理事のつぶやき

代表の部屋(2013年)

投稿日:2013年10月24日 更新日:

 2013年 平成25年  代表の掲示板投稿の再掲です。
よいお年をお迎えください 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/31(Tue) 21:07 No.2469
今年もいよいよあと2時間となりました。
本ホームページが猪熊和仁さんらのおかげで充実したホームページとなりました。
深く御礼申し上げます。また、参加型ホームページとして、多くの方が掲示板をご利用いただきました。更に発展して量、質ともに高い内容のホームページに来年はしたいと考えております。
皆さまのご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

障害者の権利条約の締結承認 国会  投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/29(Sun) 19:17 No.2462
 国連の障害者権利条約の締結が12月4日、参議院本会議で全会一致で承認された。この障害者権利条約は2006年の国連総会で採択された。障害に基づく差別などの禁止がもりこまれている。現在は137国が批准した。日本は2007年に条約に署名したが、国内法が未整備のため批准していない。さる6月に障害者差別解消法が成立したことを受け、政府は条約の承認を国会に求めた。12月の国会での承認を受け、条約の批准書を閣議決定し国連に提出することになる。障害者関係団体でつくる日本障害フォーラムの藤井克徳・幹事会議長は「批准は日本の障害者施策の夜明けになる。条約を活用し、取り組みをさらに充実させていくことが大事だ」と語っている。(朝日新聞)

シンポ「認知症と向き合う」 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/27(Fri) 18:58 No.2452
 11月28日、「認知症と向き合う」をテーマに福島県郡山市でシンポジウムが開かれた。公益財団 認知症予防財団発行の広報紙「新時代」新年号掲載より紹介する。
基調講演に立ったのは国立長寿医療研究センター内科総合診療部長の遠藤英俊先生。健康寿命を延ばし、介護や医療をする時間を短くしたいというのが私たちの目標です。計算式があり、「非自立」(医療や介護が必要な時間)を引いた時間は男性72歳、女性78歳です。今、男の寿命は79歳ぐらいですから約7年間、女性の平均寿命は86歳なので約8年間介護を必要とすることになります。ちょっと長い。1週間入院してぽっくり逝くのが僕の理想です。
健康で生きるにはどうしたらよいか。老化のはしりは70歳ぐらいからです。老化をみつけるポイントは、握力の低下と歩くスピードが遅くなること。老化をどう予防したらいいのか。逆に歩くことです。長い距離を速足で歩くことが70歳から大事なのです。
二つ目は魚、野菜、果物などバランスのよい食事。10年前、野菜ジュースを毎日1本飲むと認知症になりにくいという研究が出ました。僕らは無理だよと言ってきましたが、最近はどうも本当らしいとわかってきた。もう一つは社会活動です。人と交わる参加型活動が大事です。閉じこもりはよくない。1週間に2日以上は家から出ることです。買い物でも公民館活動でも何でもいいから外に出てください。生きがいや夢をもつのも大事です。我が国の認知症患者破予備軍も含めて約800万人。高齢者人口の約3割を占める。認知症は病気なので、診断と治療が必要です。「あれ、これ、それ」ばかり言うお年寄りは本音を言うと専門外来にきて診断を受けてほしい。
認知症のもの忘れと加齢によるもの忘れとどこが違うのか。
「あれ、これ、それ」はまだ大丈夫、財布を1日中探している人もまだ大丈夫、ところが出来事をすっぽり忘れるのが認知症のもの忘れです。例えばシンポジウムから帰宅して「どこに行っていたの」と聞かれ、「どこにも行っていない」と答えたら、これは病気です。大体の方が「年のせいだ』と言って、診断が2,3年送れます。早期診断で発病が分かれば進行を遅らすことができるのです。
認知症疾患センターでは検査に1時間ぐらいかかるので予約を取ってほしいです。そこで頭のMRIと脳の血流検査をします。画像診断によって、アルツハイマーか、脳血管性認知症か、レビー小体型かを診断していきます。アルツハイマーであれば、4種類の薬があり、これを組み合わせて1年位進行を遅らすことができます。1年遅らすと、本人も介護する家族も相当楽になります。認知症予防のポイントをまとめますと、まず食事、野菜、果物など体によいものを食べましょう。それから週に3回、30分から1時間速足で歩きましょう。3番目に生活習慣病をきっちり治しましょう。4番目が1日30分以上、家族か、仲の良い友達と会話しましょう。楽しい会話は血流を増やします。この4つを守ると認知症になるリスクが10~20%減じます。

広報紙「新時代」は隔月刊で年間購読料は1500円。
お問い合わせは毎日新聞社内の公益財団法人 認知症予防財団
電話:03-3216-4409へ


高齢者にやさしい店 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/23(Mon) 18:34 No.2445
 北九州市ではもりフォーラムを契機に“森からまちへ”と今年初めて認知症買い物支援を小倉北区京町銀天街で10月16日に行った。又、北九州市は高齢化により買い物難民が増えることから、コンビニをはじめ、多くの団体が支援を行い、先ほどその交流対話集会も開催された。京都新聞10月22日号に“高齢者にやさしい店”連携への見出しで掲載されている。以下全文紹介する。

京都市左京区が進める「高齢者にやさしい店」事業の登録店が増えている。4年前の事業開始当初は10店舗だったが、現在178店になった。今後は登録店をネットワーク化し、認知症で徘徊したり、困りごとを抱え込む高齢者を把握し、関係機関へつなぐ仕組みづくりを目指す。
登録事業は、、高齢者にやさしい環境づくりをしようと2009年に開始。店員が認知症への理解を深める講習を受け、商品構成や配列、レジでの袋詰めの手伝いなど可能な取り組みを『宣言』して区に登録する。登録店舗が増えるにつれて効果も表れてきた。区によると、のろのろ運転をする高齢男性を見つけた登録店のコンビニ店員が地域包括支援センターに連絡し、介護保険サービスを受けられるようになった例もある。
区は15年度末までに280店の登録を目指す。同時に地域でお年寄りの異変に気付いた場合は、区の担当課などを通じて、専門機関に橋渡しする仕組みをつくる。
区福祉部は「認知症になっても安心できる街にして行きたい」と
している。(生田和史)


認知症列車事故 名古屋地裁判決について 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/22(Sun) 18:43 No.2443
 認知症の人が徘徊、列車事故で死亡した事件で、その遺族に損害賠償を求めた名古屋地裁判決に対していろいろな意見が出され、この掲示板でも論議されてきた。12月11日、私どもの団体も加入している公益社団法人 認知症の人と家族の会は下記の様な見解を発表した。
認知症の人の徘徊は防ぎきれない 家族に責任を押し付けた一審判決は取り消すべき
1.あまりに認知症と介護の実態を知らない判決に怒り
今年八月九日に出された、認知症男性の徘徊による列車事故での家族に対する損害賠償事件での名古屋地裁判決には、驚きとともに怒りを覚えました。JRの駅構内で要介護4の認知症男性(9)が列車と衝突し死亡したことにより、JR側に発生した損害役720万円は残された遺族が支払え、というものです。その理由は、男性が家を出たのはデイサービスから帰宅した夕方であり、そのとき男性と二人暮らしだった妻がたとえ6,7分であったとしても居眠りをしていて気づかなかったことが注意義務を怠ったとされたのです。また、男性の長男は、妻を両親宅の近くに転居させて介護にあたらせていたものの、自分も近くに住まなかったこと、民間の介護施設ヤヘルパーを依頼しなかったことなどが、徘徊を防止する措置を講じなかったとして監督義務を怠ったとされたのです。しかし、介護保険制度を使っても認知症の人を24時間、一瞬の隙もなく見守っているのは不可能で、それでも徘徊を防げと言われれば、柱にくくりつけるか、鍵のかかる部屋に閉じ込めるしかありません。判決はそのような認知症の人の実態を全く理解していません。 また、介護はそれぞれの条件に応じて行っているのであり、百家族あれば百通りの介護があるのです。判決は、そのような条件や努力を無視し、まるで揚げ足取りのように責めたてています。
認知症サポーターが440万人を超え、社会で認知症の人を支えようという時代に今回の判決は、認知症への誤解を招き介護する家族の意欲を消滅させる、時代遅れで非情なものと言わざるを得ません。

2.名古屋高裁で一審判決を取り消すべき
名古屋地裁の判決が前例になるなら、在宅で介護している家族の多くは在宅介護を放棄することになりかねません。それは「できるだけ住み慣れた地域で」という今日の流れにも反することになります。
現在審理中の名古屋高裁において、一審判決を取り消されることを求めます。

3.認知症ゆえの行動により被害を受けた方に対する補償
認知症であるがゆえの固有の行動から生じた被害や損害については、家族の責任にしてはいけないと言うのが私たちの考えですが、しかし、その被害等は何らかの方法で賠償されるべきです。例えば、介護保険制度の中にそのための仕組みを設ける等、公的な賠償制度の検討されるよう提案します。

4.鉄道会社の対応と社会的な取り組み
鉄道事業会社において認知症の理解と事故防止のための対応が進むことを望みます。また、認知症の人が社会で広く理解され、住民同士の協力で少しでも徘徊による事故が減少するように、企業、学校、地域等で認知症サポーターのさらなる養成や啓発活動が進むことを期待します。「家族の会」もそのために今後も努力することを表明します。

※全くその通りです。多くの人がこの立場、視点で徘徊、列車事故の賠償問題をみていただきたいと願います。


心のこもった御会葬御礼 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/21(Sat) 19:29 No.2440
 私たち家族の会の世話人をしている森田禮三さんの奥様が亡くなられた。12月14日である。その前に、食べられない状態からおかゆがお茶碗の半分程食べられるようになってたと、連絡がはいり、世話人会の日でもあり、参加の世話人一同安心した。しかし、その次に悲報が森田さんからはいった。16日が認知症サポーター養成講座のため15日のお通夜に参列した。葬式は友人葬で無宗教であった。私は初めての経験であった。斎場の雰囲気は今までと変わらない。御焼香がなく、献花をするのであった。それに弔辞を4人が述べた。私もその一人である。御近所の方、年金者組合の方、などが奥様との間柄を通してのエピソードが、奥様の人柄を滲ませ、あたたかい空気が斎場を流れた。終わって、家に帰り、御会葬御礼を読ましていただき、ややもすれば、形式的に書かれたものになりがちだが、この森田さんの文章にはそうではなく、形にはまらず、心情が表現され、感動を受けた。認知症の奥様のことにも触れている。以下、森田さんのお許しを得て公表します。

「お世話になった皆さまへ 謹んでお礼申し上げます」
私達は夫婦であると同時に、思いを分かち合う仲間であり、共に過ごした日々は密度の濃いものだったと改めてふり返っております。几帳面できれい好きな妻は、人に対する気配りや心遣いを欠かさない世話好きな女性でした。私が妻を褒めれば身内びいきに感じられるかもしれませんが、この世の中にたった一人しかいない、愛しい恋女房だと今でも思っております。直腸ガンが見つかって手術を受け、また、十年ほど前から認知症の症状が見られるようになり、つらい思いをしてきた妻。私は妻を支えながら、人は互いに助け合って生きて行くのだと、大切なことを学ばせてもらいました。今、私から妻へ伝えたいこと。それは「夫婦二人三脚で歩んできた日々は幸せだった。ありがとう」に尽きます。・・・・中略

心から奥様のご冥福をお祈り申し上げます。森田様 お一人になられお淋しいことでしょうが、どうか、奥様とのすばらし思い出を力に、私たち家族の会の活動に御支援をお願いいたします。、


京都府オレンジプラン 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/16(Mon) 21:10 No.2417
 京都府は今年の10月、京都式オレンジプランをいち早く発表した。特徴は第一はプランを地域の実情に合わせて具体化し、充実をはかろうとしていること、第2は認知症本人のことばで目指す社会の姿を10項目にまとめ、それをオレンジプランの最終年度2017年にどこまで到達したかの指標にしたこと。第3はこうして府民がオレンジプランの到達点がハッキリわかりやすく理解できることだ。

10項目は以下の通りである。
1.私は、周囲のすべての人が認知症を正しく理解してくれているので、人権や個性に十分配慮され、で  きることは見守られ、できないことは支えられて活動的にすごしている。
2.私は、症状が軽いうちに診断を受け、この病気を理解し、適切な支援を受けて、将来について考え決  めることができ、心安らかにすごしている。
3.私は、体調を崩した時にはすぐに治療を受けることができ、具合の悪い時を除いて、住み慣れた場所  で切れ目の無い医療と介護を受けて、すこやかにすごしている
4.私は、地域の一員として社会参加し、能力の範囲で社会に貢献し、生きがいをもってすごしている
5.私は、趣味やレクリエーションなどしたいことをかなえられ、人生を楽しんで過ごしている
6.私は、私を支えてくれる家族の生活と人生にも十分な配慮がされているので、気兼ねせずにすごして  いる。
7.私は、思いを言葉でうまく言い表せない場合があることを理解され、人生の終末に至るまで意思や好  みを尊重されて過ごしている。
8.私は、京都のどの地域に住んでいても、適切な情報が得られ、身近に相談できる人がいて、安心でき  る居場所をもってすごしている。
9.私は、若年性の認知症であっても、私に合ったサービスがあるので、意欲をもって参加し、すごして  いる。
10.私は、私や家族の願いである認知症を治す様々な研究がされているので期待をもってすごしている。

私は、認知症本人であり、この立場からどこまで到達したかの評価の方法も独自に開発するというのだ
認知症本人の視点でオレンジプランをつくる、それを府民自らの手でつくっている。大いに学びたい。


行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/16(Mon) 08:38 No.2415
12月15日に行方不明((徘徊)高齢者等情報を発信した【奥野竹雄】さん【85歳】【男性】は発見されました。ご協力ありがとうございます。

行方不明者情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/15(Sun) 21:59 No.2411
行方不明者を探しています。
氏名:奥野竹雄さん 年齢:85歳
性別:男性
行方不明になったところ:戸畑区明治町8-10(住所と同じ)
身長:160㎝ 体重:48 ?S 体格:やせ
髪型:短髪 服装:こげ茶のフリース、グレーズボン、スリッパ
問い合わせ連絡先:861-0110(214)

ノロウイルスで警報 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/13(Fri) 20:45 No.2410
 東京都は12月5日に都内のノロウイルスなどの感染性胃腸炎が警報基準を越えたため、「感染性胃腸炎の流行警報』を発出した。

Re: 行政に対する不満 高田芳信 – 2013/12/13(Fri) 19:25 No.2408
 せっかくご相談をされたのに、苦情を聞いていただけなく、切無い思いをされて、ほんとに残念です。今日、市の方からお聞きして、そのような場合には『保健福祉オンブズパーソン』の制度がある事を知りました。「北九州市保健福祉局オンブズパーソン」を検索しても見られます。目的は北九州市が実施または、所管する保健福祉サービスに関する利用者及び利用希望者からの苦情を中立かつ公正な第3者の機関を通して簡易かつ迅速に処理することにより利用者等の権利及び利益を保護し、保健福祉サービスの質の向上を図るとともに、公正で信頼できる保健福祉行政を推進することにあります。

概要:オンブズパーソンが利用者の苦情について面談し、苦情の事実関係を把握するために必要な調査や報告を市に求め、その調査結果などから検討、審理し自らの識見に基づき意見書を作成し、苦情申立人及び市の担当部局へ送付します。又、是正などの措置が必要な場合には、市への勧告を行い、苦情の解決を目指します。となっています。詳しくは北九州市保健福祉局オンブズパーソン事務局へお問い合わせくださいませ。
電話:093-582-2077です。不明の点あればまたこの掲示板をご利用ください。ご両親の介護大変ですね、お大事になさってください。


行方不明(徘徊)高齢者等情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/13(Fri) 14:18 No.2407
小倉南区伊藤シナ子さん【84歳】【女性】を探しています。

居住区:小倉南区
いなくなった場所:小倉南区上吉田
特徴(着衣の状況等):140㎝、52kg、帽子着用、めがね、柄付きマスクの可能性
■問い合わせ連絡先:小倉南警察署 093-923-0110
■お問い合わせ:北九州市保健福祉局高齢者支援課


認知症を地域で支える 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/08(Sun) 20:31 No.2401
 9月30日、東京都内で認知症介護研究研修センター、3センター合同の研究成果報告会があった。そこで、仙台センターからの「東日本大震災後の避難所での認知症の人と家族の状況の報告」が反響をよんでいる。内容は被災後3日以内にBPSD(行動・心理症状)出現で避難所生活が困難二で話した。話したのは仙台センター主任研修研究員、矢吹知之さん。
震災後避難所に避難された認知症の人、家族の動向調査報告によれば支援に入った避難所の84%に認知症の人がおり、その数は平均で7.9人(最少1人~最多90人)だった。避難所の認知症の人は次第にイライラして落ち着かなくなり、徘徊・帰宅願望・興奮・不眠などのBPSDが出現した。
BPSDは3日以内に7割の認知症の人に出現。同時に半数以上、介護している家族がやはり3日以内に対応が困難になったり、疲弊したりしていることだ。安心して暮らせる避難所の条件を尋ねると「住民の理解・協力、それに「個室」という回答が多かったという。シンポでは調査に協力した被災地の地域包括支援センターの職員から「震災後3日以降は認知症の人を含む介護に必要な人専用ノエリアを設けて、家族を切り離し、専門職を貼りつけたことで落ち着いた」と発言した。東京センターの研究部副部長の永田久美子さんは認知症の人の支援がうまくいった宮城県南三陸町では「日頃からどこに認知症を含む支援が必要な人がいるかを住民をみながら把握していた、地域住民が判断して認知症の人や知的障害の人を個室に誘導し認知症の人が知的障害の人を世話する場面も見られた。専門職の人数は限られており、日頃からのつながりでスムーズにささえられることが大切だと訴えた。

私たち北九州での「認知症を地域で支える」うえでもたいせつだなと感動しました。


老健施設ナーシングセンターの広報紙 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/05(Thu) 20:50 No.2400
 今日、八幡西区の老人保健施設 ナーシングセンター八幡の広報紙「3丁目便り」NO143 12月号が届きました。
10月30日に同病院の体育館で仮装大会が開かれ、竹井(スタッフ)と山下英俊様の2名が、『あべ総理』と『滝川ナニシテェル?』として出場。オリンピック招待に貢献した名コンビは見事努力賞を受賞しました。11月16日は恒例の鍋バイキングでばっちり決めた報告です。魚と肉の2種類の具在で、絞めはうどん!です。心も体も温もる昼食となったと書かれています。
人事異動のページでは介護福祉士のKさん「一年ぶりに育児休暇より復帰しました。仕事に家事、育児と一生懸命がんばります」とあります。大変ですが、よろしくお願いいたします。

医療法人 恵友会の広報紙『恵友』 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/04(Wed) 20:47 No.2399
 今日、医療法人 恵友会の広報紙『恵友』第40号が届きました。ありがとうございます。表紙がすごい。『未来を照らす光の街~小倉イルミネーション2013~』のテーマで電球が織りなす世界を見事に撮影している。小倉都心の冬の風物詩、昨年は私は見ておらず、今年は見たいと思う。撮影は広畑正巳さん。
1ページはぜんそく封じの御神木~かりん神記~ 奈良時代、弓削道鏡より都を追われ、足を痛めた和気清麻呂公が宇佐神宮のお告げを受けて小倉南区湯川の山に湧き出る霊泉に浸かることで痛みを和らげ(物理療法:水治療法)、イノシシに助けられて歩く練習をすることで治療(運動療法:歩行訓練)したという伝説があり、当院の近くの妙見神社には猪に乗った清麻呂公の像が祀られているという内容からリハビリテーション発祥の地であると考えることもできます。の文に私はなるほどとうなづくばかりだ。
長崎大学公開講座が霧が丘つだ病院で開催(8月124日)の状況が報告されている。また、津田徹院長はスペインのバルセロナ開催のヨーロッパ呼吸器学会に参加すると書かれている。早い情報を収集できるとして、乞うご期待と書かれている。

サンドリーム広場にお越ください! 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/12/02(Mon) 20:52 No.2398
 12月6日(水)はサン・ドリームひろばの日。事務所を市民に開放します。どうぞ、お出でください。介護のご相談、日頃の愚痴でも結構です。お出でになって、少しでも気持ちが癒されていただけばありがたいです。
時間は11時~15時までです。
場所は戸畑区中本町3-10 JR戸畑駅そば 中本町商店街 中本町ビル2階です
場所不明の時は093-882-5599へお電話をください。
お待ちしております。

小倉南区長尾校区で徘徊模擬訓練 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/30(Sat) 20:33 No.2397
 今日はとても嬉しかった。気候もよく久しぶりの晴天であった。
それに昨年の守恒校区でSOSネットワーク結成に続いて、地域として福祉施設などと結びついての捜索模擬訓練が実施されたことだ。小倉南区の長尾校区での徘徊模擬訓練だ。朝9時には長尾市民センターの講堂には100人の人が参加し、溢れる人でいっぱいになった。

主催は長尾校区社会福祉協議会・北九州市立長尾市民センター 共催は故郷ふれあい家族・天翆会高野みどりの里・第2双葉苑・遊苑ディサービスセンター 長尾校区自治連合会。同地区民生委員児童委員。認知症草の根ネットワーク、老いを支える北九州家族の会だ。

今回の催しの目的は
1.地域とその中の地域密着型事業所とのネットワークづくり
2.認知症の人の地域での見守り、徘徊模擬訓練の実施
3.老いても安心のまちづくりへ参加する。高齢者・障害者・子どものくらし命を守る場とする。

司会は故郷ふれあい家族の野村美代子さん。

岡山隆二さん(特養 鐘ヶ丘ホーム・施設長)は「認知症を通してのまちづくり 徘徊捜索の取り組み」はわかりやすかった。大牟田市の地域包括支援センターに在職中の大牟田市の取り組みについて報告された。視点は認知症になっても安心のまちだ。そのためには認知症サポーター養成講座が必要なことを強調され、訓練だけではなく、日常的に認知症の人をどう支えていくかを話し合うことの大切さを話された。続いてグループに分かれて行方不明者の捜索行動だ。私も往復Ⅰ時間の捜行動に参加した。心地よい秋の日差しであるが、内容は捜索だけに心は緩まない。リーダーの天翆会高野みどりの里の方の案内で捜索するも、行方不明者にはいき当らなかった。行方不明者は他のグループが発見した。GPSの活用が有効であった。長尾市民センターで続いて北九州市高齢者支援課認知症担当係長の利根奈津子さんの北九州市での「徘徊SOSネットワーク」のお話がパワーポイントを使われて、説明された。大変わかりやすかった。小倉南区の正野のぞみさんは「認知症などにより、徘徊行動がみられる方へのサービス」を説明、身近なネットワークシステムなど会のコールセンター、ささえあい相談会等も含め、どうゆうサービスがあるかを話された。
このあと、参加者の感想、民生委員や自治会の会長さんなどの発言、認知症草の根ネットワーク田代久美枝事務局長、守恒市民センター中村真理子館長餓発言、私も認知症サポーター養成の大事さを訴えた。

このように、守恒校区に続いて長尾校区が模擬訓練が大成功に実施できたことを心から喜ぶ、関係者のみなさん、ご苦労様でした。確実に地域での徘徊、見守りが広がっていることを実感した。
更に、多くの地域へとひろがることを期待し、私たちも働きかけていきたい。


リズムが乱れ、不安になります 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/28(Thu) 18:21 No.2396
 私たち老いを支える北九州家族の会の広報紙、サンドリーム12月号,NO243の5ページ「会員のひろば」に標題の記事が掲載されている。ヘルパーさんを利用している方の介護保険から外されたらどうなるかの気持ちを訴えている。

北九州市内八幡東区に住んでいる田辺節子さん(仮名・83歳)、要支援1にお話を聞きました。
「今。国会でも論議になっている介護保険から要支援がはずされることについて、どう思いますか?」と。
田辺さんは、右大腿骨骨折で救急入院、金具を入れたままですが、リハビリに励み、在宅でがんばられています。田辺さんは以前から短歌が趣味で、もう一度短歌会に参加し歌友と話したいとの思いで、乗り越えてこられました。「サービスは週に一度、ヘルパーさんを利用しており、自分ができない掃除機をかけていただき、助かっています。右肩の痛みが大変だったのですが、週1回のリハビリのおかげで、今は腕が大分上がるようになりました。毎朝、起きた時には、今日はヘルパーさんが来る日だ!今日はリハビリの日だ!と支援のある日は、私自身の心の張りになり、力になっています。
この気持ちを持ち続けることが喜びだし、安心にもつながっています。自分なりに、毎日のリズムがあるのです。それが、できなくなると、とても不安な気持ちになります。介護保険から外さないでほしい!と願っています。幸い、先日、介護保険の認定通知が届き、とりあえず、来年10月までの1年間は要支援1の判定が出て、ほっとしました。この先どうなるかわかりませんが、これからも、自分でできる事は自分でして、できないところを支えてほしい。このような支援のおかげで、これまで頑張って来られ、今日の私があるのですから。(取材 JN)
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私たちの会に入会され、ともに認知症になっても、障害をもっても安心の街、社会をつくるために活動をしていきましょう。
年会費 1500円です。毎月B5判 16ページの会報が届きます。情報満載です。
郵便局振り込み口座番号:01770=2=24490
振り込み先:老いを支える北九州家族の会
本ホームページに掲載しております。よろしくお願いいたします。


『要支援』分離 どうなるディサービス 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/26(Tue) 12:57 No.2392
神奈川新聞9月26日付け

さまざまな要支援者向けサービスの中で、最も費用をかけているのが、通所介護(ディサービス)だ。利用者が施設に通い、食事や入浴サービス、生活機能の維持向上のための体操や筋力トレーニング等を受ける。家にこもりがちな要支援者が外出し、家族以外の人と交流する機会としても人気がある。県によると、7月は要支援者向け費用総額(20億4千万円)の34%を占めた。ホームヘルパーによる生活支援の約1.5倍にあたる。このサービスも要支援の分離によって様変わりする可能性がある。 利益率低い事業
「鼻緒が切れると、手ぬぐいを破いて応急処置しました」。藤澤市長後の特別養護老人ホーム(特養)「藤澤富士白苑」。ディサービスを利用する98歳の女性が声を出して文章を読み上げ、「げた」と字を書き込む。担当看護師との昔話も弾んだ。運営する社会不k市法人 富士白苑(平塚市)が開発した、脳の機能回復を図るトレーニング。要支援者と要介護者の区別なく、希望すれば受けられる。

しかし、要支援者がいなくなれば、内容の見直しを迫られる。同法人は平塚、藤沢両市と中井町の3か所にある特養でディサービスを運営している。要支援者は利用者の2~3割という。理論的には、要支援者向け事業を移された市町村は利用料を自由に設定できる。同法人の初谷博保理事長は「ディサービス事業は利益率が低く、単価が引き下げられると厳しい。料金にばらつきが出ると事務処理も煩雑になる」と指摘する。  「目的見えない」 介護保険制度の導入から14年目、日本在宅介護協会県支部の森山典明支部長(アースサポート社長)は「お年寄りが自由に選べて、(事業者にも)喜ばれるような質の高いサービスを提供できるようになった」と同制度を評価する。それだけに、かつての措置時代に戻るような、今回の改革案には「保険料を払っているのに、地域でサービス内容が異なるのはおかしい」と手厳しい。厚生労働省老犬局は「格差が生じることを懸念する意見を踏まえ、事業の受け皿を整備するため段階的に市町村へ移行させていきたい」と強調する。しかし、国に対する事業者側の不信感は根強い。「目的が見えない中でシフト(改正)するのは大きな問題。国は早く、中長期的な計画を発表すべきだ」(初谷理事長)。将来の不透明さはぬぐえていない。 (佐藤 浩幸)


どうなる介護サービス 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/24(Sun) 21:39 No.2389
 要支援1.2が介護保険から外れることに国民的世論の力で、ヘルパーと通所介護だけが外されることになった。一定の成果ではあるが、ヘルパーの利用が介護保険から外れたらどうなるのか。9月23日の神奈川新聞に現場の声があがっている。以下全文を掲載する。

『要支援』分離 どうなる介護サービス

「軽度の高齢者は見守り・配食などの生活支援が中心であり、要支援の介護給付範囲を適正化すべき」。政府の社会保障制度国民会議で出された意見は、介護保険制度からの要支援切り離しの根拠を端的に示している。要支援者への生活支援が本来の目的である自立支援につながっていないという指摘だ。これに対して、日本在宅介護協会県支部の森山典明支部長(アースサポート社長)は「ヘルパーがケアプランに基づいてしっかり介護しているからこそ、健康状態が維持できている。現場の実態を全く分かっていない」と憤る。
人材難解消狙う  県高齢社会課によると、県内の要介護認定者は28万9千人(2011年度)。このうち、介護の必要度が低い要支援者は約4分の1の7万1千人いる。5年間で2万人程増えており、高齢化に伴って要支援者は今後更に膨らむことが予想される。
要支援者の生活支援に地元のNPOやボランティアを活用しようとしている点については、「生活支援は、ヘルパーでなくてもできる。ボランティアなどに任せて介護職の人材不足を解消しようという狙いもある。その方向性は間違っていない」と同課はみている。担い手として期待されている側はどう受け止めているのか。
湘南地域で在宅支援をしているNPO法人の代表者は「無償では責任の所在ははっきりしないし、サービスが低下する。人材の確保も大変。難しいと思う」とボランティアの活用などには懐疑的だ。精神的に大変  県介護福祉士会の野上薫子会長は、生活支援を軽視がちな風潮に反発する。「生活支援は各家庭によって状況や環境が異なるし、価値観も違う。非常に個別性が大きい。身体介護は肉体的には重労働だが、むしろ生活支援の方が大変だ」
野上会長によると、介護施設は複数の職員がいるので、何か問題が起きても、サポートが受けられ、相談もできる。ところが、在宅の生活支援は一人で対応しなければならない。「施設の職員から在宅のヘルパーに異動させると、精神的に辛くて退職するケースが少なく無い」という。「生活支援しなければ、要支援者は重度化が進む。もっと、生活支援の大切さと大変さを理解してほしい」(佐藤浩幸)


女優 赤木春恵ギネス世界記録に決定 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/21(Thu) 19:43 No.2387
 いま、「ペコロス母に会いに行く」の映画が全国公開されている。
この映画の主演俳優,赤木春恵さんの“世界最高齢での映画初主演女優”としてギネス世界記録にこのほど認定された。
赤木さんは1924年生まれで、1940年、松竹にニューフエイスとして入社を皮切りに、大映、東映に移籍しながら、数々の作品に出演した日本を代表する名女優の一人である。このたび、ペコロス母に会いに行くの撮影初日に88歳と175日だったことが受賞と決まった。

認知症支えるカフエ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/19(Tue) 20:03 No.2382
 北九州市ではもりフォーラム実行委員会主催のまちなかフォーラムを10月16日に小倉北区京町銀天街で実施した。内容は認知症の人の買い物支援だ。もりフォーラムの名の通り、山田緑地というもりを場にして、認知症の人を中心に環境、福祉、医療、を中心に学生、企業、事業所、家族、行政が一大交流する場である。さる11月16日には第8回目を実施し1700人を超える人が参加した。買い物支援はもりからまちへ広げて行こうという試みである。
岩手日報9月17日付けに掲載された『認知症支えるカフエ』は今後の私たちの活動に大変参考になるので、全文紹介する。

盛岡市のNPO法人もりおか認知症サポーターズもりもり会(工藤克行代表)と認知症の人と家族の会県支部(小野寺彦宏代表)は9月21日に「思いやりカフェ」を開設する。認知症の人や家族が気軽に立ち寄れ、認知症二なっても安心して暮らせる地域や商店街づくりのモデルとして注目される。
月1回開催 相談や歓談 カフェは毎月1回開催。初回の21日は第3土曜日だが、来月以降は第2土曜日を定例とする。もりもり会ノケアマネジャーや看護師、作業療法士ら専門職、家族の会会員らが常駐。患者や家族のほか、認知症の人への接し方をよく知りたい人など誰でも参加できる。活動は、介護や予防に関する相談やお茶を飲みながらの歓談など。商店や同商店街の「よ市」での買い物など出入り自由で、一人一人のニーズや意思を尊重するのが特徴。
将来はカフェで作った手工芸品を販売したり、地域の祭りや社会貢献活動にも参加していきたいという。同市材木町商店街振興組合の宮沼孝輔理事長(68)は「認知症の人や家族が抱える大変佐恵を理解する契機にしたい」と活動を歓迎する。地域の民生委員にも協力を要請したもりもり会の工藤代表(37)は「ちょっとした思いやりを持つことで認知症に優しい地域や商店街はできる。学習会の依頼にも応えたい」と意欲を見せる。
認知症の人の居場所づくりは重要な課題となっており、今年3月に認知症の妻をみとった「家族の会」の小野寺代表「八〇」=陸前高田市=は「病人扱いされることを嫌がった妻に必要だったのは、こうゆう場所だった。取り組みが県内各地に広がって欲しい」と願う。カフェは盛岡市材木町3-8-のいわてビル会議室2階。時間は午後1時~同4時。参加費200円、(飲食代)。
問い合わせは もりもり会の工藤代表(090・8615・4332)へ


明日、認知症介護者家族の交流会 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/18(Mon) 21:21 No.2380
明日は市の委託事業を受けている老いを支える北九州家族の会による『認知症介護者家族交流会』を開催します。
場 所:門司区門司生涯学習センター
時 間:11月19日 13時~15時

認知症の方をかかえている方、ぜひご参加ください。
予約は要りません。家族同士の自由な交流の場です。他の方がどんな介護をされているか、お話を聞いて励まされ、介護のヒントも得ることができます。ご参加をお待ちしております。専門家の方がアドバイザーとして参加します。


厚労省 要支援全面移管を転換 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/18(Mon) 21:09 No.2379
 11月15日の朝日新聞は見出しで『通所・訪問介護、市町村に』で厚労省「要支援」全面移管を転換として記事を掲載。これまでは厚労省は「要支援」向けの介護保険サービスを市町村事業に全面的に移す改革方針だった。それを転換したのだ。朝日は移管はディサービス(通所介護)やホームヘルプ(訪問介護)のみに止めて、訪問看護などそれ以外のサービスは残すと報じている。私たちは、この掲示板で取り上げ、特に認知症の人の場合、オレンジプランの中心課題、早期発見、早期治療そして専門家につなぐという方向から後退ではないかと指摘してきた。家族や専門家、福祉従事者,市町村などからも異論が出た。世論の力に押された結果、移管の対象を要支援向け、サービス費用の6割を占めるディサービスとホームヘルプに限定。それ以外の訪問看護や通所・訪問リハビリ、入浴介護など、専門的な技能が求められるサービスは予防給付に残すこととした。来年の通常国会で関連の法改定を目指す方針だ。

だが、読売新聞の9月18日号では65歳以上の介護保険利用者のうち、やく8割が認知症の判定を受けていたことが、厚労省の周恵で明らかになったと報じている。それによると要支援1は43.2% 要支援2は53.6%が認知症の人である。通所・訪問介護などのサービスを受けている軽度認知症の人はかなりいることになる。この人たちが専門家による対応で穏やかな生活を送っていたのが、NPO,ボランティアの対応では認知症が進行することになりかねない。財政抑制の面から考えているのであろうが、かえって、財政を膨らますことになるであろう。内田千恵子日本介護福祉士会副会長は「地域格差が生まれる上に、ボランティアにサービスができるのか」と指摘している。
オレンジプラン通り、早期発見、集中治療、ケアへの道こそが正道であろう。


高齢者と子供を地域で支える捜索模擬訓練 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/17(Sun) 19:15 No.2376
北九州市での徘徊の取り組みは、小倉南区の守恒SOSネットワーク会議の立ち上げ(昨年の9月)を契機に地域でをキーワードに強められている。

11月30日(土)9時~13時まで

小倉南区長尾校区「徘徊」をテーマに高齢者と子どもを地域で支える捜索模擬訓練が実施される。眼目は「老いても、障害をもっても、誰でも、安心して住み続けられるまちづくりをめざして、-認知症の「徘徊」を地域で支えるための模擬訓練である。

★当日の行事予定

●講 義(60分)『認知症を通しての街づくり―徘徊捜索の取組み
●講 師:岡山隆二氏(特養・鐘ケ丘ホーム施設長)
●捜索模擬訓練(60分)
●講 義(30分)『北九州市の「徘徊」SOSネットワークの取り組み』
●講 師:野瀬昌弘氏(北九州市保健福祉局・高齢者支援課長)
●講 師:地域包括支援センター(小倉南区の徘徊高齢者の現状と取り組み)
最後に模擬訓練の感想など発表があります。

■主催は長尾校区社会福祉協議会(小倉南区)・北九州市立長尾市民センター
■共催は(有)故郷ふれあい家族・医療法人天翆会高野みどりの里、社会福祉法人 第2双葉苑・遊園ディサービスセンター、長尾校区自治連合会・長尾地区民生委員児童委員会協議会、認知症草の根ネットワーク、老いを支える北九州家族の会
◇参加申し込みは 長尾市民センターに 電話 093-451-1620へ


今日はもりフォーラムへ参加 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/16(Sat) 20:47 No.2374
今日は第8回もりフオーラムが山田緑地で開催されました。

朝9時には、九州栄養大学リハビリテーション大学や北九州市立大学松永ゼミ、慶成高等学校など若いボランティアの方、企業から住友生命北九州支社、株式会社 楽々サービス、公益社団法人 住友生命健康財団、山田グリーンネット、北九州共生ケアを考える会、福岡県グループホーム協議会、義農の会、まなびとESDステーションそれに北九州市社会福祉協議会、北九州市保健福祉局、私たち老いを支える北九州家族の会など250人をこえるボランティアの方が集まりました。

私たち家族の会の会員15人は赤いTシャツを着て参加。もりのコンサートでは簾さんのアコーディオン、吉田俊憲さんのすばらしい歌唱指導で、里の秋、赤とんぼ、など200人を超えるひとの声が森を透かして秋空に広がりました。引き続く認知症本人の集いには7人の認知症の方が集まり、認知症草の根ネットワークの野村美代子副代表による司会進行で、終末はやはり生まれた家で過ごしたいと涙を流して語る女性もあり、共感をよびました。和気あい愛の交流でした。あたたかい陽射し、風も強くなく、小春日和でした。参加者は1738人と事務局から報告されました。6回,7回は雨模様のため、少し参加者が減っておりましたが、また、多くの方の参加を得ることができました。
実行委員会の委員のみなさん、ボランティアのみなさんありがとうございます。事務局のみなさん、ありがとうございます。そして、老いを支える北九州家族の会、認知症草の根ネットワークのみなさま、ありがとうございます。森からまちへ!そしてまちから森へ!認知症を支える輪が大きく願い、実現のためさらに進みましょう!


高校生作文受賞作品 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/14(Thu) 09:21 No.2369
福岡県・認知症あったかホームコンサート2013実行委員会が”介護の日のつどい”で発表した高校生作文受賞作品を前回に続き紹介します。

優秀賞 『私が出会った介護のこころ』 沖学園高等学校 1年 牛島 優さん

私は、介護なんて考えもしなかったし、近くに介護が必要な方もいなかったので、関係ないと思っていました。外で困っている顔をしているお年寄りや、車椅子の方餓おられても、素通りしれいました。でも、1年前から一緒に住んでいる祖母が、もの忘れが多くなったり、わけのわからない事を言ったり、行動したりするようになり、どうしたらいいのか分からずに、母にまかせていました。母は、介護の仕事をしていて、祖母の世話も手慣れたものだろうと思っていました。食事の世話やトイレの世話等、テレビでしか見た事がなかったので、イメージが全然わきませんでした。「お年寄りにどんな気持ちで接しているの?」と、母に聞いたことがあります。その時、母が「施設のお年寄りは、みんな家族や親戚のおじいちゃんやおばあちゃんと思って、わけ隔てなく、明るく、優しく、元気よく接するように心崖ている。」と言いました。それを聞いて私は、困っているお年寄りや体の不自由な方に出会った時、知らない人だからと素通りしていた自分が恥ずかしくなりました。
そこで、私なりに「介護」について考えてみました。お年寄りは、いろんなことを忘れてしまって、淋しくて、不安でたまらないから、何度も同じことを聞いたり、自分の思うようにできない苛立ちが生まれるんだと思いました。私は、介護するに当たって一番大切だと思うことは、介護される方の気持ちを理解し、大切にすることだと思います。介護される方と介護する方の信頼関係がしっかりと築ければ、よりよいサポートができると思います。家では母が主に祖母の介護をしていますが、仕事と家事の両方で、かなりの負担があると思います。一般的に、家の中で介護するのは、お母さんが多いと思います。なので、家族で協力し合ったり、民間の施設を利用したりして、無理せず、頑張りすぎない事が大切だと思います。私はこれから、祖母のことも母任せにせずに、祖母の気持ちを理解し、優しい気持ちで話しをしたり、お世話をしたいと思います。

※そうですね。お母さんのお話を聞いて素直に介護を理解された牛島さんのすばらしい感性に感動しました。 


高校生作文受賞作品 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/12(Tue) 20:44 No.2365
 11月10日、福岡市内で第4回認知症あったかホームコンサートが行われ、その中で高校生作文の受賞があった。テーマは「私が出会った”介護”のこころ」である。優秀賞5人、奨励賞5人が選ばれた。

優秀賞 『介護が与えるもの』 福岡県立筑紫中央高等学校 1年 今井花凛さん

「あなたがいてくれてよかった。」
この言葉は、私が介護に関わったときに聞いた言葉です。私のおばあちゃんが病院へ入院しているとき、私は何回かその病院へおばあちゃんに会いに行きました。
おばあちゃんは私が来るとすごく喜んで、ずっと話続けました。そして、私が帰るときになると必ず、「絶対にまた来てね。病院は嫌だけど、また今度あなたに会うまで生きていないといけないから、がんばるからね。」というのでした。このとき私はいつも、「私は何もしないでおばちゃんの話を聞いているだけなのに、どうしてそんなに喜んでくれるのだろう。」と思っていました。
考えてみると、私は小学校のとき、学校の行事で老人ホームを訪れたことがあったのですが、そのときも同じようなことを言われたことがありました。一緒に交流しただけなのに、「あなたたちといると楽しい。」と言われました。きっと老人の方たちは、誰かがそばにいて隣で笑ってくれていることで、温かさを感じ、それが喜びになるのだろうと感じました。

私がおばあちゃんに会いに行ってから、何カ月が経ったある日曜日のことでした。私の携帯電話に電話がかかってきたので、電話に出てみるとおばあちゃんからでした。私は私は、それがおばあちゃんとの最期の電話となることを知らずに話をしました。「あのねぇ、おばあちゃんはあなたたちにすごく感謝しているのよ。」このような話しをいきなりおばあちゃんがしてきたので驚きました。「そばにいてくれるのが、すごく嬉しかったのよ。やっぱり人を大切に思う事って大事ね。あなたがいてくれてよかった。」私はこのとき、なぜそのようなことをおばあちゃんが言ってきたのかわからなかったけれど、後からその話の意味がわかりました。
このような経験をして、私は、介護の心で大切なことは、どれだけいいものを与えたかとかではなく、どれだけ一緒にいて、その人の心に寄り添えたかということだと思います。老人にとって一番怖いことは、「一人」になることではないでしょうか。そんなとき、そばにいてくれる人がいたら、すごく心の助けになると思います。おばあちゃんからの電話も、そのような意味だったのではないかと思っています。だから私は、これからの介護はただ老人のお世話をするのではなく、ひとり一人の人生に寄り添いながら、共に喜びを分かち合ってほしいと願っています。

※すばらしいですね。きらりと光ることばが満たされています。


認知症あったかホームコンサート 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/10(Sun) 21:04 No.2361
今日、第4回認知症あったかホームコンサートへ行ってきました。福岡市内でありました。500人近くの人でした。主催は福岡県・認知症あったかホームコンサート2013実行委員会です。北九州では認知症草の根ネットワークが実行委員会に参加しています。よかったのは、「ペコロスの母の思い」の講演です。ペコロス母に会いに行くが漫画で描き、それが映画となり、今月中旬から全国上映されます。その作家:岡野 雄一さんの講演です。淡々と語り、その中に溢れるようなお母さんへの愛情、お酒大好きで亡くなられたお父さんへの愛情などほのぼのと、しかもお母さんとのやりとりで笑わせるなど、50分の講演があっという間にきてしまいました。
16日封切りの映画をぜひみたくなりました!
中島七海さんはこの映画の感想を述べながら、認知症への偏見をなくすことが大切ですと強調され、今日の催しが、認知症サポーター
養成講座の一環であると話されました。オレンジリングが渡された手提げの中にはいっていました。
今日のコンサートが今までと違っていたのは、全員参加型の催しということでしょうか。リレーメッセージで家族の団体や施設の団体などの人にロビーから短時間ですが、介護に従事しての意見を発表したことです。認知症草の根ネットワークから石田 環さんが発言しました。、また、ドラマ『私の最期の迎え方』をみて、私にも感想を求められ発言しました。
第3幕は「ホーム高校生からのメッセージ」です。これがよかったですね。これは作文ですが、次の掲示板でお知らせします。
お楽しみに。

Re: 認知症あったかホームコンサート 高田芳信 – 2013/11/10(Sun) 21:11 No.2362
大事なことが忘れていました。この催しのナビゲーターは有名な大谷るみ子さんです。お話をされ、全体の議事をすすめられ、会場の方へ質問されとそれが事務的でなく、温かな温もりを感ずるのです。自然な振る舞いで人を惹きつけていくのです。中島七海様、大谷るみ子様、私たち家族の会へのお力添えよろしくお願いいたします。

広報紙の送呈ありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/09(Sat) 20:10 No.2358
八幡西区の老人保健施設・ナーシングセンター八幡の広報紙、『3ちょうめだより』と『ディケア新聞』何れも、11月号いただきました。ありがとうございます。3ちょうめだよりでは一面でいちはやく インフルエンザに気をつけて!の見出しでよびかけています。インフルエンザには、予防が大切?
インフルエンザにかからないために・・・・・
1.栄養と休養を十分にとる 2.人混みを避ける 3.適度な温度、湿度を保つ 4.外出後の手洗いとうがいの励行
早めに症状をチェック!重要ポイント
1.地域ごとのインフルエンザの流行 2.急激な発症 前触れとしての鼻水、せき、くしゃみなどが続くことなく、急に高熱が出る。 3.38度以上の発熱、悪寒
要注意ポイント ■関節痛・筋肉痛 ■倦怠感・疲労感
■頭痛
インフルエンザかな?と思ったら、早めに病院へ
2面3面は金山川ふれあいまつり・10月12,13日の様子が沢山の方の写真で紹介されています。

もりフオーラムへ参加を! 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/08(Fri) 18:05 No.2349
第8回もりフォーラムが近付いてきました。
日時:11月16日 10時~16時
会場:山田緑地(小倉北区山田町) 予定参加者:2000人
※雨天時は森の家で開催 問い合わせ:電話 582-4870
催しもの 森のコンサート→「みんなで合唱」アコーディオンに合わせて歌います。レクリェーション→ 音楽のリズムに合わせて体を動かします。もりの散歩→ 介護ボランティアと一緒に季節の植物に彩られた森を散歩します。やまだ屋台→カレーや小倉バーガースィーツなどの飲食、雑貨も販売されます ささえあい相談コーナー→老いを支える北九州家族の会のベテラン介護者が相談をお受けします。本人と家族の集い→本人同士の集い、引き続いて介護者家族の集いを実施します。その他、バイオリン演奏や、ハンドマッサージ、昔懐かしい紙芝居、認知症パネル展示などがあります。ぜひ参加ください。     

Re: もりフオーラムへ参加を! 高田芳信 – 2013/11/08(Fri) 18:08 No.2350
もりフォーラムは認知症の人、家族と施設職員やボランティア、若い学生さん、市民、団体、企業が合流する一大イベントです。

手術で治る認知症 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/07(Thu) 18:56 No.2344
先日、私が認知症サポター養成講座で認知症の原因になる疾病の中で早ければ治る病気もあるとお話しました。例えば正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫などです。お話を聞かれた方が、今度、専門の先生が、講演されますと情報を提供していただきました。
ふれあい健康講座
●北九州戸畑区の大谷街づくり協議会保健福祉部会が主催です。
●と き 11月30日(土) 13時~15時
●ところ 戸畑区大谷市民センター 電話 881-4151
戸畑区東大谷2丁目 2-44号
●テーマ 『手術で治る認知症』
●講 師 済生会八幡総合病院 副院長 岡本 右滋氏
多くの方の参加を期待します!

匿名様 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/06(Wed) 20:54 No.2340
ありがとうございます。お足を運んでいただきこちらこそ感謝です。お話合えるなかまができること、それがどんなに心を癒し、励みになることでしょう。
私も、懸命に介護に尽くされているお話を聞いて、胸を打たれています。どうか、寒くなる折、体に気をつけてくださいませ。

明日は事務所を開くサン・ドリームひろば 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/05(Tue) 18:58 No.2334
明日・11月6日は私たちの会が事務所を開いてどなたでも来ていただき、だべる、相談する、ゆっくりする、場です。私も参加します。一人でも多くの方が参加していただければ、ありがたいです。
心からお待ちしています。

●11月6日(水)午前11時~午後3時まで
●北九州市戸畑区中本町3-10 JR戸畑駅そば 中本町商店街
中本町ビル2階 電話093-882-5599


関口祐加、パーソンセンタードケアを研究 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/04(Mon) 21:30 No.2331
 公益財団法人 認知症予防財団の広報紙「新時代」82号に関口祐加監督が「パーソン・センタード・ケア」を追求する記事が掲載されている。大変興味深い。以下掲載します、

9月2日午後、イギリスのヒーロー国際空港に到着しました。9泊10日のイギリスでの撮影ロケの開始です。「毎日がアルツハイマーStage 2」のためです。実はこの原稿もロンドンのホテルで書いています。なぜイギリスに行こうと思ったのか。母のアルツハイマー病と付き合って3年半、私の中でもっと認知症ケアの事を知りたいと思うようになったこと、特に「毎アル」完成後、映画とともに、色色な場所で色々な人と出会い、色々な介護の悩みを聞くうちに、自分の中でますます「パーソン・センタード・ケア」の重要さを感じるようになったの2点が大きいと思います。そして「パーソン・センタード・ケア」を詳しく知るには、「パーソン・センタード・ケア」を提唱された故トム・キットウッド教授のイギリスに行き、直接どのように「パーソン・センタード・ケア」が実施されているのかをこの目でみたい、と強く思うようになったのです。
私は、知りたいとなると、もういても立ってもいられなくなる質です。そして、偶然に6月にネット上でロンドンから3時間程北のノーリッジにある東アングリア大学「UEA」臨床心理学部の認知症研究の先生たちと知り合った事も関係していると思います。
えっ、認知症に臨床心理学?俄然、興味津々!それからは、母のその後の撮影を続行しながらイギリス行きを準備してきました。
そして遂にUEAと密接な関係のあるジュリアン・ホスピタル内にあるハマートン・コートという「認知症ケアアカデミー」内の撮影が許可されたのです!50億円近くかけられたこの建物は、昨年完成。地域の認知症ケアの中心になっています。さらには監督として、そのアカデミーの認知症コースにも参加させてほしい、そして参加者全員を撮影させてほしい、とお願しました。初級の「認知症とは?」というコースの撮影は許可がおりましたが、中級の「認知症初期の苦しんでいる人をどのようにサポートするのか」というコースは、撮影が難しく、こちらはさんかだけのみになりました。しかし、両コースとも私が横浜で参加した認知症講座とは、全く違いビックリ!徹底的に認知症の人から見た「パーソン・センタード・ケア」を追求するエクササイズを多くするコースでした。参加者は、全員が認知症介護のプロでしたが、グループを一緒に組んで、考えさせられ、発表させられ、最後は認知症ケア・マップを計画するという実践的な内容。大きな刺激を受けると同時に、講師始め参加者全員の情熱に深く感銘も受けました。これは「毎アル Stage
2(仮)」でお見せできると思うので、お楽しみに!  肝心な母ですが、8月からお泊まりディサービスを利用するようになりました。週1回、宿泊設備のあるディサービスに行く練習を始めたのです。大好きな花札を持って、「この男(マネジャ‐)のマンションに泊っていいのかい?」と言いながら。最初は私の方がドキドキしたのですが、母はニコニコ顔でご帰還。この宿泊ディサービスと、一番年上の姪に母屋に泊ってもらうという連携プレイで、私のイギリスロケが、可能になりました。それにしても、母の進化はすごい!  さて、最後にイギリスの先生たちからの質問です。「アメリカと同じで日本には、認知症の脳神経関係の先生は多いけれど、どうして心理学者や社会学者が、あまり認知症ケアに関わっていないの?」次号で、もう少し詳しくこの認知症ケアと臨床心理学の関係、イギリスの現状をご報告します。イギリスでのロケを無事に終わり、本日10日、帰国の途につきます。

※この「新時代」は発行所:公益社団法人 認知症予防財団
東京都千代田区一ツ橋1-1-1毎日新聞社内 隔月刊で年間購読料は1500円です。


映画 『 くじけないで 』 ロードショウ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/02(Sat) 21:27 No.2325
 今年1月に亡くなられた詩人 柴田トヨさん。1911年生まれ。明治、大正、昭和、平成の一世代を生き抜いた。震災や空襲など怖い体験もした。さまざまな困難に会うたびに歯をくいしばって、くじけない!がんばれ、がんばれと自らを励ました。それが 詩 くじけないに結実した。

くじけないで

ねぇ 不幸だなんて   溜息つかないで
陽射しやそよ風は    えこひいきしない
夢は          平等に見られるのよ
私辛いことがあったけれど  生きていてよかった
あなたもくじけずに

77歳から92歳の生涯を映画化した。主演は58年ぶりの八千草薫さん。息子役は武田鉄也さんだ。ほのぼのとした場面が多くみられるだろう。11月16日からロードショウ。


ペコロス母に会いにいく 全国公開 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/11/01(Fri) 20:46 No.2318
岡野雄一さん(63)歳が認知症の母を漫画で描いたのが映画化され、全国公開が近くなった。全国公開が今月16日で、北九州市でももちろん上映される。ペコロスは小たまねぎのこと。自分のはげた円い頭を例えたものだ。昨年は母みつさんがグループホームに入所する場面のロケをみた。八幡西区の三つ頭地区にあるグループホームさくら館であった。光江さんを演じるのは,赤木春恵さん(89)だ。車椅子に乗せられてグループホームへ入所する場面を何度も撮影していた。作者の岡野さんはグループホームに母親を入所させることに後めたさを感じ「面倒を見切れないと、布団をかぶって泣いた」という。多くの人が共感するだろう。監督は喜劇で有名な森崎東監督だ。笑いと涙での喜劇を満喫させてくれるだろう。

行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/31(Thu) 19:20 No.2245
前の掲示版で行方不明者探しをお願いしました由川 田鶴子[ヨシカワ タヅコ]さんは小倉北区上冨野付近で発見されました。
ご協力いただきましてありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

行方不明者の発見にご協力を 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/31(Thu) 09:30 No.2240
行方不明者:由川田鶴子[ヨシカワタヅコ]さん。78歳・女性
いなくなった場所:小倉北区 特徴:[着衣の状況等]身長:145センチ 体重48キログラム 白髪・短髪・やせ型
問い合わせ連絡先:見つけられた方は小倉警察署生活安全課までご連絡を  電話:093-583-0110
ご協力よろしくお願いいたします。
お問い合わせ。北九州市保健福祉局高齢者支援課

認知症男性の電車事故の賠償について 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/17(Thu) 19:25 No.2172
 本掲示板で標題についていろいろご意見が出されている。16日の朝日新聞の記者有論がこのテーマに触れて論じている。以下紹介する。

認知症の見守り「閉じ込め」へ戻らぬために
編集委員 友野賀代

「私たちは、一体どうしたらいいの?」取材のなかで、認知症の人の家族や介護事業から、何度も投げかけられた言葉だ。愛知県で列車にはねられて死亡した認知症の男性の遺族が、振り替え輸送にかかった費用など約720万円をJR東海に支払うよう、名古屋地裁から命じられた。自宅で介護していた妻が「目を離さず見守ることを怠った」ことなどが理由とされた。
介護する人たちは経験上、カギをかけない限り,いつの間にか出て行ってしまうことを完璧に防ぐ見守りは無理だ、と感じている。徘徊を完全に防ごうとすれば、閉じ込めるしかない。だが、外に出たがる人を閉じ込めたため、興奮して騒いだり暴れたりした、という例は珍しくない。 介護は、本人の意向を尊重する方向に進んで北。なのに、気が向くままの外出など、本人の自由を大事にしょうとすればするほど、介護する家族が監督責任を問われるリスクは大きくなる。これは介護事業者も同じだ。
高齢者虐待に関する法務省の冊子によれば、「部屋への閉じ込め」は虐待にあたる。厚生労働省のルールでも、事業者が本人の行動を制限できるのは、本人や他人の命や身体を守るため、緊急やむを得ない場合だけとされている。だが、この「例外」が現場で拡大解釈されていくおそれがある。「徘徊が激しい人の受け入れを断る事業者が増えるだろう」との指摘もある。
閉じ込めや受け入れ拒否で、幸せになる人はいない。時代の逆行を押しとどめるには、「介護する人たちに何もかも押しつけて、おしまい」としないことが必要だ。まず地域で、徘徊している人に気づく目、見守る目を増やす。家からいなくなってしまっても、すぐ気づけば事故の可能性を減らせる。地域とつながれば、家族は精神的な支えを得ることもできるだろう。福岡県大牟田市の「みんなで認知症をつつむ街づくり」など、参考になる取り組みはある。鉄道会社にも「地域の一員」という立場で、踏みこんだ事故防止策を取ることを求めたい。それでも事故は起こりうる。JR東海は運休などで損害が発生すれば、その分を請求するのが基本だという。
損害は補償されるべきだろう。しかし、関係する家族や事業者だけが負担で苦しむ事態は避けなければならない。多くの人で支え合う保険などの仕組みを考えたい。

※長い認知症の人の歴史では人に迷惑をかけるからと、座敷牢などに囲はれたり、拘束されたりしてきた。人間の尊厳を守る立場からやっと閉じ込めたり、拘束することがよくないことと理解が広がった。決して逆戻りさせてはならない。そのために、地域での見守りを一層発展させよう。守恒地区の模範がある。そして鉄道会社なども地域の見守りと共同して参加し、相互に連携することが求められているのではないでしょうか。


介護家族のつどいにご参加を 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/16(Wed) 19:27 No.2171
 明後日18日、私たちの会が主催して2か所で「介護家族の集い」を開きます。
開くところは
① 八幡西区生涯学習センター折尾分館 JR折尾駅前 丸和4階
② 小倉北区西小倉市民センター JR西小倉駅から徒歩10分

時間はどちらも13時から15時まで
どなたでも参加できます。どうぞ、お気軽にご参加ください。介護仲間です。辛いこと、悲しいこと、何でもお話ができます。お待ちしております。


行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/14(Mon) 20:37 No.2162
【今日10月14日】に行方不明(徘徊)高齢者等情報を発信した
【清水月代】(シミズツキヨ)さん【66歳】【女性】は発見されました。ご協力ありがとうございました。北九州市保健福祉局高齢者支援課
※今後ともよろしく願い申し上げます。 老いを支える北九州家族の会

若年性認知症介護家族の交流会 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/14(Mon) 20:18 No.2161
 私たちが小林市で家族交流をしている日に、北九州市では八幡西区のコムスティで若年性認知症介護者家族交流会が開かれました。
私たちの会が市の委託を受けての事業です。若年性認知症の夫・越智俊二さんを介護された奥さんの須美子さんが助言者として出席されました。大変よかったそうです。若年性認知症の方を抱えた参加者から次のようなコメントをいただきました。
「昨日はお世話になりました。実は少し躊躇してました。話ベタだし、先が見え過ぎて怖いし、・・・でも越智さんのお話とても参考になりました」。精神神経科のクリニックの先生からのご紹介で参加された方もありました。
次回は12月14日の午後1時からウエルとばたの31会議室です。どうぞご参加くださいませ。お待ちしております。

小林市の介護者家族との交流 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/13(Sun) 20:13 No.2155
 昨日と一昨日、宮崎県小林市に私と卜蔵世話人、二人で行ってきました。小林市の地域包括支援センターさんからのお招きでご当地の介護者家族との交流、その中で認知症研究・研修センターの認知症ケアマネージメント・センター方式を私たち家族の会がどのように学習しているのかも紹介くださいとのことで、パワアーポイントなども準備して行きました。宿泊地はお湯が豊かな温泉・神郷の湯です。夕食会に招待されました。ご当地の家族の会の会長さんはじめ、会員、センター長、センターの方達10人程がみえられ、穏やかなほんとに和気間愛の雰囲気でした。みなさんの家族の会をより発展させようとの熱意が伝わり、私もつい長いお話をしてしまいました。お許しください。翌日は20人の家族の方々が、地域包括支援センターの会議室出お話をしました。私たち家族会がしていること、センター方式の学習の報告を私と卜蔵さんが分担してお話をしました。すばらしい家族の会の方々と交流もできました。
心から感謝いたします。
小林市の認知症への取り組みも進んでいます。
例えば認知症のサポーターは4万数千人の人口ですが、6000人と聞き、驚きました。また、目標が人口の半分2万5千人をめざしているというのですからすごいですね。講師のキャラバンメイトも180人登録されています。包括支援センターが年1回ですが「小林市地域包括支援センターだより」を発行しています。昨年の「だより」をみますと「認知症の人と家族を地域ぐるみで支援する街づくり」として、これまでの支援体制に加え、新たに「認知症支援ネットワーク会議」も立ち上げ、さまざまなプロゼクト摸立ち上げています。本人交流会は2カ月に1回、家族交流会は毎月1回開催しています。中学校でも養成講座が行われ、今年の3月11日には、南真方西区で地域の住民と小林小学校の子どもたちが一緒になって、徘徊模擬訓練を実施しています。その実行委員には
区長、副区長、民生委員、小学校教頭、認知症の人と家族の会の小林地区代表、施設の人等の各氏メンバーです。
認知症を自らの問題として政令都市など大きいところは勿論ですが、このような自治体の取り組みが進んでいることに学ばなければならないと心から実感しました。学ぶべきは私の方でした。
小林市の会長さんはじめ家族のみなさん!センター長さんはじめセンターのみなさん、ほんとにお世話になりました。ありがとうございます。11月16日には北九州市山田緑地で「もりフォーラム」があります。ぜひおいでくださいませ。

認知症施策の推進について 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/08(Tue) 20:50 No.2142
 9月4日に厚労省の第47回社会保障審議会 介護保険部会が開かれ『認知症施策の推進について」(現状と課題と論点)の資料が提出された。その内容を紹介します。

■現状と課題
●高齢者人口の約1割が、要介護認定を受けたもののうち認知症日常生活自立度Ⅱ以上の認知症高齢者で、要介護者の約6割となっている。又、今後も認知症高齢者は増加が予測されている。(注)
要介護認定を受けているが、認知症日常生活自立度Ⅰの者や要介護認定を受けていない者を合わせた認知症有病者数は約439万人と推計され、MCI(正常と認知症の中間の者)の有病者数は約380万人と推計されている(いずれも平成22年)
●これまでの主な認知症施策は①早期受診・対応の遅れによる認知症状の悪化、②認知症の人が住み慣れた地域で可能な限り生活を続けて行くための介護サービスが量・質の面から不足 ③地域で認知症の人とその家族を支援する体制が不十分 ④医療・介護従事者が現場で連携がとれた対応ができていないケースがあるなど、様々な課題が指摘されてきた。
●厚生労働省としては、これらの課題に対応し、「認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続ける事が出来る社会」の実現を目指すため、認知症施策推進5カ年計画を策定し、平成25年度から取り組みを実施している。
●また、各介護サービス利用者にも多く認知症の方が含まれていることや認知症日常生活自立度Ⅱ以上の認知症高齢者のうち半数が在宅で生活している実態から地域の実態に応じた対応が必要。

◇論 点
○今後増加する認知症高齢者に対応するためには、「認知症施策推進5カ年計画」を着実に推進するべきでないか。
○認知症に関する取り組みは、これまでも地域支援事業の一環として行われているが、認知症日常生活自立度Ⅱ以上の認知症高齢者が要介護度認定者の約6割となっており、介護施策の重要課題となっていることを踏まえると、認知症施策はすべての市町村において今後重点的に取り組むべき課題である。そのため、地域支援事業において認知症施策を充実すべきではないか。
○特に、早期診断、早期対応が重要であることから、地域包括支援センタ‐等の職員が認知症の初期の段階で認知症の人やその家族に対して個別の訪問を行い、適切な支援を行う仕組みとして、「認知症初期集中支援チーム」を地域支援事業として位置づけるべきではないか。又、早期診断などを行うためには、認知症の専門医療機関の整備を積極的に促進し、医療サービスから介護サービスへの切れ目のない対応や連携を図るべきではないか。
○また、地域の実情に応じた認知症施策の企画調整などを行うために、地域包括支援センターに「認知症地域支援推進員」を設置することを地域支援事業に位置付けて体制の強化を図るべきではないか。
○認知症への人への支援にとどまらず、その家族に対する
支援を地域住民と共に行うともに、認知症の普及・啓発を更に、推進すべきではないか。
○認知症施策を担う医療・介護サービスの人材については、認知症対応慮力を更に向上させるべきではないか
○地域包括ケアシステムの構築を図るためにはインフオーマルサービスや他制度等も用いて、認知症にやさしい街づくりを積極的に行うべきではないか
○認知症に関する予防、診断、治療、ケア技術等の確立に向けた研究を積極的に進めるべきではないか

※重要な課題と論点でしかも今日的差し迫った問題です。大いに私たちも含め市民的論議を行いましょう。この掲示板に意見を出してください。 


ふくし生協フエスタに参加 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/06(Sun) 21:42 No.2132
 10月6日、ふくし生協フェスタ 2013が八幡東区のロイヤルホテル2階で開かれた。

300人を超える多くの人が参加した。午前中は どうなる?これからの介護保険と私たちの暮らしをテーマに、社会医療法人同仁会耳原ケアプランセンター大浜の内海 聡子さんが講演した。利用者の生の声をパワーポイントで説明された。それがジーンと胸にきた。例えば「認知症の妻を介護して10年。ヘルパーさんに来てもらうまでは、何度も夫婦で心中を考えた。近所の人からは施設に入れたらと言われる。意地を張ってるつもりはないが、死ぬまで妻とこの家で暮らし続けたい、ただそれだけだ。
子どものいない年よりにとって、ヘルパーさんは生活の頼りだ。ハルパーさんは何もできない妻に根気よく優しい声をかけてくれる。徘徊にも付き合う。妻もヘルパーさんを待っている。ヘルパーさんがいてくれる間に私は仮眠をとる。たとえ1~2時間でも、妻の介護を忘れて安心して眠ることができる。そのおかげで、体力と気力を維持し、介護が続けられるのだ。ヘルパーさんはわれわれ夫婦の人生の支えだ。こうやってここまでがんばってきたが、ヘルパーさんの支えがなくなるなら、妻を道連れに死ぬしかない。
このような介護者の証言こそが今、大切だ。介護の現状を発信していこう。この掲示板をそのために活用してください。

昼からはポーカルアンサンブル、新日鉄歌う会のコーラス、フラダンス、演舞、など楽しい企画であった。福祉川柳コンテストがあった。
最優秀句は 行橋市の西岡 陽さんの

ほのぼのと日射しを浴びて介護受け

優秀句より1句 糟屋郡新宮町 松田 浩美さんの

利用者と亡き父母重ね支援する

感動しほのぼのとした日であった。


徘徊で、線路に 遺族へ賠償命令 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/05(Sat) 19:26 No.2130
 標題の件について この掲示板でもとりあげた。愛知県の91歳の認知症の男性が徘徊して線路内にはいり、列車にはねられてなくなった。男性の遺族に「事故を防止する責任があった」ということで720万円を鉄道会社に支払うよう命じた判決である。昨日は家族の会と友好関係の認知症関係のボランティア団体で、このことが論議になった。この問題を広げ、社会的問題にすることが大切だ。その時出された資料、朝日新聞、9月27日付けだ。その中に認知症の人と家族の会の高見国生代表は「あんな判決が出されたら、家族をやってられない。責任をまるまる家族におわせればいいというのではだめだと思う」と批判している。同時に「認知症の人の行動で他人に損害が生じうるのは事実。何らかの保険のような、保障の仕組みを考える必要があるのではないか」ともいっている。

「安心して徘徊できるまち」を目指している大牟田市では今年も徘徊行方不明者を探す模擬訓練を9月22日に実施した。市の井上泰人長寿社会推進課長の談話では「徘徊者に声をかけるなど、地域で見守る意識を高める事がますます大事になる」と極めて大事な指摘をしている。更に認知症ケアが専門の柴田範子・東洋大学準教授は徘徊事故防止に関して、鉄道という公共性の高い企業の責務を指摘する。「鉄道会社覇認知症についてきちんと知っておくべきだ。その知識を踏まえて、駅や踏切で事故のリスクを軽減する対策を取って欲しい」(編集委員・友野賀代)としめくくっている。

私は何年か前に北九州市のモノレール関係の運転者等関係者に認知症サポーター養成講座をしたことがある。また,JR九州の運転者養成の実習学校で認知症のサポーター養成講座をしたこともある。
地域と結びつき、見守りが広がることが大切ではないか、小倉南区の守恒の地域ぐるみでのSOSネットワークが示唆にとんでいる。公共性が高いだけに、今回の事件を通じてどのようにして、線路に入っただろうかなど、改札から全体の経路を点検し見守り、認知症への知識をもつことが必要である。認知症ネットの主要な役割をはたすべきではないだろうかと私は思う。ぜひ、これをきっかけに、社会的問題にして論議をしていきましょう。


北九州市の認知症サポートメール 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/04(Fri) 23:00 No.2129
 北九州市からの情報によりますと、「認知症サポートメール」は、今まで市役所の閉庁時間(夜間・休日)にはメール配信していませんでしたが、この10月より「行方不明(徘徊)高齢者等情報」(発見連絡を含む)について閉庁時間のメール配信が可能となったとのことです。
この機会に認知症で徘徊のおそれある方はぜひ、地域包括支援センターなどで徘徊SOSネットワークの登録をお願いします。

私たち家族の会へ入会を 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/03(Thu) 19:16 No.2124
 私たち「老いを支える北九州家族の会」は来年5月で20周年を迎える。現在、会員は400人。会報誌は700部~800部を毎月発行している。私たちのめざしているのは「認知症になっても、障害をもっても安心の街」だ。私たちは会報誌が先に発行されて、会ができた。会は会報誌に力を入れ、毎月、確実に発行してきた。
家族同士の交流が原点だが、その交流に参加できない人に会報誌が届けられ、介護体験などを読み、元気になってほしいとの願いからだ。会費は年間1500円(月の会費にすれば130円足らず)で、会報誌が毎月自宅まで届けられる。団体加入は年間一口5000円です。

会報誌には直近の10月号には八幡西支部準備会の「腕自慢料理教室」が楽しい雰囲気の写真いりで紹介された。参加者は「今日ばかりは介護の話など忘れて誰もしない、ただ作る楽しさでいっぱい。介護の苦労を忘れる事ができた楽しいひとときでした」とのべている。特別寄稿の広島都市学園大学 リハビリテーション学科講師の谷川 良博さんは「周囲に気づいてほしい認知症の方の生活のほころび」と題して、認知症の人の生活のほこぼろびの例①『財布の中が小銭でいっぱい』。支払いの際に小銭の組合わせが難しくなるために、お札を出します。その結果、お釣りをもらう一方になるからです。など分かりやすい例を他にもあげ、早めに気づく事でどんな利点があるかを解明している。その他介護体験、講演会の案内、短歌、絵手紙など情報満載のB版16ページだ。

入会はだれでもできます。ぜひ、私たちと一緒になって、認知症になっても障害をもっても安心のまちづくりへ歩みましょう!


北九州市での認知症啓発活動 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/02(Wed) 19:03 No.2119
 9月21日は世界アルツハイマーデーだ。国際アルツハイマー病協会が定めて20回目となる。北九州市は2001年より9月21日~10月20日までを認知症啓発記念月間と定めて実施してきた。
国際アルツハイマー病協会は今年から月間として設定した。この意義は①認知症を正しく理解してもらうための啓発活動 ②施策として充実推進するの2点だ。
北九州市は9月27日、JR小倉駅近くを私たち「老いを支える北九州家族の会」など12団体80人が参加して実施した。認知症の資料のはいったエコバッグ2000が配られた。私たちの会は赤のTシャツを着て、幟を立てて参加。またたく間に配布は終わった。特に中高年の女性の多くの方が受け取られた。

一人でも多くの方が認知症への理解をしていただくことが、今求められている。認知症サポーターの養成講座を受けた人は全国で400万人を超え、北九州市では8月31日で4万人に達した。
認知症になっても安心のまちへみんなで力を合わせよう!


認知症対策 省庁連絡会議 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/10/01(Tue) 20:17 No.2114
 9月26日に、認知症対策・省庁連絡会議の初会合があった。
参加した省庁は厚労省、消費者庁、警察庁など11省庁。厚労省からは今年から5年間の認知症対策をまとめた計画(オレンジプラン)について報告した。又、在宅医療連携拠点事業についての概要について説明した。消費者庁からは高齢者が消費者被害にまきこまれないため、自治体や警察などと連携した仕組みづくりを検討した報告。法務省からは認知症のひとへの成年後見制度について説明があった。今後この会議を「認知症高齢者等にやさしい地域づくりに係る関係省庁連絡会議)として年に数回のペースで開く事を決めた。

『要支援』介護切り離しについて 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/29(Sun) 19:51 No.2113
 8月6日の東京新聞は標題の件を実際の現場を取材している。
以下、紹介する。
生活を支えるサービスを、これまで通り受けられるのか。社会保障制度国民会議は5日、最終報告書で、介護予防の「要支援」を介護保険から切り離し、市町村の裁量で行う事業へ移行する提案を盛り込んだ。自治体によっては、家事援助やディサービスの利用を制限する可能性もあり、利用者や介護現場は戸惑う。(柏崎智子」要支援2の認定を受ける東京都足立区の鈴木基之さん(81)は足や腰の痛みで、つえをついて歩くのがやっと。5年間夢中で介護した妻を3年前に亡くした。同居する40代の息子は会社勤めで、日中は自宅に一人。自力で外出するのは難しく、楽しみは週2回通うディサービスだ。施設が車で送り迎えしてくれる上、リハビリ体操やゲーム、カラオケもある。入浴もできる。「何より、ほかの利用者のみなさんとお話できるのがうれしい。これがなかったら、誰かと話す機会はなくなってしまう」。国の議論はとても気になる。
「生きがいを奪わないでほしい」「ヘルパーステーションうしおだ 」(横浜市)の門間久美子所長は、要支援のサービスに助けられ、自宅で自立した生活を送る高齢者を見てきた。ある一人暮らしの男性(60)は脳梗塞で倒れ、重度の介護状態だったが、リハビリに励み、4月に要支援2まで回復した。半身麻痺や言語障害が残るため、週1回、ホームヘルパーの訪問を受けている。重い買い物袋を提げて歩くことはできないが、「自分の目で見て買いたい」との思いが強く、ヘルパーが同行して助けている。何度も骨折し、腰やひざを痛めている女性(82)は、家事を頑張りすぎると体調を崩し、動けなくなってしまう。週1回訪問するヘルパーが、風呂掃除等で助けながらコミュニケーションを取り、無理しないよう見守っている。門間所長は「要支援は、介護度が重くなるのを防ぐために導入されたはず。介護保険から外すのは逆行では」と疑問をなげかける。介護保険に詳しい淑徳大の結城康博教授は「要支援の人へのサービスを市町村事業とすることについて「財源を市町村が確保できるか疑問」と指摘。「サービスの地域格差が広がる。支援の薄い自治体では要支援者の介護度が重くなる。給付費を抑制するつもりが、長期的には介護保険財政が苦しくなるのでは」と懸念する。
高い所の物を取ろうとして転倒し、背骨を傷め要支援1になった都内の女性(86)はつぶやく。「私たちは戦争を経験し、苦労を乗り越えてきた。ぼっくり死にたいけどそうはいかない。それまで少しだけ、生活の手助けをしてほしい。それだけです」

自治体の声 東京都「利用者の負担が増えないよう、国は責任を持って、制度の検討をしてほしい」 同介護保険課「介護保険から切り離された場合、都や区市町村が何も支援しないと、利用者が10割負担になってしまう。それでは都民にそっぽ向かれてしまうだろう」荒川区の伊藤節子高齢者福祉課長「要支援の人が『見捨てられた』と思われないよう、切れ目なく橋渡しする事業が必要」と話す。川崎市の介護保険課担当者「介護予防につながるディサービスやヘルパー等のサービスが継続される形になるのかどうか」具体像が見えないことに困惑した。  


10月2日はサン・ドリームひろば 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/29(Sun) 18:59 No.2112
 毎月、第一水曜日は私たち家族の会の事務所を開放する日です。
10月は2日、11:00~15:00までです。
介護のご相談でも結構、だべって結構です。家族の方のストレス解消になればありがたいです。どうぞ、気軽にお越しくださいませ。
お待ちしております。

さんさん広場で認知症講演 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/27(Fri) 21:37 No.2110
 今日の午後、小倉北区のリバーウォーク北九州4階の朝日さんさん広場で新聞OB会北九州主催の私の講演「認知症の歴史と新しいケアの時代」開き、30人近くの人が集まった。いつもの講演では女性が多いのが、今日は圧倒的に男性が多い。私はアルツハイマー病の症例を発表した1906年からの日本での認知症の歴史とケアの発展を話した。また、認知症本人であるオーストラリア人のクリスティン、ブライディンさんのDVDを観てもらった。あとが、質疑、意見が活発だ。介護保険に対する意見。守恒の方から徘徊SOSの地域の活動、愛知県でおこった認知症の人の徘徊で電車と衝突、遺族に720万円の支払いを命じた判決への意見、徘徊で家に閉じ込めなくてはならないが、そうすれば、火事を起こす危険があるなど、活発な意見が出された。さすが新聞OBの人だなと思った。
帰りには『さんさん新聞』が参加者全員に配布。それには私の講演している写真や参加者の写真が大きく出され、後援の内容まで掲載されている。驚いた。会への入会希望者も出た。さんさん広場の方々もよくお世話していただき、ありがたい。
思い出になる日であった。この時間帯に小倉駅、黒埼駅では、家族の会など14団体が北九州市認知症啓発月間・街頭宣伝を行った。詳細はこの掲示板にのせます。 

県介護福祉士会会長に聞く 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/26(Thu) 20:44 No.2108
 要支援者を介護保険から外すことについて多くの人の意見を聞きたい。西日本新聞に福岡県介護福祉士会会長・因利恵さんが発言している。8月1日付けだ。一部を紹介する。「財政が苦しい市町村が多いため、地域によってサービスに格差が生じるでしょう。国はボランティアの活用を勧めますが、プロのケアはできません。そもそも、軽度の人への介護予防事業の充実が介護費用の抑制につながるのに、逆の方向です。ほかに削れる部分はあるはずです」
例えば? 「介護保険の認定審査のコストは一人当たり2万円といいます。全ての申請に対して調査員を雇い、審査会を開くからです。それを簡素化し、判定が難しい人だけ、審査会の判定を仰げばいいだけです。一方で、限度ぎりぎりまで、サービスを使わせようとする事業所も見受けられます。費用が国民の税金であることを認識し、節度を持つべきです。介護で最も大切なことは?「人生の最期の時をいかに、輝き満足して旅立ってもらうか。そこに喜びを見いだせる人が、真の介護者だと思います)

介護では良質な人材は確保できない 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/24(Tue) 21:26 No.2103
 介護労働安定センターが昨年10月1日現在での全国介護サービス事業所を対象に調査した結果をこのほど明らかにした。それによると、介護労働者の2012年の離職率は17.0%と前年と比較して0.9%高くなっている。これは全国の介護サービス事業所中、7511事業所(回答率43.5%)が回答したもの。
離職率の内訳は訪問介護員が14.0%(前年13.8%)施設の介護職員が18.3%(同16.9%)で全体では17.0%、同年の全産業平均の離職率は14.8%に比べても高い水準にある。
同センターは昨年11月に全国の介護保険サービス事業所を対象に実施した介護労働実態調査の結果を8月に発表している。
介護従事者の過不足に着いて「大いに不足」「不足」「やや不足」を合わせて57.4%(昨年比4.3ポイント増)、理由は(複数回答)で「採用が困難であること」が70.2%、「事業を拡大したいが、人材が確保できない」は27.9%、「離職率が高い(定着率が低い」が21.8%となった。また、「良質な人材の確保が難しい」は53.0%「今の介護報酬では人材の確保・定着のために十分な賃金を払えない」46.4%など深刻な実態が浮かびあがった。
このまま放置しては、人材不足で福祉、介護分野は大変なことになりかねない。福祉国家としての国家戦略を打ち立て、障害を持っても、認知症になっても安心できる社会を構築しよう。

アルツハイマーデ 京都タワーライトアップ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/23(Mon) 18:57 No.2099
 9月21日は国際アルツハイマー病協会が「世界アルツハイマーデー」と設定して20回目を迎えた。京都市に本部のある公益社団法人認知症の人と家族の会はこの日を記念して京都市 下京区の京都タワー(高さ 131メートル)にオレンジ色のライトアップした。
夜6時からの輝きは、道行く人の関心をよび足を止めて見上げていたという。オレンジ色は認知症サポーターがリングを腕つけているように、認知症を支援するシンボルカラーだ。高見代表は「認知症の人は460万人、軽度認知障害の人は400万人を含めると、高齢者の3人から4人に1人の割合になる。他人事ではない、身近な問題だ。オレンジ色の光をみて認知症に関心を持ってほしい」とよびかけた。今年の同会が決めた標語 「忘れても心は生きてる認知症ー『ボケ』ても安心して暮らせる社会」です。

北九州市は9月21日より10月20日までを『認知症啓発月間』に設定。街頭啓発はJR小倉駅周辺で15時半より実施します。(北九州市主催)、これには老いを支える北九州家族の会を始め、特養、老健施設、グループホーム、薬剤師会、等いろいろな団体が参加して、大宣伝を行います。ぜひ、団体を通じて参加をお願いいたします。家族の会では赤いTシャツ,タスキ、ノボリを立てて参加します。また、市の委託を受けて実施しているコールセンターは
9月21日から10月20日までは休日なしで日曜、祭日ともに実施していますのでご利用ください。


特養入所者を限定することについて 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/22(Sun) 20:41 No.2094
第48回社会保障審議会介護保険部会に委員である全国市長会介護保険対策特別委員会
委員長 高松市長 大西秀人氏は欠席のため資料を提出。以下のように書かれています。
特別養護老人ホームの入所者を限定することについて既入所者の継続入所について配慮することは必須です。又、特養の入所を要3に限定することについては、市町村における施設サービスや居宅サービスの整備状況が様々あることから全国一律に実施することは困難です。地域の実態を十分検証する必要があります。

大分市で認知症啓発街頭活動 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/21(Sat) 21:15 No.2089
 世界アルツハイマーデーの昨日、21日に大分市では認知症の人と家族の会県支部は県内3か所で認知症啓発街頭宣伝を行いました。県内3か所で行われました。その一つ、大分市トキハ本店前で40人の人があつまりチラシを配布しました。

特養入所要介護3以上に 特養も反対 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/21(Sat) 20:35 No.2088
 昨日は、「認知症の人と家族の人」の委員が反対の意見を述べていることを掲載した。今日は特養の施設の全国協議会が反対意見を述べていることを掲載する。

第48回社会保障審議会介護保険部会 9月18日開催
委員:公益社団法人 全国老人福祉施設協議会 桝田和平氏

1.「特養の入所を要介護3以上に限定する】ことについて
特養ホームでは、都道府県・郡市ごとに行政と当該老人福祉施設協議会が協議して「入所判定基準」(要介護度、介護者、住環境、待機期間などの現状」を策定し、それに基づき客観的入所判定を行っています。その結果、重度者優先の入所判定が進んでおり、各施設の平均要介護度も年々、重度化している実態にあることは周知の通りです。こうした経過、実態を踏まえ特養ホームに係る施設介護サービス費の支給対象見直しについて以下のように考えます。

①軽度要介護者(要介護度1,2)の入所については、特養ホームが、老人福祉法に基づく施設であることから、地域の事情によりセィフティネットとしての役割を果たすべく、相応の判断があって行われているものです。今後も老人福祉法に基づく重要な公的社会資源として、特養ほーむが有する福祉機能を確保するために、入所判定は事業者の主体性に任せるべきです。従って、一律に重度要介護者のみに入所制限することは、介護保険法第2条3に定める選択の自由にそぐわないものであることから強く反対するところであり、実態に応じた裁量的施策を講じるよう検討を求めます。

②現行の要介護認定の判断基準では「身体介護」と「認知症」が一律に軽度要介護者の区分で取り扱われることから、軽度要介護者にはBPSDなど認知症の精神症状に問題を有するケースは、要介護者で会っても多面的かつ専門的支援を必要とすることは、これまでの
緊急措置入所の実績からも明らかであり、要介護3以上に入所制限をすることは、最も支援を必要とする時期の認知症の人(いわゆる動ける認知症の人」にとって、大きな不利益となります。サービスの選択肢を著しく損なうことから反対であり、①と同様に実態に応じた裁量的施策の検討を求めます。

軽度介護者が入所している主な理由
★介護者不在 介護困難 住居問題など
★認知症のBPSD その他理由による判断能力の低下・喪失
★虐待、介護放棄等の措置入所
★行政等から期間限定した緊急入所依頼(措置ではない)を受ける

理にかなった意見です。 


特養入所は要介護3以上に 委員反論 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/20(Fri) 22:58 No.2086
 厚生労働省の第48回社会保障審議会介護保険部会が18日開かれた。そこで委員である公益法人 認知症の人と家族の会の勝田登志子さんは次の様な意見を述べた。「特別養護老人ホームへの入所を要介護3以上に限定すべきではないか」については反対する。
現行でも「入所基準があり、重度優先が実施されている」2011年度の利用者の平均介護度は3.89である。わざわざ「要介護度3以上」と限定する必要はない。待機者42万人と希望しても利用できない人たちが、多数存在している。「軽度の要介護者を含めた
低所得高齢者の住まいの確保が必要」としているが、「施設サービスの提供」と「住まいの確保」とは別問題である。

認知症本人を代弁し、また家族の声を政府に届けようと勝田さんは奮闘してくれている、がんばれ!かつた、 応援している。


福島駅前で街頭宣伝活動 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/16(Mon) 20:30 No.2079
今、ニュースがはいった。

昨日の15日、認知症の人と家族の会県支部福島地区会では福島市JR福島駅東口周辺でアルツハイマーデーの一環としての街頭宣伝を行った。市との共催である。同日は雨にもかかわらず、会員ら40人が参加した。道行く人に認知症啓発のパンフレットを渡した。

北九州市は9月21日から10月20日までを「認知症啓発月間記念事業」月間として設定、その一環として『街頭啓発活動』を9月27日(金)15時40分より実施する。集合は15時半 小倉駅南口ぺデストリアンデッキ、駅構内からエスカレーターを降りた付近。各団体ごとに参加を集約するようになっています。
家族の会は当日、赤いTシャツ、幟を立てて参加します。
認知症になっても安心のまちを!そのために大宣伝を!


敬老の日の詩 歌 俳句など 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/15(Sun) 20:43 No.2078
107歳まで現役、彫刻家の平櫛田中(ひらくしでんちゅう)さんの名言
六十、七十は洟垂れ小僧 男ざかりは百から百から

女ざかりの百歳を超えた詩人の柴田トヨさんは残念ながら今年の1月20日、101歳で逝かれた。東日本大震災を悲しみながら、被災地のあなたに という詩をおくった(読売新聞掲載)

最愛の人生を失い/大切なものを流され/あなたの悲しみは/計り知れません/でも生きていれば/きっといい事はあります/お願いです/あなたの心だけは/流されないで/不幸の津波には/、負けないで/くじけないで

平成23年度「心豊かに歌う全国触れ合い短歌」で最優秀賞を受賞した短歌から

庭に来る小鳥がんばろうと鳴きながら東北に向かう今日も明日も   98歳・群馬県 松原るい

百とせをすごせし梅の切り株に朱き茸生ゆ二つ三つ四つ      106歳・長崎県 福島ミヤ

呆けるなよ呆けたらアカン我が心言い聞かせつつパソコン叩く   100歳・宮崎県 高野兼盛

俳人といえば、99歳の文挟夫佐恵(ふばさみふさえ)さん。
春の雪君失せたるは野か海か
兵なりき死ありき星辰(せいしん)移り秋

川柳ではこんなのがある
祖母の気遣い 胸いっぱいで 腹いっぱい 岡山県タラちゃんさん
前は猫 今は孫に デレる父       岡山県 Kさん

明日は地域の敬老会がある。私も参加しよう。


特別養護老人の入居要介護1.2外し 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/14(Sat) 21:30 No.2077
 厚生労働省はこの程、特養の入居条件を2015年度から変更する方針を決めたそうです。その内容は入居できる高齢者は要介護3以上にする方向で検討するというもの。これは先に提示された社会保障制度国民会議の報告書中、特養の入居者について「中重度者に重点化」と記載されているものの具体化になる。今月18日に第48回社会保障審議会・介護保険部会に提案するという。眼目は「介護費用の抑制」「施設から在宅へ」の介護の流れということだ。
遠距離介護で一人ぐらしの認知症の母親をみることができない要介護2の方を特養では入れていただいたことがある。ありがたかった。これまで入所している人が退去することはなく、新たに入所する人からであるが、問題は残りますね。在宅でどれだけの介護できるのでしょうか。一人暮らし、介護力が落ちている老老介護。
他人事ではない、不安になります。

医療保険制度「改革」の日程きまる 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/13(Fri) 16:47 No.2075
 厚生労働省はさる9日に「医療保険制度改革」の今後のスケジュールを明らかにしました。社会保障改革全体の工程をきめた「プログラム法案」の骨子を先の閣議決定したものを具体化したものです。
法改定が必要ない窓口負担や保険料の見直しは年内に議論をまと めて来年度から実施されます。2014年度に70~74歳の医療費窓口負担は1割から2割と倍に引き上げます。高額医療費の負担上限引き上げもあり大変です。
医療保険制度「改革」の日程

2014年度実施・税制・政令改正
●70~74歳の医療費窓口負担1割から2割に上げる
●高額医療費の負担上限額を上げる
●高額所得者の国保料を上げる15年度の通常国会に法案提出
●国保の市町村から都道府県への運営移管
●高所得者の健康保険料を上げる
●紹介状のない大病院の外来患者に定額負担を導入する
●入院の給食費などの自己負担 


認知症介護家族交流会にどうぞ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/12(Thu) 19:46 No.2072
 認知症の人を抱え介護されている方の交流会です。ぜひ、ご参加ください。私自身もこの交流会を通して、言葉にならないほどの励ましを受け、それがきっかけでこの家族の会を有志の方とともに立ち上げました。どんなにして認知症の人を介護しているのか、他の方のお話を聞き、また、自分の辛い、苦しい胸の内を話すことでどんなに心がいやされることでしょう。
お待ちしています。

●と き 9月20日 13:00~15:00
●ところ 戸畑区ウエルとばた8階 81,82会議室

アドバイザーとして薬剤師の白水京子さんに参加していただきます。 


世界アルツハイマーデーに寄せて 厚労相 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/11(Wed) 19:59 No.2069
 このほど厚生労働大臣 田村憲久氏から2013年度「世界アルツハイマーデー」に寄せての文書が公益社団法人 認知症の人と家族の会宛てに寄せられました。※私たち家族の会も認知症の人と家族の会に団体加入しています。以下がその内容です。

2013年度「世界アルツハイマーデー」に寄せて

2013年度「世界アルツハイマー」にあたり一言お祝いのことばをのべさせていただきます。毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と国際アルツハイマー病協会が定めて、本年で20週年を迎え、世界各国で認知症に対する理解の向上を図る活動が行われてきました。日本においても、国際アルツハイマー病協会加盟の「公益社団法人 認知症の人と家族の会」が中心となって、認知症の人のご家族の交流や相談、認知症介護に関する調査や研究などを進められ、国内外での啓発活動を展開されております。こうした関係者の皆さまのご尽力に対し、深い敬意を表する次第です。
厚生労働省では認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けることができる社会の実現を目指し、平成24年9月に「認知症施策推進5カ年計画(オレンジプラン)」を策定し、今年度からスタートしています。
「認知症施策推進5カ年計画(オレンジプラン)」では認知症ケアを発症してからの「事後的な対応」から症状が出る前の「早期・慈善的な対応」へと「ケアの流れ」を変えるために、様々な取り組みをしています。具体的には複数の専門職が認知症の人や家族に早期に関わる「認知症の初期集中支援チーム」を配置し、早期支援の取り組みを実施することにしています。今年度は全国に14か所でモデル事業を実施していますが、将来的には、モデル事業の実施状況等を踏まえ、全国普及のための制度化を検討しています。また、認知症の人の家族の介護負担の軽減を図るため、地域の実情に応じて認知症の人とその家族、地域住民、専門職等の誰もが参加できる「認知症カフエ」の普及を図ることによって家族支援を図っていくこととしています。今後「認知症施策推進5カ年計画(オレンジプラン)」を計画的に推進していくためには、「公益社団法人 認知症の人と家族の会」を始めとする関係団体と連携していくことが重要であると考えていますので、皆さま方のご協力を賜りますようお願い申し上げます。「公益社団法人 認知症の人と家族の会」
の皆さまのますますのご発展を祈念しまして私のお祝いの言葉といたします。


高齢者虐待防止法・障害者虐待防止法の勉強 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/10(Tue) 23:17 No.2068
 八幡東区いきいき21推進協議会では平成25年度第2回実務担当者勉強会の開催を決定した。以下、そのお知らせです。

日 時 10月22日(火)18:30~20:00
場 所 八幡東区レインボープラザ 71会議室
内 容 高齢者虐待防止法・障害者虐待防止法を理解する
第1部 講義 「高齢者虐待防止法・障害者虐待防止法の解釈」
講師  河原一雅弁護士 ひびき法律事務所
第2部 現状報告  報告者:行政、地域包括支援センター
障害者虐待防止センター、民生委員の方より

申し込みはFAXで! 093-662-2781
八幡東区役所保健福祉課統括支援センター
担当は角田・今村
記入事項 所属、氏名です。

法律の内容を知り、各関係者からの報告が聴けます。自分たちは何ができるかを考えたいと思います。


富山に若年性認知症のカフエ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/09(Mon) 21:27 No.2066
 若年性認知症の人が気軽に集える居場所ー認知症カフエ『ぽ~れポ~レ』が4月にオープンした。富山市の桜町のビルの7階である。毎週月曜、水曜の午後2時~4時で、利用料(お茶代)は一人100円。運営費は「赤い羽根共同募金」の助成金などで賄っている。「認知症の人と家族の会富山県支部」(村井和恵代表世話人)は、10年前から月1回「てるてるぼうずの会)を開いてきた。
常時10人以上が参加するという。しかし、参加できない人が多いために、カフエをひらくことにした。同会は面談や電話相談なども実施している。
問い合わせは「ぽ~れぽ~れ」(076-432-1693)

認知症の歴史と新しいケアの時代 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/07(Sat) 19:26 No.2063
新聞OB会北九州主催の講演会で私がお話することになりました。
テーマは『認知症の歴史と新しいケアの時代』です
痴呆とよばれ偏見のあった時代、ケアなきケアの時代、そしてやっと介護保険ができ、痴呆~認知症に変わり、認知症本人が発信する時代になり、その人らしく尊厳を持って生きて行く時代をめざすようになりましたが、課題はいろいろあります。私の介護体験を交えお話させていただきます。一人でも多くの方の参加を期待します。
私も一生懸命話させていただきます。

9月27日(金)14時よりⅠ時間半講演 30分質疑です。
リバーウォーク 北九州4階 朝日さんさんひろば
入場無料です。

お問い合わせは  093-563-1375


要支援への保険給付は廃止の方向 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/05(Thu) 20:11 No.2058
 厚生労働省、第47回社会福祉審議会介護保険部会が9月4日に開かれた。介護保険で「要支援」に認定された高齢者の保険給付(予防給付)を廃止する。2015年度から3年程度かけて市町村が独自に日常生活支援をしている地域支援事業に移す方針を明らかにした。これまで要支援者が受けている保険給付はサービスの種類や内容、運営・人員基準・利用料が一律にきまっていた。これが「新しい地域支援事業」によると、内容は「市町村の裁量」となり、「人員・運営基準」はない。各自治体ばらばらになる可能性が高い。
担当する「人」はこれまでの専門家から、ボランティア、NPO「非営利法人」民間企業がする。このように移行する理由を厚労省では「市町村の効率的な事業の実施で、制度全体の効率化を図る」としています。結局サービスを低下して、介護費用を削るのが狙いということになる。その一番のしわよせは、利用者であり、家族である。部会の委員である認知症の人と家族の会の勝田登志子副代表理事は「ボランティアではサービスは担うことはできない」と指摘した。日本労働組合総連合会の伊藤彰久生活福祉局長は「予防給付の廃止はいささか乱暴だ」また、全国町村会の藤原忠彦会長・(長野県川上村長)は「地域支援事業に事業者が手をあげなければ、自治体の負担になる」と発言した。

これに先立って、8月31日に認知症の人と家族の会の岡山県支部主催の講演会で同会の本部の高見国生代表理事(70)は軽度の人を介護保険から切り離す議論が起きている点について、「認知症は初期、軽度の対応が不十分だと症状が急速に悪化しかねない。適切な介護が受けられるよう国に働きかけて行こう」とよびかけた。 


福島原発事故で避難者要介護者増 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/04(Wed) 20:39 No.2056
 このほど厚生労働省の発表でわかった。東京電力福島第一原発事故により避難生活を送る福島県の7町村の要介護者認定数(本年4月末現在)は、震災時の1.46倍と全国平均の1.12倍を大きく上回った。各都道府県平均でも増加率は高くなっている。地域でのつながりが、なくなり、気力を失い、運動不足もあるという。高齢の避難者が環境に適応できない実態が浮かびあがった。原発20キロ圏内などの放射線量が高いため避難区域に指定された双葉、浪江、大熊、富岡、楢葉の5町と葛尾、飯館の2村では、厚労省の調査によると要介護認定者数は原発事故前の2011年1月末画2872人であったのが、今年4月末では4186人となった。
一部避難区域の南相馬、田村市、川俣町、川内村を加えた11市町村でも1.27倍と全国平均を上回った。
毎日新聞9月2日付によると、浪江町から避難し、避難先を計6回移動した85歳の男性は、現在福島県内のグループホームに入所、長男(64)の妻(63)によると原発事故前は介護サービスを受けたことはなかった、事故直後で避難中に立ち寄った駐車場で家族の車がわからず、迷っていたのを見つけ「変だなと思った」という。症状がその後半年で悪化。避難所で徘徊したり、宿泊施設の部屋をトイレと間違えたりして、認知症と診断された。避難中という現状がよく理解できず、時折、「田植えはまだか」「稲刈り葉住んだか」と聞くという。これまで、避難者を50人以上受け入れてきた福島市の特養「ロング・ライフ」の森重勝事務局長(72)は、要介護者の大半は認知症という。環境の激変で「近所付き合いが希薄になり、気持ちがふさぎがちになって、症状は悪化していく」と指摘。さらに、認知症以外にも、孤独な仮設住宅暮らしで部屋に閉じこもりがちになり、運動不足で体重が衰え、介護が必要になるケースも目立つという。さらに、同施設への相談事例では介護する
家族がうつ病を発症するケースも。森事務局長は「もう故郷には戻れないのではと悲観的になり、家の中に閉じこもってしまう悪循環も生じている、きめ細やかな支援が必要だ」と話している。

※原発の被害がこうゆう形で、表にはあまり出ないで深刻な実態が報道された。認知症の人が環境に適応できず、また、避難した高齢者が生きる気力を失い、認知症の病を抱える数字の発表だけでなく、手を打ってほしい。そして、私たちの地域でも、地域の人のつながりが強まって、生きて行く気力を生み出すようにしていく必要があることを痛感する。


高齢者夫婦心中か 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/03(Tue) 18:38 No.2049
 9月2日の午前に新潟市中央区の無職佐藤駒一郎さん(89)方で佐藤さんと妻のミツさん(87)が血を流して倒れているところを、訪問介護ヘルパーさん・女性が訪れ発見した。110番に電話した。室内には「介護に疲れた」という内容の遺書があったという。ミツさんは1カ月前に腰を痛め、入院したあと、ディサービスを利用した。認知症の症状もあったという。

※89歳の方が介護をする老老介護、その上認知症の人をみるということは、大変なことです。遺書に書かれていたという「介護に疲れた」この言葉は大変重い。私たちも市の委託事業で「コールセンター」や「ささえあい相談」(面接相談)、介護者家族交流、会独自での家族交流や電話相談、面接相談もしています。しかし、まだまだ、市民の方がこうゆう相談事業をしていることが知られていない。
特に、高齢者の方は、知られていない場合があります。もし、新潟市のコールセンターなどへ電話で「疲れた」との一言があれば、何とかなれたのではないだろうかと思いました。
今あるサービスを市民に徹底し活用すること、同時に介護者支援(ケアラー支援)について更に検討が必要な時にきています。介護保険では直接介護者支援はないですから。心よりお悔やみ申し上げます。


在宅介護で無理をしない! 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/02(Mon) 19:29 No.2041
 ヨミウリオンライン9月1日付けに都立松沢病院院長 斉藤正彦先生が在宅ケアで決して無理をしてはいけませんと発言しています。それは先にこの掲示板に掲載した8月9日の名古屋地裁が91歳の認知症男性が線路内に入り、電車と衝突、死亡した事故で、85歳の妻と別に住んでいる長男に対し電車の遅延により鉄道会社が被った被害720万円を支払うよう命じる判決をくだしたことに関してです。
斉藤正彦先生は「私は臨床医として認知症の患者さんを診察する際、在宅ケアを積極的に推奨しないように気をつけています。むしろ世間体や義務感あるいは経済的理由で無理な在宅ケアを続けている家族のストレスを見逃さないことに努めています。私が診察室ですばらしいケアですね、おうちでケアしているからお母さんは笑えるんですね」と言ってしまったら、内心はもう疲れきって「先生!助けて下さい」と言いたかったお嫁さんの口を封じてしまいます。
在宅ケアは24時間365日です。無理は長続きしません。最期につけを払わされるのは何時も弱い立場の人、つまり認知症の患者さんです。
※そうですね。その通りです。

孤立死防止と認知症対策同時に 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/09/01(Sun) 20:33 No.2037
 今年、6月19日に札幌市中央区で開かれたシンポ、『マンションでの孤立死を考える』について奥田龍人(さっぽろ孤立死ゼロ推進センタ―所長)は北海道新聞6月30日の新聞に以下のようなコメントを掲載している。
昨年11月に札幌市東区で、今年1月にも苫小牧で、高齢の母親とその子どもの孤立死がありました。周囲の支援を受けられないまま、家族で亡くなる孤立死が、道内でも増えているのです。
障害のある人や介護が必要な人がいる家族が何らかの事情で先に亡くなると、残った人は他に連絡する手立てを持たないため、飢えなどでなくなってしまうケースがほとんどです。

最大の問題は、先に亡くなった人から世話を受けた人は、周囲の人との付き合いがなかったということ。周辺住民のちょっとした声かけでもあれば、状況は違っていたと思います。
札幌西署管内(西区と中央区の一部)で、誰にも認められず「孤独死」した一人暮らしの住民は2011年に113人いました。札幌には9つの警察署があるので、単純計算すると年間約1000人も亡くなっていることになります。東京都監察医務院によると「孤独死」する男性の数は女性の屋久倍。年齢的に男性は55~69歳、女性はこうれいになるほど多い。亡くなってからの平均発見日数は男性で12日、女性で6日、生前に男性の方が近所との付き合いがないため、発見が遅れる傾向があります。この背景には、経済状態の悪化や一人暮らし世帯の増加で、家族が見守るシステムが無くなってきたことも挙げられます。そして何より、人付き合いをしないで生きられる社会を私たちがつくってきたという事が大きいのです。
買い物はコンビニエンスストアで済むし、情報はテレビやインターネットで済む。サラリーマンは、あまり地域と付き合う必要はないですからね。内閣府によると、親しい近所付き合いがる高齢者の割合は、1988年度で約64%でしたが、08年には43%に減っています。自宅で自分を虐待するセルフネグレクトとの問題もあります。
私が担当した例では、妻に先立たれた男性が生きる気力を無くし、食事はコンビニ弁当で済ましていた。そのうち後始末が面倒になって、ゴミの悪臭が出て、鼠も出たため周りから苦情があがりました。家に行くと、持病が悪化して動けなくなってしまっている。
自分を管理する能力が低下していて、SOSが必要でも発しない。
そういう人に手を差し伸べる支援も必要になります。

孤立死対策には、「発見」「救命」「予防」があります。特に私たちができる大事なことは予防です。札幌市でも11年から、孤立死を防ぐモデル事業を実施しました。地域の配食サービス業者やスーパーと連携し、配送担当者が訪問先の独居高齢者の安否を確認したり、来店したときに地域包括支援センターに連絡してもらったりする取り組みです。一番効果があるのはガス、水道、電気などライフラインに着目すること、孤立死する人は、これらがほとんでお止まっているからです。業者と市町村が情報を共有しようとする動きもありますが、これは市町村が住民から生活困窮の相談を受けることが前提。ライフラインを止められるのは恥だから市町村に知られたくないという住民が多く、なかなかうまくいっていません。それでも将来的には、この仕組みを何とかしていかないと厳しいでしょう。
これからは認知症高齢者も増えています。認知症になっても暮らせるマチをつくることは、孤立させないで受け入れるという部分で、孤立防止と同じ考えです。そういう意味で、認知症対策も同時に進めていくことが大切です。役所や町内会や民生委員等が横軸、専門家やNPOなどが横軸となって、重層的に支えていく必要がると思います。

※北九州市は「いのちをつなぐネットワーク」ができて市の担当係長が地域の福祉活動を出前主義でサポートしています。全国でも先進的役割を果たし、私たち「老いを支える北九州家族の会」もネットワークに積極的に参加しています。高齢者支援課、命のネットワーク、とともに私たち家族の会がいっそう連携を深め、認知症になっても安心のまちへ取り組みを進めて行きたいと思います。


認知症あったかホームコンサートへどうぞ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/31(Sat) 18:18 No.2027
認知症あったかホームコンサートのご案内

”介護の日のつどい”
○と き 
11月10日(日)開 場 12:00
開 演 13:00
閉 演 16:30

○ところ 福岡市博多区千代 パピヨン24 ガスホール2階
電話 092-633-2222

○主 催 福岡県、認知症あったかホームコンサート2013実行委員会

11月11日は”介護の日”。介護を身近なものとしてとらえ
地域社会で支え合う意識を高める目的で平成20年に制定されまし た。私たちは、介護を通して人を大切にする心や温もりのある絆を育てていきたいと思っています。今回は、認知症の母との絆が 描かれた「ペコロス母に会いに行く」の作者 岡野雄一さんをお 迎えし認知症サポーター養成講座とコンサートを開催いたします。参加をお待ちしております。

開 会 13:00
講 演 13:10~14:00 ペコロス母の思い
講師:岡野雄一
認知症のお話 14:00~14:15
中島七海 天神オアシスクラブ施設長
休 憩 14:15~14:30
第二部 14:30~16:30
参加者全員参加型 ライブコンサート
第一幕 リレーメッセージ『心の音、希望の音』
第二幕 ドラマ『私の最後の迎え方』
第三幕 朗読『ホーム』高校生からのメッセージ
演奏者 ザ・ヒーリング バイオリン松田淳一
ピアノ  松田淳子
ナビゲーター  大谷るみ子

その他 もの忘れカフエ・バザー・介護関連展示コーナー
があります。
申し込み先 福岡県高齢者グループホーム協議会内
受付専用電話 080-5286-9141
受付時間   9:00~17:00
FAX 0944-59-1031

申し込み代表氏名、連絡先、申し込み人数
氏名   氏名   氏名   氏名
所属 一般・介護職員・当事者・介護家族・小中高校生・大学生
教育関係・行政関係・その他
以上を記入の上申し込みくださいませ。


認知症男性の電車事故で遺族に賠償 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/30(Fri) 18:48 No.2015
 2007年12月に愛知県大府市の男性(91当時)は同居で要介護Ⅰの妻(85当時)がまどろむ間に外出、電車にはねられ死亡した。男性は2000年から認知症を発症。07年2月の査定では要介護4になった。一方、JR東海は電車の遅延の賠償金として720万円を請求、この程、名古屋地裁は遺族の妻と長男の二人にJR東海に支払うよう命じた判決をだした。この判決をめぐって、「認知症の人はベッドに拘束せよというのか」などと論議がまきおこっている。遺族は直ちに控訴した。
ネットで星正秀弁護士は85歳の妻に「見守り義務」を認めるのは過酷過ぎる。「報道されている内容だけではわかりませんが、おそらく、この認知症男性は、民法713条によって不法行為責任を負わされないとする『責任無能力者』だったと思われます。」と指摘する。つづけて「そのような場合、成年後見人等が入れば、成年後見人などが認知症の男性に代わって不法行為責任を負います(民法714条)、しかし、本件では成年後見人などがいなかったと思われます。そのために判決では高齢者の妻と別居して生活している息子に認知症の男性を見守る義務があったと認定し、二人に不法行為責任を認めたのでしょう。では、高齢の妻に賠償責任があるとした名古屋地裁の判決は妥当といえるのだろうか。
「85歳の妻に、91歳の認知症の夫の見守り義務を認定することは過酷すぎると思います。このような高齢者夫婦が二人きりで生活している場合には公的支援が必要だといえるでしょう。家族に『見守り責任』をおしつけるだけでは解決しない。
別居している息子の責任についてはどうか。別居している息子にまで見守る義務を認めるのは行き過ぎだと思います。判決の意図は「高齢者の両親をほったらかしてけしからん」というような考えにあるのかもしれません。しかし、核家族化が進んだ現代において、子どもにそこまでの責任を問うのは行きすぎでしょう」「今後も似たような事件が起こるとかんがえられますが、家族には『見守る責任』を押し付けるだけでは問題が解決しないでしょう。」と指摘した。全く正論です。私たちが今、懸命になって『見守りSOSネットワーク』を構築すべく努めているのも、社会全体としてこのようなリスクが生まれないよう努力しているのです。
今、何かと自助、共助,公助と言い、結局,公助が薄くなり、あるいは薄くしようと自助が強調される雰囲気にあります。介護保険の理念である介護は個人に任せるのではなく、社会が責任を持って行く、この考え方を貫いてほしいと私たちは願います。いろいろなご意見があると思います。どうぞ,この掲示板に投稿ください。

要支援を介護保険から外す 来月論議 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/29(Thu) 19:11 No.2010
 28日(昨日)、厚生労働相の諮問機関・社会保障審議会の介護保険部会が開かれた。ここでは社会保障制度改革国民会議の最終報告書を受け、介護保険制度を大きく変える論議が始まった。
今後の予定では政府は同部会での取りまとめをして、来年の通常国会に法案を出し、2015年4月から実施の計画です。
厚労省の今後のスケジュールでは9月中に①要支援者を介護保険の給付対象から外す ②施設から要介護1、2の人は対象にならない。③一定以上の所得者の利用料を引き上げる ④施設の居住費・食費を軽減する補足給付を縮小するなどを論議します。その上で11月27日には議論のとりまとめを行うとしています。

みなさんはどう思いますか。この掲示板にご意見をください。


認知症対策で省庁が連絡会議 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/28(Wed) 12:35 No.1999
 田村憲久厚生労働大臣は昨日、(27日)の閣議後記者会見を行った。認知症施策を充実するために関係11省庁(内閣府・警察庁・金融庁・消費者庁・総務省・法務省・文部科学省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・国土交通省)で情報共有のための連絡会議を設置すると発表した。9月に初会合を開くという。
今年6月厚生労働省研究班(朝田隆筑波大学教授班長)の調査結果の発表では、2012年の全国の認知症高齢者数は462万人、軽度認知障害者数400人と、これまでの発表と大幅な差が出た。
昨年発表された厚労省認知症プロジェクトチームは「認知症施策の今後の方向性について」で早期発見や精神科病院、施設での治療、ケアから地域へと大きく流れを変える方向をだした。今年になって、そのための5カ年計画・オレンジリング作成にむけて入ったばかりである。
認知症の施策はイギリスのように『国家戦略』として取り組んでほしい。各省庁の連絡会議は一歩前進ではあるが、連絡会議にとどめず、国家戦略を定める機関へ大きく発展することを望む。

介護者家族のつどいにどうぞ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/27(Tue) 21:57 No.1996
 介護者家族のつどいを開きます。
どなたでも参加できます。介護者はひとりではありません。
仲間がいます。仲間同士思いのたけをはなしましょう。みんな
わかってくれます。そしてお互い支え合い、知恵をだしあい、新しい気持ちで介護にむきあいましょう。
参加を心よりお待ちしております!
○と き  8月31日午後1時から3時まで
○ところ  八幡西区折尾駅前 丸和4階 八幡西生涯学習センター折尾分館
私も参加します!

富山市での認知症予防シンポ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/27(Tue) 20:20 No.1995
 7月19日 公益社団法人認知症予防財団、毎日新聞社、北日本新聞社主催の「認知症予防シンポジウム・富山~認知症と向き合う」を富山市のボルトファートとやまで開催された。基調講演をしたのは鳥取大学の浦上克哉教授。主な点だけを記す。認知症の人が462万人と報道された。認知症対策が急がれる。私は予防を考える前に病気を正しく理解することが大前提と思う。認知症への誤解・偏見がある。一番大きな間違いは認知症を老化現象と思っている方がかなりいる。物忘れには2種類ある。単なるもの忘れは内容の一部を忘れる→「朝ご飯を食べた」をすっかり忘れてしまう→認知症のもの忘れ。正常の人は「朝ご飯を食べた」事は忘れない。
認知症の中で一番多いアルツハイマー型認知症に対して4種類の薬がある。うち3種類はコリンエステラーゼ阻害剤で、アリセプト、レミニール、リバスチグミンパッチがある。一方、NMDA受容体拮抗薬としてメマリーがある。コリンエステラーゼ阻害剤と呼ばれる薬の効果→おばあちゃん、アルツハイマー型認知症になって、趣味の生け花を止めた、それが再開できるようになった。
認知症一歩手前の人を認知症予備軍と言う。認知症の方は水面上に出た方で、水面下の予備軍は私の予想で2~3倍の900万人~1400万人です。認知症は予防できないというのが大方の考え方だ。なぜか。認知症が治らない、治らないから予防もできない。
では何故認知症は治らないのか。アミロイドベーター蛋白が溜まる→老人斑→リン酸型蛋白の変化→神経細胞の死。これまでアミロイドベーター蛋白は一度たまると絶対に溶けないといわれていた。最近のデーターで溶けることがわかった。アルツハイマーの根本治療薬として開発試験が行われている。また、薬いがいでも、モデルマウスを使って、良い環境に移すとアミロイドが溶けることがわかった。いいケア、いい接し方、いい環境をつくってあげることで、予防できる可能性がしめされた。
自分でできる予防対策。どうゆう生活が悪いか。ほとんどの方がテレビをみながら、うたたねしていた。頭に刺激のない生活がよくない。ではどんなことがいいのか。短歌、俳句、日記をつけること、運動や笑うこともいい。お勧めはアロマセラピーです。ローズマリーとレモンの香りを昼に、ラベンダーとオレンジの香りを夜使うのが最もいいということが分かってきました。

認知症で臨む終末期の治療 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/27(Tue) 13:22 No.1994
 自分が認知症になり末期状態になった場合、水分を補給する点滴を望むのは47%、胃に穴をあけて栄養を入れる胃ろうを望むのは6%- こんな結果が、厚生労働省による国民の意識調査でわかった。認知症になって終末期を過ごしたい場所は、特別養護老人ホームや老人保健施設と入った施設が最も多かった。自分で判断できなくなった時に備え、どんな治療を受けたいかを書面に残しておくことには70%が賛成するものの、作っている人は3%、最期の治療について家族と詳しく話し合っている人も3%と少なかった。

80歳からの短歌人生 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/24(Sat) 21:26 No.1993
 9月号の歌壇は「80歳からの短歌人生」を特集している。
80歳から100歳までの高齢者32人が3首ずつ掲載しており
圧巻である。100歳の半藤義英さん[地温]は
残世にあればつつまずこゑたかくねがふ念(おもひ)を天道に吐く
〈長寿の秘訣〉・・百歳坂を越えた時、未知の扉があり無数のレールが続いていた。

私自身の年齢〈83歳〉から、今でも腰が痛かったり、きつかったり、するので、あまり無理はできない。しかし、作者のようにこの世にいるのであるから、”つつまずこゑたかくねがふ念を吐け”の一語は身にささる。


早川一光先生の総合人間学のすすめ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/23(Fri) 20:13 No.1991
 人間味豊かな医師早川先生、私たちの総会での記念講演もしていただいた。今、「福祉のひろば」に連載中だ。わらじ医者 早川一光のよろず診療所日誌 総合人間学のすすめ を書かれている。今日届いた9月号で第102話になる。 題名は「ねじれこそ 大切」である。家の柱時計のお話だ。物事も、運動も、ゆれ動きながら進んでいく。矛と盾があればこそ、そこに力・・エネルギー・・が生まれ、物ごとが動いていく。 ねじれがあっていい  先生の卓見が短い文章の中で光っている。

秋風コンサートへどうぞ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/23(Fri) 00:06 No.1990
 岡垣のNPOディサービス「ひなたぼっこ」の三好冨美子施設長さんが、「聴いて涙がでました。身障者の方の演奏ですばらしい。」とお話されました。そのコンサートがあります。私も聴きに行きます。みなさんもどうぞ。

秋風コンサート
○ 八幡西区黒埼ひびしんホール(旧厚生年金病院跡〉大練習室
○ 9月1日(日)14時開演
【1部】 <器楽演奏と歌> 花嫁人形 さくらさくら カタリ・カタリ 月の砂漠 小雨降る経
ラ・クンパルシーター
【2部】 合唱 <男性合唱> 橋をつくったのはこの俺だ 坊がつる讃歌 金毘羅船ふね
ダニーボーイ オホツクの舟歌 人間の歌 明日はきっと
<みんなの広場コーラス> もみじ  ふるさと
<全員合唱> 虫の声 青い山脈
出演 月丘卓二、赤尾真弓、中村宏二、山下洋子、岡崎 健
新日鉄八幡うたう会 ピアノ:中村欣子
主催 北九州健康友の会 東八幡支部
連絡先 岡崎 健(681-8982) 小司広士(661-2449)


北九州市の若年性認知症家族交流会 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/19(Mon) 20:59 No.1982
 私たち家族の会が北九州市より委託を受けて若年性認知症介護家族交流会を開催しています。
8月10日に今年度第1回を開催しました。アドバイザーはリボンリボン・三原クリニックの院長 三原伊保子先生でわかりやすいご助言でとてもよかったです。ありがとうございました。

第2回目は
■期 日  10月12日(土)13時~15時
■場 所  八幡西生涯学習総合センター301会議室
八幡西区黒埼3丁目15番3号 コムシティ3階
JR黒崎駅横
■アドバイザーは全国を講演でお忙しい越智須美子先生。ご主人の越智俊二さんは 若年性認知症でお元気な時は講演をして回りました。北九州市でも八幡西生涯学習センター折尾分館、リバーウォークで講演されました。2004年の10月アルツハイマー国際交流会が京都であり、その時にも講演され、外国の通訳が涙を流して聴かれたと聴いております。亡くなられ残念です。
ぜひ、若年性認知症にご参加ください。認知症家族、ご本人以外で参加の方は事前にご連絡をください。連絡先は老いを支える北九州家族の会 若年性認知症部会 五郎丸へ 電話かフアックスでお願いします。電話・フアックス:093-631-0945   


八戸で若年性認知症の交流サロン 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/18(Sun) 21:11 No.1981
8月1日付け デーリー東北新聞社の全文紹介
65歳未満の働き盛りで発症する「若年性認知症」、高齢者n認知症が広く知られる一方、若年性の場合は高齢福祉と障害福祉の双方の分野で、受け皿が十分と言えず、家族だけが介護に悩み孤立しがちだ。「介護サービスを断られた」「夫婦で共倒れになりそうだった」といった切実なっ声もあり、関係者や周囲の理解が求められている。「よそには迷惑をかけられない。夫婦だから責任を持たなくちゃいけないと思って」 7年前に若年性認知症と診断された青森県南地方に住む男性(60代)の妻(同)は振り返る。
男性は脳の一部が委縮し、記憶力はあるものの、判断力が低下する症状だった。当時は突然外に飛び出しトラブルを起こし、警察に保護され「一人で外に出すあなたが悪い」と責められた。以来、通販で自宅に食料品を買い込み、玄関先に鈴をつけて、夫を見張るような生活が続いた。介護サービスを受けようとしたものの、行動に問題があるとして事業所からいくつも断られた。ようやく受け入れ先にたどり着いたのは3年前、「どうしていいかわからなかった。相談窓口一つで解決につながるような場所が必要」と妻は言う。
夫は現在ディサービスを受けているが、精神安定剤を含め5種類の薬を服用し、横になって過ごす時間が増えた。

別の男性(60代後半)は10年前にアルツハイマー型と診断を受けた。もの忘れのほか、妻(60代前半)が頼んだことに対して返事はするものの、実際に行動ができないというケースが続いていた。
医師の告知は「3年~4年で仕事ができなくなり、10年で寝たきりになるでしょう」。認知症になっても、相手の表情や声のトーンで気持ちを感じとるとかできると言い、「笑顔で接して下さい」とアドバイスされた。だが、日常生活に支障が出てきた夫と2人きりの生活に思わず、いらだってしまう。「病気と分かっていても、期待してしまう。一生懸命やっているのに、何で理解してくれないの」物静かで感情を表に出す事が少ない夫は4年前に一度だけ
「何にもできなくなったなあ」と言って涙をこぼしたことがあった。自宅のトイレの場所がわからなくなり、話す言葉を失った夫はいま、介護老人保健施設に入所している。週一度面接が訪れると夫は妻の頭をなでて喜ぶという。介護は妻がするものと言う意識が強かったが、「距離を置く事で、優しく接することができる。心に余裕ができた。家で面倒をみるだけがいいことではないと分かった」と妻は語る。

八戸市野「こころすこやか財団」では、県内で唯一、若年性認知症者やその家族が交流し合えるサロンを開設し、家族の悩みを聞いており、アドバイスしたりしている。ディケアを行い、支援に当たる作業療法士の鈴木厚さん(36)は「相談は早ければ早いほど症状の進行を緩やかにできる事もある」と強調。一方で「相談者は意を決して(行政等の)窓口を訪れたが、たらいまわしにされるケースもある。総合的な支援ができるよう人材の育成も大切」と指摘する。
財団は県の委託を受けて今年3月に若年性認知症ガイドブックを作成し関係機関に配布。県は本年度要介護認定を受けていない若年性認知症者も含めた実態調査をする予定だ。 (三浦典子)


無題 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/16(Fri) 05:23 No.1976
今朝の朝日新聞 天声人語より
映画の木下恵介監督と言えば数多の名作で知られるが、戦時中に撮った「陸軍」も忘れがたい。出兵の行進の中にわが子を見つけた母親が、横についてひた走りに走り、最後に合掌して見送り、立ち尽くす。軍の依頼で作りながら軍に睨まれた、伝説のラストシーンに重なる歌がある。
〈わが生のあらむ限りの幻や送りし旗の前を征きし子〉
作者は小山ひとみさん。
新聞人で歌人の土岐善麿は詠んだ。
〈遺棄したい数百といひ数千といふ いのちをふたつもちしものなし 〉 途中略しています。失礼。

今日は終戦の日 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/15(Thu) 19:39 No.1972
 私は終戦は現在は佐世保市になっている世知原で迎えた。まだ、15歳の予科練生であった。あれから68年、平和が続いてきた。私たちの時代は昭和6年に満州事変があり、昭和12年に日中戦争がはじまり、昭和16年日米開戦という戦争続きの時代を迎え、中学校に行くのにも、脚絆(ゲートル)を巻いて、木銃をかついで行き、勉強するどころか、軍需工場での作業に従事し、学校で勉強できる時間がくると、ほんとに嬉しかったことを覚えている。
そして、先輩たちが特攻隊として散華して行った。中国人をはじめアジアの人など、2000万人の命を奪い、また、300万人という多くの同胞を失った。どんなことがあっても、戦争はしたくない。平和は守らなければならない。戦争に参加して戦後朝日新聞歌壇の選者となり、平成18年に故人となられた近藤芳美氏は次のような短歌を残している。

読みあぐる平和宣言に拍手して今日も別れぬ雨の巷に
身震わせ隣席に泣きし青年とわれとの絆「雲ながるる果手に」
硫黄島おちて10年子を連れてきみ新しき妻となりゆく

また、近藤芳美氏が選んだ無名者の歌に次の歌がある

果てし地も日もわかぬ夫(つま)を合祀すると通知来たりぬ墨あざやかに
じじ安保 孫は改憲 第9条 死の商人の道を開けり


認知症介護者家族の集いにどうぞ! 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/15(Thu) 18:26 No.1971
●8月31日午後1時~3時
●八幡西区JR折尾駅東口前 丸和4階 八幡西区生涯学習センタ  ー折尾分館で
認知症の人を抱えて介護している方の交流の場です。どなたでも
参加できます。入場無料です。初めての方も歓迎します。困っていること、悩んでいること、どうしたらいいかわからず迷っている方どうぞお出でください。仲間がいっぱいいます。お互い助け合っていきましょう。あなたは一人ではありません。お待ちしております。

神戸市で利用者宅の玄関に施錠 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/12(Mon) 18:47 No.1963
 神戸市は6月3日、訪問介護利用者宅の玄関をチェーンで施錠したとして、居宅介護事業所「セントケア北六甲」と訪問介護事業所「あじさいのもり神戸」を8月~6ヶ月間、事業停止処分とすることを発表した。「あじさいのもり神戸」は、7人のヘルパーを要介護4の90歳代の夫と要介護5の80歳代の妻のもとに派遣していた。
昨年8月10日頃、ケアマネジャーが玄関を紐で縛り、その後、夫が紐を切ったため、同月8月21日からバイク盗難防止用のチェーンをかけた。11月下旬に夫婦の知人から市に苦情が寄せられ発覚した。ケアマネジャーは「チェーンをかけないと外部に出て行き、転倒するなど危険で、近所にも迷惑がかかると考えた」と話している。市は「本人や家族の了解を得ておらず、身体拘束に当たる」として処分した。

知覧特攻平和会館北九州展 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/08(Thu) 22:59 No.1954
 昨日、片山浩さんの案内で北九州市制50周年記念知覧特攻平和会館北九州展に行った。18歳~20代の若い特攻隊員の家族への遺書が並べてある。北九州出身を始め、福岡県出身者の写真も出されていた。私自身は昭和19年に甲種飛行予科練習生で鳥取県の美保海軍航空隊に入隊した。もう乗る飛行機はなかったのだが、2期前、3期前の予科練出身者の中には特攻隊員となり南海に散った先輩がいる。
回天などの特攻訓練へ回された人もいる。遺書をみて、若い人々が死に行く前に家族への思いを案ずると、目頭があつくなる。戦争は再びしてはならない。昨日は原爆のことでこの掲示板に書いたが、平和が今こそ大事だ。平和でこそ福祉が貫かれる。零式艦上戦闘機の実物も展示している。

● 日時 8月15日まで 午前9時~午後7時まで「土日は午後5時まで」
● 場所 北九州イノベーションギャラリ(八幡東区東田2丁目2-11)
● 入場無料
11日は知覧出身の語り部による講和もあります。
2回:11時~11時45分、15時~15時45分

問い合わせは北九州市保健福祉局総務課 093-582-2403まで


広島への原爆投下から68年を迎え 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/07(Wed) 20:53 No.1953
 決して忘れられない広島への原爆投下。あらから68年を迎えた。
昨日、広島市主催の平和記念式典は平和祈念公園で開かれた。
広島市長の松井一実氏は「平和宣言」で「無差別に多くの市民の命を奪い、人生をも一変させ、また、終生にわたり心身を苛み続ける原爆は、非人道兵器の極みであり『絶対悪』です」。と述べた。
特に感銘を受けたのは、次の小学校6年生の二人の「平和への誓い」だ。
今でも、逃げて行くときに見た光景をはっきり覚えている。当時3歳だった祖母の言葉に驚き、怖くなりました。「行ってきます」と出かけた家族、「ただいま」と当たり前に帰ってくることを信じていた。でも帰ってこなかった。それを聞いたとき、涙が出て、震えが止まりませんでした。68年前の今日、わたしたちのまち広島は、原子爆弾によって、破壊されました。体に傷を負うだけでなく、心までも深く傷つけ、消えることなく、多くの人々を苦しめています。今、わたしたちはその広島に生きています。原爆を生き抜き、命のバトンをつないで。命とともに、つなぎたいものがあります。
だから、あの日から目をそむけません。もっと、しりたいのです。
被爆の事実を、被爆者の思いを。もっと、伝えたいのです。世界の人々に、未来に。平和とは、安心して生活できること。平和とは、一人ひとりが輝いていること。平和とは、みんなが幸せを感じること。平和は、わたしたち自らがつくりだすものです。そのために、友達や家族など、身近にいる人に感謝の気持ちを伝えます。多くの人と話合う中で、いろいろな考えがあることを学びます。スポーツや音楽など、自分の得意なことを通して世界の人々と交流します。方法は違っていてもいいのです。大切なのは、わたしたち一人ひとりの行動なのです。さあ、一緒に平和をつくりましょう。大切なバトンをつなぐために。

2013年8月6日
こども代表 広島市立吉島東小学校 6年 竹内俊治
広島市立口田小学校 6年 中森柚子


Re: サン・ドリームに参加 高田芳信 – 2013/08/07(Wed) 20:15 No.1952
瀬古さん、お母さんと今日、ご参加くださいましてありがとうございます。お父さん、お母さんのお二人のために懸命に尽くされ、自分も肩の炎症などの病を抱えながら闘っている姿に頭がさがります。少しでもお力になればと思っております。
どうぞサンドリームひろばへお越しください。
また、お急ぎの時はお電話やこの掲示板でもよいです。お知らせくださいませ。くれぐれも暑い中、お体に気をつけてください。

医療・年金は高齢者に痛みを 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/05(Mon) 22:16 No.1948
 テレビ朝日系(ANN) 8月5日17時58分発信 以下の通りです。

医療や年金で高齢者に『痛み』をもとめる改革になりそうです。社会保障制度国民会議・清家篤委員長:「将来世代にしっかり伝えるために、現在の世代はどのような努力ヲしたらよいのかということを考え抜いた私たち国民会議の結論です」政府の社会保障制度改革国民会議は5日(今日)午後に最終報告書をまとめました。医療で1割に軽減している70歳から74歳の自己負担額を本来の2割に戻すことを提言しているほか、年金では受給開始年齢の引き上げを速やかにけんとうすべきだとしています。増え続ける社会保障費を抑えるため高齢者や高所得者に負担増を求める内容が多く盛り込まれています。

※これに介護面では要支援者を介護保険から外される内容なども盛り込まれている。みんなで勉強してみんなで発言していこう。この掲示板に大いに掲載をお願いする。


いのちをつなぐネットワーク全体会 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/01(Thu) 20:51 No.1940
 7月30日、北九州市いのちをつなぐネットワーク推進会議が開かれた。参加団体は私たち「老いを支える北九州家族の会」をはじめ九州電力など民間団体、ボランティア団体、医師会など42団体、それにオブザーバーとして北九州歯科医師会など5団体が参加した。北橋市長は「いのちのネットワーク」のこの5年間の発展の足跡をふりかえり、一人の餓死者を機に作られたが、ネットワークに果たす役割は大きいと話された。表彰式では私たちの友誼団体認知症草の根ネットワークが表彰され、北橋市長より田代久美子氏に表彰状が渡された。他に九州電力、北九州支社、北九州ヤクルト、〈株〉ビッグベアーズフーツサービス、が表彰された。
認知症草の根ネットワークの中村真理子理事・事員局から守恒のSOSの取り組みを中心に報告がされた。野瀬高齢者支援課長から「認知症サポーターメール配信システム」への登録の特別発言があった。最後に保健福祉局長 垣迫裕俊氏は「5年前の発足時は20団体の参加だったが、今年は50団体近くになった。ちょっとしたことに気づいていただき、市内で5万人をこえる一人暮らし、3万人を超える認知症のお年寄りを地域全体で、見守もり、支えるネットワークの網の目を一層きめ細かくしたい」と結んだ。
私たち家族の会は当日感謝状をいただいた。

広報紙の寄贈をお願いします 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/01(Thu) 19:16 No.1939
 各施設や福祉事業所、医療関係団体の広報紙の寄贈をお願いします。このホームページで紹介させていただきます。よろしくお願いいたします。

3ちようめだより ありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/08/01(Thu) 19:13 No.1938
 ナーシングセンター八幡の広報紙 3ちょうめだより 8月号 NO139が届きました。ありがとうございます。
一面は7月5日の花火大会の写真。それを観ている利用者さんの表情で満載。ナイアガラ滝も成功!とありました。

風吹いて かたよる空の 花火哉  子規 2面は七夕会です。
七夕に由来説明、短冊、写真に 母は生きがい 皆様の優しさに
感謝、感謝とある。紙芝居もあり、おやつは美味しいゼリーでした。

3ちょうめのちょっといい話
男性スタッフを見ながら,K氏「あの人は男前やね」
F氏「うちのお父さんもあのくらい いい男やったよ」
K氏「あら、うちのお父さんも優しくてね・・・」
そのまま、ご主人自慢大会となりました。


霧ヶ丘つだ病院より広報紙「恵友」を 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/31(Wed) 19:38 No.1937
 医療法人恵友会 霧ヶ丘つだ病院 ほっとホーム霧ヶ丘の広報紙第39号を戴きました。ありがとうございます。
表紙は日本国内で17番目の世界遺産 富士山を河口湖から夏に撮影したもので飾られている。真正面に富士山の雄姿、湧き出たような夏の雲が何とも言えない。撮影は楢橋晋一さん。2ページは屋内の熱中症に要注意!!予防ポイントとして
●室温28度を超えないように、エヤコンや扇風機を使って部屋の温度の調整
●のどが渇いたと感じたら必ず水分補給を、乾かなくてもこまめなすいぶんほきゅうを
●家の中にいる時、外出する時、どちらも体を締め付けない涼しい服装で
●日頃から栄養バランスの良い食事と適度な運動を

地域とのつながりを大切にをモットーに『霧ヶ丘 健康フェア』が5月25日に開かれた。近隣ノサンキュウードラッグ霧ヶ丘店の協力で100人を超える地域の方々が参加。1階では健康講演、血管年齢測定、医師による健康相談、睡眠相談、介護相談、肺年齢送呈、血圧測定、・・・無料喫茶コーナーなど。
4階では健康体操、体力測定、栄養相談、アロマテラピー、・・・写真で紹介。地元の人に喜ばれたそうです。


北九州市認知症啓発月間街頭啓発活動 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/30(Tue) 21:19 No.1935
 毎年、北九州市で開催されている「認知症啓発月間記念事業」街頭啓発活動の日程が決まりました。

日時 9月27日(金)集合 15:30   実施 15時40分~16時半
集合場所 小倉駅南口ペデストリアンデッキ
家族の会の会員の皆さん どうぞご参加ください。

9月21日は国際アルツハイマー病協会主催で全世界の認知症関系団体がこの日一斉に街頭宣伝、講演会などを開催します。北九州市では2000年から9月21日~10月20日までを「認知症啓発月間記念事業」として、啓発活動、講演会などを行っています。

私たち家族の会は積極的にこの月間に参加してきました。
今年も一層多くの人が参加して、認知症の理解が深まることを心から願うものです。昨年の街頭啓発には10団体60人の参加でした。


認知症行方不明者は9607人 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/27(Sat) 20:54 No.1929
 7月4日付け ケアマネジメントオンラインによると警察庁安全局は、5月に『平成24年中における行方不明者の状況』を発表。

行方不明者の総数は81111人で、前年比0.7%下がった。10年前は10万1855人で年々減少する傾向にある。性別をみると、男性が6割強、女性が4割弱が毎年の傾向で、高齢世代に注目すると、60代が6142人(7.6%)、70歳以上が1万42228人(17.5%)で全体の4分の1を占めている。
原因、動機ではその他がトップで、2万1183人(26.1%)震災関連行方不明者等が含まれる。次いで「家族関係」1万7863人(22%)疾病関係1万5397人(19.0%)がそれに続く。疾病関係のうち、「認知症又は認知症の疑い」により行方不明になった人が9607人いて、全体の11.8%を占めた。

※警察庁が今年度から認知症の行方不明の件数を集計発表したことはよいことです。地域でも発表して関心をよぶようにしてほしい。


介護保険【要支援】を分離  投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/26(Fri) 19:52 No.1924
 今朝の朝日新聞では一面トップで【介護保険「要支援」を分離】の見出しである。政府の社会保障国民会議(会長=清家篤・慶応義塾長)がまとめる報告書の概要がわかったとして報道している。

政府はこの報告書をもとに改革の手順を定める法案を、今秋の国会に出す構えである。内容として介護分野では、介護の必要度が低い「要支援」約140万人向けのサービスを介護保険から切り離し、市町村の独自事業に移すことや高所得者の利用者の自己負担を今の1割から引き上げることを提案している。
この論議については介護保険・介護保障専門委員会委員である公益社団法人「認知症の人と家族の会・副代表理事」の勝田登志子さんは同会の機関誌「ぽ~れポ~レ」7月号10ページに 国の審議会委員として以下のように書いている。
介護保険から外すことはオレンジプランにかかげられた「認知症は早期診断・早期対応、状態に応じた適切なサービス提供の流れの普及」という方針から逆行しています。認知症は早期に診断された初期の時こそ専門的なケアがなされるべきです。なぜなら、初期の症状が重度化されることを防ぐからです。また、認知症の介護の大変さは要介護度と比例しません。早期に診断された初期こそ、家族支援も含めて専門職が対応することで重度化することを防ぐことができるのです。地域支援事業では、提供されるサービスは本人や家族が選択するのではなく、保険者つまり地方自治体が決めるというものです。これは介護保険の趣旨からも逸脱しています。
次に費用負担増です。現在の介護サービス利用料の1割負担を「一定の所得以上の人」は医療保険と同じように2~3割負担にしようという提案です。第45回保険部会では、高齢者の「平均所得と平均可処分所得」や「中央値」の表を出して、「高齢者は現役世帯」よりも金持ちが多い」としています。第5期における第1号保険料の第6段階基準所得金額は190万円(年金収入で310万円)ですが、これ以上の人は489万人、17%となっています。
「家族の会」=(認知症の人と家族の会)の提言では、「高福祉ヲ応分の負担」としていますが、この応分というのは、その人にとって過大でもなく、過小でもない負担です。一定の所得が昨年の部会で提案された年金収入で200万円を踏襲するなら大変なことです。2~3割負担になれば多くの人達が介護サービスを使うことができなくなります。それ以外でも、ケアプランの有料化など新たな負担増も浮上しています。
私はこの論点は客観的にも正しいと思います。また、妻の18年半に亘る介護を通しての実感でもあります。
同朝日新聞では医療・介護の自己負担引き上げなどの「痛み」を求める項目が並ぶ。安部政権が今後進める社会保障改革の土台となる見通しだ。国民会議は8月6日の報告書提出を目指し、来週から大詰めの議論に入る、と報じている。


行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/26(Fri) 12:45 No.1922
 平成25年7月25日に行方不明になられた【南 勝美】さん、【ミナミカツミ】さん、70歳、男性は発見されました。ご協力ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

行方不明者を探しています 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/25(Thu) 22:50 No.1921
 南 勝美【ミナミカツミ】さん。【70歳】【男】の発見にご協力ください。居住区:小倉北区 居なくなった場所:小倉北区木町特徴:身長 160センチメートル 体重 58キログラム
灰色の半袖トレーナー ベージュ色の作業ズボン、黒色キャップ帽茶色の運動靴 ■問い合わせ先 小倉北警察署 093-583-0110
よろしくお願いいたします。

介護保険部会における主な議論より 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/23(Tue) 20:56 No.1917
介護保険情報2013年7月号に資料として介護保険部会における主な議論ほかが記載されている。

社会保障審議会介護保険部会が社会保障制度改革国民会議の「議論の整理」案の項目に沿って、4月25日、5月15日及び6月6日に行った意見交換の内容を整理したもの。6月10日の社会保障制度改革国民会議に提出されたとある。6ページに■その他として
(認知症について)の項目がある。
○認知症施策については、世界の潮流に沿った改革の取り組みの方向性が昨年出されており、最終的な国
民会議の報告書に「将来に向けての一定の認知症対策の推進」について記載されることを期待。
○認知症の国家戦略は、フランスを始め、諸外国で示されている。「認知症施策推進5カ年計画」が絵に
描いた餅にならないよう、具体的なアクションプラン、国家戦略にすべき。
○地域で認知症の人を支えるには医療の役割が重要。かかりつけ医の活用を十分にはかるべき。
○認知症ケアの人材確保のため、介護保険事業計画への認知症介護指導者養成研修の養成目標の記載など
受講促進を図るべき。
○認知症施策は国民的課題であり、認知症サポーターについては事業者団体でも養成する取り組みを行う
など、積極的に協力すべき。
○若年性認知症は介護保険だけでは対応しきれず、様々な制度での支援が必要。
○30代の若年性認知症の人が制度之すき間に落ち込まないようにするべき。介護サービスを使えるよう
にするやり方として保険事故として若年性認知症を特定して、20歳から広く薄く第2号被保険者の保
険料を取る必要がある。等書かれている。

認知症を外国のように国家戦略にして対応することは賛成だ。
最近の認知症の人の数は462万人、軽度認知障害400万人の発表からすれば、認知症施策推進5カ年計画などだけでは対応できない。そして支える人材をどう確保するのか。福祉分野が所得が低く福祉の専門学校を出ておりながら、福祉には従事せず、所得のいい産業などに就職している事実、福祉国家としての立場からの国家戦略が必要と思われる。若年性認知症の人またその家族は様々な困難を抱える。特に経済的な面で大黒柱が倒れ、その人を支える配偶者も職を辞めて、介護にあたらざるを得ない。それをまた、広く薄くという消費税見たいなことを言って、2号被保険者から保険料をとる形があるというのは、あまりにも実態を市らなすぎるのではないだろうか。


若年性認知症介護家族交流会のご案内 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/17(Wed) 21:42 No.1913
若年性認知症介護家族交流会の今年度の日程が決まりました。

若年性認知症の人を介護しているご家族(ご本人を含む)を対象として、家族同士が励まし合い、認知症や介護について学びあって介護者の不安軽減を図ることを目的とした交流会を開催しています。
ひとりで悩まずに、まず一歩を踏み出してみませんか。
若年性認知症の方を介護している家族が集まり、ともに考え励ましあうことでよりよい支援に繋がります。お気軽にご参加ください。

■平成25年度の年間スケジュール□
8月10日(土)13:00~15:00 ウエルとばた 31会議室
10月12日(土)13:00~15:00 八幡西生涯学習総合センター301会議室
(八幡西区黒埼コムシティ3階)
12月14日(土)13:00~15:00 ウエルとばた 31会議室
平成26年
2月8日(土) 13:00~15:00 ウエルとばた 31会議室

※各回とも、専門のアドバイザーによるミニ講座を開催する予定 です。
※参加料や事前予約は不要です。
※匿名での参加・問い合わせも可能です。
問い合わせ 北九州市保健福祉局地域支援部高齢者支援課
093-582-2407
北九州市保健福祉局高齢者支援課
老いを支える北九州家族の会

どうぞご参加ください。お待ちしております。


介護施設で市民一服 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/13(Sat) 20:47 No.1911
昨日に続き、認知症カフエの情報をお知らせします。読売 大阪 5月14日付けです。

豊中のNPOが喫茶室
豊中市千里南町の認知症ディサービス事業所に、市民向けの喫茶室が併設され、人気を集めている。施設のことを知ってもらおうと、事業所を運営するNPO法人「ビー・ジーみなみ」が開設。お茶を飲みにきた住民が、認知症のお年よりに紙芝居を披露したり、自分の家族の介護について職員に相談したりしている。介護施設と地域を結ぶ交流の場を訪ねた。(本部洋介)
「おばあちゃん、こんにちは。おじゃましています」金曜日の午後の喫茶室。コーヒーを飲んでいた60~70歳代の男性5人が笑顔で、事業所に通う80歳代の女性に声を掛けた。女性は「いらっしゃい。ゆっくりしていってね」と話し、うれしそうな表情を浮かべた。
事業所は、地元の住民らが1991年に開設。認知症の高齢者約10人が通う。朝から夕方まで、しりとりなどのゲームや体操、手芸を行う。しかし、こうした事業所の取り組みを知らない住民も多く、同法人が2007年に事業所の一角に喫茶室を設けた。

毎週金曜に、コーヒーや紅茶を提供。喫茶室には近くの住民10人程訪れる。常連客にはお年寄りに、昔話の紙芝居を披露する人もいる。事業所に通うことを嫌がるお年寄りを「コーヒー飲みに行こう」と喫茶室に連れてきて、そのまま事業所を気にいるケースもある。また、客もお茶を飲みながら職員と話すうちに、家族の介護の悩みを打ち明けることもあるという。
友人と毎週訪れる近くの寺田悦二さん(75)は「介護施設は誰もが利用する可能性があるのに、知らないことが多い。通ううちに職員が温かく介護している様子がわかり、施設を身近に感じるようになった」と歓迎する。同法人職員の夏川恵美・社会福祉士(35)は「認知症を正しく理解するきっかけになれば」といい、「地域の人が来てくれたら、施設の雰囲気は明るくなって利用者も喜ぶ。地域の人たちも何か困ったことがあれば相談に乗りたい」と話している。喫茶室の開放は午前10時~午後4時。利用料200円。問い合わせは同法人(06・6873・3680)へ。


広がる認知症カフエ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/12(Fri) 21:17 No.1909
 私たち家族の会や認知症草の根ネットワークでは「認知症カフエ」について、実際にどこからどうしたらよいのか、議論が始められている。京都が全国に先駆けて実践していると聞き、京都新聞5月27日付けの新聞に掲載されているものを全文紹介する。
初老期認知症の人と家族が集い、悩み事を相談したり介護情報を得たりする「認知症カフエ」が京都府など全国で広まっている。

軽度の認知症患者を支える福祉サービスはこれまでなく、孤立しがちな患者・家族からは「悩みを受け止めてくれる」と好評だ。
だが、支持団体の調査では資金確保や人材育成等の課題も浮き彫りとなった。運営の充実に向け、国のサポートが急がれる。(宇都寿」
京都市上京区の「オレンジカフエ今出川」。子育て中の母親が集うサロンで州1回開かれる。時間は午前10時半~午後3時半。

認知症当事者や家族、医療介護職、ボランティアらが集まり、自由に歓談する。誰が当事者がスタッフかわからず、初対面でもくつろげる。初期の認知症と診断された参加者の女性(68)=山科区=は「不安な日々ばかりだけど、ここにくると本当に楽しくなる」。方向音痴が悪化し、家事への影響が出始めている。一緒に参加する夫(70)は「家族の思い、困惑もスタッフが受け止めてくれる」と語る。同カフェは京都大学医学部付属病院老年内科診療科長の医師、武地一さんが昨年9月に開設。医療機関を受診しない人にも対応し、認知症になっても地域で暮らせる支援を目指す。武地さんは「軽度の患者と家族は介護サービスや社会から疎外され、自宅にこもり、身内同士で傷つけあう例もある。サーbすを受けるまでの空白を埋める大切な存在だ」とカフエの意義を強調する。「認知症の人と家族の会」(上京区)によると、認知症カフエは京都市や舞鶴市など府内に少なくとも7か所ある。

滋賀県内ではカフエを名乗っていないが、同様の場所が守山市にある。全国では運営方法や開設場所は異なるが、約100か所以上あるという。厚生労働省の推計で葉、65歳以上の10人に一人は認知症で今後も増加が予想される。国は本年度からの「認知症施策推進5カ年計画」で認知症カフエの普及、推進を掲げ、運営費補助を始めて予算措置した。同省認知症。虐待防止対策推進室は「全国の開設状況はまだ正確に把握できていないが、今後、モデル施設で整備調査を進め、支援に取り組む)としている。

赤字や人員不足 深刻
全国各地で現在活動中の認知症カフエの半数以上は終始が赤字だったり、人員が不足したりしていることが、「認知症の人と家族の会」が実施した初の調査で分かった。厳しい意運営実態がうかがえる。調査は今年3月までに京都市など主要な28施設を対象に聞き取りや郵送で行った。運営の目的は「本人や家族が気軽に立ち寄れる場づくり」が19か所と最多。活動場所は医療機関(7か所)、民家(5か所)、店舗(4か所)と続いた。運営費の財源(複数回答)は「自己資金」(15か所)と「本人負担」(14か所)が上位で記述意見を集約、分析すると赤字収支や人員不足を記した施設が半数を超えた。課題では、認知症カフエの定義や運営の手引きがない。△研修やカフエに関わる人材確保の仕組みがない△運営資金の確保に困窮ーを挙げている。同会の高見国生代表理事は「どこも手探り状態で不安を抱えながら運営しているのが実情。国が普及を目指すなら運営基準の提示や財政面の補助など本腰を入れて支援を続けていくべきだ」と話す。


小規模多機能 湘南の実践 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/11(Thu) 22:09 No.1908
 小規模多機能が増え、その役割も大きくなっています。人生最期の看取りをした記事の掲載を全文紹介する。
神奈川新聞 5月25日付け

吐ききらないうちに、吸いこむような、息苦しい浅い呼吸。「救急車は呼ばないということで、家族にも医師にも了解をいただいています」5月中旬、ベッドの中で小さくなった女性(96)の姿があった。いつ息をひきとってもおかしくない。意識はない。それでもスタッフは「お熱どうですか?ちょっと高いですね」。耳元へ頬を寄せ少し大きな声で、優しく語りかけた。

茅ケ崎市松林にある小規模多機能居宅介護事業所「らいふ松林」
登録している利用者の平均要介護度は3.8と中重度の利用者が少なくない。開設されて6年半。これまで3人を看取った。「受けてもらえるところがない、という場合に、真価が問われると思う」。施設長の小室一則さん(51)は明かす。徘徊,弄便、異食行為。大きな声を出し続けたり、物を投げたり、暴れたり「重い認知症の場合、正直、スタッフは追い詰められる。素人なら虐待もありうるだろうと、そう思える状況になる。だからこそ、プロである僕らがいる意味がある」小室さんは大学卒業後、広告会社に就職。30歳のとき、独立した輸入雑貨店を立ち上げた。当初は絶好調だったが、数年で行き詰った。「もうどん底。自分の価値を見失い、生きることがおこがましいとも思った」。そんな時、盲ろう者支援の研修に出かけた。「救われたいから、救いに行ったのかもしれない」。そこで高いレベルの対人支援を知った。38歳の時訪問看護の会社に入り、3年程働く。その後、知人の誘いで定員10人程の小規模なディサービスに勤務した。だが、ディサービスは時間で区切られている。突然の発熱で宿泊を求められても対応できない。「制度の限界を感じた」
現在、小室さんも切り盛りする小規模多機能型居宅介護事業所は、使い勝手のよさが強調される。ただ、基本的な介護技術が乏しい事業所が増えることを懸念している。「幅広いサービスを提供するということは同時に、幅広い技術や知識が要求されている。小さな事業所で密度の濃いケアを少人数で行うには、おのずと高い技術が求められる」なぜ、居宅介護事業所で、看取りまでやるのか。「人生の最期は、人に残されたかけがえのない時間だと思う。そこ価値を見出したい。自分が絶望を知っているから、そう思うのかもしれないですね」人の老いと死から、目をそむけず正面から受け止める。急速な高齢化、と向き合う。これからの地域社会地域社会のあり方が問われているのかもしれない。「田崎 基」さん


特養に「昭和の居酒屋」 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/09(Tue) 19:54 No.1905
ユニークな記事がとびこんできた。(6月29日/十勝毎日新聞)

特養に「昭和の居酒屋」の見出しである。以下全文を紹介する。

【幕別】 社会福祉法人 「幕別真幸協会(林照男理事長)は地域密着型小規模特養「ふらっと札内」(町依田379)内に昭和30年代の居酒屋を再現したカフエスペースを新設した。入所者やその家族らに好きな食事やお酒を味わい、会話を楽しんでもらうのが狙い。赤ちょうちんや北の屋台(帯広)で使っていたカウンターを配置するなど、本格的で月2回程度、“開店”する考えだ。
店名は「昭和フラットカフェ」。入所者に青春時代を想い起してもらうのが目的。同カフェのオーナーを務める宇佐美美佐子介護課長は「昔をふり返ることは『回想法』といって脳を活性化し、認知症予防にもつながるとされる」と説明する。
昨年6月に「ふらっと横町」の名称で同施設内のフリースペースを昭和30年代風に改装、利用者らに気軽に立ち寄ってもらう回想ルームを設置。実際使っていた小物などの展示を始めており、カフェスペースもその一角を仕切って設けた。職員が「店長」となり、原則、入所者が希望する料理や飲み物を提供する。札内寮など同協会のグループ全利用者160人が対称。1回の参加人数は5人までで、ランチでも、スイーツでも対応する。カウンターは北の屋台で実際に使っていたものを譲り受け、店内に酒の空き1升瓶を並べ、天井には赤ちょうちんを下げるなど本物感を演出。宇佐美課長は「こうした空間は管内では珍しいのではとしている。26日に開店。この日は札内寮の佐久間直美介護係長が「店長」となり居酒屋を展開、同寮の大場巌をさん(90)と米澤禎晃さん(79)を刺身や日本酒などでもてなした。5月に入所したばかりの大場さんは「懐かしい気持ちになった。昔はよく居酒屋で遅くまで飲んで妻に叱られていたのを思いだした」と話していた。
(WEB TOKACHI 2013年 6月29日 原文のまま)  


3ちょうめだよりが届きました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/05(Fri) 02:53 No.1903
ナーシングセンター八幡発行の広報誌NO138 送呈ありがとうございます。
Ⅰページは 暑い夏、しっかりと不眠対策をして快眠を!
●午後3時以降は、昼寝、居眠りをしない
●夕食は眠る時刻の3時間前までに終わる
●カフエインは眠る4時間前までに終わる
●夏の暑い時期の入浴は就寝前Ⅰ時間前までにぬるま湯で
●適切な室温調整で快適な睡眠を
※私は今日はコーヒーを2回も飲んでしまい、なかなか眠れず
夜中にこの掲示板に書き込みをしています。

2ページは 水分不足はキケン! 水分補給のしかたのコツ!!
一日に必要な水分は2000~2500ml このうち飲料水として体に取り入れるのは800~1300ml
いつ 寝起き、就寝時、入浴前後 寝ている間に汗をかくため、朝一番は水分が不足気味。朝起きてトイレに行ったらコッ   プいっぱいの水を
どんなものを 水かお茶を ミネラルウオーターはおすすめ
スポーツなどした時はスポーツ飲料を
どのように 水分補給はこまめにする。200mlの水を一気飲みでなく噛むようにして飲む。

※ なるほど1
4ページは 3ちょうめのちょっといい話
スタッフ  最近暑くなってきたね~ 今、何が飲みたい?
Kさん,Fさん ビールだね!! (二人一緒に笑)


読売新聞記者から取材 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/04(Thu) 21:22 No.1901
 高齢者の人がネット選挙をどう思うかで一言の取材を受けました。明日の新聞に掲載されるそうです。
よろしかったら目を通してください。ネット選挙を通していろいろ情報もはいるし、規制が緩和されるので私は大賛成です。掲載は読売新聞です。

夜間、休日の徘徊対応で業務委託募集 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/07/02(Tue) 21:02 No.1900
 7月1日付け北九州市の「市政だより」で徘徊高齢者等SOSネットワーク夜間・休日対応業務委託事業者説明会の記事があった。以下全文

7月11日(木)10~11時、市役所8階で。対象:市物品など供給契約有資格業者名簿に登録を行っている市内、準市内業者。詳細は保健福祉局高齢者支援課 電話:582-2407へ。

※夜間、休日対応の徘徊SOSをぜひ実現してほしい。介護者家族の願いだ。


安里有生君の詩 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/29(Sat) 19:24 No.1899
6月23日の沖縄全戦没者追悼式のテレビを観て、感動したのは与那国町立久部良小学校1年生の安里有生(あさと・ゆうき)くんが読んだ詩「へいわってすてきだね」である。

へいわってなにかな。
ぼくは、かんがえたよ。おともだちとなかよし。かぞくが、げんき。えがおであそぶ。ねこがわらう。
おなかがいっぱい。やぎがのんびりあるいている。けんかしてもすぐなかなおり。ちょうめいそうがたくさんはえ、よなぐにうまが、ヒヒヒ-ンとなく。
みなとには、フエリーがとまっていて、うみには、かめやかじきがおよいでいる。やさしいこころがにじになる。へいわっていいね。へいわってうれしいね。みんなのこころから、へいわがうまれるんだね。せんそうは、おそろしい。「ドドーン、ドカーン。」ばくだんがおちてくるこわいおと。おなかがすいて、くるしむこども。かぞくがしんでしまってなくひとたち。
ああ、ぼくは、へいわなときにうまれてよかったよ。このへいわが、ずっとつづいてほしい。みんなのえがおが、ずっとつづいてほしい。

へいわなかぞく、へいわながっこう、へいわなよなぐにじま
へいわなおきなわ、へいわってすてきだね。
これからも、ずっとへいわがつづくようにぼくも、ぼくのできることからがんばるよ。

※戦中、戦前、戦後の時代を経験した私たち世代は自らの苦しい悲しい体験を通して、平和の大切さを知った。2度と戦争を繰り返してはならない。安里君の詩が訴える「へいわってすれきだね」をしっかり胸に刻もう。


虐待 介護者の6割「孤立」 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/24(Mon) 20:52 No.1895
 家族の介護者が虐待になる経験を私ももっている。介護疲れで自分で自分が何をしているのか、わからなくなる。そこまで追いつめられるのだ。私の場合は、まだ、介護保険もなく、ほとんどサービスのない時期だった。本年4月7日の朝日新聞 大阪は虐待の実態を防止学会の共同調査の結果から報道している。以下紹介する。
家庭で高齢者を日常的に介護する中で虐待に至った人のうち、6割を超える人は協力者のないままひとりで介護にあたっていたことが、朝日新聞社と日本高齢者虐待防止学会による自治体調査でわかった。4人に3人は介護の疲れや悩みを抱えていた。高齢者を虐待した人の全体で見ると、半数に経済的な困窮がみられた。
高齢者虐待防止法が2006年に施行されてから、厚生労働省は、自治体に通報のあった虐待の件数や内容を毎年集計して公表しているが、虐待する側の内面や経済状況に着目した調査はしていない。自治体の介護者支援が行き届いていない現状も明らかになった。東京23区、道府県庁所在市、政令指定市の区の計229市区を対象に、2~3月に調査した。人口比に応じ、2011年度中に虐待と判断した事例を抽出してもらい、177市区から934件が提供された。(個人情報は除く)。集計によると、家庭で高齢者を虐待した人の約7割が男性で、息子が4割強で最も多く、娘と夫が各約2割だった。40,50代がほぼ同数で合わせると半数に。老老介護とみられる70~80代が計約2割あった。虐待した相手を介護した人は約7割で虐待と介護が密接につながっていることがうかがえた。「主な介護者として日常的に介護していた人」は半数を占め、介護の程度が「補佐的」「関与(程度不明)」だった人は各1割前後だった。「主な介護者」に絞ると、「介護に協力してくれる人がいなかった」は約3割。介護疲れや悩みについては「とてもある」が5割近くあり、「ややある」を含めると4人に3人に上った。家庭で高齢者を虐待した人の全体で見ると、生活保護受給、住民税の非課税といった経済的困窮がうかがわれるケースが半数に上った。50代以下に限ると虐待した人のほぼ半数は無職で、正規雇用は1割強にとどまっていた。
虐待防止の取り組みについては、225市区から回答を得た。6割強の市区が家庭で高齢者介護をする人や世話をする人へのカウセリングが「必要」としながら、実施していた市区は全体の3割弱だった。
(高橋健次郎、東孝司、編集委員・神田誠司)
介護者の支援を 日本高齢者虐待防止学会理事長の池田直樹弁護士の話 困難な状況にある擁護者(介護・世話する人)の孤立傾向がみてとれる。高齢者虐待防止法は、虐待防止に加え、擁護者支援を両輪に掲げるが、後回しになっている。法施行から7年が過ぎており、専門的な支援を急ぐべきだ。

※北九州市は昨年9月に「認知症に関する意識および実態調査を実施、報告書にまとめた。福岡教育大学 教育学部 教授の中村貴志先生は「調査結果の考察」の中で介護者家族について 「地域における認知症高齢者の支援では、本人と家族を一体的にサポートすることが大切である。近隣の人、家族会、ボランティアなどによる身近な支え合いネットワークを構築するとともに、直接的に介護負担感の軽減につながる電話相談、継続的な訪問支援、日常の介護方法やストレスの対処に関する問題解決型コーチングなどの充実がもとめられる」としている。


認知症カフェメモ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/16(Sun) 12:23 No.1886
 先日、北九州市では、私たち老いを支える北九州家族の会が市の委託を受けて、若年性認知症介護家族交流会を開いた。市政だよりなどでのお知らせも大きな力となり、待っていましたと、参加者は多かった。若年性の認知症の方のカフェなどできたらいいなと思っている。私たちも団体加入している認知症の人と家族の会が出している広報紙(ぽーれぽーれ」にカフェのヒントになることが書いてある。
大変助かる、それをメモにしてみた。

●武知 一・京都大学医学部付属病院 老年内科診療課長さんの書かれた「京都文書」のこころより(ポーれぽーレ)新年号
京都御所近くに毎週日曜日、若年性認知症の人々を中心に、初期の認知症の人が集まる場所ができた。
「オレンジカフエ今出川」集まる人は誰が認知症で、誰がスタッフかわからない。くつろぎの中でお茶を飲み、談笑し、散策に出かけて行く。常連客の70代の元営業マン「ここでのこのような出会いがあって楽しく過ごせたので、こんな病気になってよかったわ」70代半ばのDさん「私は今、高齢者マンションに住んでいて行事もありますが、みたされないんですよ。そんな時、そうや、オレンジカフエに行ったらいいんや、と思うんです。ここがあるということはほんとに有難いんです」
昨年6月に厚労省より出された「今後の認知症施策の方向性」では、『家族介護支援事業として「認知症カフエ」「認知症の人と家族、地域住民、専門職等の誰もが参加でき、集う場)の普及など内容の充実を図る』として、認知症カフエの活動を重視している。オレンジカフエ今出川は、認知症サポーターのアドバンス講座を受けた人と高齢者福祉を学ぶ学生のボランティア、それに専門職とで運営されています。長年、地域の中で町の居場所として親しまれていた場所を借りたことも相まって、コミュニテイの中に静かに浸透していく兆しをみせている。

「ぽーれぽーれ」2月号 オレンジプランへの期待
オレンジカフエ開設から4カ月
スタッフは運営が安定し、スタイルが出来上がったと感じています。毎回、10時からミーティング、当日の予定や注意事項と役割分担を確認後、武知医師から個々の利用者への関わり方について助言があります。10時半ごろから利用者が訪れはじめ、おしゃべり、将棋、散歩、など、それぞれの関心事やその場の雰囲気に合わせた緩やかな時間が流れます。また、家族が悩みを話す場もあります。3時半に閉店。利用者が帰った後、再びミーティング。一日を振り返り、意見や情報の交換後、各自記録を書きます。記録はフアイルに整理されスタッフ間で共有し次回へとつなげていきます。
カフエ参加の5つの鍵
●まずは「人」。本人、家族もスタッフも皆「認知症があっても
地域の中で暮らし続けること」への挑戦者です。また、運営企画、スケジュール調整と連絡、安全への配慮など、きめ細かな配慮のいる仕事を引き受けている人たちがいます。
●次は、参加者共通の「思い」。「本人・家族はもちろんスタッフもリラックスできる楽しい場所にしょう」という思いを皆が共有しています。
●三つめは、「努力」。開催毎に情報や意見交換、記録を積み重ね認知症カフエのモデルに練り上げていこうとする努力が続けられています。
●四つめは、「場所」。交通の便が良くてオープンキッチンや温かい雰囲気の家具調度を備え、しかもボランティア的な活動にとって支払い易い利用料の「場所」の存在です。
●五つめは、「運営資金」。期限限定ではありますが、京都府からの団体交付金を受けています。

※このようなカフエが北九州でも、増えたらいいですね。
施設では地域交流センターを備えているところなど、キッチンも用意されているし、一つでも二つでもやってみて、その経験を生かして全体に広がるようにしたらいいと思います。


先ほどの行方不明者無事発見 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/12(Wed) 18:55 No.1883
 先程、行方不明者探しをお願いした本田壮吉さん【男】【75歳】は中間市内で無事発見されました。よかったですね。ご協力ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

行方不明者探しにご協力を 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/12(Wed) 18:48 No.1882
 行方不明者が出ました。ご協力をお願いいたします。
八幡西区石坂1丁目の本田壮吉さん。【男】【75歳】
白地に細い赤と紺色の横じまストライブのポロシャツ 襟しろ
めがねをかけています。上着はブルーと白の長袖カッターシャツ

6月11日 18時半~ 自宅から居なくなっています。
要介護3 認知症あり、自宅には帰れない。以前も徘徊行動あり。所持金はありません。鞄は持っていません。

生年月日:昭和12年7月25日 75歳 身長:170センチくらい 体重:55~56キロくらいです。
小規模多機能ホームを利用されています。

情報お持ちの方は きらめき上の原 電話 093-613-8855までご連絡をお願いいたします。


年長者の里 広報紙ありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/10(Mon) 21:36 No.1879
 年長者の里広報紙 45号 5月号が届きました。送呈ありがとうございます。
第一面は『年長者の里 小倉・東館』開設の特集です。同施設は小倉北区白銀2丁目に開設。内容は特別養護老人ホーム(定員29名・全室個室)、ショートスティ(定員9名)グループホーム(2ユニット、定員18名) 小規模多機能ホーム(登録定員25名) ですべて「地域密着型」とよばれるタイプです。芳賀理事長は挨拶の中で「地元の商店の皆さんから、あらゆる物品を購入し、地元との関係を密にしていきたい」とのべ「施設全体で地域社会に貢献し地域経済の活性化に微力を尽くす」と述べました。今後は第2期工事で「西館」を建設し、介護付き有料老人ホームとサービス付き高齢者住宅、ディサービスとプラネタリウムを備える計画です。

Re: 感謝 高田芳信 – 2013/06/07(Fri) 22:22 No.1873
 瀬古様 サン・ドリームひろばにお母様とご一緒に見えられ、嬉しく思いました。瀬古さんはお母様を大事にされ、お母様は瀬古さんを信頼されて、温かい心持に私も浸りました。お母様もお父様も一緒のディサービスでよかったですね。ディサービスに慣れ、行くのが楽しみと言われ、よかったですね。

心配なのは、瀬古さんの左手薬指です。一刻も早く病院に行き、診てもらってください。骨折してなければと願っています。また、出血で痛かったことでしょう。

早くよくなりますように。

また、お会いしましょう。お母様にもよろしく。


3ちょうめだより ありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/05(Wed) 20:11 No.1867
 ナーシングセンター八幡が発行している広報紙「3ちょうめだより」6月号 NO137号が届きました。
一面は分かりやすく漫画入りでの食中毒6つのポイントです。2面は春のご長寿祭りー5月20日の様子を写真入りで紹介。毎年人気のたこ焼きに加え今回は水餃子の出店があり好評で、中には2杯、3杯とおかわりする人も、・・笑顔いっぱいのひとときになったそうです。私も水餃子は大好きです。今月号楽しみの「ちょっといい話」はお休みでした。残念!

サン・ドリームひろばへどうぞ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/03(Mon) 20:29 No.1863
明後日の6月5日はサン・ドリームひろばの日、つまり、月1回
私たちの会が、事務所を開放します。相談結構、ちょっとだべりにと見える人大歓迎。時間は午前11時から午後3時までです。
●場所は戸畑区中本町3-10 ロータリのところ。
JR戸畑駅そば中本町商店街 中本町ビル2階
●電話 882-5599です。
お待ちしております。

Re: サン・ドリームひろばへどうぞ 瀬古一昭2013/06/04(Tue) 18:33 No.1865
明日6月5日開催のサン・ドリームひろばに母と一緒に参加したいと思います。
母は足が不自由でなにかとご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願い致します。

Re: サン・ドリームひろばへどうぞ 高田芳信 – 2013/06/04(Tue) 20:36 No.1866
瀬古さん、明日はお母様とご一緒とのこと、大歓迎です。
よかったですね。私もすごく嬉しいですよ。
あなたが自分もいろいろ体に故障をもちながら、病気をもつご両親の介護に一生懸命されました。

何時も、お会いできるのが楽しみにしています。どうぞ、明日おいでください。心よりお待ちしております。

それではまた、明日。お母様によろしくお伝えください。


行方不明者無事発見 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/04(Tue) 08:07 No.1864
 行方不明者のご協力をお願いしていました溝口慧子さんは無事発見されました。ご協力ありがとうございます。今後もご協力お願いもうしあげます。

兵庫県が若年性認知症のセンター創設 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/03(Mon) 12:04 No.1862
ニュースが入りました。

「ひょうご若年性認知症生活支援相談センター」が設置することになりました。

兵庫県は若年性認知症の人とその家族の地域生活を支援するため医療・介護・就労などの相談に総合的に対応できる相談窓口を昨年開設した東京都に次いで、全国2番目に設置します。

開設日時は平成25年6月19日からです。場所は 兵庫県社会福祉協議会内です。

広がることを嬉しく思います。


行方不明者を探しています 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/06/02(Sun) 19:43 No.1861
 行方不明者を探しています。ご協力をお願いいたします。

若松区のひびきの にじいろ館に昨日入所された溝口慧子【ミゾグチケイコ】さん【女】【75歳】が施設から行方不明になりました。髪は白髪が目立つ短髪でやせ形、コバルトブルーのおしゃれな感じの服にズボンをはいています。手に黄色っぽい絵や本などを持っているかも知れません。
お心当たりの方は若松警察署 093-771-0110
または  にじいろ館 093-695-7788へ
連絡をお願い致します。


介護の日々 真っ暗な檻の中 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/05/26(Sun) 18:55 No.1857
朝日新聞 4月7日付

家族介護者が虐待
介護者が追い込まれて虐待をしている実態が明らかにされた。4月7日付けの朝日新聞より実情をみる。
独り母と向き合い協力者がなく、経済的にも困窮し、追い込まれていく。高齢者を家庭で介護する人が虐待に至るまでの姿が、朝日新聞社と日本高齢者虐待防止学会の調査で明らかになった。介護者支援に乗り出す自治体もあるが、まだ少ないのが現状だ。

介護の日々 檻の中
「死ね、くそババア」。
東京都内に住む男性(49)は、母親(81)に何度も吐いた言葉が今も頭をよぎる。1年前まで数ヶ月間、暴言を吐き、手をあげた。平手で引っぱたいた。嫌な感触が右手から離れない。
男性は独身で、木造アパートで母親と二人暮らし、母親は2年前、自宅前で転び、背中や腰の骨が折れてから体力が低下した。男性は警備の仕事の傍ら、ひとりで介護を始めた。

調査では、虐待を受けた高齢者のうち、日常生活に支障のある認知症の人が半数近くに及んだ。男性の母親も認知症に。「お兄ちゃん、お兄ちゃん」。昼夜逆転した母親に、男性は30分おきに起された。親の変わりようを受け止められず、冷や水を浴びせかけた。「しっかりしてくれっ」。悔しくて心の中で叫んだ。
同じ時期、警備の仕事が激減した。稼ぎのよい月は給与が40万円ほどあったが、約20万円のときが続いた。
母親の要介護度は3.要支援も入れて7段階の上から3番目の重度だ。利用料の1割を自己負担すれば、介護保険サービスを毎日使える。ディサービス(ディ)を利用しようとしたが、自己負担や別料金の食事代が1回あたり計約2000円かかり、週2回に抑えた。ディのない日は、男性が朝に弁当を用意して出かけ、帰ってから、風呂の介助やオムツ交換をした。昨年2月、周囲からの通報で、自治体に虐待と判断された。母親はグループホームに入所。生活保護を受け、世帯が完全に別になった。いま男性は週3回ほど母親に会いに行く。男性はこう振り返る。「真っ暗な檻の中で、ぐるぐると歩き回っているような日々だった。親を苦しめることから解放される道。そうとさえ、考えた」

自治体の支援 充実まだ
今回の調査で、主な介護者として日常的に介護する中で虐待に至った人の64%は男性だった。53%の市区は「家事や介護に不慣れな男性向けに介護や料理の講座を開く必要性を感じる」と回答したが、実施は札幌、前橋、横浜、松江、大分市など27%にとどまった。その動きは始まったばかりだ。・・・・・調査では虐待された高齢者の46%は認知症だった。・・・・家庭で虐待を加えた人の全体のうち49%が、経済的に苦しんでいたことも今回明らかになった。経済面での支援として生活保護や税の減免措置につなげる市区が69%あった。ハローワークと連携して就労支援まで取り組む市区は12%だ。佐賀市の担当者は「昨夏に市役所内に設けた市とハローワークの合同窓口をフル活用したい」と話す。虐待をした人の33%は、精神的に不安定な人が占めることもわかった。こうした人へのカウセリングを実施しているのは川崎、名古屋市など、まだ27%にとどまっている。

日本高齢者虐待防止学会理事の津村智恵子・甲南女子大学教授の話 調査結果は、家族介護の厳しい現実を示している。2000年に「介護の社会化」をうたい介護保険制度が始まったが、主な介護の7割を家族が担う実態は国の統計でも当時とあまり変わらない。介護負担や経済困窮といった虐待の要因は社会の抱える課題でもあり、社会全体の取り組みが必要だ。まず介護者を孤立させないこと。高齢者のいる世帯を全戸訪問し、介護に疲れ、悩む家族がいないか早く発見し、保健師ら専門家の支援につなげていくべきだ。対象を体力低下の著しい80歳以上の高齢者に絞れば実現しやすい。児童虐待防止では、乳児を対象に同様の仕組みがある。
全体に目を移せば、経済的に困窮する人が5割いた。介護負担が原因で、収入減や離職に追い込まれることもあるのだろう。お金がなく、介護保険サービスの利用を控えれば、負担が増えて悪循環に陥る。ハローワークなどとの連携を強化する。生活が立ちゆかなければ、生活保護につなげる。様々な部署を集めたチームで自治体は取り組んでほしい。



北九州市が昨年行ったアンケート調査の結果でも、家族が負担を感じているが6割近くあった。介護者が「うつ」になる方も多い。経済的困難を本人がなかなか話されない場合もあるが、ぜひ、苦しい実情を訴えていただき、市としても適切な支援をお願いしたい。


第14回日本認知症ケア学会のお知らせ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/05/25(Sat) 20:11 No.1856
 第14回日本認知症ケア学会大会が開かれます。近づいてきました。
大会長は雨宮洋子(社会福祉法人泰生会)
会期は6月1日(土)~2日(日)
会場は福岡国際会議場・福岡サンパレスです。
大会テーマは:その人らしさをつなぐケア
参加費:会 員(事前参加申込み)     8000円
会 員(当日参加申込み)    10000円
非会員(事前・当日参加申込み) 10000円
抄録集 会員:事前送付 非会員:ご希望の方は、事前又は大会当日にご購入ください。

高田代表は2日目のA会場サンパレスで9:20~11:20のシンポジウムVにシンポジスととして発言します。
テーマは:認知症の作業療法について考える
座長は:倉富 眞(医療福祉専門学校緑生館)
シンポジス:石井 利幸(老健施設ひもろぎの園)
:葉山 靖明(株式会社ケアプラネッツ
:高田 芳信(老いを支える北九州家族の会)
:谷川 良博(広島都市学園大学リハビリテーション学科)
デスカッション


糖尿病患者、認知症リスク2倍 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/05/22(Wed) 20:30 No.1854
 私たちの第18回定時総会が、さる5月19日開催した。
その第2部は戸畑区 後藤クリニック院長 後藤誠一先生による「認知症と音楽療法」であった。後藤先生は始めに最新の情報による認知症とは・から始められた。その中で、糖尿病患者が認知症になる可能性は普通の2倍のリスクがあると言われた。九州大学が福岡県久山町で行った疫学調査にも触れた。
糖尿病の人は一般の人より認知症になりやすい。東京都の健康長寿医療センターの荒木厚・内科総括部長は講演会で「認知症は、糖尿病の合併症の一つです」と言い切った。九大の疫学調査によると60歳以上の住民約1000人を15年間にわたり調査の結果、糖尿病の人は一般の人に比べ、アルツハイマー病になるリスクは2.1倍高い。清原裕・九大教授は糖尿病の有病率が高まれば、認知症の有病率も高まるという。

生活習慣病への対応と同じで、適切な食事・運動が大切なのだと分かった。

後藤先生は認知症人への音楽療法の大切なことを訴え、講演終了後、そのための音楽を聞く集い等を開きたいと個人的にお話された。ぜひ、実現させたい。私たちの会もお手伝いできるようにしたい。


行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/05/20(Mon) 20:27 No.1853
先に行方不明で協力をお願いした小熊坂静子(コグマサカシズコ)さん【76歳】【女】は発見されました。
ご協力ありがとうございました。
今後もよろしくお願いいたします。

行方不明者の発見にご協力ください 投稿者:高田芳信 稿日:2013/05/10(Fri) 19:09 No.1847
行方不明者の発見にご協力ください。
行方不明者情報 居住区:小倉南区
いなくなった場所:小倉南区北方
特徴(着衣の状況など)身長:158センチメートル
体重:70キログラム。言語障害あり、少し認知症あり
着衣:紺のジャンパー、水色のジャージ
問い合わせ連絡先:小倉南警察署 093-923-0110

お願いいたします。


送迎車に拘束、放置 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/05/07(Tue) 08:42 No.1846
 熊本県玉名市の通所介護事業所「デイサービスセンター かがやき22」が、ディサービス利用者の認知症の女性を送迎車の中でシートベルトで拘束し、車内に放置する行為を長期間続けていたことが県の調べでわかった。介護報酬に関する不正請求も明らかになり、県は運営会社の事業所指定を取り消すことを決めた。運営会社は「ライフサポート・はやの」(早野浩子・代表取締役)。県によると女性は60代で要介護度5。5,6年前からは平日の午前10時~午後4時半、ディサービスを利用していた。
施設側は車で女性を送迎していたが、2012年1月~10月施設に到着しても車から女性を降ろさずにシートベルトで拘束、食事やトイレなど最低限の介助以外は、女性を夕方自宅に送り届けるまで車内に放置していた。

※ひどいですね。とても許されるものではありません。
厚生労働省のプロジェクトチームが昨年6月18日に発表した
「かつて、私たちは認知症を何も分からなくなる病気と考え、徘徊や大声を出すなどの症状だけに目を向け、、認知症の人の訴えを理解しようとするどころか、多くの場合、認知症の人を疎んじたり、拘束するなど、不当な扱いをしてきた。今後の認知症施策を進めるに当たっては、常に、これまでの認知症の人人々が置かれてきた歴史を振り返り、認知所を正しく理解し、よりよいケアと医療が提供されるように努めなければならない」とこれまでの認知症施策を検討して発表した。

まして専門職の人がこのような高齢者の尊厳を冒すような処遇をすることはあってはならない。
多くの事業所はいま、逆にその人らしく生きていけるケア、質の高いケアをどうするかこそ求めている時に、このような事件が明らかにされた。残念です。


老健施設 ナーシングセンターの広報紙 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/05/04(Sat) 19:41 No.1845
 介護老人保健施設 ナーシングセンター八幡の広報紙が届きました。3ちょうめだよりNO136とデイケア新聞 NO71号です。ありがとうございました。3ちょうめだよりは、新年度の年間行事予定が一面だ。今月は中華バイキング、10月はおやつバイキング、11月は鍋バイキングなど。食いしん坊の私はそんな行事に目を追う。

同施設のスタッフの紹介がのっている。施設長さんは医師の斉藤雅さん。「今年のテーマは笑顔です。よろしく」と写真入りで紹介。斉藤先生には長くご無沙汰しております。副施設長さんは林田千恵子さん「宣言、平成25年度は本人視点(希望・要望、~したい)のしっかり入ったケア計画を立て、実行していきます」と心強い決意です。

3ちょうめのちょっといい話
昼食後のゆっくりとしたひとときのこと。
Hさん: 「あんた、かわいいね~♪
Oさん: 「私がですか?私のどこがですか?」
Hさん: 「目が・・・」
Oさん: 「それだけですか!!」
Hさん: 「そうよネ? 」
・・・Oさん、少し不機嫌でした・・(笑)

ディケア新聞の一面は金山川ドライブ、やきうどんパーティー、ランチ等の写真いっぱいの楽しい紙面です。5月はドライブ(芦屋)・ご長寿まつり・おやつつくり。6月は喫茶店、映画上映会、ケーム大会が予定されています。


医療法人 恵友会の広報紙第38号 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/05/03(Fri) 19:13 No.1844
 霧ヶ丘つだ病院、ほっとホーム霧ヶ丘、などの病院、施設をもつ医療法人 霧ヶ丘 恵友会の広報誌第38号が届きました。ありがとうございます。

表紙は増渕ダム周辺に咲いた桜の写真で飾られている。説明では周辺にサイクリングロード、福知山から流れる七重の滝など森林浴スポットとして人々に楽しまれているという。撮影は楢橋 晋一さん。

医療・福祉の連携では3ページに、連携したケアによる在宅生活の見出しで ディを利用している一方,Aさんには呼吸器疾患のほかに糖尿病があるため自宅での酸素危機管理以外にも、薬や食事に気をくばらなくてはいけません。そこで、医師・ケアマネジャーと連携して訪問看護サービスを導入、体調・服薬・栄養管理がきちんと行えるので何か問題が生じた際にも早い対応ができています。それによって長期入院することも少なくなりました。医療と福祉の連携がますます大事ですね。広報紙ありがとうございます。


田中紀行さん 行方不明になってまる2年 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/05/02(Thu) 21:11 No.1843
 今日、5月2日は決して忘れることのできない日だ。小倉南区葛原の田中紀行さん(当時71歳)が行方不明になられ、今日でまる2年を迎えた。奥さんの澄江さんやご家族のたまらない気持ちを思う。
どんなに辛く、悲しい日々であっただろうか。毎日新聞の3月24日の記事では「早く連れて帰ってあげたい。自分だけがご飯を食べてお風呂に入ってよいのか」。澄江さんの目から涙があふれる」と書かれている。自分を責めて暮らされる日々を思い、私も瞼が熱くなる。

あれから私たち家族の会、認知症草の根ネットワークではそれぞれの総会で北九州から行方不明者を出さないシステムを構築しようと総会方針で決定、世話人会や理事会で毎回、毎回論議を重ね、多くの人に知って協力してもらおうと認知症北九州大会のメインテーマにとりあげた。

北九州市は認知症サポーターの資格を持っている人を中心に、行方不明者が出た時にメールで配信するシステムを構築した。事務局は市社会福祉協議会だ。行方不明者が出るとそれが携帯電話のメールで通知され、特徴から写真まで配信される。見つかった場合も配信される。

市議会でも、行方不明者の問題が論議された。ライフとばたやふれあい家族 故郷などは事業所として、行方不明者の学習と、模擬訓練を行った。

昨年、9月には守恒地区が高齢者だけでなく、子どもも含めてSOSネットワーク協議会を立ち上げた。そして地域独自に3月には模擬訓練を行った。市はこのような地域を広げて行きたいとの
答弁を市議会でされた。

田中紀行さんが、行方不明になられて、申し上げられることは以上のようなことです。
田中紀行さんを救えるところに至ってない現状に私たちの活動の不十分さを身にしみて感じています。同時に私たちは、動けば市民は理解をしてくれる。行政も手をさしのべてくれる。ということを実感しました。 もっともっと、大きく市民が他人ごとでなく、子ども、高齢者、障害者の安全を守る、防災の立場からもつながりを強め、どうやって、自分の地域をまもるか、認知症になっても、障害を持っても安心のまちへむけて、いっそうがんばります。決意をのべて今後とも、田中紀行さんの発見のために努めます。

田中澄江様ご家族の皆さま お辛い毎日でございますが、私たちもその何分の一かを負担して皆さまの気持ちに添えるようにと願っております。どうか、お体にはくれぐれもお気をつけてくださいませ。


介護大手運営の認知症施設 骨折事故多発 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/05/01(Wed) 22:31 No.1842
 介護サービス大手「ウイズネット」(さいたま市大宮区)が横浜市内で運営する認知症高齢者グループホーム(GH)で2010、11年度に入所者の骨折事故が多発していたことが2月27日の神奈川新聞社の調べでわかった。市平均の2倍に上り、市が介護事業者としての指定更新を一時保留する異例の事態に。転倒による脳挫傷で死亡する事故もあった。同社は「入所者の症状が重いこともあり、対策が十分ではなかった」としている。(佐藤奇平)
ウイズネット社が横浜市内に開設する23か所のGH(定員414人)から市に提出された「事故報告書」について、横浜市に対し情報公開請求し調査した。
それによると、10年度の入所者の骨折は計39件で、Ⅰ施設平均1.70件であっと。職員が見ていない場所で転倒したり、夜間にベッドから転落したりする事例が目立った。11年度は前年度比4件増の43件で、平均は1.87件。23施設中、7施設で前年を上回った。同社分を除くGHでの骨折事故の平均件数は10年度が0.84件、11年度は0.97件でウイズネットはいずれも2倍程度の発生数だった。同社が運営するGHのうち、骨折が10年度に2件、11年度に5件あった瀬谷区内の施設は昨年7月、横浜市が6年毎の介護事業者の指定更新を審査した際、骨折事故の多さが問題視され、更新が保留された。市が再発防止を指導した上、更新が認められた。市介護指導課によると、指定更新の保留は異例という。瀬谷区内の別の施設では12年2月5日未明、80代の入所者が自室内で転倒。東部を窓のサッシュにぶつけて脳挫傷を負って死亡する事故も起きている。投薬の影響で、意識がもうろうとした中、一人でトイレに行こうとして転倒したという。同社神奈川事業本部は「社会的要請として要介護度の高い認知症高齢者を受け入れている」と事故多発の理由を説明。さらに「個別の改善策を他施設で生かしておらず、法人としての問題意識も足りなかった」としている。
12年度は1月末までに25件と減少傾向にあるが、今後更に転倒事故防止に取り組むという。 以上2月28日の神奈川新聞に掲載分である。

※私の妻の場合、ディサービスを利用していた時、(当時はまだ
介護保険制度はなかった)ディサービスの車(当時はバスのようにステーション方式)だった。その日、マンション前に停まるので、待っていた時に、雨が降り出し、マンションの駐車場に雨を避けた。私はディサービスの車が来る方向を見つめて待っていた。後でごつーんと倒れる音がした。妻が駐車のブロックに足をとられて転倒したのだ。おそらく手をつくことをせず、そのまま倒れているからだろう、顔中血だらけになった。家ではバリアフリーも何もせずとも、障害物があれば足を上げたり、交わしたりして何らさしつかえがなく、何でこんな大きなブロックが判らないのかと思った。整形外科で看てもらった結果は顎の骨折だ。
それからがけいれんを起こしたり、体が傾きだしたりと車椅子になるのは早く、認知症が重度化してしまった。妻の介護で一番後悔しているのは、転倒である。

家族のみなさんも、施設のみなさんも、転倒には気をつけてください。でも、決して転倒させないという理由で、拘束し束縛しては、ならない。本人の尊厳は侵され、自由を奪われることになるからだ。


長野県が男女とも長寿で日本一 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/30(Tue) 21:38 No.1839
 厚生労働省は2月末に、2010年の都道府県別の平均寿命を発表した。それによると、最長は男女どちらとも長野県で、最短は青森だった。長野の場合は男性が5回連続トップだ。女性は今回が初めてだ。全回まで7回連続して女性が第一位の沖縄は3位に。全国平均は男性が79.59歳、女性が86.35歳だ。トップの青森は男性80.88歳、女性は87.18歳だ。

わが福岡県は男性は31位で79.30歳 女性は20位で86.48歳だ。長寿日本一の長野県は「高齢者の就労率が高く、野菜の摂取量が多い、それに食生活改善ボランティアや医師たちによる地域保健活動が盛んなことなどが重なった成果ではないか」という。就労率など社会的要因が影響することが初めて明らかにされた。


5月1日は事務所をあけます 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/30(Tue) 21:11 No.1838
明日、5月1日は「サン.ドリームひろば」事務所を市民に開放して、相談ごとやゆっくり心を癒す場に提供します。ご遠慮なくお出でください。

●時 間  午前11時~午後3時まで
●場 所  戸畑区中本町3-10 中本町商店街 中本町ビル2階(JR戸畑駅そば)
中本町商店街 中本町ビル2階
電話 882-5599
場所がわからない時は電話ください。お迎えにいきます。
お待ちしています。


音楽療法に力を入れる 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/29(Mon) 19:47 No.1837
 中日新聞の2月26日付けで、三重大学病院の佐藤正之先生の音楽療法への取り組みが掲載されていた。全文紹介します。
見出しは 音楽療法に力を入れる
神経内科 佐藤 正之さん(49)

家族に連れてこられ、不服そうな表情を浮かべる患者に「良いタイミングで受診していただきましたね」とにこやかに語り掛ける。緊張を和らげ、記憶力検査や家族への聞き取りを重ね、認知症の原因を探っていく。2010年、国立大医学部として初めて三重大に開設された認知症医療学講座に所属し、病院のもの忘れ外来で専門診療に当たる。「体の異変が分かる疾患と違い、認知症は本人の自覚がない。笑顔のタイミングを大事にしています」
医師としては異色の経歴を持つ。大阪府出身で、音楽好きが高じて音楽学部に進学。卒業後は府立高校の音楽教員として勤務した。ところが、何となく就いた教員の仕事を続けることに迷いが生じた。当時、母の看病の際に接した医師らの姿に「全力で打ち込める仕事」と、24歳で三重大医学部に入り直した。
専門は神経内科。三重県内の総合病院や東北大病院の勤務を経て、講座開設に伴って母校に赴任した。音楽と医療という一見、全く異なる分野。だが、「音楽や神経内科は、どちらも脳や精神に関係する。一応、筋が通っているつもりなんですが」と笑う。

講座の開設以来、力を入れているのが、地域でのネットワークづくり。病院のある津地域で、医師会や地域包括支援センターと一緒に毎月、認知症の勉強会を開いている。「認知症は、生活やコミュニティの中でいかに気づき、見守っていくか。さまざまな職種間の連携が、今後ますます必要になってくる」と訴える。
認知症ケアの一つとして注目される音楽療法の研究も手掛ける。
軽度の患者にカラオケを歌ってもらい、その前後で、脳の働きの変化を継続的に調べている。医学的効能は検証途上だが、検査に協力した患者や家族からは好評。昨年6月からは、臨床試験とは別に、音楽療法士とともに、院内で音楽療法教室を週1回開き、

認知症のお年寄りらに歌やリズム体操を楽しんでもらっている。
「患者やその家族の健康な暮らしに貢献するとともに、音楽と医学の療法を知る立場から役立つことを、ぜひ発信していきたい」と意気込む。(加藤弘二)


音楽療法を広げよう 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/29(Mon) 19:02 No.1836
 2月24日に北九州市ウエルとばたで開かれたNHKハートフオーラムで「音楽と音楽療法」について戸畑区の医療法人 藤誠会 後藤クリニック院長の後藤誠一先生が心を癒す音楽を流し、音楽療法について話された。大変な好評で、もっと聴きたかった。時間が短かった。などアンケートの結果でわかった。
私たちの会「老いを支える北九州家族の会」の第18回定時総会が、5月19日(日)午後開かれるが、第2部では後藤先生をお招きして下記のような次第で実施する。

●と き 5月19日(日)午後3時~4時
●ところ ウエルとばた
「認知症と音楽療法」 後藤誠一先生
無料です。ディサービス、グループホームなどの利用者さんも
ご参加ください。お待ちしております。

連絡は093-601-3997の高田まで


小規模多機能の運営推進会議 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/26(Fri) 20:02 No.1835
 今日は午後から、八幡西区にある小規模多機能居宅介護事業所の運営推進会議に参加した。ここの特徴は運営推進会議に家族の方が多く参加すること、それに利用者である方が必ず1人は参加されていることだ。会議の一部を紹介する。

○3月28日に福祉団体による一斉地域清掃活動をした。
利用者4人が参加。その時の参加者の状態の報告

Aさん 積極的にゴミを拾ってくださり、『こんなにたくさんゴミが落ちとんやなぁ』と驚かれたいた。

Bさん ゴミ袋を手にもたれ、落ち葉や枝を拾われ、『いろんなところに落ちとるねー』『きれいになると     気持ちよいねー』と言われた。

Cさん 『この辺に私の家があるのよー』と笑顔で言われ、道端に落ちていたゴミを隅ずみまで拾われる。
ゴミ拾いの時に周りに咲いていた桜を眺められ『こんなに大きくなってねー』と言われた。

Dさん 大きな枝を拾われて、足で細かく折られ、「小さくしたら、まだたくさんはいるんよ』とスタッフ
に折り方を教えてくださる。ゴミを見つけると『古今もあったよー』と笑顔でゴミ袋に入れられ
た。

※ 午後の1時半から2時半までのⅠ時間をゆったりとした時間の中で、人のためになる清掃作業を楽しんで行われていることがわかります。すばらしいことですね。


若年性認知症考えるフォーラム 投稿者:高田 芳信 投稿日:2013/04/19(Fri) 19:58 No.1834
2月24日付け神戸新聞は若年性認知症考えるの見出しで掲載している。全文紹介する。
働き盛りの現役世代が患う若年性認知症について、患者の家族や医師らが話合う啓発フォーラムが23日、神戸市中央区の県中央労働センターで開かれた。県社会福祉士会等が主催し、約150人が参加した。
若年性認知症は18~64歳で発症し、患者は全国に3万7千800人、県内は1600人いると推計されている。「認知症の人と家族の会」兵庫県支部代表の坂井邦夫さんは、約17年に及ぶ妻きよ美さんの介護について報告。『発症しても別人になるわけではない。きよ美はきよ美と」と話し、「家族の会」などに参加して仲間をつくる大切さを強調した。
基調講演では、神戸大学医学部付属病院認知症疾患医療センターの専門医山本泰司さんが治療の現状などを解説。シンポジウムでは、発症して約20年の患者で「認知症友の会」の吉田民治さん(73)=京都府宇治市と娘の照美さん(38)が、一時の寝た切り状態から地域活動に積極参加するようになるまでの体験を披露。照美さんは「発症後はできるだけ早く『どう人間らしく暮らすか』を考え、本人の生きがいを見つけてほしい」と話した。
(畑野士朗)

※吉田さん、すごいですね。もっと詳しくお話が聞きたいですね。


行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/15(Mon) 19:41 No.1833
4月9日のこの掲示板で行方不明者探しの協力をお願いした
【松添幸子】(マツゾエユキコ)さん【73歳】【女】は小倉北区で発見されました。ご協力ありがとうございました。
今後ともご協力よろしくお願いいたします。

その人らしい生き方を支える 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/12(Fri) 21:29 No.1831
 新年度に入り、いよいよオレンジプラン(認知症施策推進5カ年計画)の初年度を迎えた。これに先立ち、さる1月末、認知症政策について国家戦略をもって、認知症の人をその人らしく尊厳をもって地域で生きていくためにはどうすればよいのか、取り組みを進めてきた5カ国と日本の関係者による国際政策シンポジウムが開かれた。主催は東京都医学総合研究所。
参加は、イギリス、フランス、オーストラリア、デンマーク、オランダ、それに日本で、政策担当者や非営利団体の幹部、経済学者らだ。世界保健機関(WHO)の統計では、認知症の人は2010年時点で3260万人、50年までには1億1540万人と3倍をこえると見込まれている。認知症患者は、参加各国とも65歳以上の高齢者人口の1割前後を占め、今後も急増之見通しだ。

シンポでは●イギリスが05年に、本人がどこでどのように暮らしたいかなど、本人の意思を尊重する原則を法律によって確立
更に「国家認知症戦略」で09年~14年を集中期間として抜本改革を進めている最中だ。その柱は①医療・介護の専門家、市民への認知症に対する正しい理解の普及②プライマリケア(一次医療)で、早期診断と早期支援③抗精神薬(暴力や暴言等の抑制に使う)を減らす④本人・家族等介護者への支援だ。地域毎に設置されている早期診断、早期支援の拠点(メモリークリニック)には看護師や作業療法士などのチームが常駐し、認知症の疑いで連絡を受けるとすぐに自宅を訪問。認知症の診断がおりると本人と家族への集中的な支援(半年から1年)で生活を軌道に乗せる取り組みをしている。
●フランスの国家計画(08年~12年)の柱は①患者とケアラー(介護者)の生活の質を高める②ワンストップの窓口の設置③介護者のレスパイト(休息)の充実④在宅支援・在宅リハビリの強化をすすめている。
●オーストラリアは12年に認知症を「最優先の国家的健康課題」と位置付けている。
●デンマークの発言では「その人らしい人生が続く事が大事」とし、どんな支援を受けたいかを初期の段階で本人に確認して好みに合わせたケアの取り組みを紹介。精神科での治療はほとんどが外来という。
●オランダの代表は「認知症の人の69%が在宅で、それ以外はナーシングホーム等で暮らす。入院の人はいないと語った。
共通しているのは、認知症の人の「その人らしい人生を支える」ことだ。何よりも本人の声に耳を傾け、住み慣れた地域で暮らせるように、早期診断、早期支援を土台にした地域づくり、サービスの提供が必要だ。
●日本では精神科の病院へ入院する認知症の人は増え続け、11年は5万3千人。受診。対応の遅れが原因で徘徊、暴力、等の症状が激しく入院するえケースが多いとみています。この流れを変えようというのがオレンジプランです。ぜひ、早期に発見し、早い段階から専門家が関わり、本人と家族をしっかりと支援する。以上のような外国のすすんだ点を学び体制構築をしていきたい。


Re: その人らしい生き方を支える 高田芳信 – 2013/04/13(Sat) 08:09 No.1832
6カ国のシンポで他国から注目を浴びたのが、「日本のサポーター養成講座」だ。認知症を正しく地域の人が理解することでこそ「認知症の人を地域で支える」ことができる。現在全国390万人、北九州市では3万8千人ガサポーターになっている。

行方不明者が発見されました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/11(Thu) 19:37 No.1830
 本掲示板、4月9日付けで行方不明で協力をお願いした
【宮野弘子】(ミヤノヒロコ)さん【77歳】【女】は発見されました。ご協力ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

初期の集中的支援 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/10(Wed) 21:22 No.1829
 昨年6月に厚労省のプロジエクトチームが発表した「認知症の今後の施策の方向性について」やそれを具体化するオレンジプラン(認知症施策推進5カ年計画)はこれまでの流れを変え、初期の集中的支援、在宅維持の方向を出している。読売新聞 夕刊の1月15日号はオランダの報告が掲載されている。大変参考になるので全文紹介します。

認知症の本人と家族をどう支えるかは、日本だけでなく世界的な課題だ。2004年に国家レベルで戦略を打ち立て、「全国認知症プログラム」を始めたオランダの在宅支援の取り組みを、2週に亘って報告する(本田麻由美)

認知症明日へ 22 オランダ報告
首都アムステルダムから北へ車で約45分。北ホランド州北部にある認知症在宅ケアの支援拠点「ヘリアント」の本部を訪ねると、認知症ケースマネジャーのポールイエルン・フエルカーデさん(44)らが笑顔で迎えてくれた。ヘリアントは約60万人が住む同地域で活動しており、本部のほか3事務所を合わせ、約4000人の認知症の人と家族を支援している。各事務所にはケースマネジャーのほか、精神科や老年科の医師、看護師、心理士らが常駐。できるだけ長く住み慣れた自宅で暮らせるよう、チームを組み発症初期から集中的に関わるのが特徴だ。カギを握るのがケースマネジャーで、国家資格ではないが、全員が看護師として認知症ケアの経験を持ち、医療・介護だけでなく生活支援を含めた専門的な研修を受けている。フエルカーデサンは現在約70人を担当している。そのうちの一人、69歳の男性は持病の診察を忘れることが増えたため、認知症を疑った家庭医が昨年1月、連絡してきた。男性は、離婚して一人暮らし。誰彼構わず暴言を吐き、支援を拒否したため、何度も自宅を訪ねて関係を築いた。
「最近物忘れがある」等と話してくれるようになると、老年科医と一緒に訪問し、問診や認知機能テストで脳血管性認知症と診断。チームで協議して男性の合意のもと、金銭管理を行う法的代理人を紹介し、訪問看護サービスの利用も始めた。「こうした支援をすることで深刻な状況に陥って、家で暮らせなくなる事態を防ぐことができる」と、フエルカーデさんは強調する。ヘリアントは初期の集中的な支援で生活が軌道に乗ると、日常のケアは家庭医や地域の訪問看護・介護事業者に引き継ぐ。ただし、ケースマネジャーは定期的に訪問し、どんな支援を必要としているのかをチームとともに確認する。訪問事業者や介護する家族らに、助言も行う。義父母がヘリアントを利用しており、利用者評議会のメンバーのウド・ルーズさん(60)は「ケースマネジャーが初期からずっと寄り添い、必要な支援を調整してくれるので家族も安心だ。本人の自立した生活にもつながっている」と満足下に語った。
オランダは、2004年に開始した「全国認知症プログラム」で全国57地域に、認知症の人と家族、介護事業者らによるワーキンググループを設置。直面している課題を議論したところ①心理行動に対する本人の恐怖や混乱②家族のストレスや不安③施設入所への抵抗感ーなどが上位に挙がった。こうした問題への改善策として300以上のプロジエクトが行われたが、その柱がヘリアントのようなケースマネジャーを窓口とする切れ目のないサービス提供仕組みの確立だ。保健福祉スポーツ省で認知症対策を担当するジャクリン・ホーヘンダさんは「11年には何らかの形で、こうした取り組みを進める地域が9割以上に広がった。今後は質の向上に取り組みたい」と意欲を語る。
日本でも、在宅生活の継続には、初期に集中的に関わる必要性が指摘され、厚生労働省は昨年、認知症の新対策を今年4月から始めると発表した。だが、初期から継続的に支援できる人材の確保や養成のめどは立っていない。介護保険でケアマネージャーは導入されたが、サービスの調整や事務処理に追われ、必要な支援を一体的に提供する連携の核としての役割もまだ担えていないのが現状だ。オランダの高齢者ケアに詳しい労働政策研究・研修機構の堀田聡子研究員は「誰が認知症の人と家族に寄り添い、支え続ける役割を担うのか。地域の実情に合わせ、ケアマネジャーのあり方の見直しも含めて議論する必要がある」と指摘している。


行方不明者を探しています 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/09(Tue) 21:21 No.1827
今日、二人の行方不明者が出ました。ご協力をお願いします。

松添幸子(マツゾエユキコ)さん【73歳】【女】
居住区:戸畑区  いなくなった場所:戸畑区夜宮
特徴:(着衣の状況等):158㎝、34kg、やせ型、ショートカット、前ー白髪 後ー黒髪
問い合わせ連絡先:戸畑警察署 093-861-0110

宮野弘子(ミヤノヒロコ)さん(77歳】【女】
居住区:小倉北区 居なくなった場所:八幡東区春の町
特徴(着衣の状況等):154㎝、42kg、中肉、ショートカット、白髪

  問い合わせ連絡先 八幡東警察署 093-662-0110です


捜索ネットワーク構築 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/05(Fri) 20:52 No.1825
 毎日新聞西部本社(九州・沖縄・山口)発行の毎日新聞紙面の1面、社会面で24日~28日までが「認知症~姿消す高齢者」の連載で、私たちが取り組んでいる高齢者の行方不明問題をとりあげ、いろいろな角度から課題と方向性を具体的事実で方向性を示している。すばらしい記事だ。
今日は3月26日付け連載3を全文紹介する。
見出しは「事故防止へミスも公表」だ。

「先日、私の施設から行方不明者が出てしまいました」。昨年3月、市民団体や介護・医療関係者などでつくる実行委が北九州市で開いた認知症を考える集会。発表者として壇上に上がったディサービス「さくら館」(同市八幡西区三ッ頭)の事業所長、島崎元宏さん(37)の声がホールに響いた。
さくら館の男性(79)が行方不明になったのは小雨が降る寒い日、午前11時50分ごろ男性がいないことに気付いたが、スタッフが最後に見かけてからⅠ時間近くたっていた。島崎さんは「血の気が引いて愕然とした」という。
島崎さんは、400人を超す参加者を前に自分自身のミスも明かした。警察に問われて、男性の上着の色をベージュ、ズボンはグレーと説明したが、約5時間半後に12キロほど離れた場所で保護された男性の着衣は茶色と黒だった。島崎さんは「焦ってあいまいな記憶で言ってしまった。重要なのは確実な情報で、自信がない時は『覚えていない』と言うべきです」と強調した。
島崎さんのように、介護などの事業者が自らミスを公表するのは珍しい。複数の介護関係者は「施設の評判が悪くなるのは避けたい。死亡したりけがしたりしなければ、隠したいと考える事業所は多いと口をそろえる。業界の常識と異なる発言について島崎さんは「真剣に聞いてもらうには伝えなきぁいけないと思った」と話す。
行方不明の実態を公表した背景には、日頃の取り組みもある。さくら館は北九州市の八幡西、若松区と中間市にある25事業所とともに独自の「捜索ネットワーク」を構築。参加施設で行方不明者が出れば、協力して捜す。大規模な事業所間連携は全国的にも珍しい。捜索ネット構築のきっかけは06年8月。さくら館と交流のあった他の施設から姿を消した男性利用者が死亡した事故だ。施設の代表は続けていく自身がない」と閉鎖を口にしたが、さくら館社長の藤原洋子さん(50)らが、「同じような事故は

これからどこでも起きる。今施設をやめればどの施設も同じようにやめなくてはいけなくなる」と説得。「誰にも同じような思いをさせたくない」と有志で捜索ネットをつくった。
家族の了解を得て、利用者の名前▽年齢▽要介護度▽身長ーなどをまとめて、写真を添付した名簿をあらかじめ作成。実際に行方不明者が出れば、各施設にメール配信し、プリントしたチラシを参考に手分けして捜索する。正式な記録が残る捜索実績はこれまで11件(うち2件は死亡)。年に5回の会合と1回の模擬訓練もしている。「不明者が出た施設職員は頭が真っ白になるが、捜索ネットは第三者が入って冷静になることができる。メンタル面の支えが大きい」。藤原さんはチームで連携できる効果をそう強調した。


NHKの「公共放送キャンペーン ミニ番組 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/04(Thu) 18:48 No.1824
 2月24日に戸畑区ウエル戸畑で開催された「NHKハートフオーラム」では大変お世話になりました。
その時の場面もほんの一部映しだされるNHKの「公共放送キャンペーン ミニ番組」がこの程、完成したそうです。
NHK総合 4月23日(火)19:56~19:57です。

行方不明者が発見されました! 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/04/01(Mon) 19:49 No.1823
 3月29日にご協力をお願いした【清水 月代】(シミズ ツキヨ)さん【66歳】【女】は発見されました。ご協力に心からお礼申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。
発信元は北九州市高齢者支援課です。

捜索は時間との戦い 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/03/31(Sun) 12:37 No.1822
 一昨年、11月に私たち「老いを支える北九州家族の会」の会員である岩永悦子さんのご主人、国秀さんが行方不明になったとの情報がはいり、私は心配で、会の事務局長と若松区の家を訪れた。奥さんは「戸畑警署から保護している、今からこちらの方に警察署の方が連れてくる」と言われた。よかった!でも、帰ってくるのが、なかなか、実際はⅠ時間ちょっとかも知れないが2時間も3時間もかかるように長く感じた。帰られた声がする。玄関に出てご主人の顔を見た。ほんとに嬉しい顔、笑みがいっぱいだ。どんなに不安だったのだろうか。奥さんが手を差し出して座敷に上げる。この場面を忘れることはできない。

毎日新聞3月25日付け朝刊に夫婦二人のすばらしい笑顔の写真いりの記事が出た。同紙の認知症姿消す高齢者、連載の②だ。

「奥さまと仲がいいですね」。自宅を訪ねた記者の言葉に、北九州市若松区の岩永国秀さん(77)は「そうかなぁ」と言って穏やかに笑った。くしできれいにととのえられた白髪に、茶色のセーター。街ですれちがっても、岩永さんが認知症とはわからないだろう。
岩永さんは11年12月のある日の午後、妻悦子さん(70)が近所に届いた商品を取りに出たわずか数分の間に自宅を出て行方不明になった。約4時間後に保護されたが、周囲が驚いたのは見つかった場所だ。自宅から洞海湾を挟んで直線距離で10キロ以上離れたJR戸畑駅。悦子さんが想像もしなかったところだ。悦子さんによると「みどりの窓口」にいた岩永さんの様子がおかしいと感じた駅員が警察に連絡して事なきを得た。バスや電車に乗った可能性はあるが、岩永さんはその時、お金はもってなかった。自宅を出た後の足取りは今もわからない。悦子さんは当時を振り返って言う。「私の姿が見えないと不安になり、捜すために出て行ったようです。心臓が止まりそうだった。事故に遭わなくて本当に良かった。大手電機メーカーの技術者だった岩永さん。外に出かけるのが好きで、定年後も「地域の役に立ちたい」と民生委員を務めた。若い頃はスキーや山登りをたしなみ、今でも足腰はしっかりしている。行方不明になった一件以降、悦子さんは夫を一人にしないようにしている。穏やかな暮らしを取り戻した。
岩永さんのように、想像以上に遠くに行ってしまう認知症のお年寄りは多い。何らかのトラブルになれば警察に保護されるが、身なりが普通で歩いて入れば、周囲は異常事態に気付かない。
乗り物を使う人もいる。福岡県大牟田市の元主任介護支援専門員、岡山隆二さん(42)によると、自転車で大牟田市から約30キロ離れた福岡県久留米市に行った男性や、電車と新幹線を乗り継いで京都で保護された女性もいるという。車を運転して高速道路を約17キロ逆走した女性もいた。3人とも無事保護されたが、大きな事故になる可能施はあった。

お年寄りは衰弱も早い。不明者の捜索は時間との戦いだ。岡山さんは「介護事業所や家族には、いなくなったことにきづいて30分たてば、必ず捜索願いを出すようお願いしていた。24時間たてば、生命の危険性が高まる」と話す。「一刻も早く関係機関に通報し、SOSを発信すること。それは行方不明の問題に関わった経験者の共通の教訓だ。


行方不明者を探しています 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/03/29(Fri) 18:09 No.1821
行方不明者を探しています。ご協力をお願いします。

清水月代
(シミズ ツキヨ)さん【66歳】【女】
居住区:小倉北区 居なくなった場所:小倉北区足原
特徴(着衣の状況等):身長158センチメートル 体重 57キロ、やせ型、黒っぽいシャツ、
紺色のジーパン
問い合わせ連絡先:小倉北警察署 093-583-0110

行方不明者が発見されました! 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/03/29(Fri) 15:26 No.1820
 昨日、行方不明で協力をお願いした伊勢保江【イセ ヤスエ】さん【77歳】【女】は発見されました。ご協力ありがとうございました。お礼申し上げます。

行方不明者を探しています 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/03/28(Thu) 19:00 No.1819
伊勢保江(イセ ヤスエ)さん【77歳】【女】の発見にご協力ください。
居住区:若松区 いなくなった場所:若松区浜町
特徴:(着衣の状況等):145センチ・45キロ・黒短髪、赤色ベスト、グレーのズボン、黄色セーター、黒皮靴、雨傘所持、首からカードを下げている。

問い合わせ連絡先:若松警察署 電話 771-0110

■注意事項 1.このメールで配信した内容については、皆さんの日常生活の中で気にとめておいて頂き、情報がある場合には、問い合わせ連絡先にお知らせください。2.このメールでは実際の捜索をいらするものではありません。3.特に荒天時や日没後などに無理な行動はしないでください。
お問い合わせ:北九州市保健福祉局高齢者支援課 


田中紀行さんの記事 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/03/26(Tue) 22:16 No.1817
 一昨年、5月2日に行方不明になられた田中紀行さんの状況、家族の思い、などが新聞によって明らかにされた。私も妻が徘徊の経験を持ち、奥さんと市や警察に同行した時を思い出し、目頭が熱くなった。ぜひ、多くの方に奥さんの思いを知っていただきたく、全文紹介します。
新聞は毎日・3月24日(日)付け 朝刊

見出しは全国に患者300万人超 誰もが当事者に

認知症 姿消す高齢者 1

午前8時半、食卓に濃紺と黄色の夫婦茶碗が並ぶ。「ご飯食べようね」。北九州市小倉南区葛原の田中澄江さん(69)が自宅の食卓で声をかけた。だが、夫紀行(としゆき)さんはいない。行方がわからなくなった認知症の紀行さんの帰りを待つ日々は今年5月2日で丸2年になる。

その日、紀行さんは昼過ぎに普段通り散歩に出かけた。いつもは30分程度で戻るのに、そのまま帰ってこなかった。澄江さんや家族らは必死に捜した。警察に届け出て、情報があれば駆けつけた。自宅から約17キロ離れた同市若松区の住宅街や約14キロある福岡県行橋市の商店街。スーパーで終日張り込んだり、北九州市内を流れる紫川を上流から河口まで歩いたこともある。

情報がよせられた10か所には、警察犬も出動した。だが、においが残っていたのは自宅から約500メートル離れた公園の近くまで。所持金はないはずだが、車に乗った可能性も考え、警察を通してタクシー会社にも照会した。手は尽くしたが、いまだに行方はわからない。

高度経済成長期の1969年、紀行さんと結婚した。3人の娘に恵まれた。大手電機メーカーの関連会社で長年勤めた「仕事一筋の企業戦士」だった紀行さんに異変が現れたのは6年ほど前、妹と娘の名前を混同し、500円の買い物に1000円札を何枚も出した。だが、思うように言葉が出なくなっても、夫婦の穏やかな生活は崩れなかった。紀行さんの優しさは変わらなかったから。庭でもいだミカンやモミジの葉を丁寧に食卓に並べる紀行さん。「きれいやねえ」。澄江さんのまぶたには、褒め言葉ににっこり笑う紀行さんの姿が焼きついている。
「早く連れて帰ってあげたい。自分だけがご飯を食べてお風呂に入っていいのか」。

澄江さんの目から涙があふれる。学生の頃から二人を知る介護施設の職員の重留正弘さん(72)は「家族が認知症を受け止められず、ぎくしゃくする家は多い。認知症になった後も2人は理想の夫婦だったのに」と悔やむ。認知症発症後、紀行さんが道に迷うことはなく、家を飛び出したこともない。行く先不明になる予兆はなかった。

澄江さんは訴える。「自分の家族はまだ大丈夫と思わないでください。同じ思いをする人は二度と出てほしくない」

警察庁のまとめでは、04年の1年間に認知症などによる徘徊のため行方不明になった人の捜索願いなどは全国で2万3368件。このうち、548人が死亡し、同年末までに見つからなかった行方不明者は357人に上る。全国三百万人を超え、「ありふれた病気になった認知症。25年には介護が必要な認知症高齢者が1.5倍の470万人に増えると推計される。誰もが当事者になりうる行方不明者の現場を取材した。


行方不明者発見されました 投稿者:高田 芳信 投稿日:2013/03/21(Thu) 22:53 No.1816
みなさま、ご協力ありがとうございます。
先ほど、捜索をお願いしたオオハシトシオさん【男性】【87歳】は無事、帰宅されました。配信したSOSメールは必ず削除してくださるようお願いいたします。個人情報が守られるようにご配慮お願いいたします。ご協力ありがとうございました。
※この情報は守恒SOSネットワーク会議から配信されています。

毎日新聞 記者有情 投稿者:高田 芳信 投稿日:2013/03/19(Tue) 21:43 No.1815
 3月14日付け毎日新聞,『記者有情』のコラムで私のことが紹介されました。題は「街」。
以下全文。
行方不明になった認知症のお年寄りを捜索する模擬訓練を2日、小倉南区の守恒校区で開かれた。
参加者の中に、同市八幡西区の高田芳信さん(83)の姿があった。高田さんたちは2年前に起きた行方不明事案を機に動き出した。動揺する家族を支援し、情報提供を求める配信も始めた。守恒の訓練はそうした地道な活動から生まれたものだ。
認知症の妻を18年半支えた高田さんの目標は「認知症になっても安心できる街」。病気への偏見があった時代を乗り越え、一歩ずつ社会を変えてきた力を心から尊敬している。
4月に東京に転勤します。3年間お世話になった福岡県がもっとすばらしい街になるよう祈っています。【銭場裕司】

行方不明者を探しています 投稿者:高田 芳信 投稿日:2013/03/18(Mon) 20:02 No.1814
行方不明者を探しています。ご協力をお願いします。
3月18日、午後13時30分頃、小倉南区星和台のゆうゆう壱番館からオオハシトシオさん【男性】【87歳】が外出したまま、行方不明になりました。薄いグレーのニット上.下ベージュのチョッキ、黒い鞄を肩にかけ、茶色のスニーカーを履いています。

お心当たりの方はゆうゆう壱番館 093-961-0001か
小倉南警察署 093-923-0110へご連絡をお願いします。
※この情報は守恒SOSネットワーク会議から配信されたものです。ご協力をお願いします。


あんずの花満開 投稿者:高田 芳信 投稿日:2013/03/17(Sun) 17:22 No.1812
 国道495号線沿いにある福津市の「あんずの里運動公園」でソメイヨシノより早くアンズの花が満開との情報だ。公園の斜面に14種類2500本で、丘一面が淡いピンク色に染まっているという。丘まであがるのは、かなりの階段があるが、限界灘を一望にみることができる。今日のように晴れた日は見晴らしがいいであろう。

若年性認知症のお知らせ
「北九州市政だより」3月15日号に掲載されている。初めて市と私たち家族の会の共催で実施される。
多くの人の参加を願う。
○3月30日(土)13時半~16時 ウエルとばた3階
対象 若年性認知症の人を介護している家族
問い合わせ 保健福祉局高齢者支援課 582-2407へ


行方不明者発見 投稿者:高田 芳信 投稿日:2013/03/16(Sat) 13:07 No.1811
昨日、行方不明になった古場茂俊さんが発見されました。
ご協力ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

東京都心最も早くサクラ開花のニュースがとびこみました。
気象庁は先ほど「東京都心でサクラが開花した」と発表。
東京のサクラ開花は、昭和28年に統計を始めてから平成14年と並んで最も早くなったという。

明日は私たち家族の会の勉強会です。誰でも参加できます。
医療と福祉の連携、そして認知症の人の状態が、正確に反映されるパスの必要なこと、そのために、厚生労働省の指定で在宅医療連携拠点事業にしていされたフジケアが研究者、介護専門家、家族などで検討した結果、共通言語としての「わたくしのノート」ができました。

その経過と説明を作成者の永松京子さんが行います。
多くの方の参加をお願いします。

日時 3月17日(日)午後1時~3時
場所 ウエルとばた6階

主催 老いを支える北九州家族の会
入場料は無料です。


行方不明者探しにご協力ください 投稿者:高田 芳信 投稿日:2013/03/15(Fri) 16:54 No.1810
居住区:八幡東区  居なくなった場所:八幡東区山路松尾町
特徴:(着衣の状況等)身長158センチ、体重55キロ、鼻の右横に大きなほくろ、歩く時、右方下がり気味、服装上下グレー、茶色のチョッキ、クリーム色の帽子、靴は茶色、
名前・住所は言える。問い合わせ連絡崎:八幡東警察署 093-662-0110へ

ありがとうの詩 投稿者 高田芳信 投稿日:2013/03/12(Tue) 22:36 No.1809
河北新報社選のありがとうの詩を紹介します。
岩手県一関市 高橋悦郎さん(62歳)

だらだらの汗 日焼けした顔 泥まみれの作業服
おめえ様とすれ違う時 おらは目頭が熱くなるちゃ
宿舎にもどって行く おめえ様の背中に向い おらは心の中で最敬礼するのしゃ
おめえ様は仕事だからと実に格好いい おめえ様にも緑豊かな古里があり
心やさしい家族が待っているべ

ほんでも もうちょっとだけ おらに力を貸してけねが
おらも力一杯努力すっから

必ず夜の次には朝がきて 泣いたあとには笑うときがくるちゃ
この前テレビでどこかのばあちゃんが ありがとすと何回も頭を下げていたのしゃ
おらも同じだ ありがとす ありがとす ありがとす
おらも精一杯努力すっから ありがとす


NHKフォーラム多くの方の参加ありがとう 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/03/10(Sun) 15:57 No.1807
 2月24日(日)の北九州市戸畑区でのNHKハートフォーラムに500人の方が参加した。
主催は「老いを支える北九州家族の会」「認知症草の根ネットワーク」「NHK厚生文化事業団九州支局」「NHK北九州支局」の4者。

基調講演は今、日本で地域包括ケアを認知症の人の視点から見る。それをオレンジプランに反映させるとして、医療、ケアのすべての英知を結集しようと先駆的活動を続ける京都からお招きした。中京区認知症連携協議会 会長てあり、中京区東部医師会副会長である辻輝之先生だ。
京都では昨年2月に医療とケアの英知を結集した「京都式認知症ケアを考えるつどい」を開き、1300人の採択で「京都文書」を発表。今年2月17日には第2回の集いを開催、京都文書からみたオレンジプラン ~かなえられた私たちの思い 5年後の12の成果指標
等を採択、より踏み込み、発展させた方向を明らかにしたと報告、参加者に感動を与えた。その成果指標を列記する。

~かなえられた私の思い 5年後の12の評価指標~

1.認知症をもつ私の個性と人権は十分な配慮がなされている
2.私のできることは奪わず、できないことを支えてくれるので、バカにされ傷つき不安になることはない
3.私が言葉で十分に説明できないことがあることも理解されている
4.趣味やリクレーションなど人生を楽しみたい私の思いが大切にされている
5.社会(コミュニティー)の一員として社会参加が可能であり、私の能力の範囲で社会に貢献している
6.若年性認知症の私に合ったサービスがある
7.私の身近なところにどんなことでも相談できる人と、つねに安心して居られる場所がある
8.私はまだ軽いうちに認知症を理解し、将来について決断することができた
9.認知症を持つ私に最初から終いまでの切れ目のない医療と介護が用意されて、体調を壊した時も、
その都度すぐに治療を  受けることができる
10.私は特別具合の悪くなった一時(いっとき)を除い手、精神科病院への入院に頼らない穏やかで
柔らかい医療と介護を受けて暮らしている
11.心と脳の働きを鈍らせる強い薬を使わないでほしい。認知症を治す薬を開発してほしいという私
の願いにそった医療と研究がおこなわれている
12.認知症を持つ私を支えてくれる家族の生活と人生にも十分な配慮がなされている平成30年までに
認知症の人は以上のことがいえなければならない。

戸畑区の後藤クリニックの院長後藤誠一先生の提供の音楽は好評で時間が足りなかったとの声が寄せられた。また、パネルデスカッションは後藤先生の地域ケアを通しての認知症への取り組み、小規模多機能など地域密着型ケアで地域を支えようと奮闘している田代清美さん、若年性認知症の妻の介護を通して、通常の認知症とは違った苦労のあることを訴えた老いを支える北九州家族の会の五郎丸日出雄さん、コーディネーターは認知症草の根ネットワークの理事・事務局の田代久美枝さんが務めた。
すばらしいフオーラムになったことを喜んでいます。


3ちょうめだより ありがとう 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/03/05(Tue) 19:51 No.1805
ナーシングセンター八幡の広報紙 「3ちょうめだより」が届きました。NO134 3月号です。2月2日の節分、同月16日の「ちらし寿しバイキング」の催しの様子を利用者さんの表情で満載です。笑顔で食事している方、右手を上げてこたえる方、大きな口をあけて、食をされている方など、見る方がほっとします。

同紙の3ちょうめだよりより
O 氏   「その靴いいなぁ。どこのメーカーかね?」
スタッフ  「どこに見えますか?」
O 氏   「アシックス? ナイキ?」
O 氏   「・・・お金がナイキ」

とある夜のこと
スタッフ  「横になってくださいね。」
O 氏   「じゃあ、あんたは縦になるんじゃね。」 


朝日新聞夕刊コラム「NEWSかいわい」 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/28(Thu) 19:49 No.1804
2月23日付け夕刊コラム[NEWSかいわい」に私の「認知症サポーター」の活動について掲載されました。
紹介します。(全文)

育て認知症支える街
認知症の人や介護する家族を見守る認知症サポーター。北九州市の第一号は八幡西区に住む高田芳信さん(83)だ。
アルツハイマーを発症した妻を18年半支えた経験がある。市民団体「老いを支える北九州家族の会」の世話人代表を務め、講演などに奔走している。
サポーターは全国で390万人(昨年末現在)。講座を受ければだれでもなれる。認知症になっても安心して暮らせるまちを目指す北九州市は3万5千人を超える。
妻が認知症とわかったのは1988年。妻は55歳で当時は
病気に対する偏見が強かった。高田さん自身も買い物に付き添う時は人に会わないコースを選んだという。
四半世紀をへて時代の変化を実感する。昨年12月、朝日新聞の声欄に「認知症の克服目指し頑張る私」と題し、認知症の当事者が自らの思いを発信していたからだ。
いじめなどが横行している世相に、高田さんは「認知症の人にやさしくすることが弱者に対する温かな視線を育て、子ども同士が仲良くすることにつながる」と話す。
認知症を正しく理解することで街が変わり、人々が変わる。認知症の人たちが住みよい街は、かけ値なしに豊かな都市といえるだろう(論説委員・大矢雅弘)


ヤッホーやまびこ便り 届きました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/24(Sun) 21:23 No.1803
特定非営利活動法人グループホームやまびこの広報紙「ヤッホー
やまびこ便り」第11号 2月号をいただきました。ありがとうございます。職員からのレポートで最優秀賞は河野美奈子さん(グループホームやまびこ所長)、テーマは「一緒に生活することは無理なの?」。優秀賞は中井太士さん(小規模多機能ホームやまびこ)で、「もりフォーラム参加にて」が掲載されています。
ユーモアたっぷりの利用者と職員の対話 「私のお乳が出ない」
という高齢者の婦人との対話など思わず吹き出してしまう。しかし子どもを思う愛情がにじみ出ているのだ。
ネコに会いたい!の思いが外出のきっかけにの見出しではネコとご婦人の写真がほほえましく写されている。
小規模多機能の写真では「主婦の集まり」と題して、主婦は勿論
利用者さんだ。昼食作りでカレーを作った。野菜をみると手際よく切り、「自分たちで作ると食欲がわくね」と言いながら、官制させたとある。食器を洗う写真で、説明が「はいは~い!これくらい手伝いますよ!」である。ほのぼのとする内容だ。

広報紙 恵友の送呈ありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/21(Thu) 20:01 No.1802
今日、医療法人恵友会 霧ヶ丘つだ病院・ほっとホーム霧ヶ丘の広報紙 「恵友」第37号が届きました。ありがとうございます。
表紙は足立山の初雪化粧の写真です。病院の屋上庭園から撮影したもので目をひきます。
昨年11月23,24日の第22回日本呼吸ケア、リハビリテーション学会IN福井で当院から6人の方が発表しており、その内容が書かれています。また、日本呼吸ケアリハビリテーション学科理事に津田院長さんが選出されたとあり、九州地区3人の理事のうちの一人としての活躍が期待されます。

喫煙外来患者さん700人をこしたとの記事があります。
700人の人が禁煙を開始、約7割の人が成功しているそうです。費用は3割負担の方で、3カ月分の診察料とお薬代で2万円前後、1割負担の場合で7000円前後と記しています。
3カ月分のたばこ代と比較しています。20本/日として410円×30日×3カ月間=約3万7千円 写真がきれいで見るのが楽しみです。


認知症誘発の酵素 予防作用も 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/20(Wed) 21:08 No.1801
アルツハイマー病の原因とされる物質をつくる酵素が、一方でこの原因物質を無毒化していることを大阪大の武田雅俊教授らと同志社大のチームが突き止めた。米科学雑誌セル・りポーツ電子版に掲載された。
チームの大河内正康大阪大講師は「この酵素はこれまで発症に関わるとして悪者扱いされてきたが、働きを活発にすれば、予防や治療につながるかもしれない」と話している。
酵素は「ガンマセクレターゼ」。アルツハイマー病患者の脳では
、この酵素によってつくられるタンパク質「アミロイドベーター(Aベーター)42」などが蓄積し、老人斑とよばれる特徴的な病変ができる。
チームは、細胞にあるガンマセレクターゼがAベーター42をつくった後、それを切断し、無毒なAベーター38への変換までが
本来の働きとみられるが、変換前にガンマセレクターゼからAベーター42が離れ、細胞の外に漏れ出ると老人斑になるという。
遺伝性の家族性アルツハイマー病では、ガンマセレクターゼに遺伝子に異常がある例もある。その場合はガンマセレクターゼからAベーター42が離れ易くなり、無毒なAベーター38への変換能力が落ちていることもあった。(北海道新聞 1月6日号より)

認知症介護者60%が負担感を 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/16(Sat) 22:29 No.1800
 2月15日の夜7時10分のNHK北九州放送局の報道は認知症介護者の6割画負担感と報じました。北九州市は去年9月に認知症に関するアンケート調査を実施。それによると、約60%の人が「負担を感じている」と回答をしていることがわかりました。
認知症の人を自宅で介護している家族など730人あまりのうち、介護の負担について「かなり負担である」「やや負担である」と回答した人が全体のおよそ60%に上りました。何に負担を感じるかと尋ねたところ最も多かったのが、▼「認知症の患者が同じことを何度も聞いたり、言ったりする」でした。▼「もの忘れ」や▼「尿や便の失禁」などが続きました。また、認知症の人や認知症が疑われる人、240人のうち、5人に1人が外出したまま、行方不明になる徘徊を経験していることもわかりました。このほか、今回初めて実施した65歳未満の若年性認知症の人やその家族へのアンケートでは、「他人に認知症の程度が分かってもらえないので、人付き合いがむつかしい」とか「親の貯金で生活費をまかなっていて今後が不安だ」といった声が聞かれました。
北九州市高齢者支援課の野瀬昌弘課長は「認知症を取り巻く現状の厳しさを改めて確認できた。関係機関との連携を深め、介護者の負担を減らす対策を急ぎたい」と話しています。以上です。
私たち当事者、家族が一緒になって、認知症の人がその人らしく、質の高いケアを受け、介護者の負担が軽くなるよう、行政とともにがんばっていきましょう。

グループホームの夜勤者を増やして! 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/12(Tue) 07:14 No.1798
 長崎市のグループホームで4人が死亡した火事でNHKの報道によれば、救助に当たった中学校の先生が「職員一人で避難させるのは無理だった」と述べ、国の基準で定められた夜勤の職員の人数では救助が困難だったと語りました。その通りだと思います。認知症の人が生活している場であり、咄嗟の場合の避難をどうするか、判断がつかず、また、車椅子の方の場合は、ベッドから車椅子に移動するのにも、時間がかかり、一人の職員では無理なことは明らかです。
何回も同じことを繰り返していま。本当に認知症の人の命、尊厳を守る立場から、この際、根本的な論議をして、徘徊問題も同じですが『救える命を救ってほしい』です。私たち介護家族は切実に願います。

若年性認知症 交流通じ支援 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/08(Fri) 21:14 No.1797
2月4日付け読売新聞は山形はあと・すとりいとの活動を伝えています・

65歳未満で発症する若年性認知症の人を支援しようと、その家族らによる市民団体「山形はあと・すとりいと(やまがた若年性認知症ネットワーク)が昨秋、山形市に設立された。年齢に適した介護施設がなく、孤立しがちな本人や家族が気軽に集える場所を作るのが目標で、将来的には就労支援にもつなげたい考えだ。設立したのは、山形市の大沢貴さん(43)。若年性認知症を発症した父(71)の介護がきかっけだった。
「頭が空回りする」・仕事人間の父が50歳代後半にさしかかると、そう訴えるようになった。認知症と診断された後も、職場を変えて2年程働き続けたが、責任の重い業務には対応できなくなり、退職した。直接的な原因はうつ病だった。「本人は仕事を続けたくて、かなり葛藤したのだと思う」と、大沢さんは振り返る。
毎日の生活を自宅で送るようになったが、症状はすすむ一方だった。目を話した隙に外出し、行方がわからなくなる。65歳頃までには、入浴や洗髪等身の回りのこともできなくなった。大沢さんは仕事をパートタイムに切り替え、24時間態勢で母と介護を続けたが、限界を感じて自らも退職した。
介護サービスはもちろん使える。しかし、主治医から「若年性の人向けのサービスはない」と説明された通り、通所施設を利用しても、周りは70~80歳代のお年寄りばかり。年齢差になじめなかった父は「行きたくない」と泣いて訴えた。「ある通所サービス先の花見の写真で、父だけが独り離れて寂しそうに写っていて。父の居場所は本当にないと悲しくなりました。父は70歳を過ぎて特別養護老人ホームに入所し、本人と家族は落ち着いた生活をようやく取り戻しつつある。

「はあと・すとりいと」のアイデアは、介護生活を送る大沢さんが、同じ若年性認知症の人を抱える家族と交流する中で生まれた。高齢者も含めた認知症の患者団体を通じて知り合い、「若年性」に絞り込んだ支援の必要性を共有。ネーミングには「当事者も家族も街に出て、明るく暮らしていけるように」との思いを込めた。現在の会員は数人。大沢さんが会報を作成し、会員同士の情報交換に努めている。活動は緒についたばかりだが、今後は、本人や家族、地域の人が集まれるカフェを作り、専門家に相談できる場を設けることが目標だ。若年性認知症向けのディサービスの提供や、症状の程度に応じた環境づくりも目指している。
はあと・すとりいとは、当事者や家族だけでなく、若年性認知症に関心のある市民にも参加をよびかけている。

※頑張っていますね。私たち北九州では若年性認知症介護家族交流会を私どもがやっています。今、市とお話合いをしていますが、3月中に若年性認知症交流会を開催の予定です。決まりましたら本ホームページでお知らせします。


認知症予防シンポ福岡で 朝田先生講演 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/06(Wed) 21:40 No.1796
 昨年、9月21日に福岡市で、公益社団法人 認知症予防財団、毎日新聞社、西日本新聞社主催で「認知症予防シンポジウム・福岡~認知症と向き合う」が開催され、600人を超える人が参加した。その中で筑波大学の朝田 隆教が基調講演を行った。
先生はアルツハイマ―病の治療薬は飲み薬、貼り薬等4種類あること、最大で2年間、進行を遅らせる効果があると述べた。
軽度認知障害(MCI)にも触れ、65歳以上の3%から5%いる。(記憶力は低下しても、日常生活、一般的知能は正常で認知症とは言えない状態を指す)4年間の追跡で半分は認知症へ進行するという。特徴は①直近のエピソードを忘れる ②同じ質問、話を繰り返す。③置いた場所を忘れる。朝田先生は華道や茶道など長年の趣味を辞めたト言うのが、黄や赤信号と思っていると話されました。
中年期の高血圧は将来の認知症フアクターとして最近注目されていること、血圧は上の方の数値を中年から120台にコントロールしたがいいと強調しました。先生は認知症の予防策として話されたのは、

① 2型糖尿病をコントロール
② 高血圧・高脂血症は治す
③ メタボリック症候群にならない
④ 社会交流を続ける
⑤ 運動の習慣
⑥ 果物と野菜の多い食生活
⑦ 禁煙
⑧ うつ病は若いうちから治す

を指摘しました。栄養面では青魚がよいと勧めました。一番理想的なのはサケだそうです。
サケは青魚です。それとブロッコリーと小松菜が理想的です。
もう一つだいじなのは、睡眠、疲れをとるだけでなく、嫌な記憶を忘れて、良い記憶を残す重要な作用をする。30分以内の昼寝の習慣があると認知症になりにくいという報告もある。
運動はアルツハイマー予防に効果があり、特に早歩きなどの有酸素運動がよい。記憶力画よくなるのではなく、集中力がつくそうです。最後のまとめでは、認知症にならないという決定的な予防方法はない。有望なのは2日に一度の有酸素運動。一日20~30種類の自然食品とナッツ類、知的刺激をあげられました。


利用者負担の見直しが論議 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/05(Tue) 21:04 No.1795
 昨年10月15日に行われた財政制度等審議会(財務省の諮問機関)の財政制度分科会(吉川洋会長・東大大学院教授)では介護保険における介護保険料や利用者負担の見直しが論点となり、これまで1割で維持されてきた利用者負担を見直すべきという声があがった。財務省側は、医療保険の自己負担割合は10年間で1割から3割にまで段階的に引き上げられているのに、介護保険の自己負担割合が1割のまま据え置かれている点を指摘したという。
今でも、経済的な苦しさから利用料が負担で介護保険の枠内のサービス一杯を使えず、その分、家族が介護して支えているのが現状である。これ以上、利用料が上がれば、どうなるのだろうか、大変不安である。この掲示板を通して声を聞かしてほしい。

インフルエンザにくれぐれもご注意を 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/05(Tue) 20:30 No.1793
 2月1日の厚生労働省、健康局の発表によると、平成25年第4週(1月21日~27日)のインフルエンザの発生は2012年の第43週以降増加が続いている。2013年の第4週定点当たりの報告数では36.44、患者数報告は180,085人となり、今週も大幅な増加となったとしている。この1週間の受診した患者数は約214万人となっている。都道府県別では新潟県の(53.81)をトップに、福岡県(45.74)と6番目に高い。第4週は全ての都道府県で前週の報告数より増加がみられる。
福岡県、北九州市で広がらないように、うがい、手洗いなど予防には、くれぐれも気をつけましょう。

インフルエンザ対策
1.まずはバランスのよい食事と、十分な睡眠を
2.疲れやストレスをためない
3.うがいや、手洗い、マスクを必ず着用する。


事業所職員による高齢者虐待151件 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/04(Mon) 20:04 No.1792
 厚生労働省は昨年、12月に「2011年度の高齢者虐待が16750件あり、そのうち、サービス事業者職員による虐待は151件だったことを明らかにした。
特養ホーム     30%(一番多い)
グループホーム   24%
有料老人ホーム   12%
介護老人保健施設  11%

虐待した職員
30歳未満     28%
30歳代      15%
50歳代      14%
40歳代      12%

職種は
介護職員      81%
看護職員       5%
施設長        4%

虐待の種類
身体的虐待     75%
心理的虐待     37%
ネグレクト     11%
性的虐待       4%
経済的虐待      3%となった。

被害者は7割が女性で、年齢は80歳代が4割を占めた。

要介護度は4と5で半数に上った。    


広報紙いただきありがとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/02/02(Sat) 20:29 No.1791
社会福祉邦人薫会 特別養護老人ホーム 北九州シティホーム
「かきくけこ新聞」VOL38 1月 新春号

理事長新年のあいさつでは、今年の春には新館が竣工すると述 べられ、研修ホール、地域交流スペース、事業所内保育所、職 員食堂を備えるとしている。これに関連して同ページで、「新 館完成記念講演会・家族連絡会のお知らせが出ている。
3月2日(土)13:00~16:30
北九州シティホーム新館4階大ホール
内容は
1.「記念講演」13時~15時
演題:「ほっとけ心のアッパレ介護」
講師:田辺鶴瑛先生「講談師」
田辺銀治先生「講談師」
2.「家族会・新館披露」15時半から16時半
ますますのご発展を期待します。

特定医療法人 東筑会 東筑病院 広報紙 VOL39 新春号

同病院の早川知宏理事長兼院長の新年挨拶は「昨年を振り返り、今年を鑑みて」と題している。昨年は医療界にとっては衝撃的な年として、2025年の医療・介護態勢に向けて、「病院から在宅への方向性がはっきり出されたものでした」「病院区分変更・病床数削減目標が明確に出され、それに向けての病院再編成の始まりと位置づけられるもの」「民間中小病院にとっては、非常に厳しい冬の時代が始まった」と受け止めている。
一方で昨年に老人保健施設「翡翠苑」の移転を行った。述べ床面積は1.5倍となり、入所者の療養スペースが十分とれるようになった。見晴らしもよく、帆柱山の眺望はすばらしく、各階には展望風呂も設置、明るい入浴室となったという明るい話題である。入所者は介護度の上昇、胃ろう患者の増加、喀痰吸引が必要な患者も増え、対応には全入所部屋の4分の1の部屋に吸引設備も設置したという。写真では木目調のお部屋、見晴らしの良い気色が掲載されている。
一度、見学をさせていただきたいと思う。

ナーシングセンター八幡 広報紙 「3丁目便り」NO133 2月号

新年会の楽しい雰囲気が、一人ひとりの写真に滲んでいる。
毎週木曜日の午後は「生け花」の活動を行っている。ひとり一 人の個性があふれ、毎回評判の良い活動になっているそうで
す。
ふれあいフエスタの案内
●日時:2月16日(土)14時~16時
●場所:ナーシングセンター八幡
●内容
おやじバンドによる演奏会「14時~14時45分」
施設紹介・活動紹介ビデオ上映コーナー
血圧測定・認知症簡易テストコーナー
喫茶コーナー 施設内見学
問い合わせ先 691-3366 担当 瀬戸

広報紙ご送呈いただきありがとうございます。


「社会の一員でいたい」若年認知症の人 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/28(Mon) 22:30 No.1790
 昨日の1月27日付け、沖縄タイムスによると若年性認知症の人が「社会の一員でありたい」と講演をした。
「社会の一員でありたい」若年性認知症当事者・中村成信さん(63)=神奈川県=の講演、「認知症を生きる」とシンポジウムが26日、沖縄市内で開かれた。中村さんは認知症が理解されない苦しみを明かし、家族や友人ら支援者と生きる喜びを紹介。「認知症は何も分からない、何もできないと考えないでほしい」と訴えた。「認知症の人と家族の会」の県支部準備会発足記念講演。約300人が耳を傾けた。

中村さんは元市職員。2006年に万引きで逮捕され、懲戒免職となった。その後、前頭側頭型認知症(ピック病)とわかり、万引きは症状の一つと見られている。市は3年後に処分を撤回した。
「事件は新聞にものった。診断後は家族から外出しないよう言われたが、外出好きな私にとっては地獄だった」と振り返る。ディサービスに通ったが、高齢者ばかりで、発症時56歳の中村さんは会話の相手もいなかったという。現在は若年性認知症当事者のディサービスに通い「楽しい」と話す。時には趣味の写真撮影に支援者を伴って出かける。「私たちにできることもあるし、できないこともある」。みなさんの助けで立ち直れた。できることで恩返しをしたいと思い、講演活動のほか、近所でボランティアもしている。認知症と診断を受けた当時『5年~10年後は今の中村さんでいられなくなる」と医者に言われ、憤りさえ感じた』と中村さん。『若年性認知症で一番辛いのは、働き盛りの時に働けなくなること。社会の一員でいたい』と認知症当事者が生きがいを持って暮らせる仕組みづくりを訴えた。

※私の妻も55歳で認知症を発症。病院の会計をしていたが、会計を続けることは難しかったかもしれないが、何か生きがいを持って、働くことを模索するような社会環境ではなかった。あれから24年。ぜひ、中村さんの言われる「社会の一員として


行方不明者発見 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/28(Mon) 21:59 No.1789
原内俊生(はらうちとしお)さん82歳、男性は発見されました。ご協力ありがとうございました。

地域で認知症の人を支えるためには 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/27(Sun) 20:41 No.1788
 福井県の若狭町の認知症の人への医師、看護師の訪問活動を北九州市で数年前にお聴きしたことがあった。その時の看護師さんは高島久美子さんでした。その看護師さんの記事が昨年の10月16日付け夕刊 読売に掲載されており、大事な内容なのでご紹介する。
見出しは身近な人々が症状理解 子供向け講座や訪問活動
認知症になっても安心して暮らし続けるには、身近な人の理解と支えが必要だ。そんな地域づくりを目指し、高齢者や子供たちなどに認知症について学んでもらおうという動きが広がっている。(本田麻由美)
地域で支える
「近所の人が、同じことを何回も聞いてきたらどうします?」
福井県の若狭町の山あいにある民家の一室。近隣から集まった6人のお年寄りに、同町の地域包括支援センター職員で看護師の高島久美子さんが、そう尋ねた。「そりゃ、今言うたやんかって言い返すわ」「何言うとるんやって思う。近寄らんようにするわ」口ぐちに答えるお年寄りに、「認知症の人は話した内容は忘れても怒られたり避けられたりした嫌な感情は残るんです」と高島さん。「自分やったら、いやですよねぇ。今日は一緒によい対応の仕方を考えましょう」と話し、認知症の症状や病気の原因について、脳の模型やスライドを使いながら説明を始めた。
同町では2年前から、高齢者が認知症を学ぶ「地域教室」に取り組んでいる。地区ごとに、小人数のグループで正しい知識を学び、隣近所の人が認知症になっても、暮らし続けていけるよう、自分に何ができるかを考えてもらうのが目的だ。きっかけは5年程前。80歳台の女性に対し、「ごみを川に捨てる」「注意するとすぐ怒る」など、隣近所から苦情が相次いだ。女性は認知症の疑いがあり、高島さんらが何度も自宅を訪ねて受診を促したが、本人は嫌がり、家族も認めようとしなかった。
人口1万6千人余りの同町は、65歳以上の割合が29.2%と高く、日中は高齢者ばかりという地区も多い。そこで高島さんは「女性がここで暮らし続けるには、身近な人たちに症状を理解してもらい、認知症の人を排除しない環境づくりが必要だ」と考え、地域教室を開始。症状を悪化させない接し方などを伝え、
女性は今も友人らに支えられて在宅で暮らしている。
現在は1,2カ月に一度のペースで開催している。自宅の一室を教室に提供した中西定雄さん(78)は「自分がなるかも知れんし、話はとても参考になる。友達にも教えてやろうと思う」と話す。高島さんはこの取り組みで「地域の人の情報も共有でき、認知症の早期発見・支援にもつながっている」と成果を語る。

高齢者だけでなく、子供たちにも学んでもらおうという取り組みも活発だ。福岡県大牟田市では、市内の子供たちや介護事業者とともに、認知症を描いた絵本を2004年度に作成。「地域全体で支えるためには、子供の時から学ぶ必要がある」という市民の声を受けたもので、小中学校の総合学習などの授業で「絵本教室」を実施している。症状だけでなく、認知症の人の気持ちや生活を知ることで、病気や障害があっても尊重しあって生きる大切さを学んでいる。
三重県志摩市では、08年度から小学4年から中学3年を対象に『認知症キッズサポーター養成講座』を始めた。市民ボランティアらによる寸劇を通して症状の特徴や接し方のポイントを学習。講座を修了すると、地域の見守り役になってもらう証として、「キッズ見守り協力隊証」が手渡される。昨年度末までに705人に交付され、民生委員と独居高齢者宅を訪問する活動などが行われている。同市ふくし総合支援室の三橋哲雄室長は「子供たちが学んだことが家庭や地域で共有され、理解が深まることで、認知症の人をみんなで支え合う町づくりにつながっていくと考えている」と話している。


行方不明者探しにご協力ください 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/25(Fri) 20:37 No.1787
行方不明になられた方は原内俊生(はらうちとしお)さん。
年齢:82歳、男性
居住区:戸畑区 いなくなった場所:戸畑区中原西
身長:165センチ、体重:50キロ 灰色の毛糸の帽子
黒っぽい運動靴、問い合わせ、連絡先:093-861-0110 戸畑警察署
以上です。ご発見にご協力ください。

柴田トヨさん亡くなられました 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/21(Mon) 22:15 No.1786
 詩人の柴田トヨさんが亡くなられました。宇都宮市の老人ホームで20日午前零時50分に死去。101歳でした。92歳から詩作を始め、2010年に詩集「くじけないで」を刊行。160万部を超えるベストセラーになりました。

ねえ 不幸だなんて  溜息つかないで
陽射しや そよ風は  えこひいきしない
夢は 平等に見られるのよ
私辛いことが あったけど  生きてて よかった
あなたもくじけずに

心よりご冥福をお祈り申し上げます


熱い風呂好きな人 注意を 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/20(Sun) 14:23 No.1785
 今日のNHKは「心肺停止となり亡くなった人は一昨年(平成23年)1年間で高齢者を中心に全国で1万7千人にのぼるという推計をまとめた。これは入浴中の事故のデーターだ。
推計したのは、東京都健康長寿医療センター研究所の高橋竜太郎医師の研究グループ。
研究所では東日本を中心に、23都道府県の362の消防本部の協力を得て、初めて大規模な調査をした。一昨年の1年間で入浴中心に心肺停止状態となり、救急搬送された人が65歳以上で、4252人いたことがわかった。
月別では1月18.2%、12月 17.0%、2月13.5%と寒さが厳しい時期が多く、年齢別で75歳以上が約8割を占めた。このデーターのほか、65歳未満の人たちや救急隊が到着した時点で、すでに浴室で死亡し、搬送されなかったケースを含め、推計したら亡くなった人は全国で高齢者を中心に年間1万7千人となった。これは年間の交通事故の死亡件数を大幅に上回る。

原因は、高橋医師によると、寒い脱衣所と熱いお湯が入った浴槽の中の温度差で、血圧が急変し、いわゆる「ヒートショック」が起き、意識を失い、浴槽内で溺れたり、ショック状態になったとみている。
対応には、脱衣所や浴室に暖房器具を置いたり、入る前にシャワーで湯気を出したりして、室温を温かくして浴槽のお湯をあまり熱くしないことと高橋医師は話した。


福岡県がインフルエンザの流行で注意報 投稿者 高田芳信 投稿日:2013/01/19(Sat) 19:33 No.1784
 福岡県はインフルエンザでの注意報を発し、予防対策の徹底と早めのワクチン接種をよびかけました!
県では昨年12月からインフルエンザの患者数が増え、今年度第2週(1月7日~13日分)に1定点当たりの患者報告数が「16.74」となり、注意報の開始基準値「10」を超えました。
今後県内のインフルエンザの本格的な流行が予想されることから、注意をよびかけています。
インフルエンザワクチンは効果と副反応をよく理解した上で、摂種を希望する場合は効果が現れるまで、2週間程度を要するので、早めのワクチン接種をよびかけています。

県内での地域別流行状況は定点当たりで筑後地区(20.73)、福岡地区(16.64)、北九州地区(16.19)、筑豊地区(11.45)の順となっています。ウイルスの検出状況ではA香港型が多くを占めています。

インフルエンザをひろげないために(かからない、うつさない)
1.ワクチン接種をする
2.日常的に手洗いの励行、咳、くしゃみの時には、口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむける。
3.部屋の換気を定期的に行う。
4.充分に栄養や睡眠をとって、体力、抵抗力を高め、体調を管理する。
5.かかってしまった場合には、無理をしない。自宅でしっかり療養し症状のある間はマスクを着用するなど、感染拡大防止に努める。

高齢者を抱えて介護している家族のみなさん!くれぐれもご注意ください。


認知症本人が発信したクリスティンさんは 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/18(Fri) 21:10 No.1783
 認知症本人が講演をし、本を書き、情報を発信するなど認知症の方や介護家族のみならず、医療、福祉関係者に勇気と希望を与えてくれたクリスティーンさんはどうされているのだろうか。
何と昨年10月末に日本に見えられ講演をされている。その記事を紹介します。
朝日新聞2012年11月10日付けより

見出しは 認知症と17年私を認めて 歩く・選ぶ・・困難、支えられ前へ
17年前、46歳の時に認知症と診断されたオーストラリアのクリスティーン・ブライデンさん(63)。先月末、5度目の来日をし、「コミュニケーション能力が低下しても、私たちは一人の人間。声を聞いて」と訴えた。
46歳で診断・クリスティーンさん
クリスティーンさんは診断を受けた当時、豪政府官僚で、3人の娘を育てるシングルマザーだった。早期退職を余儀なくされ、将来への不安からうつにもなった。その後、認知症の当事者として、社会の認識を替えるために、本の執筆や講演活動をする。99年に出会ったポールさんと再婚し、二人で暮らす。

今日は何曜日で、何をする日かわからないまま、目が覚めます。まずはポールと私の紅茶を入れて気持ちを落ち着かせます。紅茶を飲みながらポールが、今日は何が待ち受けているか話してくれます。室内や庭で作業しながら、ふと覚えておきたいことを思いつくと、あわてて繰り返し声に出して掲示板に走っていったり、メモに書き留めたりしています。今思いついたことを話そうとした瞬間、完全に頭から消えてしまう。大事なことなら後で思い出すだろうと思っても無駄です。認識する力が低下するせいで、柄のある床では、凸凹があるように見えて、足が止まってしまいます。階段も適した歩幅の調整ができず、上り下りがとても難しいです。
夫のポールさんはクリスティーンさんの「イネブラー」enabier能力を引き出し、その人らしく生きることを可能にするパートナーのことです。私がなるべく多くのことをできるように寄り添い、後押ししてくれる存在です。例えば、選ぶことは私にとってはとても大変で、選択肢を頭にとどめられずに固まってしまします。そんな時、「紅茶とコーヒーどっちがいい?」と二つまで絞ってくれます。達成感を得られるよう支援してもらうことで、私たち自身で生きているように感じ、衰退してゆく旅路を前向きに
歩むことができます。
徐徐に低下する機能。やがて死に至る認知症と苦闘しながら、日常生活を送る。たとえコミュニケーション能力が低下しても、私たちは一人の人間です。魂を失ったわけでも、思いのない抜け殻でもありません。私たち認知症の人は、人の感情を敏感に察知することにたけています。かけられた言葉より、どのように話しかけられたのかの方が記憶に残ります。思いだせずに苦労していると、「私にもよくあることよ」と言われます。認知症をちょっとした物忘れ程度に受け流す人がたくさんいます。本当にそうならどれだけいいでしょう。病気と闘う努力を受け入れ、懸命に生きようとする認知症の人にどうして敬意を表さないのでしょう?
オーストラリアでは、政府に助言するアドバイザーに認知症の当事者もいる。
04年以降、認知症は国の優先的な保健上の課題とされていますが、そのための資金はまだ乏しい。日本は、認知症の人が暮らしやすい社会を目指す取り組みを世界でリードしていると感じます。当事者が専門家であることを忘れないでください。当事者抜きで、私たちのことを決めてはいけません。

※すばらしいクリスティーンさん。そしてパートナーのポールさん。いつまでも、いつまでも)お元気でいてくださいね。
私たちの希望の星です。今度日本にお見えになる時は、私が元気であれば、必ずお話を聞きにいきます。
、このほど発行された「扉を開く人」クリスティーン・ブライデンの本を読んでいるところです。
素晴らしい本です。監修は認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子先生。編著はNPO法人 認知症当事者の会です。著者はクリスティーンブライデンさん。発行所は株式会社クリエイツかもがわです。定価は2000円+税です。
ぜひ、お読みすることをすすめます。


認知症介護家族交流会に参加を 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/17(Thu) 23:32 No.1781
認知症介護家族交流会は来週月曜日、1月21日に開きます。
○時間は午後1時~3時までです。
○場所はJR戸畑駅横のウエルとばた3階です。
○アドバイザーは 市の認知症地域支援推進員の方で、
○ミニ講座のテーマは「家族 の健康管理」です。

お互い介護者同士です。辛い事、悲しい事、何でも話し合えます。ぜひ、ご参加ください。
心よりお待ちしております。


認知症勉強会のお知らせ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/07(Mon) 18:29 No.1769
 京築在宅ケア研究会の阿部かおり様より、認知症のスペシャリストを滋賀県からお招きしたのでぜひ、参加をとのお誘いがありました。ご参加をお願いします。

現任研修(拡大編) 認知症勉強会のお知らせ

認知症の人の気持ちがわかる介護をしていますか?
思いを理解して関わる介護をしませんか。
「心」に寄り添う認知症ケア
脳のしくみから認知症の”人”の行動を考える

■講師紹介 渡辺 哲弘氏
介護ホットステーション・クローバー代表
資格:認知症介護指導員、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員

昨年1年間で230回程の研修会を行っている。認知症をテーマとした研修では、「認知症の人の心を伝える」ことを大切にして講演している。

●日 時 2月25日(月)18時半~20時半
●場 所 行橋市地域ケア複合センター(行橋市金屋599-1
●資料代 500円
●連絡先 特定非営利活動法人 京築在宅ケア研究会
0930-24-8051(担当:阿部・竹下)

申し込はフアックスでお願いします。
1.事業所名 2.電話番号 3.代表者名
4.参加者名 何人でも結構です。

●申し込み期日 1月21日まで
●フアックス 093-24-8052


明後日は事務所を開きます 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/07(Mon) 18:57 No.1770
明後日の9日はサン・ドリームの日で、今年最初の事務所開きです。ぜひ、ご来所くださいませ。
●時間 11時~15時までです。
●場所 JR戸畑駅そば 中本町商店街 ロータリーそば
中本町ビル2階 です。不明の場合は882-5599    へ お電話ください。

お待ちしております。


認知症勉強会のお知らせ 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/07(Mon) 18:29 No.1769
京築在宅ケア研究会の阿部かおり様より、認知症のスペシャリストを滋賀県からお招きしたのでぜひ、参加をとのお誘いがありました。
ご参加をお願いします。
現任研修(拡大編) 認知症勉強会のお知らせ
認知症の人の気持ちがわかる介護をしていますか?
思いを理解して関わる介護をしませんか。
「心」に寄り添う認知症ケア
脳のしくみから認知症の”人”の行動を考える

■講師紹介 渡辺 哲弘氏 介護ホットステーション・クローバ      ー代表 資格:認知症介護指導員、社会福祉士、介             護福祉士、介護支援専門員

昨年1年間で230回程の研修会を行っている。認知症をテーマとした研修では、「認知症の人の心を伝える」ことを大切にして講演している。

●日 時 1月25日(月)18時半~20時半
●場 所 行橋市地域ケア複合センター(行橋市金屋599-1
●資料代 500円
●連絡先 特定非営利活動法人 京築在宅ケア研究会
0930-24-8051(担当:阿部・竹下)

申し込はフアックスでお願いします。
1.事業所名 2.電話番号 3.代表者名
4.参加者名 何人でも結構です。

●申し込み期日 1月21日まで
●フアックス 093-24-8052


行方不明者発見 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/07(Mon) 18:08 No.1768
大山三郎さん(86歳)は、発見されました。ご協力ありがとうございました。

サポーター養成 企業で拡大 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/06(Sun) 19:17 No.1767
北九州市では、認知症サポーターが3万5千人を超えている。最近でも大きな企業の人で若年性認知症の人がいることがわかった。そのような職場ではぜひ、認知症のサポーター養成講座を実施して認知症を理解してほしいと願う。
サポーター養成講座が企業で実施されているリポート(読売新聞、夕刊 、2012年9月4日付け)が報道されている。

認知症明日へ 地域で支える
「どなっている高齢の男性がいる。傘をなくしたようだが、よくわからない」「イオン」グループの千葉県内の総合スーパーマーケット。売り場から連絡を受けた従業員は、「もしかしたら」と認知症を疑った。以前、養成請講座を受講し、症状について学んでいたからだ。従業員は、まずは落ち着いてもらおうとサービスカウンターに案内し、話をじっくり聴くと、男性客は落ち着きを取り戻した。遺失物届に記入してもらい、近くのバス停まで送った。同グループでは2007年から、従業員を対象とした認知症サポーターの養成に取り組む。認知症が疑われる顧客の対応に戸惑う例が増えてきたためだ。
埼玉県内の店舗では2年前、お歳暮を15件申し込んだ女性が4日後、同じ内容の契約をした。後日、二重注文が分かり、店の従業員が女性に連絡。言葉遣いに注意しながら、キャンセルや返金の手続きを説明した。イオンのグループ環境・社会貢献部の塚田公香さんは「多くの高齢者を迎えるスーパーにとって、認知症への理解や知識は欠かせない。従業員の対応力を高めるために、受講者を増やしたい」と話す。

預金の引き出しなどで、高齢者がよく訪れる金融機関も、養成に積極的だ。北海信用金庫(本店・北海道余市町)の支店では11年12月、80歳代の女性が慌てた様子で来店し、「預金をおろした記憶がないのに、5万円無くなっている。誰かにとられた」と職員に訴えた。職員は「ご安心ください。調べます」と語りかけ、女性を応接室に案内。伝票を示しながら本人が下したことを説明すると、女性は笑顔で帰って行った。ただ、職員だけの対応には限界もある。りそな銀行東久留米滝山支店(東京都東久留米市)では、地元の地域包括支援センターと連携し、顧客の認知症の程度や家族構成等の情報を得ている。
ある時、来店した男性がロビーで待つ間に、排便したことがあった。行員がトイレに誘導し、帰宅を促したが、帰ろうとしないので、センターに相談。顔なじみの職員が駆け付けると、男性は安心したように銀行を後にした。同店マネージャーの吉田郁美さんは「銀行だけで抱えこまず、専門職との連携を心がけている」と強調する。

全国キャラバンメイト連絡協議会」によると、企業の関心は高く、タクシ―会社やマンション管理会社等、養成は様々な業界に広がっている。
東京都武蔵野市の委託でごみを収集する「武蔵野美装」では、場行員約50人が受講した。同市では、各戸の前に置かれたごみを集めており、認知症の疑いある人が、ごみを分別せずに出すケースもあるという。同社の担当者は「受講後は、頭ごなしに注意せず、分かりやすく説明するようになった」と話す。同協議会によると、金融機関やスーパー、農協などで、今年6月までに約58万人が受講した。
さわやか福祉財団の堀田力理事長は「認知症の人が外出する機会は増えており、今後は企業や商店が認知症の人に適切に接するのは当たり前のことになるだろう。逆に、対応が悪ければ、社会的な責任を果たしていないとみなされるはずだ」と話している。(野口博文、小山孝)
認知症のひとへの対応例
〈スーパーマーケット編〉
・レジで財布が見当たらず、手間取っている⇒ゆったりと対応、後ろに並ぶ客を別のレジに誘導する。・黙って商品を持っていこうとする⇒タイミングをみてレジへ誘導するような声かけをする。
〈金融機関〉
・「通帳をなくした」と何度も来店する⇒ゆっくり話を聞き、必要なら家族に連絡する。職員間で事前に情報を共有しておく。(全国キャラバンメイト連絡協議会の資料より作成〉


行方不明者情報 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/04(Fri) 22:03 No.1765
【大山三郎】【オオヤマサブロウ】さん(86歳)の発見にご協力ください。
居なくなった場所:門司区大字畑 養護老人ホーム 清風園
特徴(着衣の状況等):メガネ、杖所持、耳が遠い。
問い合わせ連絡先:門司警察署 093-321-0110

行方不明者が発見 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/04(Fri) 21:55 No.1764
宮脇恵美子ミヤワキエミコ)さん(77歳)は、発見されました。ご協力ありがとうございました。

広がる薬剤師訪問サービス 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/03(Thu) 20:51 No.1763
私達が、毎年開かれる認知症北九州大会の実行委員を務めている
薬剤師の池田充宏さんが西日本新聞で紹介されている。
昨年の10月19日の記事である。薬剤師の訪問サービスが活性化することは、利用者にとってありがたいことだ・

保健薬局の薬剤師が、体が不自由で外出困難な患者の自宅や入所する有料老人ホームなどを訪ね、調剤した薬を届けたり、服薬指導をしたりする訪問サービスが各地で見られるようになってきた。薬局窓口での指導よりきめ細かな対応であることなどから評判は上々の様子。だだし担い手が少ないことや、需要を満たしてない可能性も指摘されている。(西山忠宏)

「こんにちは」。9月中旬の昼過ぎ、北九州市小倉南区の集合住宅。80代後半の女性の自宅に、薬剤師の池田充宏さん(36)が訪れた。女性は一人暮らしで足が不自由。食事は宅配弁当などで賄う。高血圧、狭心症などに悩み、16種類の薬を毎日飲んでいる。この頃もの忘れも激しいという。
池田さんは残った薬を見せてもらいながら「朝の薬を飲み過ぎていますね」とやんわりと指摘。「(今後間違えないよう)日付を入れておきましょう」と言って薬の袋一つ一つに日付をペンで記入した。貼り薬の具合も尋ねたりして約30分滞在。女性は「ありがたい」と話した。
池田さんが、薬剤師で父親の一信さん(66)などと経営する「池田薬局」(同市小倉北区)で訪問サービスを始めたのは4年前。
対象は市内で利用者は増える一方だ。寝た切りの高齢者や認知症専門の有料老人ホームの入所者、認知症で独居のお年寄りもいる。「訪問サービスは医師の指示が前提で、今は13の医療機関から依頼がある」という。
「くれよん薬局」を福岡都市圏で9店舗展開する「平栄」(福岡市)も、原店(同市早良区)で7月から実施。10月に開業した青葉店(同市東区)でも近く始める予定だ。ただし「ニーズはあるのだが、訪問サービスをやってくれる薬剤師は少なく人材確保は難しい」と平栄の取締役、二本木恵石さん(33)は語る。
薬剤師による訪問サービスは介護保険か公的医療保険に基づくもので、1994年に制度化された。二本木さんによると、ニーズが本格化したのは、国が在宅医療推進策として在宅医療支援診療所制度を新設した2006年以降。「薬剤師にとってまだ新しい分野で、やろうという薬剤師は少ないのでしょう」と二本木さん。訪問サービスに伴う書類作成が大変で敬遠されているとの声もある。
在宅医療に力を入れる「あんのうらクリニック」(同市早良区)の案浦康高院長(51)は「地域によっては供給が需要に追いついていない印象がある」と指摘。その上で「在宅医療は介護職も含めてチームで取り組む時代。薬剤師もいてくれた方がより充実する。薬については医師より薬剤師の方が詳しいので」と話す。
福岡県薬剤師会加盟の保健薬局約2350店のうち、訪問サービスをするとして会ホームページで紹介されているのは735点。同会の西村哲成常務理事(48)は「やる気がある薬局は多いが、
PR不足なのかもしれない。意義を含めてさらにアピールしていく」と語る。

※池田さん!先進の役割をはたしているのですね。北九州にぜひ広げてほしい。昨年開かれた在宅医療連携拠点事業主催の研修会で、白水薬局の薬剤師(戸畑区・北九州)、白水京子さんは在宅医療、福祉の連携の中で薬剤師の果たす役割を強調された。
ある意味で要の役割も果たすことにならないか、訪問によって、認知症の方の実態が見えるからだ。北九州市としても、この拠点事業を引き継いで市全体に広げてほしいと願う。


被災地は2度目のお正月 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/01(Tue) 22:04 No.1762
宮城県・気仙沼市の表情がテレビに映りました。
年配の男性は「こんな災害が2度とおこらないように、早く復興するように」と語りました。
「無事で健康に暮らしたいですね。早く仮設も出たいしね」と語ったのは仮設住宅で暮らす女性です。
別の男性は海から昇る朝日に向い手を合わせ、「一日も早い復興」を祈っていました。

新年あけましておめでとうございます 投稿者:高田芳信 投稿日:2013/01/01(Tue) 21:23 No.1761
新年あけまして おめでとうございます。
本ホームページ・掲示板を活用、ご覧頂いている方々、認知症の人、障害者の人、ご家族のみなさまには、いかがお過ごしでしょうか。穏やかな日々を送られますようお祈り申し上げます。

昨年は大変お世話になりました。若年性の認知症問題、徘徊問題を取り上げ、若年性認知症の問題は市がアンケート調査を実施し、いま、それに基づいて施策が出されます。認知症サポターレベルアップでは、若年性の問題と徘徊を中心にお話をしています。そして、徘徊ではメール配信システムができ、運用が始まりました。小倉南区では守恒地域が3月2日を地域での徘徊模擬訓練をやろうと決め、徘徊だけでなく、子どもの問題、防災も含め
まちづくり協議会を中心にSOS協議会が結成、動きだしました。このように今年は大きく動きだそうとしています。ぜひ、皆さまのご協力をお願いします。同時に、本ホームページで動きを
知らせていきます。今年も何とぞご利用いただきますようお願い申し上げます。

新春に入って、活動がすぐ始まります。その予定をお知らせいたします。

1月9日(水) 午前11時~3時 サン・ドリームひろば 戸畑区の会の事務所を開放します。ご相談でも、だべる場でもあります。会員に限りません。どうぞ、ご来所ください。

1月13日(日)東京の認知症研究研修センターの永田久美子部長が見えて、「SOSネットワーク学習会」を開きます。永田さんは行方不明での本も出版されています。どなたでも参加できます。
●時間 10時半~12時45分まで
●場所 小倉北区大手町11-4
北九州市立男女共同参画センター
ムーヴ 大セミナールーム
最初に創年座による寸劇「いのちをつなぐ!いま私にできること」があります。
講演野テーマは「私たちがSOSネットワークをつくる理由(分け)」
●参加費 500円(資料代)
●主催は認知症・草の根ネットワーク
●後援 北九州市
●申し込みはフアックスで
参加氏名、住所、電話番号を記入のこと
フアックス宛先 093-963-3075
田代宛て
●お問い合わせは電話
090-2968-9463 中村宛て

14日(月) 「明日への伝言板」ラジオ放送
RKB・KBC  18時~18時5分
CROSS FM 18冶55分~19時
北九州市が制作しているラジオ番組。老いを支える
北九州家族の会の活動が高田芳信代表の体験を通して語られます。ナレーターは檀ふみさんです。

17日(木) 認知症等高齢者の家族介護について
主催:小倉北区推進協、あい愛ネット小倉勉強会、認知症高齢者あんしんねっと連絡会
時間:18時半~20時
会場:小倉北区 ムーヴ 5階
演題:『舅・姑・父・母の4人を介護して』
講師:老いを支える北九州家族の会 世話人
増田 淑子
『認知症の家族介護について』
医療の現場から
第一診療クリニック 院長 門田 一法先生
入場料は無料です。
申し込み方法 フアックスで氏名、電話、参加人数
団体名、記入の上申し込みを
フアックス:093-561-7777
申し込み期日 1月15日まで。
問い合わせ先:小倉北区役所 保健福祉課
あい愛ネット事務局
電話 093-582-3440 林・武田

21日(月) 認知症介護家族交流会 午後1時~3時
ウエルとばた 予約は不要です。

2月24日(日) NHKハートフォーラム
主催 NHK厚生文化事業団九州支局
NHK北九州放送局
老いを支える北九州家族の会
認知症草の根ネットワーク
時間 13時~16時半〈開場〉12時半
会場  北九州市ウエルとばた大ホール
戸畑区汐井町Ⅰ-6 JR戸畑駅横
プログラム 基調講演 13時5分~14時5分
「認知症を治療するとはどういうことか」
講師 京都市中京区認知症連携の会。中京東部医師会会長 辻 輝之氏

音楽療法 14時5分~14時20分
後藤クリニック院長 後藤誠一氏

パネルディスカッション 14時25分~16時25分
「地域包括ケアをそれぞれの立場から」
パネリスト 辻 輝之氏
後藤誠一氏
田代清美氏〈ケアホーム なごみ吉志施設長
五郎丸日出雄氏(老いを支える北九州家族の会
副代表・若年性認知症部会委員長〉
コーディネーター 田代久美枝氏 認知症・草の根ネットワーク
理事兼事務局
後援予定 福岡県、北九州市、福岡県社会福祉協議会、北九州市社会福祉協議会

参加費無料
申し込みが必要です
フアックス又はハガキで①郵便番号、住所 ②名前〈振り仮名〉③電話番号 ④フアックス番号を記入の上、お申し込みください。申し込みが2人以上になる場合は、参加者全員の名前を記入してください。
●ハガキ宛先 〒810-8577福岡市中央区六本松1-1-10
●フアックス 092-731-5166
●問い合わせ先 NHK厚生文化事業団 九州支局 「2/24フォーラム」係
電話 092-731-5150
〈平日 午前10時~午後5時〉
締め切り 2月8日(金) 参加者には追って整理券をお送りします。


-理事のつぶやき

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