方不明対策は 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/08/14(Thu) 20:21 No.3154
 8月8日の毎日新聞〈論点〉は「認知症の行方不明対策は」と題して書かれている。主張しているのは 山内鉄夫・日本司法書士会連合会副会長、大谷るみ子・大牟田市の介護施設長、尾辻秀久・認知症医療の充実を推進する議員の会、会長の三氏である。山内氏の聴き手は銭場裕司記者だ。北九州在住の時は、行方不明者の家族を取材され、行方不明者のSOSネットワークを取材され、認知症問題の第一人者だ。私たち家族の会や認知症草の根ネットワークではすばらしい記者だと評判の方だ。
山内さんの論点の主なところを拾ってみる。大阪市で2012年3月に保護された身元不明のまま、介護施設で暮らしていた認知症の男性の成年後見人を務めた。今年4月、男性の存在が報じられ、兵庫県の74歳とわかったが、警察の照合システムが不十分などさまざまな課題が浮き彫りになったと感じる。後見人には、本人への医療行為に同意する法的権限もなく、インフルエンザの予防接種すらできなかった。この「医療同意」の問題は見元が分かっている人でも、同じ法的な手当てが必要だ。

毎日新聞の取材に応じたのは、万策尽きてこのままでは、名前を取り戻せず、亡くなる恐れがあったからだ。何とか家族と再会してほしかった。身元を確認するためとはいえ、意思能力が落ちた本人の写真掲載について、誰がどう判断するかは大変難しい問題をはさんでいた。場合によっては、家庭裁判所から後見人を解任される可能性もあった。大変悩んだが、身元判明には、この方法しかなかった。報道の結果、本人が名前を取り戻し、再会に家族が喜ばれてくれたことは、涙が出るほど嬉しかった。家族が行方不明直後に警察に届けを出して捜していたことも分かり、警察が適切に対応していれば、数日に家に帰れたはずだ。警察への信頼はものすごくゆらいだ。兵庫県警は身元照合を手作業でやって、見落としたが、この時代にいまだ、手作業をしていたのは大変な驚きだった。
再発防止には、各警察署が行方不明者と身元不明者の写真や人相、着衣などの詳しい情報を共有し、照合できるシステムが必要だ。そうした情報を行方不明者の家族や後見人などの法的代理人が閲覧して探せるようにしてほしい。個人情報保護を理由に自治体が身元者の顔写真等の情報を出さないケースがあるが、行き過ぎだ。家族を助ける公的な観点と個人の人格保護とのバランスを考える事が必要で、自治体は本人の了解がなければ、公表しないという対応を考え直すべきだ。


若年性認知症介護家族交流会 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/08/06(Wed) 20:33 No.3142
 今週の土曜日、8月9日に「若年性認知症介護家族交流会」を開催します。市の委託を受け、私たち老いを支える北九州家族の会が実施します。時間は午後1時より午後3時まで 場所は門司港の門司生涯学習センター第1研修室 若年性認知症の方を抱えている家族の方ぜひご参加ください。お待ちしております。

八幡西区で行方不明者捜索模擬訓練 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/08/02(Sat) 19:46 No.3138
 今日(8月2日)、朝、10時より11時過ぎまで八幡西区長崎自治区会(福田武志会長)といきいき倶楽部・良花今居、(花田辰江理事長)など事業所の共催で「行方不明者捜索模擬訓練」が行われた。参加は70名。地元の長崎自治区会の住民、事業所の職員をはじめ、地元市会議員、北九州市の認知症対策課、野瀬課長ら市職員、区の地域包括支援センター、則松市民センター館長、則松校区社会福祉協議会会長、老いを支える北九州家族の高田芳信代表ら役員、小規模多機能連絡会会長、認知症草の根ネットワーク理事の人達がくちなし公園に集まった。福田会長はこの訓練の意義は何かと問いかけ、①人の命が大事であること、人の命を救をう!②自治会の目的は何か、みんなで助け合って、安心のまちをつくろう③行方不明者の多くが1キロ以内で見つかっており、狭い道なども探そうとよびかけました。
行方不明者は3人を設定、長崎地区、東折尾第一地区、東折尾第2地区の3地区を13グループに分かれて捜し、責任者を決め、見つかれば、本部にすぐ携帯で電話を入れることになりました。
2地区で行方不明者が発見されました。行方不明者の一人になった福田八重子さん(老いを支える北九州家族の会・役員)は東折尾第一地区の藪の中でうずくまっていたところを発見。一緒に帰りましょうのことばに『私は今からお仕事に行かなくてはならないので一緒に行けません』と同行を拒みましたが、発見者の説得で無事、本部に帰りつきました。福田さんは「藪の中で蚊がおり、早く見つけてくれないかなと思いました。何人か男性の話し合う声が聞こえ、こちらに見えるのかなと期待していましたら、Uターンしてしまいました。幸い女性の方に発見されました」と語っています。
家族の会の高田代表は「福田会長の思いー認知症で徘徊していた男性(当時91)が、列車にはねられた事故で、JR東海から損害賠償を求められ、名古屋高裁で同居の妻(要介護者・当時85)に約360万円の支払いを命じた新聞記事を見て、これは他人事ではない。自分も家の近くに鉄道があり、認知症になっていつ事故に遭うかもしれない。みんなで助け合おうと自治区会の役員会、近くの高齢者福祉事業所にも相談して、思いを実現した」この素晴らしい思いがエネルギーを発揮したと語った。今後、認知症になっても安心のまちへ、ぜひ認知症サポーター養成講座等開催してほしい。継続して八幡西区全域に広がるよう努めてほしいと期待のことばをのべました。

介護「外部ケア中心に」8割超 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/07/27(Sun) 20:20 No.3133
 医療、介護は在宅へシフトしていく方向で進んでいる。しかし、単身高齢者の声は必ずしもそうではないようだ。6月15日付けの読売新聞の標題での記事を紹介する。

全国単身高齢者ネット希望調査

将来、介護を受けるなら、ホームヘルパーなど外部のケアを中心にしたいと考える単身高齢者が8割を超えることが、第一生命経済研究所(東京)のインターネット調査でわかた。昨年12月、自宅でひとり暮らしで、介護保険の要介護認定を受けていない全国の65~79歳の男女527人が回答。そのうち、59.2%には、離れて暮らす子どもがいた。
介護の方法について、「身体が虚弱化した場合」と「記憶・判断力が低下した場合」に分けて尋ねたところ、ともに、「ホームヘルパーなどの外部の介護だけを受けたい」が50%以上で、「外部を中心に、家族による介護も受けたい」を合わせると外部派が8割に達した。
介護を受けたい場所については、どちらも特別養護老人ホームなどの施設が4割を占め、自宅に住み続けたい人は虚弱時で3割、記憶力低下時で2割にとどまった。預貯金の確保や介護保険制度の情報収集など、将来の介護の備えについては、48.0%が「特に準備はしていない」とした。
主任研究員の北村安樹子さんは「国は地域の医療、福祉を充実させる方向だが、単身高齢者にとっては自宅で暮らし続けるには安心感に乏しい。健康なうちに、どこで誰に介護してもらうのかを具体的に考える機会を持つことが重要」と話している。


増える認知症での入院 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/07/20(Sun) 20:22 No.3117
 5月20日の読売新聞には題名のような見出だしで掲載された。
これによると 認知症の人の数は年々増加し、2012年の推計で約460万人に上る。これに伴い、精神科病院へ入院する認知症の人が増えている。1999年には3万6000人だったのが11年には5万3000人に上った。認知症になると、もの忘れや判断能力が落ちるなどの症状が表れ、それが、心理的にも影響し、幻覚や妄想などの精神症状が出たり興奮したり、暴力行動が出たりすることもある。こうした行動・心理症状が強くなると、在宅や施設での暮らしが難しくなり、精神科への入院が選択されがちだ。

昨年、国の委託調査(複数回答)によると、精神科病院に入院した理由の約8割が「行動・心理症状の悪化」だが、一方で「介護者の事情(家庭や地域・施設で対応が困難)」が約4割、「家族の疲弊」が約3割に上り、入院は介護側の理由も大きいことが分かる。また、入院の長期化も大きな問題だ。精神科病床のアルツハイマー型認知症の人の平均在院日数は290日、その他の認知症では373.8日
。治療で症状が改善していても退院できない人が約6割に上るという調査結果もあり、背景には退院後の受け入れ先の確保や支援が乏しいなどの指摘がされている。

※在宅への大きな流れであるが、受け入れるところがないという深刻な面をどうするか、オレンジプラン(認知症施策)で検討をぜひ願いたい。


ふくし家族信託を知る(全5回) 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/07/14(Mon) 20:51 No.3106
ふくし家族信託を知る(全5回)のお知らせです。
●と き 8月19日~9月16日(火)19時~21時
●ところ 九州国際大学地域連携センター(サテライト・キャンパス)
●内 容 障がいをもつ子どもの親が認知症や死亡などで支援ができなくなった時、「ふくし家族信託」
という財産管理方法があります。今回は基本的な内容から活用方法などを学びます。
【スケジュール】
8月19日 障害者の就労と多様な自立支援策の必要性
8月26日 信託の歴史的背景と財産管理機能の内容
9月 2日 信託の枠組みとよくわかる法律の見方
9月 9日 信託法改正をビジネスチャンスとして捉える社会的状況とホントの「ふくし家族信託」が果た        す役割とは何か
9月16日 相続に関わる実例紹介と質疑応答
●定員 30名 ●受講料 4000円
●申し込み・問い合わせ先 九州国際大学地域連携センター(担当 今井、片山) 〒806-0021
北九州市八幡西区黒埼3-15-3 コムシティ2階
電話・093-631-2203 fax 093-631-2204

県・県警が行方不明で連絡会議発足 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/07/09(Wed) 20:47 No.3102
7月9日の読売新聞は行方不明での取り組みの進んだ鳥取県の状況を報じた。
認知症不明捜索3段階

◇情報共有 時間に応じた範囲拡大
行方不明になった認知症高齢者の早期発見に向けて、県と県警、全19市町村の役場や地域包括支援センターなどが参加した「認知症高齢者SOS・サポートネットワーク推進連絡会議」が8日、発足した。初会合では、行方不明者届けを受理した後、県と県警、市町村が情報共有を行う統一ルールを定め、いっそうの連携強化を図ることを確認した。(加藤あかね)

鳥取県内の今年の行方不明者数は158人(6月30日、現在)で、内認知症高齢者は10人、大半が1週間以内に発見されたが、1人が行方不明のままという。県警が統計を取り始めた2012年以降では2人目。各警察署は行方不明者届けを受理すると自治体にも協力を求め、防災行政無線や県の緊急情報メールサービス「あんしんトリビーメール」などで情報提供を求めている。しかし、現在は市町村によって対応に差があるため、時間を区切り、3段階で連携範囲を広げるルールを定めた。

初動段階では警察が家族の同意を得て、市町村に不明者の名前や住所を伝え、隣接市町村には協力を依頼、市町村には県警に不明の写真や日頃の行動パターン、身体的特徴などの情報を提供し、防災無線で呼びかけなどを行なう。
24時間以内に発見されなければ、県に協力を依頼、県は防災ヘリによる捜索などを行い、4日目からはより遠方の市長村や隣接県にも、連携の範囲を広げるとした。鉄道を利用した可能性がある場合等は、当初から広域での捜索を行う。県警などによると、家族が自力で探そうとして、届け出が夜間にずれ込むと、発見が遅れる可能性が高くなるという。会議では、県警担当者が「すぐ届けてもらい、一刻も早く捜索を始める事が必要」とし、湯梨浜町や日吉津村の担当者らも、「家族に対する啓発が不可欠。助けられ上手になることが大切」と指摘した。また、昨秋、認知症の高齢女性が水路出なくなった三朝町の担当者は「地域の見守りも必要だが、中山間地では昼間でもほとんど人に出会わない。見守りだけでは解決できない問題もある」と訴えた。市長村側から県に対しては、早期の届け出を促す啓発のチラシの作製や同会議ノメンバーに防災担当部署を加えることなどの要望が上がった。県は「県政だより」9月号で家族に対する注意喚起を記載する方針。県長寿社会課地域支え愛推進室の村上真弓室長は「捜索の手順をルール化するなど可能な限りの対策を取りたい」とした。

※ぜひ、県警と市、の緊密な連絡、それに北九州市で地域や事業所などのもり上がっているSOSネットワークを広げ、全市てきになるようにしたい!


北九州の高齢化率 27,2%に 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/07/07(Mon) 20:46 No.3101
 総務省はこのほど、平成25年10月1日現在の人口推計を公表した。それによると、日本の総人口は1億2729.8万人で前年より21.7万人減り、3年連続減となっている。老年人口は3189.8万人で110.5万人の増加。また、75歳以上の人口は1560.3万人で41万人増えている。老年人口は25.1%(75歳以上の人口は12.3%)。老年人口は前年の24.1%から1ポイント上がった。

わが北九州市の高齢化の状況(平成26年3月末 住民基本台帳)
高齢化率 27.2%  高齢者人口は265,823人
認知症高齢者 31,470人(平成24年度)→高齢者人口の約12%
高齢者のみの世帯 95,430世帯(平成22年度国勢調査)


今期の第1回センター方式の学習会 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/07/02(Wed) 18:14 No.3093
2014年度第1回 センター方式学習会を下記の通り開きます

講 師:藤崎 陽子氏(特別養護老人ホーム 富の里 看護課長)
日 時:7月13日(日) 13時~15時
場 所:ウエルとばた 7階7C会議室 (JR戸畑駅横)
資料代:会員無料、(非会員500円)
問合せ:090-9607- 7247 卜蔵 (ぼくら)

今回からテキストには「認知症介護研究・研修センター監修・発行 永田久美子先生編著」の本人と家族のためのセンター方式」ガイド『認知症ケアをもっと楽に!』を最初から勉強していきます。

参加者みんなで勉強し、考えていきます。永田先生は「本書で紹介するセンター方式は、本人と家族の状態や意向を医療やケア関係者に「うまく伝え」「これからの暮らしをよりよいものにしていく具体策を一緒に考えていくために作られた方法です。この方式を日常の中で気軽に使って、医療やケア関係者とのつながりを築き深めてください。いつでも、どこでも、やれることがきっと見つかります」と訴えています。
おまちしております。どなたでも参加できます。どうぞ!


Re: 心遣いを感謝します。 高田芳信 – 2014/07/02(Wed) 17:55 No.3092
濱野裕生様 お母様が亡くなられ、どんなに悲しみ、淋しい思いをされているでしょう。でも、濱野様がお母様への思いを作詞、作曲され、自分で歌われたこと、そしてそれをお聞きして
どんなに多くの方が心を癒し、励まされたことでしょう。
あなたの母への思いは、お母様に痛い程通じているのではと、拝察いたします。私たちのためにも、北九州までお出でになり、歌われた事、私たちは決して忘れません。ほんとにありがとうございました。
どうか、お体をくれぐれも大切にしてください。

もし、濱野様に余裕ができれば、介護体験のような形で、会報に連載の形で掲載していただき、介護者をぜひ、励ましていただけたらと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。


認知症への理解を深める 高松でシンポ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/30(Mon) 20:02 No.3086
四国新聞・6月30日付けより

認知症について理解を深めてもらう地域福祉講演会「私の町はみんなが家族」が、29日、香川県高松市牟礼町の県立保健医療大であり、参加者はシンポジウムなどを通し、よりよく認知症患者とともに生きて行く方策などについて思いを巡らせた。社会福祉法人守里会(高松市)が開催した。シンポは「地域と共に生きる」をテーマに香川大学医学部の中村祐教授が座長を務め、若年性認知症を発症した夫とその妻、支援者ら計6人がそれぞれの立場からの意見や取り組みを発表した。このうち認知症の夫を支えている妻は、夫が暗くならないよう発症時から地域と交流する機会づくりに奔走したことを紹介「勇気を出して周りの人たちに助けを求め、支えられて今までやって来られた』と話し、周囲に相談することの大切さを訴えた。

※なかなか周囲にはいいだせないですね。私もそうでした。しかし、そのことが認知症本人、家族にとってケアが楽になるのではないでしょうか。「勇気を出して」と書かれています。また、その環境をつくるために、認知症サポートの養成講座が地域で広がり、理解者が増えることで救われます。


空はつながっている 小学生 詩朗読 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/24(Tue) 20:23 No.3069
 6月23日の沖縄全戦没追悼式で石垣市立真喜良小学校3年生、増田健琉くんが朗読した詩「空は繋がっている」を全文紹介します。

ぼくのお気に入りの場所/みどり色のしばふに/ごろんとねころぶと/そよそよとふく風がぼくをやさしくなでる/遠くでひびくアカショウビンの鳴き声/目の前ではお母さんややぎがやさしい目で/子やぎたちを見まもっている/青あおと広がるやさしい空

でも/遠くの空の下では/今でもせんそうをしている国があるんだって/ばくだんが次つぎとおとされ/なきさけびにげまわる人たち/学校にも行けない/友だちにも会えない/家族もばらばら/はい色のかなしい空/空はつながっているのに/どうしてかな/どこまでが平和で/どこからがせんそうなんだろう/どうしたら/せんそうのない/どこまでも続く青い空になれるのかな
せんそうは/国と国のけんか/ぼくがお兄ちゃんと仲良くして/友だちみんなともきょう力して/お父さんとお母さんの言う事をきいて/先生の教えをしっかりまもる/そうしたら/せんそうがなくなるのかな/えがおとえがおが/遠くの空までつながるのかな/やさしい気もちが/平和の心が/丸い地球を/ぐるっと一周できるかな

まだ子どものぼく/いのる事しかできない/どうか/せかい中の子どもたちみんなが/学校に行けますように/友だちとあそべますように/にこにこわらって/家族でごはんが食べれますように/しあわせでありますように/いつか友だちになれますように

白い雲/ぼくの平和のねがいをのせて/この地球をぐるっとまわって/青い空にそめてきて/きっと/せかいは手をつなぎ合える/青い空の下で話し合える/えがおとえがおでわかり合える/思いやりの心でつうじ合える/分け合う心でいたわり合える/平和をねがう
心で地球はうるおえる

だから/ここに こんなにきれいな 花が咲くんだ/だから/こんなに ぼくの上に 青い空が広がっているんだ

※私も中学校3年から甲種飛行予科練習生として海軍航空隊に入隊した経験をもつ。中学時代は木銃をもってゲートルを巻いて、戦闘帽をかぶっての中学校の通学だった。勉強どころか、満鉄の貨車「軍用列車」の部品づくりに動員された。平和、平和こそが何にも変えられない。増田君の詩に教えられる。日本でただ一つ地上戦となり、多くの犠牲者となられた戦没者に心からの哀悼を表します。


認知症事故訴訟 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/22(Sun) 16:29 No.3062
認知症の人が鉄道事故で損害を家族が負担すべきとの判決について地元中日新聞が社説で論じている。4月28日付けだ。見出しは認知症事故訴訟 介護への影響は甚大だ

認知症の男性の事故で鉄道会社に生じた損害を家族が負担すべきかが争われた裁判の控訴審は、妻のみ賠償責任を問われた。認知症が急増する社会に沿った判断か。公的な賠償制度も検討すべきだ。
家族側に全面的賠償を命じた一審の判決は適正か。介護現場の注目を集めた裁判だった。愛知県大府市で2007年、認知症の男性当時(91)が徘徊中に列車にはねられ死亡し、JR東海が男性の遺族に振り替え輸送代など約720万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁は男性の妻(91)と長男(63)に全額支払いを命じた一審判決を変更し、妻に対してのみ約360万円の賠償を命じた。遠方で暮らす長男への請求を棄却し、新たにJR側に対して、「駅の利用者への監視が不十分だった」などの安全対策の不備に言及し、賠償を半分に減額した。この点一定評価できるであろう。しかし、妻だけであっても、家族に賠償責任を負わせる点は一審と変わらない。
民法が定める監督義務者として配偶者の責任は免れないという考え方である。夫婦が互いに協力し助け合っていくことが大切なのはもっともだが、配偶者というだけで常に責任を負わされるなら、精神的にも経済的にも追いつめられる。在宅介護は立ちゆかなくなる。認知症を患う人は、今や高齢者の7人に一人、予備軍も合わせて4人に一人に上る。高齢者が高齢者を介護する「老老介護」も増え、高齢ながらできる限りの介護に尽くしている人は大勢いる。事故で亡くなった男性は「要介護4だった」妻がまどろんだ数分の間に家を出た。同じような事故はほかでも起こる。認知症の徘徊対策として玄関に開閉センサーをつけても、ヘルパーに頼んでも、行動予測の難しい人を24時間、一瞬も目を離さず見守ることは不可能だ。在宅であれ、部屋に閉じ込めることなどできない。この判決が前例になれば、ほかの事故でも損害賠償裁判で責任を問われる。亡くなる人は被害者でもある。家族だけに賠償を押し付けない。鉄道会社の責務や社会的な救済制度が考えられるべきだ。保険料は運賃に上乗せし、事故の時は保険から支払われる仕組みがあってもいい。認知症の事故は列車に限らず、自動車などでも起きる。事故による負担を社会全体で分かち合う、そんなシステムをつくりたい。
※ほんとにそう思う。みなさんのご意見を掲示板に寄せてください。


介護家族のつどいにどうぞ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/16(Mon) 21:32 No.3055
 私たち家族の会の独自の家族交流会です。今回は初めて戸畑で開催します。どうぞどなたでも結構です。ご参加くださいませ。
6月28日(土) 午後1時~3時
場所はウエルとばたの7階7cの部屋です。申し込みはいりません。お気軽にご参加ください。お待ちしております。

行方不明の人発見されました! 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/16(Mon) 12:33 No.3053
 大牟田市の行方不明者・樽見 亮さんはいま、佐賀県内で発見されたとの情報がはいりました。ありがとうございました。
今後ともご協力お願いします。

大牟田市から徘徊行方不明の情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/16(Mon) 08:38 No.3052
大牟田市から徘徊の行方不明情報が発表されました。ご協力をお願いします。
氏名:樽見 亮(タルミ)  年齢:81歳(男性) 住所:大牟田市大正町  発覚時の時間:平成26年6月14日9時
服装:長袖を着ている可能性高い。ズボンは不明。革靴(こげ茶色)
野球帽をかぶり、メガネをかけている。 身体的特徴:身長 163cm 体重60kg 中肉中背、白髪肩までのびている。
認知症の有無:有 徘徊歴:なし 不明時の様子 6月13日 19時 本人の姿を見たのが最後。夜にの外出している可能性もある。 その他 ラッパ型のベルのついた自転車(黒色)に乗っている
連絡先 大牟田警察署 0944-43-0110

子どもへの認知症啓発を更に 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/15(Sun) 20:05 No.3051
愛媛新聞3月1日号より
高齢化が進む県内。高齢者の地域生活を支える地域包括支援センターなどの声かけで、子どもが学校で認知症を学ぶ機会が増えている。自分たちにできることを考える中で、優しい心の輪が広がって欲しいと関係者は期待する。
「お父さんやお母さんはおばあちゃんの困った話ばかりするので、僕は逆に『いいところを探そうと思いました』-。2月、松山市の素鵞小学校。4年生約80人の総合学習の時間で、近くのグループホームに務める菅野靖子さんが絵本を読んでいた。祖母との関わりを考える「僕」の物語。僕は祖母に妹と間違えられたり、大声で話しかけられたりして「長年使った目や耳が疲れてきたんだ」と思う。数年後、祖母は塩辛い肉じゃがをつくり、何度も同じことを言い、ご飯を食べたことも忘れるようになった。認知症で、人の顔や名前を忘れても、祖母は編み物やそろばんが上手で、生活の知恵がたくさんある。僕が会いに高くと顔をくしゃくしゃにして喜んでくれる。僕は祖母の好きなところを探す。 読み聞かせの後は、認知症をどう思うか、自分に何ができるかを話し合う。地区の民生委員や介護職員ら約30人も机を囲んだ。「忘れるなんて怖い」「僕だったら口にだして怒ってしまう」子どもの感想は率直だ。素鵞小での授業は3年目。市の地域包括支援センター東・拓南が呼びかけ、学校が応じた。担当者の若江星人さんは「核家族が多く、高齢者と触れ合う機会も少ないこどもたちだが、困っている人に優しくする心を見つけて欲しい」と願う。矢野栞子さん(10)は「認知症は不安な心になると思うので、たくさん話をして気持ちを楽にしてあげたい」と発表。ほかに「大きな声であいさつする」「傍に入る」などの声が上がった。祖父が認知症だという児童は「じいちゃんは将棋ができるから、楽しんでほしくて一緒にやっている」と話した。県内の学校での啓発は5年ほど前から広がり、今では大半の市町がとりくむ。この日の教材は、福岡県大牟田市・認知症ケア研究会制作の絵本「いつだって心は生きている」。
ほかに、国が養成を進める「認知症サポーター」の子ども向け冊子を活用したり、寸劇を披露したりと手法はさまざまだ。2013年度に始めた東温市ではクイズとオリジナル紙芝居を用意した。祖母の「物盗られ妄想」を発端に家族がもめる中、学校で認知症を学んだ孫が「病気かも」と気づくストーリー。市地域包括支援センターの冨永智さんは「これまで高齢者や企業への働きかけが主だったが、若い世代も徘徊SOSネットワークなどに力を貸してもらえたら」と期待する。
ただ、1度で身に付くことは限られ、「小学校で触れ、中学校で知り、高校で学ぶという具合が理想的」と冨永さん。全小中学校で毎年授業する上島町では、小6と中3n2回で知識を深める仕組みになっている。町地域包括支援センターは「継続で先生たちにも定着してきた」と手ごたえを感じている。(高橋舞)

若年性認知症介護家族交流会のご案内 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/13(Fri) 08:38 No.3049
市の委託を受けて『若年性認知症介護家族交流会』を明日、開きます。どうぞご参加ください。
○と き 6月14日(土) 13:00~15:00
○ところ ウエルとばた 31・32会議室『JR戸畑駅横
アドバイザー 精神保健福祉士
問いあわせ:631-0945 五郎丸まで

お待ちしています。気楽にご参加くださいませ。


認知症カフェの例 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/08(Sun) 20:24 No.3043
 昨年、9月に盛岡市でNPO法人もりおか認知症サポーターズもりもり会(工藤克行代表)と認知症の人と家族の会県支部(小野寺彦宏代表)は盛岡市で思いやりカフェを開設した。その名も「思いやりカフェ)だ。認知症の人、その家族が気軽に立ち寄り、認知症になっても安心して暮らせる地域、商店街をめざしている。
その内容は毎月1回、第2土曜日と定例化している。その日はもりもり会のケアマネージャー、看護師、作業療法士らの専門職、認知症の人、家族のほか、認知症の人への接し方をよく知りたい人など誰でも参加できる仕組みだ。具体的な活動は介護や予防の相談、お茶をのみながらの歓談、地元商店街「よ市」の買い物自由、ひとり一人の思いを大切にする。先ではカフェでつくった手工芸品を販売したり、地域のお祭り、など社会への活動にも参加していく。

懸命の介護に心をうたれます 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/06/04(Wed) 21:20 No.3033
瀬古一昭様 今日はお電話をいただきありがとうございます。
サン・ドリームひろばにお見えになるのではないかとお待ちしておりました。お母様、お父様の体の状態からお見えになるのが難しいことがよくわかりました。若い瀬古さんが自分も首が悪くなり、介護者自身がストレスがあり、体調が悪く、介護が大変になっています。一人で悩まないようにしてください。もし、参加できるようでしたら、6月28日 ウエルとばた6階で会独自の介護家族のつどいを開きます。ぜひご参加くださいませんか。
一人で無理をなさらないよう願っています。お待ちしています。

妻殺害事件 老老介護が原因か 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/05/30(Fri) 22:16 No.3008
 5月30日、今朝の読売朝刊です。私のコメントも掲載されていますのでご覧ください。
介護していた妻(79)の首を絞めて殺害したとして、八幡西署は29日、北九州市八幡西区岡田町、福田満容疑者(88)を殺人容疑で現行犯逮捕した。福田容疑者は「介護に疲れていた」と供述しているという。”老老介護”が招いたとみられる事件に関係者からは落胆の声が上がり、公的な支援の強化を求める意見も聞かれた。発表によると、福田容疑者は同日午前2時半頃、自宅で妻の順子さんの首をビニールのひもで絞めて殺害した疑い。自ら110番し、順子さんは搬送先の病院で死亡が確認された。
福田容疑者は夫婦二人暮らし。市によると、順子さんは2年前に足を骨折し、介護が必要な状態だったが、へるパーなどの介護保険サービスは利用していなかった。同区の老人ホームでケアマネジャーを務める女性(59)によると、順子さんは今月14日、親族に連れられて施設に入居。だが、2日後に福田容疑者が「お金を払えない」と退去を申し出たという。29日午前9時半には、要介護認定の調査のため、同区役所の訪問調査員とともに自宅を訪れる予定だった。「仲のよい夫婦で悩んでいるように見えなかったが、ご主人は一人で抱え込んでいたのかもしれない」と唇をかんだ。福田容疑者宅を担当する民生委員の男性(74)も「自分にもっと相談してもらいたかったが・・・・」とうつむいた。厚生労働省の国民生活基礎調査(2012年)によると、65歳以上の高齢者が暮らす世帯のうち、夫婦のみは3割を超え、その割合は年々増加している。
 高齢者の在宅介護を支援する「老いを支える北九州家族の会」の高田芳信代表(84)は、妻を介護した経験をふり返り、「体も衰え、不慣れな料理や家事が大変だった。精神的にも肉体的にも疲れ果て、自分を見失いそうになったこともある」と証言。「国は在宅医療を推進しているが、介護する家族への支援をもっと真剣に考えるべきだ」と強い口調で求めた。(青字はHP管理者がしました。

介護離職者1年で10万人超える 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/05/24(Sat) 18:52 No.2951
 昨年7月に総務省がまとめた就業構造基本調査によると、介護で食を失ったり、自分からやめたりした「介護離職」は11年10月から1年間で10万11千人となった。また、介護しながら働いている人は約290万人いる。働く人の全体の4.5%にもなる。
介護休業制度ができたのは1999年度から。要介護の家族一人について連続3カ月まで仕事を休めるよう企業に義務付けた。更に05年度からは通算93日まで休めるように改めた。介護休業中は雇用保険から休業前6ヶ月の平均賃金の4割の介護休業給付が支給される。それに加え10年度からは要介護の家族が一人の場合は年間5日まで二人の場合は10日まで「介護休暇」をとれるよう義務づけた。だけど実態は12年に介護休業制度を使った人は、介護をしながら働く人の僅か3.2%しかいない。介護休暇や短時間勤務などを含めた支援制度を使った人も正社員で16.8%、非正規社員で14.6%だ。この制度があることを知っている人が少ない。もっともっと宣伝すべきだろう。いまの職場環境から代わってくれる人がいない問題もある。企業の環境を改善して、介護者が思うように休まれることが望まれる。介護者(ケアラ‐)のための法律なども作る必要があるのではないだろうか。

行方不明の父を求めて13年 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/05/11(Sun) 20:43 No.2769
 5月10日の毎日新聞は、北九州市で徘徊問題をとりあげ、認知症北九州大会で報告していだいた銭場裕司記者が東京本社に行かれ記事を書いている。見出しは「認知症で診断翌日、不明に 3姉妹父の手がかり求めて13年」だ。認知症で行方不明になる人が全国で相次いでいる問題で10年以上安否すら分からないまま、肉親を待ち続ける人たちがいる。失踪宣告を受けて法律上は死亡と扱われても、いとおしい人の思いは変わらず、今もその姿を捜している。
【山田泰蔵、銭場裕司】
大阪市で保護され身元不明で仮名のまま介護施設で暮らしていた認知症の男性について毎日新聞が先月報じたところ、行方不明の身うちを捜す複数の家族から毎日新聞に問い合わせがあった。
そのうち1人が13年前に、82歳でいなくなった父の青山重雄さんを捜す長女の庄司しげみさん(65)。母マサエさんも1年半前に88歳で死亡した。空き家となった徳島市の自宅に栃木県から移り住んだ。「父がいつ帰ってきてもいいように私がこの家を守るんです」近くの妹2人とともに父の帰りを待っている。2001年7月10日夕、庭先で日曜大工のような作業をしていた重雄さんにマサエさんが声をかけた。「お茶でも入れるから待ってて」戻ってくると重雄さんの姿はなかった。誕生祝いで次女の竹路陽子さん(63)から贈られたばかりの自転車ででかけたようだった。重雄さんは前日「軽い認知症」と診断された。5日前に数時間行方がわからなくなり、心配した家族が近くの医院を受診させたのだ。万一に備えしげみさんが全地球測位システム(GPS)機を探すなど対応を始めようとした矢先だった。
届けを受けた徳島県警は県下全署に手配。家族も重雄さんが生まれ育った場所やお気に入りのお遍路先等を捜し歩いたが、自転車すら見つからない。三女の井筒浩子さん(58)は一月以上毎日父を捜して四国中を飛び回った。占い師の言葉等を頼りに親戚総出で川を浚ったことも。情報を求めてコンビニや公民館に貼ってもらたポスターは1000枚を超えた。子煩悩で笑顔の絶えない父だった。薬品会社の営業職。休みの日にはいつも、行楽地に連れて行ってくれた。身長152センチと小柄ながら阿波踊りに同僚たちの「連」をひきいて先頭で踊る姿を忘れられない。姉妹は「人なつっこくて愛嬌があるから名前が言えなくてもどこかで保護されて暮らしていれば・・・」と思いを巡らせる。

私達の会の創立20周年記念行事に参加を 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/05/05(Mon) 21:10 No.2700
 私達の会・老いを支える北九州家族の会は平成6年(1994年)にディサービス家族の会から出発、2年後には今の「老いを支える北九州家族の会」に発展しました。ディサービス家族の会から通算して今年が20周年になります。このホームページ一面に記念の行事案内が出ています。ぜひご覧になってくださいませ。
「認知症や障がいとともに生きる」がテーマで内容は講演と音楽です。講演では福岡市のど真ん中天神でディサービスを運営している中島七海施設長さんに「認知症ご本人とご家族の心に寄り添う」と題してお話していただきます。続いて認知症ご本人と家族2組と(有)ふれあい家族 故郷の理事長 野村美代子さんをコーディネイトに会場参加者の前で交流を行います。認知症の方のお話を聞くことができます。続いてはすばらしい歌を歌われていた男性が脳梗塞を患い、片半身麻痺となり、声が出らなくなりました。リハビリに励み、やっと絞り出すようにして歌われます。私も観ていて涙がでました。このような障害ある人を支える楽団が加わり、多彩に演奏します。必ず感動してもらえると思います。ぜひ、ご参加ください。
●6月1日(日) 12時半開場 13時開演 15時終了
●ウエルとばた 多目的ホールです。電話は093-871-7200です。
どなたでも参加できます。参加費は無料です。心よりお待ちしています。
問い合わせは:093-602-8619 野村まで

3ちょうめだより届きました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/05/03(Sat) 20:36 No.2684
老人保健施設 ナーシングセンター八幡の広報紙「3ちょうめ便り」と「ディケア新聞」5月号が届きました。ありがとうございます。
3ちょうめだよりの表紙には年間行事予定が掲載されています。5月17日は 中華バイキング、10月はおやつバイキング、11月は鍋バイキング 12月はクリスマス会、年忘れ会2月はちらしずしバイキング 3月はおやつバイキングとかかれているのに目が行く。その他7月の七夕、8月の運動会、1月の新年会、3月のひな祭り、4月の花見と季節季節の楽しいイベントが並んでいる。
2ページは金山川辺の桜の花やチュウリップをバックにした高齢者の笑顔、おだやかな顔がアップ。3ページはNHKでも紹介された
認知症ケア「ユマニチュード」について書かれている。
病人ではなく、あくまで“人間”として接することで、認知症の人との間に信頼関係が生まれ、暴言、暴力、徘徊などの周辺症状が劇的に改善するというフランス生まれのケアである。その4つの基本は 「見つめる」:ベッドの脇から見下ろすのではなく、本人の正面から近づき見つめる。「話しかける」:相手が心地よく感じる言葉を穏やかな声で話しかけ続ける。「触れること」:手首をつかむのではなく、本人の動こうとする意志を生かして、下から支える。
「立つこと」:人間は立つことで、筋力が鍛えられ、骨が強くなり呼吸機能の劣化を防ぐ。・・・など大切なことが記されている。
ディケア新聞ではお花見ランチの写真。お好みのパンを選び、外でランチを楽しんだ。食後は金山川の桜をみてながらの散歩。また、いろとりどりのチューリップを観賞している写真が満載。3ページの毎年、恒例の農園を始めましたの見出し、中庭で農園をつくり、トマト、茶豆、しそ、株などの野菜や花の苗も植えたとある。
5月の行事はこいのぼり見学、ご長寿まつり、ショッピングGO!! 6月はあじさい見学、ゲーム大会、映画上映と楽しい行事が続く。

行方不明者は発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/05/01(Thu) 21:27 No.2669
昨日の掲示板でお願いした行方不明者 松岡俊憲(マツオカトシノリ)さん【64歳】【男性】は発見されました。ご協力ありがとうございました。今後とも行方不明者の発見にご協力をお願いいたします。

行方不明者情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/30(Wed) 19:15 No.2660
松岡俊憲(マツオカトシノリ)さん【64歳】【男性】の発見にご協力ください。
居住区:戸畑区菅原 いなくなった場所:戸畑区菅原 特徴 身長:175センチメートル 中肉、メガネ、薄い灰色のウインドブレーカーの上着、濃い灰色のウインドブレーカーのズボン、、黒のショルダーバッグ、黒の靴
問い合わせ連絡先:戸畑警察署 093-861-0110 よろしくお願いいたします。

特養入居待ち52万人 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/29(Tue) 21:16 No.2654
厚生労働省はこのほど特別養護老人ホーム(特養)への「入居待ち」の高齢者が、昨年秋時点で約52万2千人にのぼると発表した。4年前の前回調査より約10万人増えた。待機者のうち、入居の必要性が高い「在宅で要介護3以上」は約15万2千人いた。高齢化で介護の必要な人が増え、受け皿不足は更に広がっている。特養は全国に約8000カ所あり、約51万人が暮らす。入居待ちの約52万人のうち介護の度合いが中重度の「要介護3~5」は約34万人。このうち特養以外の施設や病院にいる人が約19万人いる一方で、家族の支えで在宅で暮らす
人も15万人いる。厚労省は特養不足の対策として、来年4月以降は新たに入居できる人を原則「要介護3~5に絞りこむ」案を国会に出し現在審議中だ。今回調査では要介護2以下の人も約18万人おり、全体の3分の1「34%」を占めた。この法案が成立すると、これらの人の大半は特養にはいれなくなる。必要な人がはいれるようにしてほしいと切に願う。

介護法案反対6万人署名提出 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/28(Mon) 22:48 No.2647
衆議院でいま審議が始まっている地域医療、介護総合確保推進法に対して公益社団法人「認知症の人と家族の会」は4月22日、認知症の人や家族が適切な介護保険サービスが受けられなくなるため、全国によびかけ、64,344人筆の反対署名を厚生労働省に提出した。この中には私たち老いを支える北九州家族の会が集めた署名も含まれている。同会の高見国生代表は当日、厚生労働省で原勝則老健局長に手渡した。提出後の記者会見で同氏は要支援1.2の高齢者向けの訪問介護、通所介護を介護保険から市長村に移す事に対して「このままでは認知症の初期の人は専門職の人の支援を受けられなくなる。認知症の人が一層不利にならないようにしたい」と語った。
私たち家族の会へ連日、署名が寄せられ既に1000筆を超えた。
更に力を入れて署名に取り組むことにしている。みなさまの協力をお願いしたい。

行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/27(Sun) 21:25 No.2643
行方不明で捜索にご協力をお願いしておりました村上幸代さんは先ほど戸畑管内で無事みつかりました。皆さまのご協力に心からお礼を申し上げます。ほんとによかったですね。

行方不明者探しにご協力を 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/26(Sat) 20:39 No.2639
村上幸代さん(74歳)が小倉北区中井1丁目7-14 ディサービス「ソレイユ」から行方不明になりました。15時間前に施設の方が気づかれたとのことです。服装は紫っぽい紺のTシャツ、紺のジャージ風ズボン、上着をもっています。愛知県から娘さんのところへ来られて半年位で土地勘はありません。お心当たりの方は益 佳代さん 093-981-5229 090-8736-1062へご連絡願います。 認知症草の根ネットワーク

臨床作業療法 5,6月号の活用を 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/23(Wed) 22:09 No.2630
オレンジプラン:認知症施策推進5カ年計画で大切な柱の一つが認知症の人を初期にみつけ、必要なサービス、対応をすることだ。だが、そのために具体的にどうしたらいいのか、私たち家族の会や認知症草の根ネットワークでも話し合っているところだ。
毎月発行の雑誌・「臨床作業療法」5.6月号は「認知症初期集中支援チーム始動」の特集だ。北九州市出身の小川敬之先生(九州保健福祉大学 保健科学部)と苅山和生(仏教大学 保健医療技術学部)が編集担当されている。見出しをあげてみる。
認知症初期集中支援チームと作業療法  認知症初期集中支援チームでの作業療法士の役割  認知症施策における市町村や地域包括支援センターでの作業療法士の役割  多職種連携による認知症の在宅支援  認知症初期集中支援チームに家族が期待すること
認知症初期集中支援チームの将来のかたちである。ぜひ、この本を読み、認知症初期支援チームをどうするかの糧にしたらと思う。
発行は青海社 電話 03-5832-6171
FAX 03-5832-6172
定価 (本体1,500円+税) 送料 92円

介護者家族のつどい 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/20(Sun) 21:14 No.2619
介護者家族のつどいをします。
●と き 4月26日 午後1時~3時
●ところ 八幡西区JR折尾駅前丸和4階・生涯学習センター
折尾分館
会独自の交流です。どなたでも参加できます。事業所の方、ケアマネの方もOKです。介護者の方はもちろん、何でも話しができます。私自身もそうでしたが、介護している人にとって、介護されている人のお話を聞く、交流することで心がいやされます。ぜひ、おいでになってください。お待ちしています。

認知症の人が行方不明 1万人 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/19(Sat) 20:51 No.2613
 NHKはこのほど、一昨年1年間に行方不明になったケースについて調査し、警察に届けられたのは全国で9607人、その中、死亡は351人、未発見は208人と発表した。死亡の最も高い県は大阪府 26人、わが福岡県は10人であった。行方不明後死亡となった112人をNHKが家族関係者に当たって調査したら、3割が「ひとり暮らし」だった。いま、厚労省は新しい施策で「流れを変える」、つまり、従来、認知症の人への発見が遅れ、精神病院や施設へ入れる流れを、早く認知症を発見し、在宅で生活できるように変えていくというのだ。でも、ひとり暮らしの認知症の方が、地域で安心できない実態が明らかになった。田村厚生労働大臣は18日の閣議後の記者会見で「非常に大きな社会問題で、行方不明はいつおきてもおかしくない。地域ぐるみの体制づくりにしっかりと力を入れていきたい」その上で認知症になっても、安心して外出できるよう警察、自治体、それに地域が連携して認知症の人を見守る取り組みを支援する」と語った。

私たちの住む北九州では2011年5月に71歳の男性が行方不明になり、私たち家族の会、認知症草の根ネットワーク、の総会で直ちに「救える命を救おう」の論議が始まり、翌年3月9日には認知症北九州大会では、市内で模擬訓練をしている八幡西区の事業所連絡会や茶屋の原団地で行方不明となり、遺体で発見された82歳の女性の捜索に100人を超える人が参加した背景に自治会が毎週1回行っている朝市での人と人が濃密に結び付いている報告、毎日新聞記者は東日本大震災で肉親を捜し続けて入る家族と行方不明者を出した家族は思いが同じであったとの報告がされ、地域で実効性あるネットワークをつくろうとのまとめが採択された。市議会でも論議された。
1昨年9月小倉南区守恒校区で街づくり協議会や、社会福祉協議会、自治体が中心になり、ネットワーク連絡会ができ、昨年初めて、地域ぐるみでの模擬訓練を実施した。同区長尾校区も市民センターや福祉施設が共催で模擬訓練を実施した。気運がもりあがりつつある。オレンジプランをテーマに6月20日(金)に第5回認知症北九州大会が開かれる。全市に認知症になっても安心のまち、見守りができ、認知症の人が自由に外出できる街をぜひつくりたい。


脳梗塞予防薬が認知症に抑止効果 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/14(Mon) 20:40 No.2603
 2月27日、国立循環器センター(大阪府吹田市)は脳梗塞再発予防薬として広く用いられている抗血小板薬「シロスタゾール」が認知症の進行予防にも有効であることを明らかにしました。米オンライン科学誌プロスワンに掲載され、軽度の場合に有効とされ、アルツハイマー病の進行予防薬としても使えるよう、国の薬時事承認をめざす臨床試験(治験)を今秋にも始める予定です。シロスタゾールは血管内に血栓をつくりにくくし、血管を広げ脳の血流を増やす効果があります。

ips細胞を用いて認知症治療薬の研究 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/13(Sun) 19:09 No.2602
 富士フイルム株式会社は3月27日、京都大学ips細胞研究所[CIRA]と 共同で患者由来のips細胞を用いてアルツハイマー型認知症治療薬の研究を開始したと発表した。ips細胞とは体細胞に特定因子を導入することで樹立される人工多能性幹細胞。平成8年に山中伸弥教授グループの研究により世界で初めてマウスの体細胞を用いて樹立に成功したと報告された。
これでips細胞の実用化が目の前に迫っている。ぜひ、研究の一刻も早い成功を期待したい。

若年性認知症の介護者交流会に参加を 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/10(Thu) 19:49 No.2601
今年度最初の若年性認知症介護者交流会を開きます。
●と き 4月12日(土) 13時~15時
●ところ ウエルとばた3階
アドバイザーは医師です。
若年性の認知症を抱える家族はは普通の認知症の場合と違って、経済的な問題や対応、家庭での悩みなど複雑な問題が多く抱えています。ややもすれば、孤立してしまいます。皆で話し合い、助け合う場でもあります。何でも話せるようになればと思っています。
お待ちしております。ご参加ください。別に申し込みの必要はありません。

広報紙「恵友」送呈ありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/08(Tue) 16:36 No.2600
 今日、霧ヶ丘つだ病院・ほっとホーム霧ヶ丘などの運営をしている医療法人 恵友会広報紙が届きました。ありがとうございます。2面3面では来年オープンの予定の介護付有料老人ホームの紹介をしています。足立山・安部山など緑豊かな環境の地に設置し、四季折々の風情が楽しめるようにしたいとのことです。
医療と介護を連携した特徴を生かすとして、在宅酸素療法の方の積極的受け入れ、リハビリにも力を入れ、施設に理学療法士を配置、更に一般共用機能訓練スペースを地域に開放して健康増進の場にしたいと書いています。
開設予定地は小倉南区湯川4丁目21番地 定員65人となっています。
開設は来年4月1日予定です。

花だより 4月号送呈ありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/05(Sat) 19:24 No.2599
(株)グローバルケア(八幡西区)の広報紙・花だよりが届きました。文:砂川香代子 編集:砂川明彦さんだ。
表紙の色刷りの桜が柔らかい雰囲気を出している。お誕生日おめでとうの掲示板をバックに利用者の方の表情がいい。砂川香代子さんの文章が温かく臨場感あふれている。例えば今日は外食日で、若松の「かんぽの宿」に行くのだが、利用者の方の一人ひとりの表情を浮かびあがらせるのだ。バスの中での様子を次のように書いている。職員一同に「おお!」と、思わず声を出させた御方がいます。シンイチさんです。なんと中折れ帽子と、ブレザーでバッチリ決めているではありませんか!。今日の彼は、テキパキと一人用の椅子に静かに腰掛け、キリリとすましています。実は彼、普段は、さみしがり屋さんで、落ち着きがありません。突然、立ち上がり、ヨロヨロと、どこかへ行こうとするのですが、今日はとても立派で素敵です。又、別の方について、熱心に車外の流れる気色を見るのは、カズヨシさんです。一面、キャベツ畑です。彼は永い年月、田畑を耕し、キャベツや大根を育てていたそうです。色んな苦労や、また、喜びもあった年月だったでしょう。感慨深いことだろうと、思っていると、唐突に「あそこが家」指さし教えてくれました。
こんもりした木の横に、青い屋根の家が見えます。次に「庭に800万円埋めた」爆弾発言です。「えーっ!」一同思わずのけぞります。その後、キャベツ畑が見える度に、庭に埋めた金額が微妙に変わって行き、一同が期待した800万円は幻となりました。「かんぽの宿」に到着です。・・・・以前、もこのような形で発行されていたのが、中断し少し前から復活した。すばらしい文章、利用者さんの状態がよく知っていなければ書けない。とても勉強になる。また、息子さんの明彦さんは終わりのページに「明彦のつぶやき」灯台で漫画を書かれている。それもまた、絵のk表情がよく出ている。ぜひ、継続発行してください。
ご送呈ありがとうございます。

3ちょうめだより送呈ありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/03(Thu) 19:51 No.2598
 今日届きました。ナーシングセンター八幡発行の広報紙「3丁目便り」4月号、ありがとうございます。東日本大震災がおきて3年を経過した3月に防災訓練をしたとの記事、、写真いりでスタッフ、利用者一丸となって取り組んだ様子がわかります。3ちょうめ便りの特徴はおいしい食べ物が掲載されています。(3月17日)
春のおやつバイキングです。ケーキにゼリーヨーグルト、フルーツ、チョコレート、このうち好きなもの3種類を選ぶ。甘い物好きにはたまらない一日だそうです。(3月20日)
3ちょうめのちょっといい話
●午前中のバイタル測定をしようと声をかけた時のこと
スタッフ:「朝の健康チェックをしますね」
O 氏 :「あなた、健康ですー?ん?」
すてきな空耳だったようです。
●十二支を尋ねた時のこと
スタッフ:「干支はなんですか?」
T 氏 :「ツルやね!」
さすがご長寿です。 

大分オレンジカンパニー 制度 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/04/01(Tue) 20:41 No.2595
 3月27日付け毎日新聞は大分オレンジカンパニー制度、認知症に優しい歯科医院など登録、コンビニにも広がり
との見出しで掲載。認知症にも優しい店、企業などに何かマークで市民が知らせることができるといいなと思っていた
大分が県として取り組み始めた。以下全文

県は認知症に優しい企業や団体づくりを目指す「大分オレンジカンパニー」制度で、大分市内の歯科医院やコンビニエンスストアーを統括する事業所など計6件を登録した。制度は認知症高齢者の接する機会の多い企業などに認知症の理解を深めてもらい、高齢者やその家族の暮らしやすい地域を作るのが狙い。県は更に幅広い業種への広がりを期待している。(浅川大樹)
大分市木下のハルヤマ歯科,可愛いらしいオレンジ色の馬をあしらったステッカーがみえる。オレンジカンパニーの証。オレンジは認知症支援のシンボルカラーだ。患者の中には認知症の人もいることから登録した。登録には半数以上の社員らが1時間半程度の研修を受ける必要がある。春山良之院長は「研修を通じ、繰り返し丹念に症状などを説明する必要があると分かった」と事業者側のメリットを語る。制度は昨年の10月にスタート。登録によって企業や団体側は「認知症に優しい」ことをアピールし、イメージ向上につながる他、研修を通じ社員らが認知症の理解を深めるきっかけにもなる。最初に登録したのは、ハルヤマ歯科など市内5歯科医院で、その後、「セブンイレブン・ジャパン大分地区」も加わった。同事業所は県内のセブンイレブン約130店舗を統括する8店舗を受け持つ店舗経営指導員21人全員が研修を受けた。きっかけは現場からの報告だった。担当者は「例えば認知症の人が小銭があるのに気付かずに1万円札で会計することがある。何も知らない店員は不思議に思うだけだが、認知症を理解すれば、状況を正確にとらえて、サービスを提供できる」と話す。今後支店長に働きかけ、1年以内に現場の全店舗での登録を目指す考えだ。県高齢者福祉課は今後の具体的ターゲトは公共交通機関や金融機関、コンビニ、お年寄りが身近に訪れる事業者の登録を目指したい。


第8回もりフォーラムの報告書ができました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/03/29(Sat) 21:20 No.2594
 昨年の11月16日、山田緑地で開かれた第8回の「もりフオーラム」の実施報告書ができた。2006年度より実施されて、毎年継続してきた。それまで認知症は保健、医療、福祉の連携と言われてきたが、新たに環境分野が加わり、企業、行政も学生が参加し、新たな協働の実践となった。年々若手の学生の参加が多くなっている。
さて、昨年はこの日1738人の人の参加だ。内訳は34施設441人で認知症の人が286人。施設関係者は155人、ボランティアの参加は273人である。これに市民の人が1024人参加した。ボランティアの参加の主な所は次の通りである。
九州栄養大学リハビリテーション大学 99人、住友生命北九州支社 25人、慶成高校 39人、老いを支える北九州家族の会15人、北九州市立大学 松永ゼミ 11人  グループホーム協議会 10人・・・・。
成果は「まちなかもりフォーラム」として山田緑地での実施1カ月前の10月16日に北九州市立大学生が京町銀天街での認知症のひとへの買い物支援をおこなったことだ。今回は学生の人の参加が多く、また、小学生、乳幼児など幅広い世代が集い、認知症のことにふれあう機会となり、考える場となった。
感想をいただきました。
参加者から
●玉入れが楽しかった。利用者さんの笑顔がみられてよかった。
●ハンドトリートメントがとても評判だった。
●初めての参加。いつもと違う時間を楽しめたようだ。
ボランティアから
●笑顔をかえしてもらった。手をつないでもらった。
●ありがとうと言われた。
●昔の話や沢山の経験を話してくれた。
●認知症本人と家族の集いで 最期は自宅で家族に看取られることを望んでいた。
●認知症本人が初対面なのに沢山話してくれた。
●自然を目にして、拾ったどんぐりを笑顔でくれたことが嬉しかった。
●認知症の方でもレエクリエーションに参加したり、一緒に歩いたり、交流できると感じた。
などなどです。
催しものとしては リクレーション、昔懐かし紙芝居、やまだ屋台、介護相談コーナー、もりのコンサート、本人の集い、家族の集い、やまだ倶楽部(絵手紙、どんぐり教室、等)

認知症の人を理解する場であり、認知症サポーターの人はぜひ参加してほしいですね。


ヤッホーやまびこ便り 第13号届きました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/03/28(Fri) 19:37 No.2593
 いつも、楽しみに読ましてもらっています。生々しい本人の声、家族の訴えが聞かれるからです。今度の号ではグループホームやまびこが創立以来14年を経過し、老朽化したので新築を計画、来年3月完成の予定だそうです。この14年を振り返り家族の思い、NHKテレビ放映のことなど書かれています。私もNHKテレビ見ました。思い出します。やまびこ収穫祭の記事も。楽しい利用者さんが取れたおいもを下げた高齢者の写真、ほほえましいですね。いつも利用者さん本位のあたたかい雰囲気が出ています。今日は折尾駅の桜はじめ、街中でも、目は桜を追っていました。暖かい陽光に心癒される一日でした。利用者のみなさん、ご家族、職員のみなさん、来年の竣工に向け、お元気で過ごされるよう祈っています。

血一滴 アルツハイマー兆し発見 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/03/22(Sat) 21:47 No.2591
標題のような見出し、そんな簡単なことでわかるのだろうか?
1月22日付け朝日新聞 大阪版が報じている。

血液一滴でアルツハイマー病の兆しがわかるー。こんな技術を愛知県の豊橋技術科学大学や国立長寿医療研究センターなどの研究チームが開発し、21日に発表した。高性能半導体を使う世界初の技術で2015年度の実用化をめざす。がんや生活習慣病の早期発見にも応用できるという。
血液や尿を一滴とり、抗原抗体反応で生じるわずかな電気量の変化を読み取る。研究チームはこの技術で、アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドベーターというたんぱく質の検出に成功した。従来の技術では1検体につき測定に数時間、1千円ほどの経費がかかる。血液も1~5ミリリットルが必要なので、病院で採決しなければならない。新技術は市販の簡単な器具を使い自宅で採決、1検体で約10分、100円以下で測れる。2年後をめどに病院や検査機関での実用化を目指す。(諸星晃一)
※権威ある国立長寿医療研究センターも関わっているので、嬉しいニユースだ。早期発見にもつながる。


万引きの高齢者2.8万人 過去最多 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/03/18(Tue) 08:46 No.2588
 このほど、警察庁のまとめで、万引きしたとして昨年1年間に逮捕、、書類送検されるなどした65歳以上の高齢者は2万8673人で過去最多だったことがわかった。万引きで摘発された高齢者はひとり暮らしの割合が高いとの調査結果や、認知症と関係しているケースがあると指摘する専門家もいる。
警察庁によると、万引きで摘発される高齢者は年々増え、99年に1万人、04年には2万人を突破した。11年からは高齢者が少年(14~19)歳を上回った。高齢者の割合は12年に30.8%と初めて3割を超え、13年も32.6%を占める。93年は8.2%で約20年間で約4倍になっている。刑法犯全体でみると、12年に摘発された人のうち、高齢者は16.9%で万引きでの高齢者の割合は高い。12年でみると、盗んだ品物の平均価格は成人(20~64)歳が1万4300円、少年が5800円に対して、高齢者は2600円、食料品類が7割近く占めるなど比較的低額の品が多い。

※ 認知症の人の場合も統計にはいっているのだろう。どの位の割合だろうか。また、深刻な高齢者の状態が一面出ているのではないだろうか。消費税アップなど今後の生活が心配される。


本人の声を取り入れる、若年性認知症 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/03/13(Thu) 21:01 No.2585
毎日新聞:3月12日 若年性認知症:国の施策→本人の声を取り入れる取り組みも 以下紹介する。
認知症の若い人でも発症する認知症を「若年性認知症」という。働き盛りの現役世代で発症するため、経済的な影響も大きいが、支援策はまだ乏しい。若年性認知症の人にどんな支援策が必要か、本人の声を直接聞いて政策に生かそうとする取り組みが始まっている。
◇ 意見交換会で訴える 東京都内で2月に会った厚生労働省と若年性認知の本人や家族との意見交換会、全国から本人と家族ら6組が参加し、今の暮らしや求める施策を自分の言葉で訴えた。「私は会社も理解してれた上で仕事を続けることができている。認知症になると仕事を辞めてしまう人もいるが、みんな仕事をしたいと思っている。認知症になっても、支えてもらいながらも仕事ができる環境があれば」。宮城県在住の丹野智文さん(40)は、体験を交えてこう語った。車の営業職だった3年前、客や同僚の顔と名前が判らなくなった。「ストレスかも」と脳神経外科を受診。複数の医療機関での検査を経て39歳でアルツハイマー型認知症と診断された。これまで通り営業職を続けるのは困難だった。
だが、職場に病気を伝えると、勤務し易い内勤職に変えてくれ、今も仕事を続けられている。プライベートでは「認知症の人と家族の会」県支部の合唱団に参加。「大声で歌うことで楽しく過ごせている」という。とはいえ、将来に不安はある。妻と中学生、小学生の娘の4人暮らし、「子どももまだ小さく仕事をしても以前の要に収入はない。重度になるまでに少し(経済的な)支援が欲しい」「薬を使わなくても環境などで病気の進行を遅らせるような場が増えれば」などと訴えた。意見交換会は若年性認知症の施策を進めるため2009年度に始まり、今年で5回目、ここでの意見は国の施策にも生かされる予定だ。参加した厚労省の原勝則老健局長は「若年性認知症の施策では、きめ細かな施策が必要。本人からの意見を聞くことは重要で、全国でも実施してほしい」と話している。

※ 老健局長さんの言われる通りです。ぜひ、ご本人の声を聞く場をもち、しっかり声を聞いていただきたい
です。


認知症の客 適切な対応 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/03/08(Sat) 20:30 No.2583
 北九州市のいのちのネットワークは高齢者の「買い物支援」に力を入れている。とても大事なことだ、生活に関わり、命を奪うことになる。それに関連して認知症の人への買い物支援も大事だ。3月6日の茨城新聞は 事例想定 店長ら学ぶ つくばで講座の見出しで掲載している。
客として来店した認知症患者への適切な対応を学んでもらおうとスーパーのカスミ(つくば市)は5日、同市西大橋のカスミつくばセンターで、店長ら約200人を対象とする「認知症サポーター養成講座」を開いた。受講した店長はサポーターに認定され、今後は患者や家族に対する見守りや声かけ運動を行う。同講座は同社が県と県認知症普及啓発企業連携の協定を結んだことを受け実施。認知症介護に関する専門的知識を持つ同市のキャラバンメイトんの久保知子代表ら会員12人が講師を務めた。
久保代表らは高齢化社会が進展する中で認知症患者が増加し、客として来店する可能性も増えると想定。寸劇を交え、客側が「財布を忘れた」「買い物をした覚えがない」と言い出した際など、レジで起こりうる事例への店長や従業員の適切な対応を紹介した。久保代表は「患者は自分が間違っているとは思っていないので、いったん話しを受け入れて落ち着かせてほしい」と訴えた。家族の連絡先が分からない場合は、各市町村役場の地域包括支援センターへの連絡を勧めた。参加した店長らは「今後ありうることで、従業員にも心構えとして受講を進めたい」などと話した。

※お店でサポーター養成講座いいですね。私も3月12日には大型店の店員さんにキャラバンメイトとしてお話するようになっている。毎年開いてきているもりフオーラム、今度はもりからまちへ!認知症になっても安心して買い物ができる、高齢者に優しい商店街をめざしていきましょう。


インフルエンザ情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/03/08(Sat) 12:57 No.2582
 2月24日~3月2日までのデーター公表では、全国の定点当たり報告数は28.44 都道府県別では、福井県(51.66)、大分県(42.14)、福岡県(41.56)と依然高い。ご注意くださ。

26年度の年金を0.7%引き下げ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/03/07(Fri) 09:34 No.2581
 厚労省はこのほど、平成26年度の年金額について0.7%の引き下げを行うことを公表した。例えば老齢基礎年金(満額)では、現在の月額、6万4875円から475円引き下げられた6万4400円となる。また、厚生年金を受給する夫婦世帯(2人分の基礎年金を含む標準年金額)では1666円引き下げられ、22万6925円となる。現在支給されている年金は、過去の物価下落時に特例法で据え置かれた本来の年金額より高い額(特例水準)。しかし、この特例水準を解消する法律が24年に成立し、昨年10月、今年4月、来年4月と段階的に引き下げられる。4月からは消費税が3%もあがる。年金生活者には厳しい生活を強いられることになる。

認知症の初受診 医師は配慮を 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/03/02(Sun) 21:41 No.2580
 中日新聞の2月24日付けは題名のような見出しで掲載。私の妻の初受診の時も同様なことがあったが、それから20数年を経た今も変わりはないのだろうか。

国立長寿医療研究センター(大府市)主催の「認知症医療介護推進フォーラム認知症でも地域で暮らすために」が23日、名古屋市千種区の今池ガスビルで開かれた。医師や福祉関係者、関心をもつ一般市民350人が参加。専門家4人が「認知症何でも相談室」と題してパネル討論した。患者と家族らの全国組織「認知症の人と家族の会」の高見国生代表は「初めて受診する本人と家族に対する時、医療機関は配慮を。プライドのある本人が同席したままで『どんな症状ですか』と聞かれても、家族は正直に話せない」と指摘した。
同センターの鷲見幸彦・脳機能診療部長は「研修などで医師の意識をより高めていく」と応じた。厚生労働省老健局の原勝則局長による認知症施策の動向についての講演もあった。(中野祐紀)


サン・ドリームひろばへどうぞ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/28(Fri) 20:44 No.2579
3月5日(水) 11時~15時 サン・ドリームひろばです。

私たち家族の会の事務所を月1回開放する日です。
介護相談の方は、ゆっくり、何でも相談できます。誰かと話がしたいけど、相手がいない方もどうぞ、日頃の介護からゆっくりしたい方、何でもだべってリラックスしていただきたいです。
お待ちしております。
場所:戸畑区中本町3-10 JR戸畑駅そば 中本町商店街
中本町ビル2階です。場所不明の方は882-5599へお電話ください。


認知症 支援考える 看護業務連絡会 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/25(Tue) 21:26 No.2577
 看護師さんが認知症の支援をといろいろ考え、アンケートをとったりして懸命にとりくみを行っている。ありがたいことだ。1月12日付けの神戸新聞はその様子を掲載している。

看護師や福祉関係者らが認知症の人への支援の在り方を考える研修会が11日、明石医療センター(大久保町八木)で開かれた。参加者は実践発表やグループ討議を通じ、認知症になっても住み慣れた地域で暮らせるよう、医療と介護の関係者が連携して対応する必要性を改めて確認した。(新開真理)

70人参加し研修
市内の保健・医療機関や福祉施設などの看護師でつくる市看護業務連絡会(福岡みつえ会長)が主催。2000年度から年に2回開かれており、今回は70人が参加した。前半は、ひょうご認知症生活支援相談センターで専門相談員を務める清水美代子さんが「認知症の人を取り巻く課題」と題して講演。早期発見・対応の大切さに触れた上で「認知症の人や家族と伴走する姿勢が重要」と話し、訪問看護・診療の拡充を訴えた。その後、明舞中央病院などのスタッフが、認知症患者の自宅での生活支援に向け、介護関係者とどう連携しているかを報告した。グループ討議では「関わる人の知識と情報量で展開が随分違ってくる。もっと勉強したい」といった声や現場が多忙で情報共有が難しいことへの悩みなどが話題に上がった。


「思い」を形にきょうとからの挑戦 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/23(Sun) 19:22 No.2576
 私たちはいま、京都式オレンジプランから学び、多くの市民の知恵を結集して北九州方式のオレンジプランができるといいなと取り組みを始めている。その本場、京都のオレンジプランのできる背景がわかりやすく、毎日新聞1月8日付けで認知症新時代の見出しで掲載されている。以下掲載します。

私らしく生きる
「私は、症状が軽いうちに診断を受け、この病気を理解し、適切な支援を受けて、将来に付いて考え決める事が出来る」「私は、人権や個性に十分な配慮がなされ、できることは見守られ、できないことは支えられて、活動的に過ごしている」京都府が昨年10月に公表した、認知症の総合対策推進計画「京都式オレンジプラン」。 プランを紹介する冊子の冒頭に、認知症である「私」を主語にした、10項目の「アイ(私)メッセージ」がかかげられている。「認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けられる」という京都が目指す社会の姿を、本人の視点で表現したものだ。オレンジプランは、認知症を初期のうちに見つけ、本人を適切な医療やサービスに結びつけることなどを柱としている。10項目のメッセージは、プランで進めている施策の評価指標にもなっており、認知症本人に、各項目が実現できているかどうかを答えてもらい、施策の進み具合を判断する仕組みを取り入れた。認知症の当事者が、行政の政策評価に係ることができるのだ。

●当事者が主人公に
「認知症の当事者が主人公」という先進的な総合対策が、なぜ京都で生まれたのか。きっかけは3年前にさかのぼる。地域で長年にわたり認知症の医療に携わってきた森俊雄・府立洛南病院副院長は、手がかかるからと、医療機関や介護施設から利用を断られ、社会から排除されている認知症の人が入る、という現実を憂慮していた。加えて社会はその現実を受け止めていないと感じていた。11年、府の地域包括ケア構想が打ち出され、「だれもが住み慣れた地域で暮らし続けられる」という趣旨を目にしたとき、現状では「誰もが」の中に含まれない認知症の人が出てしまうと危惧した。

●市民ぐるみで策定
認知症の人が排除されない社会をつくろうー。翌12年2月、森さんの呼びかけに賛同した医療や介護、福祉等の専門職、かいごしている家族や一般市民ら約1000人が集まり「京都式認知症ケアを考える集い」が開かれた。目指したのは認知症を生きる人からみた認知症ケアの在り方を「言葉にする」ことだった。「言葉にしなければ排除の問題は理解されず、克服されることもない」。森さんはこう訴える。昨年2月には2度目の集いが開かれ、ケアの成果の判断材料とするための「かなえられた私の思い 5年後の12の成果指標」が採択された。「私はまだ軽いうちに認知症を理解し、将来に付いて決断することができた」。12項目はいずれも、専門職や家族が本人の声を聞き取り、まとめたものだ。2度にわたるつどいの成果は、この年、府や京都市が医療、介護、福祉等の各種団体とともにまとめた京都式オレンジプランの内容にも多く反映された。京都は、認知症本人が自らの思いを語り始める起点となった国際アルツハイマー病協会の会議(04年)が開かれた場所。もともと「思い」を受け止める素地があったのだ。

●国家戦略への一歩
認知症対策を巡っては、厚生労働省が12年に「認知症施策推進5カ年計画」(オレンジプラン)を策定している。ただ、国のプランは、認知症の当事者の視点で政策を評価することは想定していない。この点で京都式のプランは、国内では画期的な内容といえる。だが、世界に目を転じれば、認知症の当事者が参加して政策を評価する仕組みは、昨年12月に初の主要国(G8)認知症サミットが開かれ、英国の「国歌認知症戦略」の中に位置づけられている。「京都での取り組みが、日本にはまだない、認知症の国家戦略の策定に道を開く事になれば」。森さんは期待をこめている。(山崎友記子)

※やはり京都は最先端を走っている。私たちは京都から学ぶことに躊躇はいらない。認知症本人の視点、市民みんなで支えてオレンジプランを 北九州で実行しよう!


認知症高齢者に配慮 徘徊模擬訓練広がる 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/22(Sat) 22:20 No.2574
 京都新聞の昨年12月31日に掲載された徘徊模擬訓練の記事。わたくし達北九州での取り組みにも参考になる。以下掲載します。
道に迷った認知症高齢者を捜索する徘徊模擬訓練が注目を集めている。対象者を早期発見して保護する狙いで、京都市内では事業所や市民対象に広がりつつあり、高齢者の保護に至る成果も出ている。専門家や家族からは「認知症になっても安心して地域で暮らせる土台作りになれば」と期待を寄せる。(生田和史、宇都寿)

11月15日、左京区の岩倉南小の6年生が訓練に臨んだ.26班に分かれ、1時間の制限時間で、手渡された顔や服装等の特徴が記された紙を頼りに学校周辺を巡った。そのうちⅠ斑が橋上で、特徴と似た高齢女性を見つけた。児童は足早に駆け寄り、おずおずと口を開いた。「○○さんですか」「わからへん」「お年は」「20歳」かみあわない会話に児童たちは顔を見合わせた。同小と訓練を企画した岩倉地域包括支援センターの松本恵生センター長(44)は「上手く出来なくてもいい。大切なのは認知症の人を思いやれたかどうか。訓練はそのきっかけを作る手段。子どもが参加すれば、家族にも話す」と意義を語る。模擬訓練は、高齢者が姿を消したとの想定で、関係者が情報を伝え合い、捜索、発見、声かけという一連の流れを確認する。府内では09年に亀岡市が初めて取り組み、舞鶴、綾部、福知山の3市で合同実施し、向日市,南丹市でも行われた。
市内では同区市原地域,北区原谷地域でも区域内の26事業所が参加して実施された。岩倉学区内では、2011年に市内で初開催し、毎年続けてきた。福祉関係者やタクシー、私鉄と連携するなど経験を積み上げてきた。徘徊者を探すネットワークの登録者も111人になった。11年以来、民生児童委員がスリッパを履いて外を歩いている人を発見するなど計7人の保護に結びついた。厚生労働省は、団塊世代が75歳以上を迎える25年には認知症患者が全国で320万(10年時点では200万人)になると推計している。
「認知症の人と家族の会京都支部」世話人の上村之子さん(72)=右京区=は「徘徊は認知症中期の症状で、まだ家族は病気の理解が不十分で対応方法がわからない場合が多い。地域で連携して支え合う動きがあるのはありがたい」と歓迎する。一方、訓練を通じて、事業所は捜索にさく人出を出しにくい事や個人情報の扱いといった課題が浮かび上がった。京都大医学部付属病院老年内科診療科の武知一科長は「捜索に当たる市町を越えた広域網が必要だ」と訴える。先進的にとりくむ福岡県大牟田市。9月に実施された訓練には約2000人が参加した。同市では介護職や医師などの他職種の連携や、本人本位の認知症ケアの実践を行うコーディネーターの養成、子どもへの啓発を続けている。市長寿社会推進課は「認知症の人を支えるほかの事業と合わせて行い、行政と事業所、地域の協力関係を、年月をかけて築いていくことが大切だ」としている。
※学ぶべき点が多いですね。


インフルエンザが福岡は流行しています 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/21(Fri) 19:02 No.2573
 インフルエンザの2月10日から16日までの定点当たりの報告では28.18ですが、高い順に大分県 50.21、北海道 42.60 次が福岡の40.30です。
注意しましょう。

守恒校区の徘徊模擬訓練に参加 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/18(Tue) 20:10 No.2570
 2月15日、小倉南区の守恒校区の徘徊模擬訓練に参加しました。

守恒では一昨年9月に守恒SOSネットワーク会議(笹月二男会長)をたちあげ、昨年3月に第1回の徘徊模擬訓練を実施しました。今年は2回目です。参加は125人。その中には地元守恒中学校の野球部員が30人程参加し、生き生きとしてとてもよい雰囲気です。GPS(衛星利用測位システム)を徘徊高齢者になる方に持ってもらい、このシステムを活用して捜すグループと、GPSを持たずに捜すグループの二手に分かれて、訓練は行われました。これに先立って10日には認知症草の根ネットワーク副代表の野村美代子さんを講師に徘徊高齢者への声かけの仕方を学びました。初めての試みです。GPSくを活用した場合と持っていない方の場合を比べると明らかにGPSを活用した方が早いとの結果がでています。
西日本新聞の記事ではGPS→37分で発見、GPS利用していない場合→1時間4分でGPS 利用の方が発見率が高いことがわかりました。私たちはイオンの店の中でお客さん、店の従業員の方に行方不明者の写真入りのチラシを配り、胸には現在捜索訓練中のカードをぶら下げて、協力を求めました。話をすればよく聞いてくれて、関心が高まることもわかりました。終わって、守恒市民センターでカレー、豚汁で体を温め、また、認知症草の根ネットワークの人とも話し、心も温もりました。
北九州全域にこのような運動が広がるようにしなければならないと思いました。オレンジプランに反映させていきましょう。


Re: 守恒校区の徘徊模擬訓練に参加 高田芳信 – 2014/02/18(Tue) 20:16 No.2571
 当日のアンケート調査では「数人での対応であればよいが、一人での対応にはまだ不安がいっぱい」 GPSは非常に協力な捜索手段だと言うことが分かった」「携帯を使いこなせなかったので操作をもっと勉強する必要がある」
10代(中学生?)とてもためになりました。本当の捜索の時にこの体験を生かしていこうと思います」「GPS」をつけた方が安全と思いました。

介護家族のつどい 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/17(Mon) 21:22 No.2568
 明日、老いを支える北九州家族の会主催で「介護家族の集い」を開きます。介護者家族の方ぜひご参加ください。日頃の悩み、苦しみ、また、こんな風にしたら介護が楽になったなど、参加者の思いを出し合い、交流しあうことが、明日からの力になると思います。
ご参加を期待します。
●と き 2月18日 午後1時~3時
●ところ 小倉北区西小倉市民センター
JR西小倉駅から8分です。お待ちしています。

特養の入居制限緩和 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/16(Sun) 16:35 No.2563
 厚生労働省は次の介護保険改正で要介護度3以上を入居の条件としたが、昨年10月30日の社会保障審議会介護保険部会では、要介護1.2であっても入居できる条件を下記のようにした。
●認知症高齢者で、常時適切な見守り、介護が必要であること
●知的障害・精神障害等も伴って、地域での安定した生活を続けることが困難であること
●家族によるサポートが期待できず、また、現に地域での介護サービスや生活支援の供給が十分に認められないこと
●家族などによる虐待が深刻であり、心身の安全・安心の確保が不可欠であることなどを考慮したものにすること

※認知症の人の場合、要介護1.2でも誰かが付かなければ生活できない人は多い。地域で暮らしていけない状態で、要介護3以上と決めること自体に無理がある。在宅で暮らしていけるような施策が必要なのだ。


ノロウイルスに注意を 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/15(Sat) 20:52 No.2561
 北九州市は14日、同市八幡東区の同じ小学校に通う児童101人と職員3人が下痢や嘔吐の症状を訴えた。うち児童1人からノロウイルスを検出したと発表。市保健所の調べでは2月10日~14日の間にこの104人を含む128人が感染性胃腸炎を発症したことがわかった。重症者はいない。児童1人は入院中だが快方にむかっているという(以上西日本新聞掲載)

※ノロウイルスが流行している。本掲示板の3ちょうめだよりにあるように手洗いを丹念にすることが大事だ。インフルエンザも流行っている。高齢者は特にご注意ください。


閣議決定で利用者負担の引き上げなど決定 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/15(Sat) 19:39 No.2560
 2月12日、政府は閣議を開き、2015年8月から介護保険の利用者負担を一定以上の収入のある人は1割から2割に引き上げる地域医療・介護総合確保推進法案を決定。国会に提出し、今国会で成立を図る。利用者負担が引き上げられるのは、年金生活者で単身の人で収入が280万円以上。被保険者は全体で所得が上~20%の人が対象だ。15年4月からは介護の必要性が比較的低い「要支援1.2」の人向けに国が行ってきた通所介護(ディサービス)と訪問介護(ホームヘルプ)を段階的に市町村事業に移す。特別養護老人ホームjに入居できる人は原則として中重度の「要介護3~5」の人に限定する。特養に入居する低所得者に対して居住費や食費を補助する補足給付については15年8月から預貯金が単身で1000万円、夫婦で2000万円を超える場合は対象外にする、としている。
国会での審議が始まる。認知症の人の場合は、要支援でも早くから専門家のケアによって、楽にケアができるが、これが認知症に詳しくない方に対応されることになると認知症はすすみ、家族も介護で苦労する。オレンジプラン(認知症施策推進5カ年計画)では短期集中支援チームなど早く認知症の人を発見し、ケアに結びつける方向をだしながら、政府は地方まかせにして、運営基準もなく専門家でなくともボランティアでもよいような方向で考えている。公益社団法人 認知症の人と家族の会はこのようなやり方に反対している。
認知症の人のケアはやはり専門家があたらなければ、絶対できない。その事を介護家族は実感している。しっかり国会審議を行うとともに、地域でもどう考えるかを大いに論議して声をあげていこう。

3ちょうめだより送呈ありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/13(Thu) 18:59 No.2557
 3ちょうめだより 2月号 NO145号 送呈ありがとうございます。

1面は感染症対策の記事
感染症の予防のポイントは手洗い。流水で液体せっけんをつけ、しっかりと手洗いすることです。特に貝類をその内蔵を含んだまま加熱調理する時には十分に加熱して、まな板や包丁はすぐに熱湯消毒しましょう。便やおう吐物の処理をしっかり 乾燥すると空気中に漂い、感染してしまうので、直ちに行うこと。処理する人は手袋、マスク、エプロンを使用し、使用した雑巾等はビニール袋に入れて密封し捨てましょう。衣服や物品、おう吐物を洗い流した場所の消毒は次亜塩素系消毒剤【家庭用漂白剤の場合は約200倍程度に薄める)を使用してください。
3面では認知症の出前講座の様子が写真入りで書かれている。
1月18日に108名の人が「認知症都は」「認知症予防のために」「脳の活性化を図る」「認知症を持った人の気持ちを知る」等の内容で学んだ。2時間の名が長場だが、参加者から「長いと感じなかった」「楽しかった」との感想が語られています。
他にも八枝、竹末の各市民センタ‐でも講座が行われた。

3ちょうめのちょっといい話
T氏を就床誘導時「どうもありがとう」ベッドの端に横になるT氏。「どうしましたが?」と問うと「あんたも疲れたやろ。ほら横に入りなさい。」


行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/12(Wed) 09:27 No.2552
 2月10日に行方不明になられた藤原 和往(フジワラ カズユキ)さん【81歳】【男性】は門司区田ノ浦付近で発見されました。ご協力ありがとうございました。

行方不明者が出ました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/10(Mon) 21:40 No.2550
行方不明(徘徊)高齢者等情報より

行方不明者:藤原和往(フジワラ カズユキ)【81歳】【男性】
居住区:門司区  居なくなった場所:南小倉駅前
特徴(着衣)の状況など 身長:168cm 体重:47KG
薄紫のジャンバー、黒色ズボン、白色運動靴、縁なしメガネ
問い合わせ連絡先:門司警察署 093-321-0110
ご協力をお願い申し上げます。


福井県の認知症カフエ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/09(Sun) 21:30 No.2549
 昨日に続いて中日新聞の、同日の認知症カフエの記事を掲載する。
福井県では昨年、認知症カフエの開設が相次いだ。認知症医療の専門病院、県立すこやかシルバー病院(福井市)は病院から少し離れた市内の空き店舗で9月から毎週土曜日に認知症カフエ「心愛(ここあ)」を開いている。孤立し引きこもりやすい初期の認知症の人には、気楽に集える場所が必要と伊藤達彦院長が提案。認知症の人や家族ら毎週10数人が訪れている。診断を受けていない人もいる。
コーヒー代は100円。認知症に詳しい看護師や精神保健福祉士らがいて、話相手になる。手芸や囲碁等も楽しめて会話が弾む。

「毎週ここにくるのが楽しみ」と市内の女性(78)。家族からの
介護相談は店舗の2階でじっくり聞き、本人の関わり方の助言などをする。認知症は初期のうちから周囲の対応を工夫することで、本人の混乱が減らせて、地域での暮らしを続けられる確率が高まる。
その確立を高め、本人にも人と交わることで刺激を受けてもらうのがカフエの狙いだ。
このほか、福井県鯖江市が昨年11月から毎週火曜日に市中心部で「オレンジカフエさばえ」を福井市の有志らが同年9月から月1回、市内各地で認知症カフエ「トマリギ」を開く。

富山市の認知症カフエ「ぽ~れポ~レ」は認知症の人と家族の会富山県支部が昨年4月から運営。現在は毎週水曜日の午後に開催。
若年性認知症の人もスタッフをつとめる。「若年性認知症の人が働けるというメッセージも発したい」と県支部の勝田登志子事務局長は話している。(佐橋大)

※素晴らしいですね。若年性認知症の人がスタッフしている。
可能性が広がっていきます。認知症カフエのぜひ成功を!


社会とつながる場に 認知症カフエ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/08(Sat) 20:55 No.2548
 全国的に認知症カフエが増え始めた。北九州市でも模索が始まっている。その参考に2月8日付けの中日新聞の記事を紹介する。
見出しは社会とつながる場に 認知症カフエ中部でも次々軽度の認知症の人やその家族が集い、お茶等を飲みながら語り合う「ケアラーズカフエ」や「認知症カフエ」が中部地方でも増えてきた。閉じこもりがちな本人と家族が楽しい時を過ごし、社会とつながる場にという願いで運営されている。
愛知県東海市名鉄太田川駅・高架下にある市観光物産プラザ。その喫茶スペースでは認知症の人と家族の会愛知県支部が昨年9月から毎週土日の午前10時半から午後3時にケアラーズカフエ日向家(ひなたけ)を開いている。
会の世話人が認知症の人の話相手になり、介護する家族からの相談に乗る。スタッフは認知症に詳しく、家族も本人も一般的な喫茶店より安心できるといい、利用者同士でも歓談の輪ができる。介護相談専用のブースもある。日曜日の午後には介護する人にリラックスしてもらうための無料イベントも。介護で凝った体をほぐす簡単なマッサージ法の講座があったり、介護する人らがミニコンサートを開いたり。若年性認知症の妻の介護と仕事を両立し、昨年12月にフォークソングのミニコンサートを開いた同市の杉本弘さん(56)は「イベントは気分の転換になる」と話す。県支部の尾之内直美代表は「ケアラー(介護する人)や認知症の人が和める場にしたい。将来はカフエを常設化し、相談の面談も毎日できるようにしたい」と意欲的だ。

北九州市でもこのようなケアラーズカフエ、認知症カフエ、オレンジカフエができるよう力を合わせよう!


若年性認知症介護家族交流会 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/05(Wed) 19:45 No.2541
2カ月に一度開催している『若年性認知症介護家族交流会』が近付きました。ご案内いたします。

●と き 2月8日(土)午後1時~3時
●ところ ウエルとばた3階

若年性認知症を抱えておられる家族の方どうぞお気軽にご参加ください。私自身も妻が55歳で当時は初老期痴呆症と言われ、まだ、偏見の強い時期でした。やっと光が当てられようとしています。
家族の交流会で日頃の辛い思いなどお互いに話し合い、交流しあい、ふれあい元気をもらいましょう。心よりお待ちしております。


認知症の方の行方不明 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/02/03(Mon) 10:19 No.2535
 この掲示板で1月30日に、前日29日に認知症の人の全国の行方不明のままの方、死亡者の数を細かく集計された銭場裕司記者らの記事を掲載した。同日の記事で、社会面に銭場記者が関連記事を掲載しているが、掲載しているところと掲載されていないところがあるのがわかった。以下、掲載します。
見出しは 
帰ってきた私の宝
行方不明となり死亡または見つからなかった認知症の人が2012年の1年間だけでも、500人以上いる事が判明した。家族が懸命に探しても、長期にわたり安否すらわからない人もいる。身内を守れなかった深い後悔と悲しみの中、家族は帰りを待ち続けている。

岸和田の認知症 76歳 姿を消し1年
「いまだに悪夢みたい。何でこんなことに」。大阪府岸和田市の田中八重さん(73)は悲痛な思いを抱えたまま1月25日を迎えた。約50年連れ添った夫孝明さん(76)が行方不明になり、この日でちょうど1年になる。孝明さんは午後9時過ぎ、風呂上りのパジャマ姿で自転車に乗り、家を出た。いつも身につけていたGPS(全地球測位システム)付き携帯電話は残されたままだった。03年にアルツハイマー型認知症と診断された。症状が進むと外出先から戻れなくなることが何度かあり、警察に保護された。夫婦二人暮らしで八重さんは買い物や犬の散歩等の外出時だけでなく、自宅でもできるだけそばにいて、注意を払ってきた。行方不明になった後、近くに住む家族総出で空き家や公園、和歌山県の山間部に至る道まで探し、写真入りのビラを張って歩いた。2月に入り、顔見知りの女性が1月31日に自宅から1キロ程の病院そばで孝明さんと会話していたことが判明した。女性は当時、行方不明と知らず、ベンチにいた孝明さんは「犬餓おらんようになった」と話したという。3月には5キロ程離れた大阪府貝塚市の社会福祉法人の敷地で自転車がみつかった。職員は「2月初旬からあったと思う」と証言し、警察官や警察犬がくまなく捜したが、行方不明はつかめなかった。家族は孝明さんにつながりそうな情報があれば足を運んで捜し続けている。
「八重さん」「孝明さん」。互いに名前で呼び合う夫婦のけんかを子供たちは見たことがない。近年、孝明さんの症状は進んだが、コーラスや太極拳など八重さんの趣味に付き添い、笑顔も見せていた。八重さんは「大切な宝物を失った。身守れなかった自分が悪い。もし会えるなら『ごめんね』って謝りたい」と涙を流した。
近くに住む長男の政雄さん(41)も苦しい思いを語る。「とーやん(お父さん)は怖くて孤独やったろうに。自分がもっと注意すべきだった。無事に帰ってきてほしい。もし、それがかなわないのなら、どんなかたちでもいいから帰ってきてほしいのだが…」。
行方不明から1年という歳月が重くのしかかる。認知症の人を守るため、地域を挙げた模擬訓練や行方不明時に当事者の名前や住所、写真、服装などを事前登録者に知らせるメール配信等、対策に力を入れる自治体は増えたが、まだ道半ばだ。政雄さんは「誰でも起こる問題と思う。全国でとりくみが進んでほしい」と強く願っている。銭場裕司

※行方不明者の方、家族の方の辛さ、悲しさを改めて思う。北九州市では地域での見守りSOSの取り組
みは進みつつあるが、銭場記者が指摘するように「道半ばだ」。認知症になっても安心のまちへ」をスローガンでなく、論議の始まった認知症推進計画(オレンジプラン)にしっかり盛り込み、実践していこう!
それにしても「徘徊」のことばを全く使わず記事を書きあげた記者の認知症への理解力に心から敬意を表します。


越智俊二さんの遺作展示の見学へ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/31(Fri) 21:51 No.2535
 今日の午後、福岡市のNHK福岡放送局へ若年性認知症(47歳で発症)、越智俊二さんの遺作展の見学へ行ってきました。
受付で妻の寿美子さんにお会いできて嬉しかった。発症した時は須美子さんは41歳の若さです。作品は絵、書、陶器です。絵が圧倒的に多いけれども、全体として明るく植物や野菜が描かれている。
どんな思いでこの作品に取り組まれたのだろうと想像すると、見ている目がゆるんでくる。妻寿美子さんはこのように明るく描いているので、多くの人に訴えることができるという。しかし、夫俊二さんへの対応で、俊二さんがいろいろな感情をもたれ、その時の気持ちが表現されているという。そういえば、少しくっきりした色どりの中で、暗いのかなと思う作品もある。本当は作品全部展示したいのだが、と未だ展示されていない作品を一部見せていただいた。すごい量だ。認知症になられてからディサービスなどで、絵や陶器を教えていただいたのが、きっかけだそうだ。書もすごい。中学校2年の時の「新文化創造」など力の入った作品が目に入った。書は初段の腕前だったと言われた。認知症になっての初期、中期、後期とそれぞれ別に分けられていた。「上手く書けない悔しい」と書かれているのもあった。絵には越智俊二と自分の名をいくつも書き連ねているのがある。寿美子さんは「自分の名前が判らなくなりそうで忘れないために、自分の名を連ねるのです」と話された。不安、恐怖にさらされながら力いっぱい生き抜こうとする越智さんの眞情が伝わってくる。私は須美子さんに、北九州市でもぜひ、展示会を開けるようにお願いした。寿美子さんは「俊二さんの絵は社会資源としてぜひ、多くの人に観ていただきたい。北九州市でもやりましょう」と約束してくださった。
帰りにいただいた越智俊二さんの絵ハガキには野菜のおくらの鮮やかな絵が描かれ、次のような詩がのっていた。

「でなくても」
自分のものわすれということが   どうして  こんなになったのだろうかと   くやしい   字がでてこない
頭からでてこない  でもわらっています  でなくても十分です
自分の病きについては  わらっていられるようになったから
流れにのって生活しています  とまったらなにもできないから
流れているから とまらんでいるから  ゆっくりと流れています

越智俊二さん、寿美子さん すばらし作品をありがとうございました。認知症になっても決して何にもわからなくなるとか、何にもできなくなるということはない。私よりもすばらしい感性を持たれていると思いました。展示は2月2日までです。どうぞ見学に行かれてください。


認知症不明者359人死亡 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/30(Thu) 20:18 No.2533
 認知症不明者の問題が毎日新聞で報道された。北九州市で御活躍だった銭場記者の名で書かれている。東京の方で全国の認知症問題をとりあげている。昨日1月29日付けだ。
見出しは標題と脇見出しは12年 「未発見」も219人

認知症またはその疑いがあって行方不明になり、死亡確認された人が2012年の1年間に359人に上ることが分かった。同年末までに見つからなかった人も219人いた。毎日新聞が全国の警察本部などに取材して集計した。合計すると578人で認知症の人を巡る深刻な実態が判明した。警察庁は認知症の人が当事者となった行方不明者届けの数を12年分から公表しており、同年は9607人だったが、警察本部によって受理するまでの手続きに違いがあることもわかった。正式な届け出前に保護や死亡確認される人もいるため、実際の行方不明者数は大幅に膨らむとみられ、死亡数も増える可能性がある。死亡確認された359人(届出が同年より前の人を含む)は山林や河川、用水路のほか、空き家の庭や道路上等で発見された。未発見者219人のその後については、各警察本部は「統計上は未把握」などとしている。

9607人の行方不明者届けのうち、最多は大阪府の2076人、次いで兵庫県の1146人。ただしこれは、両警察本部とも事件性の判断や捜索に生かすため、行方不明者の家族らに対し書面による正式な届け出を積極的にするよう促していることが背景にある。一方、神奈川、千葉、埼玉三県には、正式な届け出前に、電話などでの連絡と同時に「一時的所在不明者」として受理する制度がある。
その段階で見つかる人もいて正式な届け出に至らないケースもあり、行方不明者の数は神奈川262人△千葉232人△埼玉146人。また、東京の警察庁は3県のような制度はないが、正式な届け出前から捜索活動に取り組んでやはり早期に見つかるケースがあり、行方不明者の届けの数は350人、他は愛知735人▽京都371人▽福岡357人▽茨城317人ーなどだった。都道府県別の死者数は、大阪26人▽愛知19人▽鹿児島17人▽東京16人▽茨城15人▽北海道、福島、長野、兵庫各14人ーなど。

認知症の人が遠くまで行ってしまう事例も判明した。大阪府警によると、12年8月の届け出翌日に門真市の男性(当時75歳)が松山市の港で発見▽13年1月に届け出を受けた大阪市の独居男性(同83歳)が22日後に北海道函館市のパチンコ店に迷い込み保護ーされた。四国や北海道にたどり着いた経路や、その間の生活ぶりは分かっていない。【山田泰蔵、銭場裕司】

解説・認知症不明者 国は実態把握し対策を

行方不明となり死亡又は見つからなかった認知症の人が2012年の1年間だけでも500人以上いる事が判明したが、正確のとりまとめられていなのが現状だ。行方不明者届けを巡る警察本部の対応の違いなどで、現行の集計に含まれない数がかなりに上るとみられるためだ。どの警察本部も迅速な捜索活動を目指しているが、首都圏の3県は、書類提出に時間がかかる行方不明者届けの前段階に「一時的所在不明者」という制度で受理し、いち早く捜索に着手している。その数を11年の神奈川出見ると、認知症のひとだけで1947人。同年の認知症行方不明者届248人の8倍近くに上る。一方、正式な届け出を積極的に促すことで早期対応につなげている大阪府警管内の行方不明者届は、警察庁公表の全国集計の約2割を占め、突出して多いが、他の警察本部の行方不明者届の数よりも実態を正確に示していると言える。国の認知症施策は、できる限り住み慣れた地域で暮らし続けられることを掲げる。地域生活のリスクを把握するためにも、国は実態を正確に示す全国のデーターを取りまとめたうえで対策を講じる必要があるだろう。【山田泰蔵】

※数字が毎年、発表されることで、関心が高まり、地域での見守り体制も充実されていく。全国集計は大変であったろうと想像する。そして、徘徊等という言葉を一切使っていないことに驚くとともに敬意を表したい。


Re: 認知症不明者359人死亡 高田芳信 – 2014/01/30(Thu) 20:25 No.2534
 行方不明者359人+未発見219人=578人 記事からすれば、実際はまだ多いということが推察できる。この数にしても1年間でいえば、一日に1人~2人が死亡、または行方不明のままという数字だ。放置することはできない。国として全国の一律基準で毎年発表し、自治体毎にも明確にして、自治体と住民がわが町の認知症になっても安心、行方不明者を出さない見守りのSOS体制をつくりあげよう。

認知症にメモリーブック 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/28(Tue) 21:52 No.2528
 昨年の11月12日付け南日本新聞は標題のような目を引く見出しをつけて掲載されている。ぜひ、お読みください。

認知症の高齢者から、生い立ちや思い出などの生活史を聞きとり、1冊の本にまとめる「メモリーブック」の取り組みが鹿児島県内で始まっている。大学院生や臨床心理士らに指導する志学館大学の飯干紀代子教授=高齢生涯学、高次機能障害学=は「思い出を他者に語ることは高齢者の前向きな生きる力につながる。介護者にとってもコミュニケーションの糸口になる」とし活用をよびかけている。(犬塚政志)
10月中旬、大口病院(伊佐市)のデイケアセンター。飯干教授は中等度の認知症がある80台女性に語りかけた。「どちらのお生まれですか」「子ども時代の一番の思い出は」。最初は「忘れた」と答えていた女性も次第にくつろぎ、父母への感謝や、戦時中のことを笑顔で話し始めた。今後は手法を学んだ臨床心理士らが引き継ぐ予定だ。メモリーブックは、米国の言語聴覚士でオハイオ大学教授のミッシェル・ブルジョア氏が1980年代後半に考案。認知症や記憶障害のある人とのコミュニケーションを円滑に行うための手法だ。飯干教授がブルジョア氏と研究協力しながら日本の文化に合うように改編。写真などとともに1冊の冊子やノートにまとめた。
飯干教授によると、メモリーブックにより、過去の記憶がひきだされ、感情の安定や人生の新たな意味づけができる。現在の状況や、やるべきこと、やりたいことを書いてもらい、繰り返し見ることで「見当識」の強化や問題行動の回避にもつながるという。認知症の人の場合、聞き取りは1回につき、5~10分で,計5,6回。生い立ちや幼少時代、結婚、仕事、現在など6つの時期に分けて聞く。楽しくポジティブな思い出を中心に聴き、つらい記憶については強化されないような共感を示し、「よかったこともあった」等と、新たな捉え方を促す事も必要となる。4月から月1回指導を受ける大口病院の臨床心理士塩屋友美さんは「地域や家族のつながりを大切にしている。思い出を形にすることで、利用者の生活がより快適となるよう期待したい」。
飯干教授は「人生の集大成の時期にいる方にとり、人生を振り返ることは意義深い。重い認知症の人でも、過去の記憶は脳に保存されている。コミュウニケーションを深める手段としても活用してほしい」としている。

※いろんなことができぞうですね。本人の残っている記憶をよみがえらせ、其れを聞きとり、本人に読んでもらって講演していただいてもいいですね。認知症の想いをよく知る上で大切です。


アルツハイマー型急増 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/27(Mon) 21:00 No.2525
 全国の認知症高齢者は2012年時点で推計550万人に達し、20年前の6倍に上ることが、九州大学の清原裕教授(環境学)らの研究でわかった。福岡県久山町の住民を対象にした調査から算出したもので、認知症の高齢者が急増している実態が裏付けられた。認知症の予備軍ともいえる軽度認知障害(MCI)の高齢者も310万人で、早急な認知症対策が求められる。

九大は1961年から久山町で住民の健康診断と追跡調査を続けている。人口は一昨年12月1日現在、約8400人で住民の年齢構成や出生率、死亡率が全国平均に近い。調査結果は日本を代表する医学データーとして、国際的に評価されている。「高血圧が脳卒中の原因」などの「医学の常識」も日本人のデーターは久山町がもとになっている。認知症についても、85年からほぼ7年ごとに65歳以上の住民を対象に行っている。2012年は65歳以上の94%にあたる1906人が受診。認知症の人の割合(有病率)は18%だった。この数字と全国の65歳以上の高齢者数(3080万人)から、認知症の高齢者数を推計した。MCIの有病率は10%だった。認知症の中で最も多かったのは、69%を占めるアルツハイマー型認知症で、脳卒中などが原因の脳血管性認知症は17%だった。
認知症の高齢者数は厚生労働省が一昨年、介護保険の要介護認定者から305万人と推定。研究班が昨年6月、全国10市町の調査から推計して462万人と発表している。九大の研究は住民の90%以上を調査していることと、過去の調査と比較して認知症の急増ぶりがわかることが特徴だ。


越智さんの展示会 毎日新聞が紹介 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/26(Sun) 19:04 No.2523
 昨日の掲示板の続きです。越智さんの遺作展について1月23日付毎日新聞・福岡版で金秀蓮さんが書かれている。その一部を紹介します。
「わからないことや、できないことが増え、でも、最後まで人の心は残っていた」 妻寿美子さん(61)は、作品を通して「若年性認知症という病気や患者、介護家族の理解が深まって欲しい」と願っている。会社員だった俊二さんは47歳の時、もの忘れがひどくなった。現場への道が判らず職場でトラブルが増えたため会社を退職、54歳の時に若年性認知症と診断された。
俊二さんは診断後、ディサービスや自宅で絵や書、陶芸にとりくんだ。その数は約400点。病気の不安が増す中,俊二さんが描いた明るい絵の数々は須美子さんの支えになっていた。「夫はいつも一生懸命に描き、楽しそうだった」と振り返る。「若年性認知症ということばは広がっても、何もかもわからなくなる病気と誤解している人が多い。夫は記憶できない自分を責め、その姿をみる家族もまた、苦しんだ」という。そして「病気になってもこれだけ明るい絵が描ける。夫の絵から元気をもらってほしい」と語った。

※ぜひ遺作展に見学にいきましょう!。来月2日までですから。あまり日日はありません。


越智俊二さんの心の世界 遺作展 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/25(Sat) 20:10 No.2522
 越智俊二さんは若年性認知症になられ、10年前には私たち家族の会の主催する
講演会でお話をしていただいた。認知症になられてから絵を書かれ、陶芸をされ、その作品から認知症の方の感性の豊かさを知った。本ホームページで、内容が示されている。その越智さんの遺作展示会が開かれている。

越智俊二 心のしぇかい(世界)遺作展
ー若年性認知症となっても 心は生きているー
1月21日~2月2日 時間 10:00~17:00
福岡放送局NHK2階 ギャラリー

ぜひ、お出でくださいと全国の講演に多忙な妻の越智須美子さんはよびかけています。

話しは変わるが熊本市では昨年、11月に認知症の改善を目的に開発された「臨床美術」の作品展が熊本市内で開催された。医療法人 祐基会が運営する老人ホーム入所者ら40人が絵画や立体像など約120点を並べた。臨床美術は創作活動で脳を活性化し生きる意欲を引き出すという。同法人では職員の渡邊浩見さんが臨床美術士の資格を持ち、指導しこの作品展をひらくことになったそうだ。

臨床美術士など初めて聞きました。このような活動が盛んになればいいですね。


行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/24(Fri) 22:06 No.2520
昨日、1月23日に行方不明【徘徊】で発信しました愛甲多賀子(アイコウタカコ)さん【77歳】【女性】は【八幡西区野面付近】で発見されました。ご協力ありがとうございました。

行方不明(徘徊)高齢者を探しています 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/23(Thu) 20:34 No.2519
愛甲多賀子(アイコウタカコ)さん【77歳】の発見にご協力ください。
居住区:八幡西区青山 居なくなった場所:八幡西区青山
特徴:着衣の状況など
身長 156CM, 体重 45KG, メガネ、肩までのショートカットで白髪まじりの茶髪
問い合わせ先:八幡西警察署 093-645-0110

認知症カフエ 心ほっこり 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/22(Wed) 20:25 No.2515
 認知症カフエをどうつくり、ふやしていくか 北九州市での課題でもある。朝日新聞 2013年 12月13日にその例が出ている。紹介する。
お年寄り歓談■家族ホッと
認知症の人や家族らが集う「認知症カフェ」が全国に広がりつつある。お年寄りが会話を楽しみ、介護者の気持ちも和らぐ場になっている。その効果に注目し、国や自治体も支援に乗り出した。
東京都調布市の住宅街の一角。二木桃子さん(88)が玄関を開けて声をかける。「しばらくですねぇ。元気だった?」手を握って応じた女性スタッフは周りに笑顔で打ち明けた。「本当は先週会ったばかりなんですよ。もう忘れちゃって」ボランティアグループ「深大寺こもれび」が月2回開くカフェ。
中山英代代表(67)が6年前、所有する一軒家を開放し、1回100円でコーヒーを飲みながら誰もが集える場にした。二木さんは認知症高齢者のグルプホームで暮らす。ホームの職員とカフエに通い、友人と話すうちに笑顔が増えた。「介護する家族にも一息ついて欲しい」と中山さん。グループを立ち上げたのは、20年前、寝たきりの夫を介護していた友人が自殺したことがきっかけだった。読書をしていた東京都三鷹市の清水泰博さん(65)は100歳の母と二人で暮らし、10年介護を続けている。「カフェのおかげで平常心に戻れる」母は冬の夜に駐車場で寝たり、清水さんに向って「息子はどこ」と泣いたり。おむつの取り換えは3~4時間に1回。「付きっきりの介護。逃げ出したくなることもある」と言う。全国に100軒以上。社団法人「ン認知症の人と家族の会」(本部・京都市)によると、カフェは2000年頃からでき始めた。都市部を中心に、NPO、社会福祉法人、医療機関などが運営し、100軒以上とみられる。
課題は場所の確保だ。三鷹市で2年前からカフェを開く医師の石村巽さん(78)は知人のつてでビルの一室を月1回、無料で借りている。「好意に甘え続けるわけにはいかない。行政の支援があれば」と悩む。 国、普及へ支援  厚生労働省の推計によると、認知症の高齢者は昨年時点で65歳以上の1割に当たる305万人。12年後には470万人に達する見込みだ。厚労省は今年度から始めた認知症施策の5カ年計画にカフェの普及を盛り込み、自治体に補助金を出している。20軒以上のカフェがある京都府は昨年度から、カフェがある自治体に計4700万円を補助。「2年後までに全26市町村に少なくとも各1件」が目標という。(伊藤和行)

※まずやってみる事から始めよう。そして、どんな問題があるのかを探りながら解決していこう。
京都式オレンジプランでは8つの個別方策のところで2、<早期発見・早期鑑別診断・早期対応>ができる体制づくりの中で、「受診拒否等受診に結びつかない人にアウトリーチを行うことで、適切な医療・介護サービスへつなげるとともに、症状の初期の段階に集中的な支援を実施する。そのための一つに認知症初期対応型カフェの設置を決めている。
平成25年度 15市町村で実施。平成27年度 全市町村で実施。更に5.の地域での日常生活・家族支援の強化のところでは認知症初期対応型カフエとして再掲し重点化している。8.の若年性認知症への対策では「若年性認知症の人とその家族への支援方策としてー地域特性に応じて、サロンや認知症初期対応型カフェ介護サービス等多様な場を活用した、若年性認知症の人の「居場所・生きがいづくり」等を支援できる人材と体制の充実を明記した。なお、「若年性認知症の専門的な医療支援方策」では若年性認知症の人の「診察」と「居場所」づくりの充実を打ち出し平成25年度~若年性認知症に特化した専門外来の設置・拡充。平成25年度~若年性認知症ディケアの設置・拡充などと具体的に決めている。


京都式オレンジプランについて 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/20(Mon) 21:07 No.2513
 全国に先駆けてオレンジプランができた。京都式オレンジプランだ。パンフレットになっており、パソコンでダウンロードできるので検索してほしい。地元の地方新聞・京都新聞は昨年10月28日付けに以下のように紹介している。
予防期から終末期まで網羅 認知症『京都式』対策
府など 当事者視点で目標
京都府や京都市、府社会福祉協議会や府医師会などでつくる京都地域包括ケア推進機構は、認知症予防期から終末期までを網羅した京都式認知症総合対策推進計画(京都式オレンジプラン)を策定した。
当事者の視点に立った達成目標を掲げたのが特徴という。

同機構によると、府内の認知症高齢者は2010年で5.8万人と推計されるが、高齢化の進展に伴い25年には9.9万人に増加すると予定されている。今後の認知症高齢者の大幅増に備え、行政や医療、介護、住民の取り組みをまとめた計画が必要と判断した。

本年度から17年度までの5カ年プラン。達成目標までは行政や医療機関からの視点ではなく、「終始切れ目のない医療と介護を受けて、すこやかに過ごしている」といった当事者目線の10項目を挙げ、本人に寄り添った支援施策やケアの重要性を重視した施策を展開していく。
具体的な新たな取り組みでは、認知症高齢者毎にどこで、どのような医療、介護サービスを受ければいいかを分かりやすくヅ図に表す「ケアパス」の作成と普及を盛り込んだ。又、看護師の認知症対応力をを高める研修の実施や認知症に詳しいケアマネジャー制度の創設も進めるとし、これまでケアが充実していなかった若年性認知症患者への支援強化などを掲げた。(高橋晴久)

※ 家族は勿論、医療、介護、ボランティアなどこの計画作成に参加し、分野ごとに立案の案みたいなものを出してもらうなど関係団体市民の知恵を総結集して北九州式オレンジプランをぜひ作成したいですね。それと大事なのが視点です。京都は3つ。
1.全ての人が認知症のことを正しく理解する
2.「予防・初期~ターミナル期」まで途切れない認知症の医療・介護の仕組みづくり
3..認知症の人、家族と地域を支える人材の育成です。

色んな形で北九州方式を採用した北九州ならではの先進的オレンジプランをつくる高い志をもっていきましょう。必ずできる!確信をもちましょう。


広報紙6号 認知症サポーターを広める会 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/13(Mon) 20:42 No.2504
 直方市の「認知症サポターを広める会」より広報紙第6号:2014年1月10日号をいただいた。代表は野口邦生さん。
初めてみる広報紙である。B4版4ページである。一面は副代表の五百路恵美子さんの新年の巻頭言で飾っている。「会は発足からはや3年が経ち微力ながら、地域福祉にお手伝いさせていただけることは光栄に浴する思いです」「昨年は・・フォローアップ講演会、公開講座、・・認知症サポーターが予定より多く2000人を突破、中学生、高校生への養成講座の継続等、地域に根差した活動が一歩一歩実を結びつけつつあります。そのような中で、植木校区徘徊模擬訓練開催にあたり、委託を受け、養成講座、声かけの寸劇、声かけチェックを任せて頂くなど、地域の認識度も高まりつつあり、様々な面で充実した年でした」とふりかえり、「今年は更に飛躍した活動をめざす」と決意をのべている。
2ページはその植木校区での徘徊模擬訓練特集になっている。背景としてと代表の野口邦生さんは「昨年3月同地区の90歳代の女性が行方不明となり、約半月後に死亡発見された。徘徊が死につながる危険があること、そうした中での徘徊模擬訓練で会った」と書いています。そして野口さんは「早期発見と保護に役立て、認知症の人とその家族が安心して暮らせる直方市にしたい。そのためには認知症を正しく理解したサポーターを一人でも多く直方市に誕生させる必要があります」と強調し、「養成講座で認知症について正しく学んだ知識と実際の声かけで体現していく極めて大切な場となった」「他の校区でも実施していただきたい」と訴えています。
続いて同社会福祉協議会、同徘徊模擬訓練実行委員長の談話を掲載。認知症の人と家族の会の代表 宗廣寿美子さんは「・・今回、自分たちの問題として、植木校区の訓練に参加したました。皆さま方の真剣な眼差しに触れ、うれしくなりました。一人でも多くの方々に、認知症を正しく理解していただき、まず、認知症予防に努める事の大切さを感じつつ、「本人とその家族が安心して暮らせるまち・直方にしていきたいと願っています。」と語っている。3ページは訓練当日の流れを写真で説明しています。

北九州も模擬訓練を発展させていますが、近郊でも模擬訓練が行われていることは心強いです。ぜひ、北九州市とネットワークをつくり、行方不明が出た時には情報交換して早期発見につながればいいですね。


徘徊模擬訓練のお知らせ 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/12(Sun) 19:58 No.2502
 昨年の守恒地区の地域ぐるみの徘徊模擬訓練をきっかけに模擬訓練が発展しています。現在計画されているのは下記の通りです。
●1月24日午後2時~4時半 主催 ケアハウスライフとばた、
らいふとばたグループホーム、場所は戸畑区新池町1丁目5-4
らいふとばた1階 地域交流センター
「認知症になってもあんしんのま ち」をテーマに野村美代子さん(ふれあい家族 故郷・理事長、 認知症草の根ネットワーク副代表) そのあと、徘徊模擬訓練を 実施します。今回で3回目です。申し込みは電話093-881-1741へ。どなたでも参加できます。

●第2回捜索模擬訓練
2月15日 9:30~12:00 場所 小倉南区守恒市民セ ンター
どなたでも参加できます。昼食の準備の関係上、2月13日の
17時までにお申し込み願います。電話 963-1446へ


もの忘れカフェ 藤本クリニック 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/09(Thu) 20:32 No.2497
 認知症介護研究・研修センター大府研究所のホームページ、若年性認知症活動のひろばでは第1回 もの忘れカフエとして藤本クリニックを紹介している。若年性認知症の方が必要としているものは、ディサービスという声がよく聞かれます。今回は滋賀県守山市の藤本クリニック内に設置されています若年性認知症専用ディサービス 「もの忘れカフエ」の活動をご紹介いたします。
藤本クリニックはJR守山駅を降りるとすぐのとても便利な場所にあり、認知症という病気によって車の運転ができなくなった方にも大変通いやすいところです。クリニックはビルの2階、3階にあり、明るく落ち着いた病院と笑い声いっぱいのディスペースに分かれています。こちらのディサービスは、精神科ディケアから始まったそうですが、介護保険制度ができてからは介護保険で利用できるようになりました。
ディサービスは3つにわかれており、その中の一つが「もの忘れカフェ」という若年性認知症の方のディサービスです。若年の方も、高齢の方もその個性を生かし、うまく結びつけて活動しています。

◆もの忘れカフェの様子
もの忘れカフエはその日の予定は当日に決めます。又、スタッフの側が用意する(決める)のではなく、その日にやりたい事や作業の流れを決めるのは、利用者の皆さんです。準備されたものではなく、自らが選択すること「自主性」を大切にしています。職員はあくまでもサポートであることに徹底されており、利用者様の笑顔の中に、自然に溶け込んでいる先生を始め、スタッフの皆さんがとても印象的でした。
「もの忘れカフエ」のほかには、高齢者の利用が多い2つのグループがありますが、あえてこの3つはグループはしっかり分けられていません。隣のグループがやっていることがやりたければ、そちらの仲間のグループと一日すごすこともできるようになっています。
クリニックでは、時には認知症の勉強会も行われています。藤本先生の著書にも「認知症になったことはあきらめるが、これからの人生はあきらめない」という若年性認知症の本人の言葉が書かれていますが、ここでは自分たちの病気のこともしっかり向き合っているそうです。また、ご本人を支える御家族の交流の場も設けられています。
藤本クリニック 藤本直規先生のことば
認知症の人に好きの段階からでいねいな治療とケアが切れ目なく提供されるようになると、うまく病気と折り合い、「人」として尊厳を保って生きていただくことができる。そんな社会が近い将来、来るであろうことを信じてこれからも日々の小さな積み重ねを大切jにして行こうと思います。

※大変含蓄のあることばです。やればできる!北九州でも素晴らしい先生、医療、そして福祉のスタッフ、そして私たち家族の会、一体となって、切り開いていきましょう。


明日はサン・ドリームひろばです 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/07(Tue) 21:04 No.2495
 明日の水曜日は毎月、月初めの第1水曜日に開催するサン・ドリームひろばです。事務所を開放してゆっくりだべったり、相談をしたり、介護者同士はなしあったりする場を提供しています。
どうぞご参加くださいませ。お待ちしております。
場所は戸畑区中本町3-10 JR戸畑駅そば 中本町商店街
中本町ビル2階です
電話882-5599
時間は午前11時~午後3時です。

谷川先生の講演の記事が「介護保険情報」に 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/05(Sun) 20:01 No.2489
 長く私たちの会の会員であり、すばらし原稿を寄せていただいた谷川良博先生の記事が「介護保険情報」1月号に掲載されていた。中略などありますが以下紹介させていただきます。

第11回日本通所ケア研究大会が昨年11月16・17日に広島県福山市で開催、谷川良博先生・作業療法士・広島都市学園大学講師は「中・重度認知症の方の心をつむぐ生活行為プログラム」をテーマに講演。谷川氏は認知症の人のケアで自らが支援した事例をあげて解説。その中で「生活行為が一つでもうまくいくようにすること」を強調した。介助者が認知症のひとには「できない」と思いこんでいることを指摘。背広が脱げない利用者のケースで「少し背中をひっぱってあげるとするりと脱げた」などの例をあげ、日常生活動作における行為障害では、環境要因やケアの方法などが大きいことから、工夫などにより本人の力を引き出し、生活行為を高める支援を行うことを解説した。
又、送迎の際には利用者が事業所等に居る時は見過ごしていたことに気がつくことがある可能性があるため、「玄関口で別れる10回に1回位は、居間まで、寝室まで、同行してみる。利用者の生活の一部、雰囲気を感じておく」ことを提案した。

認知症の人の現場でしっかり支えられてきた長い経験と学識が生み出す先生のお話を聞きたいですね。会としてもそのような機会をつくりだすようにしましょう。先生、応援しています! 


あけましておめでとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2014/01/01(Wed) 09:12 No.2473

-理事のつぶやき

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