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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会報誌　平成20年1月号掲載
第14話　正月の事件簿

　①　元旦早々の事件「足袋（たび）脱がせて」事件

妹がベッドの前を通ると「足袋(たび)脱がせて・・・」（注：足袋とは靴下のこと）

と苦しそうな声。かけつけると足が痛いそうです。骨折？？よく見ると、足の指先が真っ赤。真っ赤なお鼻のトナカイを連想させるほどです。布団の中にある電気あんかで低温やけどした模様。「ここが痛い？」と触るたびに苦痛な表情のばばでした。可哀想ですが、けっこう笑えました（ごめんなさい）。

　※後日談・・・指先の赤みと痛みは実はやけどではなく、凍傷ではないかという意見が有力となりました。その後痛みは訴えなくなりました。

　②　「魚はいつできるの？」事件

ベッドの前を通り過ぎると、「魚はいつできるの?」と真顔で聞かれました。

ご飯を食べたすぐ後でしたが、食べている記憶が飛んでいるのかと「魚食べたいの？」と尋ねます。即答「焼いているにおいしたからよ。食べたくはない」とすぐに夢の世界へ・・・・・。

　③ 「おトイレ連れて行って」事件

前日まで、毎日朝の8時か9時ごろにしか「おトイレ連れて行って」と言わなかったばば。仕事始めのその日に限って、私が急いで着替えているのに「おトイレ連れて行って」と訴えられた。さらに休みを挟んで再度出勤の日。「おトイレ連れて行って」この日は夜中の3時でした（トホホ）。なぜ人は人を困らせるようにできているのでしょうか？

　④ 「いったいあの子は何しに来たの？」

毎年大好きな息子が東京からやってきます。今年もばばに会いにやってきました。そして帰る日、「じゃあ帰ります」「気をつけて」と親子の会話。その後聞くと「挨拶なんかしてないよ」とのこと。さらに1週間後、「いったいあの子は何しに来たの？」と尋ねます。（薄情なばば・・・）。

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